従来の揚げ物に比べカロリーは低く抑えられ、ヘルシーさで人気が出ています。もちろん、昔ながらに油を使って揚げるタイプの電気フライヤーもあります。
目次
電気フライヤーとは
電気フライヤーとはその名の通り、火ではなく電気を使って揚げ物を作るフライヤーです。火を使わないのでその分安全性で有利で、かつお手軽に使えます。
キッチンではなくテーブルの上に置いて調理し、そのまま揚げたてをいただく。そういう使い方ができる電気フライヤーも多いです。全般に、コンロより手軽に揚げ物を作れる家電と言っていいでしょう。
簡単に調理できるので、自炊を始めたばかりなど、お料理初心者の方にもおすすめです。
電気フライヤーの使い方は簡単?
製品にもよりますが、多くの電気フライヤーではまず食材をセットし(油を使うタイプは油も)、その後は温度を調整。タイマー付きの機種なら、時間をセットします。
火で揚げ物を作る際と同じように、出来あがり具合を見ながら調理できる電気フライヤーもありますが、多くの製品の場合、温度と時間をセットすればあとはフライヤーにおまかせです。
フライヤーによってはレシピが付属している製品もあり、お料理ごとの温度や時間を記載してくれています。
電気フライヤーの注目したい機能・性能
電気フライヤーの注目したい機能・性能は、以下の3つです。
- ノンオイル
- 温度調整
- 時間設定
ノンオイル
最近の電気フライヤーで、一番注目の機能でしょう。油を使わないので安全ですし、お手軽に揚げ物を作れます。油を使うタイプの場合は固めて捨てる油処理が必要ですが、ノンオイルならその作業も不要です。
設定できる温度も高温になっており、今や家庭用の電気フライヤーでは主流になりつつあると言っても過言ではありません。
温度調整
ほとんどの電気フライヤーでは、温度を調整する機能が付いています。おおむね50〜200度ほどの範囲で設定できるフライヤーが多いです。
特にノンオイルタイプの電気フライヤーの場合、オイルの量を調節することが無いため、温度と時間の設定がお料理の出来を決める大きなファクターになります。できるだけ温度調整の幅が広い製品の方が有利でしょう。
時間設定
前述の通り、ノンオイルでは温度と時間が味を決めると言っても言い過ぎではありません。ほとんどの電気フライヤーは、細かい時間設定が可能です。
中には、1分単位で時間を設定できる電気フライヤーもあります。できるだけ細かく時間設定できる製品の方が、調理の幅は広がるでしょう。
電気フライヤーの油処理や洗い方とは
電気フライヤーに限りませんが、油を使う場合、油をそのまま捨ててはいけません。必ず油を固める処理(油凝固剤を使う)を行い、流しに捨てるのではなく、燃えるゴミとして出しましょう。
油をそのままキッチンの流しに捨ててしまうと、配水管が詰まるなどの不具合が起こる可能性があります。
ノンオイルタイプの場合は油処理は不要ですし、内部の容器も、外して水洗いできる製品が多くなっています。
電気フライヤーのおすすめメーカー
電気フライヤーのおすすめメーカーは、以下の2つです。
- 山善
- ダイシン商事
山善
リーズナブルな家電製品でおなじみの山善です。電気フライヤーも手がけており、価格の安い製品が多くなっています。アマゾンでは、6,000円を切る製品もあります。
そしてこれも同社の他分野の製品同様、安価でも基本機能がしっかりした製品が多く、当然のようにアマゾンでも人気になっています。
ダイシン商事
揚げ物店で見かけるような、業務用の本格派フライヤーを手がけているメーカーです。家庭用としても、コンパクト・省スペースな製品を販売しています。
基本的に油を使うタイプのフライヤーで、家庭向けと言っても、業務用で培われた本物のノウハウはそのまま。小型でも容器が2つの製品もあり、たくさん、いろんな種類の食材を揚げる際に重宝します。
電気フライヤーの選び方
電気フライヤーの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- オイルかノンオイルか
- 必要なお料理の量で選ぶ
- 価格で選ぶ
オイルかノンオイルか
電気フライヤーを選ぶ際は、油を使うタイプにするか・油を使わないタイプにするかをまず考えるべきでしょう。ダイシン商事の製品のように、本格派のフライヤーでは油を使うものが多いです。
ノンオイルの製品もかなり高温にできますが、基本的にはボタンを押せば後はフライヤーにおまかせの調理になります。こちらの方がお手軽ですが、食材の具合を見ながら調理したい、という方なら油を使うタイプを選ぶべきでしょう。
必要なお料理の量で選ぶ
家庭向けの電気フライヤーでは1リットルほどの容量の製品が主流ですが、中には3リットルもの容量を持つフライヤーもあります。家族の人数が多かったり、大人数で食事する機会が多いのなら、容量の大い製品の方が便利でしょう。
反対に、一人暮らしだったり外食が多い場合は小さい容量の方が扱いやすく、片付けの手間もラクになりやすいです。
価格で選ぶ
家庭用の電気フライヤーでは、1万円前後が主流の価格帯と言えるでしょう。これくらいのクラスであれば温度調整やタイマー設定など、基本的な機能に関してはほぼ備えているはずです。
もちろん山善のようにもっと安価で、かつ基本性能もしっかりした製品もあります。業務用でも使えるような製品はさすがに値が張りますが、コンパクトな製品なら2〜3万円ほどです。
電気フライヤーおすすめ8選
山善 揚げ物の達人 YAC-M121(W)
山善 揚げ物の達人 YAC-M121(W)の仕様・製品情報
サイズ | 29×20×18.5cm |
重量 | 2.4kg |
消費電力 | 1250W |
油温調節範囲 | 約160度〜約200度(油温) |
山善 揚げ物の達人 YAC-M121(W)のおすすめポイント3つ
- アマゾンで6,000円以下
- 温度調節機能付き
- 油切り網付属
山善 揚げ物の達人 YAC-M121(W)のレビューと評価
気軽に買える、コスパ良好なフライヤー
お手頃な価格で、かつ高品質な家電製品で知られている山善の電気フライヤーです。こちらの製品も、アマゾンで6,000円を切るリーズナブルな価格です。
温度調節機能はもちろん、プラグには安全に配慮したマグネットプラグを用い、なべはフッ素加工。油切り網も付属と、山善らしいコストパフォーマンスの高い一品です。
象印 あげあげ メタリックカカオ EFK-A10-TJ
象印 あげあげ メタリックカカオ EFK-A10-TJの仕様・製品情報
サイズ | 30×17×18㎝ |
重量 | 2.1kg |
消費電力 | 1000W |
油温調節範囲 | 約160度〜約200度 |
象印 あげあげ メタリックカカオ EFK-A10-TJのおすすめポイント3つ
- 大きなエビも丸ごとOK
- 1000kwのハイパワー
- お食事時にもそのまま使える
象印 あげあげ メタリックカカオ EFK-A10-TJのレビューと評価
コンパクトでも、ゆとりサイズのフライヤー
コンパクトな本体ながら横幅は30cmあり、大き目のエビもまるごと揚げることができます。1000Wのハイパワーで、温度調節も160〜200度で可能。
調理時に使うだけでなく、水分に気をつければテーブルに置いてそのままお食事時にも。揚げたてのホクホクを楽しむことができます。
D-STYLIST スクエアフライヤー KK-00458
D-STYLIST スクエアフライヤー KK-00458の仕様・製品情報
サイズ | 25×19.5×19.5cm |
重量 | 約1.2kg |
消費電力 | 840W |
油温調節範囲 | 約140〜190度 |
D-STYLIST スクエアフライヤー KK-00458のおすすめポイント3つ
- 小さな四角形型
- 内容量1.2リットル
- 卓上にもマッチするデザイン
D-STYLIST スクエアフライヤー KK-00458のレビューと評価
四角形で卓上でもマッチするフライヤー
名前の通り、四角形の形状の電気フライヤーです。タテヨコの長さは19.5×19.5cm。これだけコンパクトでありながら、内容量は1.2リットルもなります。
内部にはもちろん網も付属しているので、蓋を開けて、すぐに揚げたてをいただけます。デザイン的にも、テーブルに置いても違和感のない仕上りです。
KONKA 電気フライヤー KGKZ-2202
KONKA 電気フライヤーの仕様・製品情報
サイズ | 18×19×26cm |
重量 | 3kg |
消費電力 | 1000W |
温度調節範囲 | 80〜200度 |
KONKA 電気フライヤーのおすすめポイント3つ
- 揚げ物でもカロリー控え目に
- 油なしでも多彩な料理
- 広範囲な温度設定
KONKA 電気フライヤーのレビューと評価
油を使わない電気フライヤー
油を使わないタイプの電気フライヤーです。油を使わないため、同じ揚げ物料理でもカロリーを大幅に抑えて作ることができます。
油なしでも天ぷらやから揚げなどの揚げ物から、ローストビーフ、ケーキなども大丈夫。温度も80〜200度と、かなり広範囲に設定できます。
わがんせ 電気フライヤー RJ874WH
わがんせ 電気フライヤー RJ874WHの仕様・製品情報
サイズ | 32×29.5×36cm |
重量 | 5.04kg |
消費電力 | 1200W |
温度調節 | 90〜210度 |
わがんせ 電気フライヤー RJ874WHのおすすめポイント3つ
- 最大温度210度
- 高速な空気循環機能
- 食材・温度・タイマーセットだけの簡単操作
わがんせ 電気フライヤー RJ874WHのレビューと評価
油なし、カンタン操作のフライヤー
油なしで調理できるタイプの電気フライヤー(ノーオイルフライヤー)です。油なしでも、最大温度210度の高温で空気を高速に循環することで、からっとした揚げ物を作ることができます。
から揚げのほかフライドポテトやとんかつ、コロッケもOK。食材を入れ、温度とタイマーをセットするだけの簡単操作です。
タイガー 「はやあげ」 電気フライヤー CFE-A100-T
タイガー 「はやあげ」 電気フライヤー CFE-A100-Tの仕様・製品情報
サイズ | 26.4×21.1×22.4cm |
重量 | 約2.1kg |
消費電力 | 905W |
タイガー 「はやあげ」 電気フライヤー CFE-A100-Tのおすすめポイント3つ
- 昔ながらのお鍋デザイン
- テーブルの上でそのまま食べられる
- 長いコードでコンセントが遠くても大丈夫
タイガー 「はやあげ」 電気フライヤー CFE-A100-Tのレビューと評価
お鍋のように使ってそのまま食べられる電気フライヤー
昔ながらのお鍋のようなデザインが印象的な電気フライヤーです。そのままテーブルの上で調理して出来たてをいただくことができ、「団らんタイプ」と名付けられています。
なべはそのまま丸洗いOK。コードも3mもあるので、テーブルからコンセントが離れていても安心です。
ダイシン商事 電気フライヤー FL-DS8
ダイシン商事 電気フライヤー FL-DS8の仕様・製品情報
サイズ | 30.5×42.5×34cm |
重量 | 8.2kg |
消費電力 | 1400W |
温度調節範囲 | 50〜190度 |
ダイシン商事 電気フライヤー FL-DS8のおすすめポイント3つ
- 業務用としても使用可
- 取っ手付きで移動がラク
- 強力な安全設計
ダイシン商事 電気フライヤー FL-DS8のレビューと評価
小型・省スペースの本格電気フライヤー
業務用としても使われる、本格派の電気フライヤーです。とは言え小型・省スペースになっており、本体に取っ手が付いているので移動もラクです。
感知部が油を感知しないとヒーターが動作しないという安全設計。大きくて分かりやすい操作パネル付きで、ランプで運転状況が簡単に把握できるようになっています。
ダイシン商事 電気フライヤー FL-DS4W
ダイシン商事 電気フライヤー FL-DS4Wの仕様・製品情報
サイズ | 47×37×30.5cm |
重量 | 9.4kg |
消費電力 | 1400W×2 |
温度調節範囲 | 50〜190度 |
ダイシン商事 電気フライヤー FL-DS4Wのおすすめポイント3つ
- 揚げる容器が2か所
- 2つのお料理を同時に作れる
- 大家族やパーティで便利
ダイシン商事 電気フライヤー FL-DS4Wのレビューと評価
2つのお料理を同時にできる電気フライヤー
上のFL-DS8と同じダイシン商事の電気フライヤーです。FL-DS4Wは、揚げる部分が2つになっているタイプです。
強力な安全設計や大きな操作パネルはそのままに、容器が2つあるので、いろんな揚げ物をたくさん作る際に便利。人数の多いご家庭や、パーティで使う際におすすめのフライヤーです。
[山善] 電気フライヤー 家庭用 卓上 コンパクト ダイヤル式 温度調節 油切り網付き シルバー YAD-F800(S)
10% オフ太知ホールディングス(ANABAS) 電気フライヤー おウチで揚げもの屋さん (2.5L) KFM-2500
電気フライヤー FL-DS6 一槽式 3年保証 ミニフライヤー 卓上フライヤー 厨房機器 フライヤー 業務用フライヤー 卓上電気フライヤー 揚げ物 調理器具 家庭用 6L
まとめ
電気フライヤーを選ぶ際、大きなポイントになるのがオイル/ノンオイルのどちらを選ぶかでしょう。カロリーを気にするなら断然ノンオイルタイプですが、大量に作る場合や、より高温で揚げるならオイルの方が有利な場合もあります。
とは言え、最近のノンオイル(ノーオイル)フライヤーは十分高温での揚げになっており、よほど仕上りにこだわるのでなければ、ノンオイルタイプで十分な場合も多そうです。