CPUグリスとは?効果は
CPUグリスとは、CPUとCPUクーラー(ヒートシンク)の間に塗布する潤滑剤のことです。ちなみにCPUクーラーとは、CPUから出る熱を放熱・冷却する装置のこと。CPUの熱暴走を防ぐ役割を担っています。
CPUとCPUクーラーの間にCPUグリスを塗ることでCPUとCPUクーラーをピッタリとくっつけることができ、より効率的にCPUの熱を冷却することができるのです。
「CPUの温度が高い!」それはCPUグリスの寿命かも・・・?CPUグリスを塗り直すことでCPUの温度が下がったという声も多いので、ぜひCPUの温度が高温になったときはCPUグリスの塗り直しを試してみて下さい。
CPUグリスの選び方
CPUグリスの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- 熱伝導率
- 塗りやすさ
- 素材
熱伝導率
CPUグリスを選ぶ上でとても重要になるのが熱伝導率です。熱伝導率とは、簡単に言うと「どれだけ熱が伝わりやすいか」を表す数値です。この数値が高いほど冷却効果が高いとされています。
CPUグリスにはシリコングリス・シルバーグリス・ナノダイヤモンドグリスなどさまざまな種類があるが、中でもシルバーグリスとナノダイヤモンドグリスは熱伝導率が高くミドルレンジPC・ハイエンドPCユーザーにおすすめです。
塗りやすさ
一言にCPUグリスと言っても、使っている主成分も様々。製品によって粘度にも違いがあるため、塗りやすさも全く違います。CPUグリスの冷却効果を十分に発揮させるためには、適量をきれいに平坦に塗る必要があるのです。
CPUグリス初心者という人は特に、塗りやすいソフトタイプの製品を選ぶようにしましょう。また、塗りやすいかどうか製品の口コミなどでチェックすることも大切です。
素材
CPUグリスにはいくつかの種類があります。特に有名なのはシリコングリスとシルバーグリス、ナノダイヤモンドグリスです。
シリコングリスはシルバーグリス・ナノダイヤモンドグリスと比べると熱伝導率は低めだが、低価格でお手軽。標準スペックのパソコンをお使いの人におすすめです。
シルバーグリスはシリコングリスと比べて熱伝導率が高くミドルレンジパソコンをお使いの人におすすめ。ナノダイヤモンドグリスはシルバーグリス以上の熱伝導率でハイエンドパソコンをお使いの人、PCに高い負担をかける作業をするという人におすすめです。
CPUグリスおすすめ10選
AKEIE シリコングリス 熱伝導グリース 絶縁タイプ
AKEIE シリコングリス 熱伝導グリース 絶縁タイプの仕様・製品情報
商品の重さ | 3g |
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熱伝導率 | 1.93W/mk |
AKEIE シリコングリス 熱伝導グリース 絶縁タイプのおすすめポイント3つ
- とにかく安い!高いコストパフォーマンス
- 指サック・クリーナー・ヘラなど必要な物が全部入っている
- 扱いやすい注射器タイプ
AKEIE シリコングリス 熱伝導グリース 絶縁タイプのレビューと評価
コストパフォーマンス重視ならコレ!
シリコングリスだけでなく指サックやクリーナー、ヘラまでついて500円以下(※amazonでの販売価格です)は超良心的!標準スペックのPCをお使いの人におすすめの製品です。
安いとその分性能が気になるところだが、口コミでも「冷却効果も問題なし」「温度降下を確認」という声が多く問題なく使えるようです。
AKEIE シリコングリス 熱伝導グリース 絶縁タイプはこんな人におすすめ!
ARCTIC CPUグリース シリコングリス MX-4
ARCTIC CPUグリース シリコングリス MX-4の仕様・製品情報
内容量 | 4g |
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熱伝導率 | 8.5W/mk |
ARCTIC CPUグリース シリコングリス MX-4のおすすめポイント3つ
- ヘラと指サック付き
- 粘度が低く塗布しやすい
- 高い熱伝導率・低い熱抵抗率
ARCTIC CPUグリース シリコングリス MX-4のレビューと評価
塗りやすいと高評価。コスパも高いシリコングリス
柔らかく塗りやすいと高評価を受けているARCTICのシリコングリス。さらに熱伝導率はシリコングリスでありながら、8.5W/m・Kと高め。
内容量4gと大容量かつ指サック・ヘラ付きにも関わらず価格は1000円程度とコストパフォーマンスも高いです。
ARCTIC CPUグリース シリコングリス MX-4はこんな人におすすめ!
サンワサプライ シリコングリス TK-P3S
サンワサプライ シリコングリス TK-P3Sの仕様・製品情報
内容量 | 2g |
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熱伝導率 | 6.5W/mk |
サイズ | W20×D20×H80mm |
サンワサプライ シリコングリス TK-P3Sのおすすめポイント3つ
- 1000円以下と低価格
- 塗りやすいソフトタイプ
- 高いコストパフォーマンスと扱いやすさで高い人気を得ている
サンワサプライ シリコングリス TK-P3Sのレビューと評価
高いコストパフォーマンス、扱いやすさが魅力!
1000円以下というお手軽な価格と、使いやすさで高い人気を得ているサンワサプライのTK-P3S。塗りやすいソフトタイプなのでCPUグリス初心者という人にもおすすめです。
さらにサンワサプライのTK-P3Sは、放熱効果を高める銀入りのシリコングリス。口コミでも「温度が下がった」と効果を実感する声が数多く寄せられています。
サンワサプライ シリコングリス TK-P3Sはこんな人におすすめ!
AINEX シルバーグリス AS-05
AINEX シルバーグリス AS-05の仕様・製品情報
内容量 | 3.5g |
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熱伝導率 | 9.0W/m・K |
AINEX シルバーグリス AS-05のおすすめポイント3つ
- 高熱伝導率を誇るシルバーグリス
- 純度99.9%の超微粒子の純銀を使用
- 非電導性でショートの心配がない
AINEX シルバーグリス AS-05のレビューと評価
シルバーグリスの定番!安心の高品質
シリコングリスと比べシルバーグリスは、価格は高くなるがその分熱伝導率も上がるのでより高い冷却効果が期待できます。
AINEXのシルバーグリス AS-05は口コミでもCPUの温度が下がったという声が多く高い評価を受けています。ちょっといいCPUグリスが欲しいという人におすすめの製品です。
AINEX シルバーグリス AS-05はこんな人におすすめ!
AD-DA シルバーグリス Arctic Silver 5.1 3.5g
AD-DA シルバーグリス Arctic Silver 5.1 3.5gの仕様・製品情報
内容量 | 3.5g |
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熱伝導率 | 9.0W/m・K |
AD-DA シルバーグリス Arctic Silver 5.1 3.5gのおすすめポイント3つ
- 純度99.9%の超微粒子の純銀使用
- CPU塗布用ヘラ付きで使いやすい
- 小型注射器採用で扱いやすい
AD-DA シルバーグリス Arctic Silver 5.1 3.5gのレビューと評価
ヘラ付きで塗りやすい!熱伝導率の高いシルバーグリス
ヘラ付き・小型注射器採用だから扱いやすい!口コミでも塗りやすいと高評価を受けています。3.5gの大容量なので、扱いやすく容量のある製品が欲しい人におすすめの製品です。
また、価格は高くなるが12gの製品もあるので、大容量製品が欲しい人はぜひそちらをチェックしてみてください。
AD-DA シルバーグリス Arctic Silver 5.1 3.5gはこんな人におすすめ!
MoneyQiu HY-883-2g カーボン・ナノ サーマルグリス
MoneyQiu HY-883-2g カーボン・ナノ サーマルグリスの仕様・製品情報
内容量 | 2g |
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熱伝導率 | 6.5W/m・K |
成分 | カーボン45%、酸化金属45%、シリコン10% |
MoneyQiu HY-883-2g カーボン・ナノ サーマルグリスのおすすめポイント3つ
- 低価格ながら6.5W/m・Kの熱伝導率に対応
- ヘラ・指サック付き
- 絶縁タイプなのでショートの心配がない
MoneyQiu HY-883-2g カーボン・ナノ サーマルグリスのレビューと評価
amazonならワンコイン!ミドルレンジ向け製品
約500円(amazon価格)でありながら6.5W/m・Kの熱伝導率に対応。ヘラ・指サック付きとコストパフォーマンスの高さではトップクラスの製品です。
粘度は高めなので塗る際に注意は必要だが、絶縁タイプなのでショートの心配がなく初心者の人にもおすすめの製品です。
MoneyQiu HY-883-2g カーボン・ナノ サーマルグリスはこんな人におすすめ!
親和産業 ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計 高性能熱伝導グリス Kryonaut 1g
親和産業 ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計 高性能熱伝導グリス Kryonaut 1gの仕様・製品情報
内容量 | 1g |
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熱伝導率 | 12.5W/m・k |
粘度 | 120~170pas |
耐熱温度 | -250~350℃ |
親和産業 ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計 高性能熱伝導グリス Kryonaut 1gのおすすめポイント3つ
- オーバークロック用に特別設計した高性能グリス
- 塗装用へら付き
- 非電導性でショートの心配がない
親和産業 ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計 高性能熱伝導グリス Kryonaut 1gのレビューと評価
オーバークロック用の特別設計!負担がかかる作業もこれで安心
「使いやすい」「温度が下がる」と口コミで高い評価を受けている親和産業のKryonaut。オーバークロック用の特別設計をしているので、最新のオンラインゲームなどPCに負荷がかかる作業をするという人にもおすすめの製品です。熱伝導率も12.5W/m・Kとトップクラスの高さです。
また、内容量が1gと他の製品と比べて量が少ないが、1,2回分の量は十分あるという声も多く使い切りサイズが欲しい人にもおすすめの製品です。
親和産業 ドイツ Thermal Grizzly社製 オーバークロック用特別設計 高性能熱伝導グリス Kryonaut 1gはこんな人におすすめ!
サンワサプライ ナノダイヤモンド TK-P3D
サンワサプライ ナノダイヤモンド TK-P3Dの仕様・製品情報
内容量 | 2.8g |
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熱伝導率 | 8.3W/m・K |
サイズ | W23×D13×H120mm |
サンワサプライ ナノダイヤモンド TK-P3Dのおすすめポイント3つ
- 優れた熱性能を持ったナノダイヤモンドグリス
- 使いやすい注射器タイプ
- 温度が下がったと口コミで高評価を受けている
サンワサプライ ナノダイヤモンド TK-P3Dのレビューと評価
PCの温度が下がった・ファンが静かになったという声多数
サンワサプライのTK-P3Dはナノダイヤモンドを配合したナノダイヤモンドグリスです。使いやすい注射器タイプを採用しているので初心者の人にもピッタリ!口コミでも「温度が下がった」「ファンが静かになった」と高い評価を受けており、おすすめです。
サンワサプライ ナノダイヤモンド TK-P3Dはこんな人におすすめ!
アイネックス ナノダイヤモンドグリス JP-DX1
アイネックス ナノダイヤモンドグリス JP-DX1の仕様・製品情報
内容量 | 3g |
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熱伝導率 | 16W/m・K |
推奨保管期間(使用前) | 最長3年 |
推奨使用期間(CPU上) | 最長4年 |
アイネックス ナノダイヤモンドグリス JP-DX1のおすすめポイント3つ
- 冷却効果が高いダイヤモンドグリス
- グリス塗布用へら付き
- 塗りやすいと口コミでも人気
アイネックス ナノダイヤモンドグリス JP-DX1のレビューと評価
効果を実感できたという声多数!
ハイエンドパソコンを使用している人におすすめなのがアイネックスのナノダイヤモンドグリスです。数あるCPUグリスの中でもナノダイヤモンドグリスはトップクラスの高性能!
アイネックスのナノダイヤモンドグリスは16W/m・Kとこの記事で紹介しているCPUグリスの中でもトップクラスの熱伝導率を誇ります。
「それだけ高性能ならお値段も高いんじゃ・・・」と思ってしまうが、アイネックスのナノダイヤモンドグリスは1000円~2000円程度と価格もお手頃。コストパフォーマンスの高いナノダイヤモンドグリスが欲しい人におすすめの製品です。
アイネックス ナノダイヤモンドグリス JP-DX1はこんな人におすすめ!
Cool Laboratory 液体金属グリス LIQUID PRO+CS
Cool Laboratory 液体金属グリス LIQUID PRO+CSの仕様・製品情報
熱伝導率 | 82.0W/m・k |
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Cool Laboratory 液体金属グリス LIQUID PRO+CS<のおすすめポイント3つ
- 驚愕の熱伝導率82.0W/m・K
- 効果抜群と口コミで高評価
- 不純物ゼロ。液体金属100%
Cool Laboratory 液体金属グリス LIQUID PRO+CS<のレビューと評価
驚異の熱伝導率82.0W/m・K。ただし取り扱いには注意が必要
ここで紹介しているCPUグリスの中でダントツの熱伝導率を誇るCool Laboratory LIQUID PRO+CS。冷却効果も抜群だと口コミでも高い評価を受けています。
ただ、液体金属グリスであるため粘度がなく塗布が難しいという難点もあります。また、アルミを侵食するため、接触面がアルミ製のヒートシンクには使用できません。CPUグリスの扱いに慣れている人、手先の器用さにある程度自信があるという人におすすめの製品です。