CPUとは
CPUとは、パソコン全体を制御する司令塔の役割を果たすユニットです。演算処理や情報転送など担う中枢部分です。CPUのグレードによってパソコン全体の基本性能が決まってきます。しかし、CPUだけハイエンドモデルでも、グラフィックボードやメモリーが普通の性能だとCPUの性能を十分に引き出せない場合があります。CPUと周辺ユニットのパワーバランスを理解して設置できる方におすすめです。また、ゲーム特化や画像編集など目的が決まっている方もこだわるとよいでしょう。
CPUの役割
CPUの役割は、コンピュータ全体の動きやアプリケーションの制御と演算処理です。近年のゲームやアプリケーションは情報量が多い傾向にあります。一度に処理できる情報量が多いほど高性能なCPUになります。1秒間に発信できる情報量で性能を比較しがちですが、実際には他のユニットとのバランスで実際のスペックが左右されることもしばしば。CPUの性能を引き出すためには、周辺ユニットの性能も考える必要があります。3Dゲームを思いっきり楽しみたいという明確な理由があるならパソコン全体の部品にお金がかかるということになります。
CPUの選び方
CPUの選び方を以下の8つのポイントから解説します。
- メーカー
- 用途
- クロック周波数
- キャッシュメモリ
- コア数
- GPU
- TDP
- マイクロアーキテクチャー
メーカー
CPUのメーカーで有名なのはインテルとAMDです。インテルは多くのPCに使われており安定した作業ができます。また、3Dゲームなどの処理速度も安定しているので3Dゲームをプレイする方におすすめです。AMDは動画編集や再生に強みがあるのが特徴です。値段も安いので価格を抑えたい方におすすめです。
用途
CPUは用途によって求められる性能が大幅に変わります。文章作成やネットサーフィンがメインなら、Core i3でも十分に動きます。オンラインゲームや動画編集などの高い性能が必要な場合はCore i5やCore i7など性能の高いCPUを選ぶといいでしょう。
クロック周波数
クロック周波数とは、クロックという周波数を1秒間に何回発信できるかを示した値です。○GHzと表示されています。○GHzと表示されます。
クロック周波数が多いほど、1秒間に処理スピードが早くなります。その一方で、発熱する傾向も高くなるので、強力な冷却ファンが必要になります。
キャッシュメモリ
キャッシュメモリとはCPU内にあるメモリです。一時的に使用するデータを保存します。コアごとにキャッシュが設定されており、キャッシュメモリの容量が多いほど一度に処理できる能力を持っています。コアごとにキャッシュが設定されているものもあれば、複数のキャッシュを共有している場合があります。
コア数
コア数とは実際に演算処理をするユニットです。コア数が多いほど一度に演算できます。近年の主流はマルチコアプロセッサです。パソコンのコア数が多くなるほど性能が高くなりますが、電気代が高くなるデメリットがあります。複数のアプリを並行処理したいときには高性能なコア数のCPUを選ぶといいでしょう。
GPU
GPUとは、3Dグラフィックなどの画像処理に必要な演算処理をするユニットです。CPUとは別に存在します。GPUはマザーボードやグラフィックボードに搭載されいてることが多く、グラフィックボードに搭載されいる場合はより鮮明に画像を映し出すことができます。その一方で電気をより多く消費するデメリットがあります。3D画像処理が必要なオンラインゲーム用のPCにおすすめです。
TDP
TDPとは、CPUがフル稼働したときにどれくらいの熱量を発するかを示した値です。○Wで表されます。TDPが大きいCPUを利用したいときには、強力な冷却ファンやPCケースを用意する必要があります。PCの構成パーツがほぼ決まっているなら、TDPの容量に気をつけて選ぶといいでしょう。
マイクロアーキテクチャー
マイクロアーキテクチャーとは、CPUの設計図です。マイクロアーキテクチャーの世代が新しいものになるほど、CPUの性能や電気効率がアップします。これからCPUを購入するなら、できるだけ新しいマイクロアーキテクチャーを選ぶといいでしょう。
CPUのおすすめ最強ランキング10選
インテル Core i7 9700K BOX
インテル Core i7 9700K BOXの仕様・製品情報
クロック周波数 | 3.6GHz |
最大動作クロック周波数 | 4.9 GHz |
ソケット形状 | LGA1151 |
コア数 | 8 コア |
TDP | 95 W |
インテル Core i7 9700K BOXのおすすめポイント3つ
- ゲーミングモニターの性能を有効活用
- 冷却しやすいCPU
- コスパのよいCPU
インテル Core i7 9700K BOXのレビューと評価
ゲーミングモニターを使うならおすすめ
インテル Core i7 9700K BOXは、ゲーミングモニターを使うゲーマーにおすすめのCPUです。最新のCPUより一世代前ですが、冷却ファンなどを高性能にしなくても十分に動かすことができます。CPUを高性能にしたいけど、他のものは抑えたいという方におすすめです。
インテル Core i7 9700K BOXはこんな人におすすめ!
インテル Core i9 9900K BOX
インテル インテル Core i9 9900K BOXの仕様・製品情報
クロック周波数 | 3.6GHz |
最大動作クロック周波数 | 5 GHz |
ソケット形状 | LGA1151 |
コア数 | 8 コア |
TDP | 95 W |
インテル Core i9 9900K BOXのおすすめポイント3つ
- ゲーミングに最高のCPU
- どんな用途にも耐えられる
- ゲーム配信もおまかせ
インテル Core i9 9900K BOXのレビューと評価
ゲーム配信にも対応できるCPU
インテル Core i9 9900K BOXは、インテルの中で一番の性能を誇るCPUです。3Dグラフィックを高速処理できるだけでなく、ゲーム配信にも耐えられるスペックになっています。最高の性能を引き出すためには、高性能なユニットを揃える必要があるでしょう。
インテル Core i9 9900K BOXはこんな人におすすめ!
AMD Ryzen 5 2600 BOX
AMD Ryzen 5 2600 BOXの仕様・製品情報
クロック周波数 | 3.4GHz |
最大動作クロック周波数 | 3.9 GHz |
ソケット形状 | Socket AM4 |
コア数 | 6 コア |
TDP | 65 W |
AMD Ryzen 5 2600 BOXのおすすめポイント3つ
- 2万円台のCPU
- 省電力
- 処理速度に定評あり
AMD Ryzen 5 2600 BOXのレビューと評価
安くて早いCPU
AMD Ryzen 5 2600 BOXは、6コアで2万円台とコスパのよいCPUです。コスト重視のユーザーから高い支持を得ています。グラフィックボードを搭載していないので別途購入する必要がありますが、自作PCに挑戦したい方にとって懐に優しいCPUと言えるでしょう。
AMD Ryzen 5 2600 BOXはこんな人におすすめ!
インテル Core i5 7500 BOX
インテル Core i5 7500 BOXの仕様・製品情報
クロック周波数 | 3.4GHz |
最大動作クロック周波数 | 3.8 GHz |
ソケット形状 | LGA1151 |
コア数 | 4 コア |
TDP | 65 W |
インテル Core i5 7500 BOXのおすすめポイント3つ
- ゲーム用としては最低限のスペック
- 平均的なパフォーマンス
- 入手しやすい
インテル Core i5 7500 BOXのレビューと評価
ミドルクラスのPCにおすすめ
インテル Core i5 7500 BOXは、ゲーミングパソコンとして標準的なスペックのCPUです。最新式のゲームでも、設定を下げればカクカクせずに楽しめる性能になっています。今までのCPUが寿命で交換用など、他のユニットが充実しているなら選択しても良いでしょう。
インテル Core i5 7500 BOXはこんな人におすすめ!
インテル Core i3 8100 BOX
インテル Core i3 8100 BOXの仕様・製品情報
クロック周波数 | 3.6GHz |
最大動作クロック周波数 | – |
ソケット形状 | LGA1151 |
コア数 | 4 コア |
TDP | 65 W |
インテル Core i3 8100 BOXのおすすめポイント3つ
- 1万円台のCPU
- 8世代のマザーボードのみ互換性あり
- ライトユーザーにピッタリ
インテル Core i3 8100 BOXのレビューと評価
Core i3としてはコスパがよい
インテル Core i3 8100 BOXは、Core i3のなかでは特にコスパのよいCPUです。7世代のCore i5と同じくらいの性能になっています。8世代のマザーボードとのみ互換性があるので、手元に8世代のマザーボードがある方にとっては使いやすいでしょう。文章処理やネットサーフィン程度なら十分に対応できます。
インテル Core i3 8100 BOXはこんな人におすすめ!
AMD Ryzen 7 2700X BOX
AMD Ryzen 7 2700X BOXの仕様・製品情報
クロック周波数 | 3.7GHz |
最大動作クロック周波数 | 4.3 GHz |
ソケット形状 | Socket AM4 |
コア数 | 8 コア |
TDP | 105 W |
AMD Ryzen 7 2700X BOXのおすすめポイント3つ
- 動画編集ならコスパがいい
- 他ユニットと組合せで効果を発揮
- Core i7と互角の性能
AMD Ryzen 7 2700X BOXのレビューと評価
動画編集するならコスパのよいCPU
AMD Ryzen 7 2700X BOXは、インテルCore i7と互角の性能のCPUです。動画編集がメインのPCに組込むのがおすすめです。グラフィックボードがないので別途購入する必要があります。他ユニットを購入しても、価格を抑えることができます。
AMD Ryzen 7 2700X BOXはこんな人におすすめ!
AMD Ryzen 3 2200G BOX
AMD Ryzen 3 2200G BOXの仕様・製品情報
クロック周波数 | 3.5GHz |
最大動作クロック周波数 | 3.7 GHz |
ソケット形状 | Socket AM4 |
コア数 | 4 コア |
TDP | 65 W |
AMD Ryzen 3 2200G BOXのおすすめポイント3つ
- 1万円台のCPU
- 自作で性能を引き出せる
- ライトゲーマーにピッタリのスペック
AMD Ryzen 3 2200G BOXのレビューと評価
予算が限られているときの一手として
AMD Ryzen 3 2200G BOXは1万円台で購入できるCPUです。高性能なグラフィックを積んでいるので、冷却ファンとメモリーを十分に補ってあげれば性能を引き出してあげられるでしょう。他ユニットにお金をかけられる方におすすめです。
AMD Ryzen 3 2200G BOXはこんな人におすすめ!
インテル Core i5 8400 BOX
インテル Core i5 8400 BOXの仕様・製品情報
クロック周波数 | 2.8GHz |
最大動作クロック周波数 | 4 GHz |
ソケット形状 | LGA1151 |
コア数 | 6 コア |
TDP | 65 W |
インテル Core i5 8400 BOXのおすすめポイント3つ
- 8世代でコスパ良好
- Core i5で6コア搭載
- 省電力
インテル Core i5 8400 BOXのレビューと評価
8世代の中ではコスパのよいCPU
インテル Core i5 8400 BOXは、Core i5で6コアを搭載しているCPUです。8世代の中ではコスパが良好とされています。省電力なので、電気代を気にしている方におすすめです。i7とi3で悩んでいるなら中間を取れるのでとりあえず購入して使うという使い方もできるでしょう。
インテル Core i5 8400 BOXはこんな人におすすめ!
AMD Ryzen 5 2400G BOX
AMD Ryzen 5 2400G BOXの仕様・製品情報
クロック周波数 | 3.6GHz |
最大動作クロック周波数 | 3.9GHz |
ソケット形状 | Socket AM4 |
コア数 | 4 コア |
TDP | 65 W |
AMD Ryzen 5 2400G BOXのおすすめポイント3つ
- 小型CPU
- 1万円台
- メモリ交換で性能が引き出せる
AMD Ryzen 5 2400G BOXのレビューと評価
小型PCを組むときにえらびたいCPU
AMD Ryzen 5 2400G BOXは、小型のPCを組立てる際に役立つCPUです。1万円台で購入できるので、低予算でPCを自作する際にも向いています。メモリーを十分に補ってあげると真価を発揮します。自作PCにこだわりがある方にとって面白いCPUと言えるでしょう。
AMD Ryzen 5 2400G BOXはこんな人におすすめ!
インテル Core i7 8700 BOX
インテル Core i7 8700 BOXの仕様・製品情報
クロック周波数 | 3.2GHz |
最大動作クロック周波数 | 4.6GHz |
ソケット形状 | LGA1151 |
コア数 | 6 コア |
TDP | 65 W |
インテル Core i7 8700 BOXのおすすめポイント3つ
- 最新のゲームやアプリに強い
- i7の中ではコスパ良好
- 6コアで65Wと省電力
インテル Core i7 8700 BOXのレビューと評価
最新のゲームやアプリに強い
インテル Core i7 8700 BOXは、6コア12スレッドの性能を持つCPUです。最新のゲームやアプリに強い傾向にあります。65Wと省電力で使うことができるので電気代の負担にもなりにくいです。ゲーム用PCで予算と性能のぎりぎりを狙うにはもってこいでしょう。
インテル Core i7 8700 BOXはこんな人におすすめ!
CPUグリスのおすすめ5選
親和産業 ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計高性能熱伝導グリス
親和産業 ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計高性能熱伝導グリスの仕様・製品情報
耐熱温度 | 250℃~350℃ |
容量 | 1g |
熱伝導率 | 12.5W/m・k |
粘度 | 120~170pas |
親和産業 ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計高性能熱伝導グリスのおすすめポイント3つ
- ヘラつき
- 非導電性
- 少量お試しモデル
親和産業 ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計高性能熱伝導グリスのレビューと評価
ハイエンドクラスのグリスお試し版
親和産業 ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計高性能熱伝導グリスは、80℃でも乾燥しにくいCPUグリスです。長時間硬化しにくいという特性を持っています。1gと少量なので試しにCPUグリスを使ってみたいという方におすすめです。
親和産業 ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計高性能熱伝導グリスはこんな人におすすめ!
ARCTIC CPUグリース MX-4
ARCTIC CPUグリース MX-4の仕様・製品情報
耐熱温度 | – |
容量 | 4g |
熱伝導率 | 8.5W/mk |
粘度 | 870poise |
ARCTIC CPUグリース MX-4のおすすめポイント3つ
- 絶縁体
- ヘラ・指サックつき
- お求めやすい価格
ARCTIC CPUグリース MX-4のレビューと評価
道具付きで使いやすいCPUグリス
ARCTIC CPUグリース MX-4は、ヘラと指サックがついてくるCPUグリースです。道具を揃えなくても使用できるのがポイントです。常温でも塗りやすいので、初心者でも使いやすいでしょう。長期間乾燥しにくいのも特徴です。
ARCTIC CPUグリース MX-4はこんな人におすすめ!
MoneyQiu カーボン・ナノ サーマルグリス
MoneyQiu カーボン・ナノ サーマルグリスの仕様・製品情報
耐熱温度 | – |
容量 | 2g |
熱伝導率 | 6.5W/mk |
粘度 | – |
MoneyQiu カーボン・ナノ サーマルグリスのおすすめポイント3つ
- ヘラ付き
- 使い切りタイプ
- 硬めなグリス
MoneyQiu カーボン・ナノ サーマルグリスのレビューと評価
高温でも耐えられる硬めなグリス
MoneyQiu カーボン・ナノ サーマルグリスは、硬めでしっかりと塗りたいという声に応えています。容量は2gあるので、2-3台のPCメンテナンス用に使えるでしょう。複数のPCを持っている方にもおすすめです。
MoneyQiu カーボン・ナノ サーマルグリスはこんな人におすすめ!
AINEX シルバーグリス
AINEX シルバーグリスの仕様・製品情報
耐熱温度 | -50~130℃ |
容量 | 3.5g |
熱伝導率 | 9.0W/m |
粘度 | – |
AINEX シルバーグリスのおすすめポイント3つ
- 注射器型容器
- 非導電性
- 超微粒子の純銀を含有
AINEX シルバーグリスのレビューと評価
注射器型で使いやすいグリス
AINEX シルバーグリスは、注射器型の容器に入っているグリスです。容器から直接塗ることができるのでお手軽です。超微粒子の純銀を含んでいるので、熱伝導率が高く効率的にCPUの温度を下げることができます。3.5gと多めなので大量にPCをメンテナンスする方におすすめです。
AINEX シルバーグリスはこんな人におすすめ!
AINEX ナノダイヤモンド グリス
AINEX ナノダイヤモンド グリスの仕様・製品情報
耐熱温度 | -50~150℃ |
容量 | 5g |
熱伝導率 | 5g |
粘度 | – |
AINEX ナノダイヤモンド グリスのおすすめポイント3つ
- グリス用ウェットクリーナーつき
- ヘラつき
- 5gと大容量
AINEX ナノダイヤモンド グリスのレビューと評価
ハイエンドCPUグリス
AINEX ナノダイヤモンド グリスはナノダイヤモンドを配合したハイエンドのCPUグリスです。接触する金属の酸化や侵食を防ぐ効果があります。クリーナーやヘラつきなので、道具を一緒に揃えたい方におすすめです。