


目次
液タブ(液晶ペンタブレット)とは
液タブとは、液晶ペンタブレットの略です。ペンタブレットのうち、液晶画面に専用ペンで直接書くことのできる製品で、ペンディスプレイと表記しているメーカーもあります。逆に、液晶画面でなく、手元の専用プレートにペンをあてて書くタイプを板タブと呼んでいます。
板タブがマウスに似て、字や絵を書いている場所と線が現れる画面にギャップがあるのと比べ、液タブは専用ペンの先の画面に線が現れるのが目で見えます。そのため、手書き同様思いどおりの絵が描きやすいのです。
タブレットPCのスタイラスペンに似ていますが、液タブは単に触ったというだけでなく筆圧も感知します。そのため繊細なペンのタッチも再現され、筆やペン、鉛筆といったアナログな筆記具と同じような感覚で使えます。紙に描いてスキャナーでとる、といった手間もかかりません。
液タブのイラスト以外の使い道は?
液タブにはイラスト以外の使い道も数多くあります。
WindowsのWordやExcelで「描画」モードを選ぶと、ワード文書やエクセルの表に液タブからペンで説明書きなどが追加可能。Photoshopなどの写真編集ソフトでも同様の描画記入で写真を使ったイラスト描きや編集の際のブラシ入れなどにも使えます。
Zoom会議中などプレゼン資料に分かりやすくマーキングを入れたり、CADの設計図の作成もできたりなどビジネス用途でも活用可能。単に資料用サブモニターとしてデスクトップの横に置くなど、液タブはイラスト以外にも多くの使い道があるデバイスです。
パソコン不要の液タブはある?
パソコン不要の液タブはあります。
一番分かりやすいのは今回紹介したiPadなど、描画に長けた高精細ディスプレイと専用ペンを備えたハイスペックなタブレットです。画面は12インチほどまでと小さくなりますが、1台ですべてをこなすオールインワン機器としての利便性は抜群。
またWindows OSを搭載した液タブもパソコン不要。Core-i 5以上などハイスペック機器になると液タブとパソコンを連動させた通常のペンタブレットとしても使える2Wayモデルになります。Android端末対応ならスマホとの連携機能も可能、液タブはパソコンがなくても大いに活躍できる機器です。
液タブと板タブの違い
液タブは液晶タブレットの略で、板タブは一般的にペンタブレットと呼ばれるもの。
液タブと板タブの違いは、スタイラスペンで描いたイラストが実際に見れる場所にあります。液タブでは液晶ディスプレイにペンで描いたイラストがそのまま画面に出る一方、板タブはタブレットと連動させたパソコン画面に出ます。
そのため一般的に板タブの方がユーザーには馴染みにくく、使いこなすにはそれなりの時間が必要です。
また液タブでの描画の方が紙に鉛筆で描いているときに近い感覚になり、パソコンとつなげれば板タブの機能も果たします。
その分、価格は液タブの方が高くなりますが、初心者の方には液タブがあっていると言えるでしょう。
液タブ(液晶ペンタブレット)の定番人気メーカー
液タブ(液晶ペンタブレット)の定番人気メーカーは、以下の3つです。
- ワコム(Wacom)
- HUION
- XP-PEN
ワコム(Wacom)
ペンタブレットといえばワコムと連想するくらい代表的な老舗メーカーです。2018年は創立35周年を迎えました。
長年の技術の蓄積と、サポートも受けやすい日本メーカーという安心感から、プロなら必ずワコム製品を選ぶと言っても良いくらいの定番です。液タブの画面サイズも13.3型から31.5型まで揃っており、パソコンなし単体で使えるモバイル用液タブまで選べるメーカーは、ワコムだけです。
しかし、もしデメリットもあげなければならないとすると、高価だという点があげられます。プロなら仕事用液タブに投資しても元は取れますが、初心者が「ちょっとお絵かきしてみたい」と購入する価格としては、少々高価かもしれません。
HUION
HUIONは中国のパソコン周辺機器メーカーです。液タブも板タブも製造販売しています。
「液タブは高価なもの」という常識と、中国製品は安かろう悪かろうという先入観をくつがえし、初心者でも買いやすい価格帯で、思い通りの絵が描けるという液タブを市場に投入してきたメーカーの一つです。
人気のポイントは、やはり安さでしょう。一方で、アップルiPad ProやマイクロソフトSurfaceなどのタブレット端末で液晶画面にスタイラスペンで書き込める製品が一般的になり、液タブの価格も比較対象ができたことで、「iPadに比べてこの価格でこんなに繊細な線が描けて大画面なら安い!」と実感しやすくなったことも関係ありそうです。
XP-PEN
XP-PENは、2005年設立の比較的新しいペンタブメーカーです。公式サイトによると日本にルーツがあるそうで、アメリカ、中国、日本にもオフィスがあります。
XP-PENの液タブには、ハイスペックの液タブもありますが、機能が基本的・限定的な安い機種もあります。初心者がはじめて液タブを買うとき、XP-PENのように安いエントリーモデルがあると買いやすいですよね。
液タブ(液晶ペンタブレット)の選び方
液タブ(液晶ペンタブレット)のおすすめの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- 液晶画面のサイズで選ぶ
- 筆圧レベルで選ぶ
- 色空間のカバー率で選ぶ
液晶画面のサイズで選ぶ
直に絵が描け、そのまま電子化できるのが魅力の液タブ。等倍で描くには書き込み画面のサイズは重要です。
例えば、漫画原稿を描くなら、B5(257×182mm)やA4(297×210mm)に近い大きさがないと全体像が見えにくく描きにくいでしょう。液タブ画面の大きさでいうとだいたい15型(アスペクト比16:9の場合は33.2×18.7mm程度。メーカーにより多少の差があります)。
しかし、大きければ大きいほど良いかというと、大画面液タブは価格だけでなく重量も上がってしまいます。常に持ち歩きメモのようにさらっと描いてTwitterに上げるような使い方なら、サイズは小さい方が便利でしょう。
筆圧レベルで選ぶ
筆圧は、強く押しつければ太い線に、軽く書けば細い線に、スッと力を抜けば先が自然に細くなっていく等々、タッチを忠実に再現するために必要な機能です。この数値が大きいほど、力の入れ具合が細かく描線に反映されるわけです。さらにペンの角度感知機能が付いている液タブもあります。
現時点では8192が最高レベルです。筆圧については、液タブの性能の中でももっとも進歩が著しいポイントでもあります。少し前の高級液タブの性能が、今では格安液タブで普通に採用されているような状況です。
「ちょっと前に液タブが欲しかったけど、高くてあきらめた」という人は是非チェックしてみてください。欲しかった機能満載の液タブが、お手ごろ価格で提供されているはずです。
色空間のカバー率で選ぶ
液晶に限らず、デジタル機器が再現できる色の種類は、人間が目で見わけられる色の範囲より狭くなっています。この範囲を色空間といい、データをやりとりをする機器間で色空間が異なっていると、正しく表示できません。液タブで塗った色が、パソコンのモニターに表示してみると印象が違う、ということがあるのはこのためです。
国際電気標準会議(IEC)が定め、もっとも一般的に使われている色空間がsRGBです。一方、以前から業務用に使われていて、最近は一般向けデジタル機器でも使われることが多くなってきた色空間がAdobe RGBです。Adobe RGBの方がsRGBより範囲が広く、より人間の目に自然な色合いの再現が可能です。
液タブの性能で、Adobe RGBに対して何%の再現率とあるのは、この程度を表しています。少し前の機種では、sRGBを基準に何%と表示している場合もあるので、比較するときには注意が必要です。
液タブ(液晶ペンタブレット)のおすすめ14選
おすすめの液タブ(液晶ペンタブレット)を紹介します。
ワコム 液タブ Wacom Cintiq 16 ブラック DTK1660K1D
最初に紹介するおすすめの液タブ(液晶ペンタブレット)は、「ワコム 液タブ Wacom Cintiq 16 ブラック DTK1660K1D」です。
表示サイズ | 15.6型 |
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最大表示解像度 | FHD:1920×1080ピクセル |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | 1677万色 |
外形寸法 | 422×24.5×285 mm |
質量(液晶) | 1.9㎏ |
- プロ仕様のワコム最新モデル「Wacom Pro Pen 2」が同梱、旧モデルより4倍の筆圧向上で紙にペンで描く感覚を再現
- 画面は光沢のあるIPS液晶の15.6型でフルHDの高解像度、外からの映り込みを軽減させるAGフィルムを実装
- 「3 in 1」の3つ分かれケーブルで、HDMI・USB・電源の3つのケーブルを一度にPCなどのデバイスに接続できる
「ワコム 液タブ Wacom Cintiq 16 ブラック DTK1660K1D」の特徴
業界最大手メーカー・ワコム社による「Wacom Pro Pen 2」が使用可能、現在「Amazon’s Choice」にも選ばれた人気モデルです。
WindowsはもちろんMac OSにも対応、ペンが人間工学に基づく握りやすい形状なのも嬉しいところ。
プロ仕様のペンが使える高精細な描写力を持ち、初心者から中級者まで使えるモデルをお探しの方におすすめします。
ワコム Wacom Cintiq Pro 16 液晶ペンタブレット DTH-1620/AK0
次に紹介するおすすめの液タブ(液晶ペンタブレット)は、「ワコム Wacom Cintiq Pro 16 液晶ペンタブレット DTH-1620/AK0」です。
表示サイズ | 15.6型 |
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最大表示解像度 | 4K:3840 x 2160 |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | 1677万色・Adobe RGB94% |
外形寸法 | 410×265×17.5㎜ |
質量(液晶) | 1.5㎏ |
- 筆圧レベル8192の最新「Wacom Pro Pen 2」に対応、Adobe RGBが94%の4K高精細ディスプレイを搭載
- ペンと共に本体もエルゴノミクスデザインで長時間使用でも疲れにくく、下部には滑りにくいラバーパッドを使用
- USBに加えUSB Type-C、HDMIや4K対応のMini DisplayPort・DisplayPortにも対応で充実のインターフェース
「ワコム Wacom Cintiq Pro 16 液晶ペンタブレット DTH-1620/AK0」の特徴
Adobe RGBが最大98%・1677万色のカラー表現ができる4Kの高精細なIPS液晶ディスプレイを備えた圧倒的な描写力を持つモデルです。
マルチタッチ機能のオンオフができる物理スイッチや両サイドに4つのエクスプレスキーがあるなど旧型より利便性も向上しました。
20万円前後の最高値の中、長時間使用でも疲れにくく最高クラスの描写力を極めたハイエンドモデルをお探しの方におすすめします。
ワコム Win10搭載 液タブ Wacom Mobile Studio Pro 13 DTHW1321LK1D
次に紹介するおすすめの液タブ(液晶ペンタブレット)は、「ワコム Win10搭載 液タブ Wacom Mobile Studio Pro 13 DTHW1321LK1D」です。
表示サイズ | 13.3型 |
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最大表示解像度 | WQHD (2560 x 1440) |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | 1677万色・Adobe RGB72% |
外形寸法 | 229 x 367 x 17 mm |
質量(液晶) | 1.44㎏ |
- 液タブでも「Windows 10 Home」搭載、CPUはCore i5-8269U・メモリは8GBとミドルクラスのパソコン性能あり
- ストレージは128GBの大容量で起動の速いSSDを採用、Bluetooth5.0対応、USB Type-CやSDXCカードスロットあり
- 圧倒的な描写力のある「Wacom Pro Pen 2」に対応、HDMI端子でMacなどPCにつなぐことも可能
「ワコム Win10搭載 液タブ Wacom Mobile Studio Pro 13 DTHW1321LK1D」の特徴
Windows OS搭載でパソコン不要、液タブ1つあるだけで多機能に使いこなせるオールインワンのモデルです。
ただ多くの機能を詰め込んでいるだけに、Amazonレビューでは故障が多いとの指摘が少なからずあります。
パソコン不要の機種の中、Windows OS搭載で持ち運びやすい13インチ程度の小型モデルをお探しの方におすすめします。
HUION液タブ13.3インチ Kamvas 13 GT1331-Green
次に紹介するおすすめの液タブ(液晶ペンタブレット)は、「HUION液タブ13.3インチ Kamvas 13 GT1331-Green」です。
表示サイズ | 13.3型 |
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最大表示解像度 | FHD:1920×1080ピクセル |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | Adobe RGB 92% |
外形寸法 | 36.65 x 21.74 x 1.18 cm |
質量(液晶) | 2.58㎏ |
- 液タブの利用以外でも、Type C同士の接続によってPC画面に描画される板タブ(ペンタブ)としても利用可能
- 画質はフルHDでAdobe RGBカバー率が92%の豊富なカラー描写が可能、光の反射を抑制するアンチグレア・フィルム実装
- 3 IN 1ケーブル仕様で赤いUSB接続端子でパソコンからの給電に対応、スタンドは14.5度から45度まで6段階アングルに対応
「HUION液タブ13.3インチ Kamvas 13 GT1331-Green」の特徴
黒・紫・緑の3色のカラーリング、一部のAndroid端末(DEXとPCモードをサポート)との連携でパソコン不要にもなるモデルです。
傾き検知がプラスマイナス60度、筆圧レベルも8192で繊細な描画ができるペンが充電不要である点も見逃せません。
3万円前後の安い価格帯の中、液タブと板タブの両用モデルでどちらがいいか試したい初心者の方におすすめします。
HUION 液タブ 液晶ペンタブレット Kamvas Pro22 HA-JP-GT2201-PN05
次に紹介するおすすめの液タブ(液晶ペンタブレット)は、「HUION 液タブ 液晶ペンタブレット Kamvas Pro22 HA-JP-GT2201-PN05」です。
表示サイズ | 21.5型 |
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最大表示解像度 | FHD:1920×1080ピクセル |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | Adobe RGB92% |
外形寸法 | 589 x 344 x 21mm |
質量(液晶) | 4㎏ |
- 画面は21.5インチのビッグサイズ、タッチバーにショートカットキーが20個あり使い勝手に合わせてカスタマイズ可能
- フルHD画質でAdobe RGB 92%の高精細な色表現が可能、視野角がほぼ180度なので色んな姿勢でイラストが描ける
- 専用のデジタルペン「PW500」はバッテリー不要、読み取り速度が遅延を最大限に抑える266PPSのプロ仕様
「HUION 液タブ 液晶ペンタブレット Kamvas Pro22 HA-JP-GT2201-PN05」の特徴
アンチグレア・ガラス製で1670万色のフルカラー表示ができる21.5インチ大画面を備えた多機能なプロ仕様モデル。
USBに加え、HDMI・VGA・DPなど豊富なインターフェースも魅力です。
プロ仕様の中では安い10万円以下の中、ショートカットキーがかなり多く物理操作に優れた大型モデルをお探しの方におすすめします。
XP-Pen 液タブ 21.5インチ Artist 22セカンド ArtistceconD220FF_JP
次に紹介するおすすめの液タブ(液晶ペンタブレット)は、「XP-Pen 液タブ 21.5インチ Artist 22セカンド ArtistceconD220FF_JP」です。
表示サイズ | 21.5型 |
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最大表示解像度 | FHD:1920×1080ピクセル |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | Adobe RGB 90% |
外形寸法 | 53 x 33 x 2.5 cm |
質量(液晶) | 5.05㎏ |
- Adobe RGB≧90%・sRGB≧122%の多彩な色精度を備えた22.1インチの大型液晶の2021年最新モデル
- USB Type Cケーブル同士でつなげられるのでMac Bookにも1ケーブルで接続可能、Windows OSやChrome OSにも対応
- 専用スタイラスペン「PA6」は充電不要、応答速度は8msで視差も少なく傾き検知はプラスマイナス60度
「XP-Pen 液タブ 21.5インチ Artist 22セカンド ArtistceconD220FF_JP」の特徴
業界最大手の1つ・XP-Pen社による漫画イラスト・写真加工・テレワークなど多機能に使える現在「Amazon’s Choice」の人気モデルです。
Adobe Photoshop・Illustrator・SAI・CLIP STUDIO PAINTなど対応ソフトの豊富さも魅力、ただパソコンなしでは使えないのでご注意を。
5万円前後の中価格帯の中、MacBookとの相性が良く多機能に使い回せる大型液晶モデルをお探しの方におすすめします。
XP-Pen 液タブ 23.8型 2K QHD Artist24 Pro
次に紹介するおすすめの液タブ(液晶ペンタブレット)は、「XP-Pen 液タブ 23.8型 2K QHD Artist24 Pro」です。
表示サイズ | 23.8型 |
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最大表示解像度 | QHD:2560×1440ピクセル |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | Adobe RGB 90% |
外形寸法 | 63.2 x 37 x 44.8 cm |
質量(液晶) | 10㎏ |
- フルHDの2倍の高解像度でより鮮明な描画ができる「2K QHD(2560 X 1440)」ディスプレイ搭載で23.8インチの超大型サイズ
- 20個のショートカットキーに加え2個のレッドリングホイールを搭載、左右配置なので左利きユーザーも快適に操作できる
- USB-C to USB-Cケーブルに対応でMacBookとの接続が簡単、最大60度の傾きを検知する充電不要「PA2 スタイラスペン」が同梱
「XP-Pen 液タブ 23.8型 2K QHD Artist24 Pro」の特徴
ほぼ24インチの大画面のQHD画質でありながらAdobe RGBが90%の広い色彩表現も可能なプロ仕様モデルです。
20個のショートカットキーはセンサー式のタッチボタンを採用、ただ10㎏の重さが残念なところ。
10万円前後の価格帯の中、20インチ以上の大画面でフルHD以上の高精細な描画ができるプロ仕様モデルをお探しの方におすすめします。
GAOMON 液晶ペンタブPD156 PRO 15.6 A2.PD156P-0-EN0000-0-JP
次に紹介するおすすめの液タブ(液晶ペンタブレット)は、「GAOMON 液晶ペンタブPD156 PRO 15.6 A2.PD156P-0-EN0000-0-JP」です。
表示サイズ | 15.6型 |
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最大表示解像度 | FHD:1920×1080ピクセル |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | 16.7m・NTSC色域:88% |
外形寸法 | 442×274×12.5mm |
質量(液晶) | 非公開 |
- ラウンドキーと9つのショートカットキーに加え、ショートカットキーのカスタマイズ機能を操作するOSDキーもあり
- IPS液晶は視差を抑止するフルラミネーション加工、反射光を抑えるアンチグレア・フィルム実装でフルHDの高解像度
- デジタルペン「AP50」は最大266PPSで読み取り速度が速い、2個のショートカットキーつきで電源不要
「GAOMON 液晶ペンタブPD156 PRO 15.6 A2.PD156P-0-EN0000-0-JP」の特徴
筆圧レベル8192で傾き検知プラスマイナス60度など精細なタッチができる「AP50」スタイラスペンに対応したコスパの高いモデルです。
ラウンドキーではキャンバスの拡大・縮小も可能、USB Type-C対応でMacBookにも1ケーブルで接続できます。
4万円前後の低価格帯の中、ショートカットキーなど物理ボタンが多く初心者にも操作しやすいモデルをお探しの方におすすめします。
GAOMON液タブPD1161 11.6型
次に紹介するおすすめの液タブ(液晶ペンタブレット)は、「GAOMON液タブPD1161 11.6型」です。
表示サイズ | 11.6型 |
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最大表示解像度 | FHD: 1920×1080ピクセル |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | NTSCカバー率72%・約100% sRGB |
外形寸法 | 361.6 x 200 x 13mm |
質量(液晶) | 866g |
- 重さ1㎏弱、11.6インチの小型サイズで持ち運びに便利、現在Amazonで1万円台と非常に安い
- 8個のショートカットキーはカスタマイズ可能、スタイラスペン「PD1161」は8192の筆圧レベルで電源不要
- フルHDの液晶画面には反射防止フィルムを実装、266PPSの反応率で描画の際の遅延を抑制
「GAOMON液タブPD1161 11.6型」の特徴
NTSCカバー率72%、16.700万色の色彩表現のディスプレイを備え、持ち運びに最適な標準タブレットと同サイズの小型モデルです。
パネル視野角が180度に近いので、色んな姿勢で漫画イラストなどの描画ができるのも嬉しいところ。
最安値の価格帯の中、初心者の入門機として10インチほどの小型モデルをお探しの方におすすめします。
2022 Apple iPad Air (Wi-Fi, 64GB)ブルー(第5世代)
次に紹介するおすすめの液タブ(液晶ペンタブレット)は、「2022 Apple iPad Air (Wi-Fi, 64GB)ブルー(第5世代)」です。
表示サイズ | 10.9型 |
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最大表示解像度 | 2,360 x 1,640ピクセル |
筆圧レベル | 非公開 |
最大表示色 | 非公開 |
外形寸法 | 247.6×178.5×6.1mm |
質量(液晶) | 461g |
- 前世代より最大で60%高速化されたApple開発の新CPU「M1チップ」搭載、iPad Air(第5世代)の2022年最新モデル
- ハイコントラストで反射を抑える「Liquid Retinaディスプレイ」仕様、2,360 x 1,640ピクセルでFHDより高い解像度を表現
- 広い色域の「P3」採用でsRGBよりも鮮やかな色を表現、500ニトの輝度で日中の日差しが明るい中の使用にも最適
「2022 Apple iPad Air (Wi-Fi, 64GB)ブルー(第5世代)」の特徴
別売りの「Apple Pencil」と組み合わせればパソコンは不要、本体だけで液タブの機能を果たすiPad Airの最新モデルです。
新たにブルーを加えた5色のカラーバリエーションも鮮やか、カメラ・ビデオ機能や音楽スピーカーとしても最高の性能を誇っています。
パソコン不要、タブレットだけでイラストが描けて、写真や動画編集にも使える最新ハイエンドモデルをお探しの方におすすめします。
XP-Pen Artist12
XP-Pen Artist12の仕様・製品情報
表示サイズ | 11.6型 |
最大表示解像度 | 1920×1080ピクセル |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | Adobe RGB72% |
外形寸法 | 364.11×218.87×11.5mm |
質量(液晶) | 1.5kg(スタンドのぞく) |
- 視野角178°・アンチグレアパネル
- 小さく持ち運びしやすい
- ペンが六角形・充電不要
XP-Pen Artist12のレビューと評価
鉛筆みたいなペンで初心者でも描きやすい
XP-Pen Artist12は液タブの中では最も小型の11.6インチ。持ち運びに便利な小型の液タブです。ペンが六角形で転がりにくいのも、外で使うには良い点です(専用ペンスタンド同梱)。芯が沈み込まないのも、XP-Pen Artist12の特徴です。パッシブペンなので充電は不要です。
GAOMON PD1560
GAOMON PD1560の仕様・製品情報
最大表示解像度 | 1920×1080 |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | NTSC 72% |
外形寸法 | 452.4×252×19.5mm |
質量(液晶) | 1.58kg |
- 視野角の広いIPS液晶
- 8192レベルの圧力感知
- ショートカットキー10個
GAOMON PD1560のレビューと評価
10個のショートカットキーで自分好みにカスタマイズできる
GAOMON PD1560は、4万円前後と安いのに使いやすいと評判です。ショートカットキーが10個あり、自分の使いやすいようにカスタマイズしやすい液タブです。
GAOMON PD1560は、IPSパネルを使用し視野角の広い見やすい画面です。また、180°回転させて左利き用にも使用できます。
XP-Pen Artist 16 Pro
XP-Pen Artist 16 Proの仕様・製品情報
表示サイズ | 16型 |
最大表示解像度 | 1920×1080ドット |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | Adobe RGB92%(1670万色) |
外形寸法 | 405×255×30mm |
質量(液晶) | 記載なし |
- Adobe RGBの92%をカバーする広い色域
- 4kディスプレイと同時に使える
- 視野角が広く見やすいIPSパネル
XP-Pen Artist 16 Proのレビューと評価
色のきれいな液タブ
XP-Pen Artist 16 Proは、Adobe RGBの92%をカバーする広い色域が特徴です。4kディスプレイとの同時使用が可能です。XP-Pen Artist 16 Proの液晶自体もアンチグレアで反射が抑えられ、視野角187°のIPSパネルを使用しているため、傾けても見やすいです。
Wacom(ワコム) MobileStudio Pro 13 i5 128GB (DTH-W1320L/K0)
Wacom MobileStudio Pro 13 i5 128GB (DTH-W1320L/K0)の仕様・製品情報
表示サイズ | 13.3型 |
最大表示解像度 | 2560×1440ドット |
筆圧レベル | 8192レベル |
最大表示色 | Adobe RGBカバー率 96%(1677万色) |
外形寸法 | 366.6×228.8×16.4mm(グリップパッドを含む) |
質量(液晶) | 1420g |
- Windows 10内蔵・単体で使える
- バッテリー内蔵・モバイル環境で使える
- 視野角水平・垂直178°
Wacom MobileStudio Pro 13 i5 128GB (DTH-W1320L/K0)のレビューと評価
単体で使えるモバイル液タブ
Wacom MobileStudio Pro 13は単なる液タブではなく、液タブとタブレットPCを合わせたような機器です。このDTH-W1320L/K0とはCPU・記憶容量の違う機種、DTH-W1320M/K0(Intel Core i7-6567U、256GB)とDTH-W1320H/K0(Intel Core i7-6567U、512GB)があります。
高いAdobe RGBカバー率(96%)と筆圧感知レベル8192のワコムの液タブの性能をそのまま持って外で使いたい人におすすめです。
XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズ 13.3インチ フルラミネートIPSディスプレイ エクスプレスキー8個 Artist 13.3 Pro
まとめ
液タブは、プロの使うような高性能な機種ばかりではなく、初心者にも買いやすい機種も増え、選択の幅が広がってきています。大作を描きたい人も、大きな画面の液タブが、思ったより安く入手できるかもしれません。ぜひ、液タブ新製品情報をチェックしてみてください。
浅葱
京都在住。グラフィックデザイナー。ペンタブはずっとWacomを使用。ドット絵の頃からペンタブでぐりぐりお絵描きをしています。


