双眼鏡のおすすめ人気9選!基礎知識や選び方も紹介

おすすめの双眼鏡

双眼鏡は、スポーツ観戦やバードウォッチング、天体観測など、様々なシーンで活躍する便利なアイテムです。

双眼鏡があれば、コンサートやライブで大好きなアーティストの表情を見ることもできるでしょう。

本記事では、幅広いニーズに応えるおすすめの双眼鏡をご紹介します。

品質、倍率、視野の広さ、防水性能など、様々な要素を考慮し厳選した商品や、基礎知識、選び方のポイントなどもご紹介します。

どれを選べば良いのか迷っている方や今使っている双眼鏡をアップグレードしたい方もぜひご覧ください。


双眼鏡メーカー一覧
双眼鏡メーカーおすすめ最強21選!ランキング上位の双眼鏡は?

【コンサート・ライブに】双眼鏡のおすすめ3選

選び方のポイント
  • コンサートは屋内が多いため明るい大口径のレンズを選ぼう
  • ライブは混雑しやすいため軽量コンパクトなモデルを選ぼう
  • アーティストの動きを追えるように10倍以下の倍率を選ぼう

Nikon 双眼鏡 アキュロンA211 10-22×50 ポロプリズム式 ACA21110-22X50

サイズ‎17.9 x 19.7 x 19.7 cm
重量960g
倍率10~22倍
対物レンズ有効径/ひとみ径50㎜/5㎜
実視界/見掛視界3.8°(10倍)/36.7°(10倍)
最短合焦点距離15m
明るさ25.0(10倍)
日本
評価・レビュー
コスパ
(5.0)
明るさ
(5.0)
視野の広さ
(4.0)
耐久性
(4.5)
持ち運びやすさ
(4.0)
ポイント
  • Nikonがライブに最適と推すACULONシリーズの中でも最大22倍ズームができてコスパが最強クラス
  • 50㎜の大口径レンズに加えてひとみ径も5mmのため10倍以上のズームでも非常に明るく見える
  • グリップしやすいラバーコートボディなのでドームコンサートなど長時間の混雑の中でも落としにくい
気になるポイント
  • 10倍ズーム時に見掛け視界が36・7°は標準よりもせまくアーティストの動きが追えない恐れもあり
  • Amazonの口コミにも持つ手がふるえたとあるように960gの重さも気になるところ
こんな人におすすめ
Nikonの中でもライブはもちろん天体観測にも使えるほど明るく高倍率なズーム性能を備えたコスパの高いモデルをお探しの方におすすめです。

OM SYSTEM/オリンパス OLYMPUS 双眼鏡 ‎FBA_10x25 WP II

サイズ‎11.5 x 11.4 x 4.5 cm
重量270g
倍率10倍
対物レンズ有効径/ひとみ径25㎜/2.5㎜
実視界/見掛視界6.5°/非公開
最短合焦点距離1.5m
明るさ6.3
日本
評価・レビュー
コスパ
(5.0)
明るさ
(4.0)
視野の広さ
(5.0)
耐久性
(4.0)
持ち運びやすさ
(5.0)
ポイント
  • 国際ブランド「オリンパス」の10倍ズーム機種が初心者の試し買いにも最適な安い価格を実現
  • 10倍ズーム時には単純計算で見掛け視界が65°になりライブ会場を見渡せる広視野を確保
  • 270gと軽量な上に折りたためるのでライブの持ち込みに最適で防水性能により野外フェスにも使える
気になるポイント
  • 有効径が25㎜でひとみ径も2・5mmのため暗いステージでは不明瞭になる可能性あり
こんな人におすすめ
信頼ある日本製ブランドで、10倍ズーム性能と広い視野のレンズを備えた小型軽量のコスパ最強モデルをお探しの方におすすめです。

Preime (×10倍)双眼鏡 コンサート 暗くならない ドーム CB-010

サイズ‎梱包:12.7 x 11.8 x 6.9 cm
重量236g
倍率10倍
対物レンズ有効径/ひとみ径25㎜/2.5㎜
実視界/見掛視界7.8°/78°
最短合焦点距離非公開
明るさ非公開
日本
評価・レビュー
コスパ
(5.0)
明るさ
(4.0)
視野の広さ
(5.0)
耐久性
(4.0)
持ち運びやすさ
(5.0)
ポイント
  • 最安値の価格帯ながら60日の返金保証のある日本製品でコンサートに最適化した人気モデル
  • 実際に双眼鏡から見える見掛け視界が76°なのでステージ上のパフォーマンスが隈なく見れる
  • 多くの日本人の骨格にフィットしやすい造りでアイレリーフが調整できるのでメガネでも見やすい
気になるポイント
  • 25㎜の小口径でひとみ径も2.5㎜のため暗いドーム公演などでは見にくくなる恐れもあり
こんな人におすすめ
最安値の中でも品質保証の高い日本製で、10倍ズーム対応で視野がかなり広いレンズのコスパ最強モデルをお探しの方におすすめです。

【舞台・演劇・美術館に】双眼鏡のおすすめ3選

選び方のポイント
  • 舞台は暗くなることも多いため大口径の明るいレンズを選ぼう
  • 演者や美術品のディテールを楽しめる光の透過率の高いレンズを選ぼう
  • 長い時間に及ぶステージに備えて軽量コンパクトなモデルを選ぼう

Bushnell Falcon 7×35 Binoculars with Case‎ 133410C

サイズ19.30 X 5.59 X 13.21 cm
重量595g
倍率8倍
対物レンズ有効径/ひとみ径35㎜/5㎜
実視界/見掛視界8°/非公開
最短合焦点距離6.1m
明るさ不明
アメリカ
評価・レビュー
コスパ
(4.5)
明るさ
(4.5)
視野の広さ
(5.0)
耐久性
(5.0)
持ち運びやすさ
(4.5)
ポイント
  • 米国ブランド「ブッシュネル」に明るさは非公開ながらひとみ径が5mmなので暗い舞台にも最適
  • 「ブッシュネル」らしい耐久性の高いボディと共に優れた光学性を備えながらコスパが高い
  • 見掛け視界が単純計算で10倍時に約64°と広く舞台や演劇がすみずみまで見れる
気になるポイント
  • 現在Amazonでは並行輸入品のため品質保証の点でやや不安あり
こんな人におすすめ
国際ブランドの中、舞台や美術館では充分な7~8倍のズーム倍率で広く明るく見えるコスパ最強モデルをお探しの方におすすめです。

Nikon PROSTAFF 3S 8×42 16030

サイズ‎17.78 x 16.51 x 8.89 cm
重量136g
倍率8倍
対物レンズ有効径/ひとみ径42㎜/5.25㎜
実視界/見掛視界7.2°/53.4°
最短合焦点距離約3m
明るさ非公開
日本
評価・レビュー
コスパ
(4.5)
明るさ
(5.0)
視野の広さ
(4.5)
耐久性
(5.0)
持ち運びやすさ
(5.0)
ポイント
  • コスパの高さが光る「ニコン」による舞台に最適な8倍ズームで136gの軽量ボディを実現
  • 明るさは非公開ながらひとみ径は5.25㎜とかなり明るく美術作品のディテールまで鑑賞可能
  • 防水性能や曇り止めもあるためバードウォッチングなどのアウトドア用としても最適
気になるポイント
  • 8倍ズームの双眼鏡としてはやや割高で視野も見掛け視界も53.4°とやや物足りない
こんな人におすすめ
信頼あるニコン製品の中、演劇に最適な8倍ズームで明るいレンズを備えた持ち運びやすい軽量モデルをお探しの方におすすめです。

Vixen 双眼鏡 アトレックIIシリーズ アトレックIIHR8×32WP 14723-6

サイズ20.32 x 10.16 x 20.32 cm
重量390g
倍率8倍
対物レンズ有効径/ひとみ径32㎜/4㎜
実視界/見掛視界7.5°/55.3°
最短合焦点距離1.2m
明るさ16
日本
評価・レビュー
コスパ
(4.5)
明るさ
(4.5)
視野の広さ
(4.5)
耐久性
(4.5)
持ち運びやすさ
(4.5)
ポイント
  • 日本ブランド「ビクセン」によるひとみ径4㎜で独自のフラットナーレンズにより暗い舞台でも見えやすい
  • 多層膜で光の反射を防止するPFMコートの採用で絵画などの美術品もディテールまで見ることができる
  • タフなボディで防水性能も高く三脚にも取り付け可能なのでアウトドアにも最適
気になるポイント
  • コンパクトサイズながら重さが390gあり演劇用のオペラグラスなどに較べるとやや重たくなる
こんな人におすすめ
演劇や美術鑑賞に最適な8倍ズームで、明るさ・視野・軽量性のすべてを兼ね備えたアウトドアにも使えるモデルをお探しの方におすすめです。

【スポーツ観戦に】双眼鏡のおすすめ3選

選び方のポイント
  • スポーツスタジアムは大きいため10倍以上の高倍率ズームを選ぼう
  • 屋外での使用が多いため防水・防塵性能が高いモデルを選ぼう
  • アスリートは素早く動くため手ブレ補正機能があるモデルを選ぼう

PENTAX 双眼鏡 UP 10×21 61804

サイズ11 x 8.3 x 4.8 cm
重量210g
倍率10倍
対物レンズ有効径/ひとみ径21㎜/2.1㎜
実視界/見掛視界5°/約50°
最短合焦点距離2.8m
明るさ4.4
日本
評価・レビュー
コスパ
(5.0)
明るさ
(4.0)
視野の広さ
(4.5)
耐久性
(4.5)
持ち運びやすさ
(5.0)
ポイント
  • 日本のカメラの老舗ブランド「ペンタックス」による高級プリズムBak4の採用で明るくクリアな視界を実現
  • 10倍ズーム対応でも210gと非常に軽量のため長時間使用でも疲れにくく子供にもおすすめ
  • 最短合焦点距離が2.8mのためバスケットなど屋内コートでの近距離のスポーツ観戦にも最適
気になるポイント
  • 21mmの小口径で明るさがないためナイターなど暗い場所での観戦にはやや不向き
こんな人におすすめ
日本の実績ある老舗ブランドの中、10倍ズームが備わり至近距離でもスポーツが見れるコスパ最強モデルをお探しの方におすすめです。

Nikon 双眼鏡 スポーツスターEX 10×25D ダハプリズム式 SPEX10X

サイズ103mm×114mm
重量300g
倍率10倍
対物レンズ有効径/ひとみ径25㎜/3.1㎜
実視界/見掛視界8.2°/非公開
最短合焦点距離3.5m
明るさ9.6
日本
評価・レビュー
コスパ
(5.0)
明るさ
(4.5)
視野の広さ
(5.0)
耐久性
(4.0)
持ち運びやすさ
(4.5)
ポイント
  • スポーツ観戦に最適化したニコンの「スポーツスター」シリーズの中でも最もコスパの高い人気モデル
  • 10倍ズームなのに多層膜コーティングによりひとみ径3.1㎜・明るさ9.6のクリアな視界を実現
  • 2軸折りたたみ式なので持ち運びに便利で実視界が8.2°とワイドな視野を実現
気になるポイント
  • アイレリーフが短めの10mmのためメガネやつけまつげで見るのにはやや不便
こんな人におすすめ
スポーツに特化したニコン・シリーズの中、10倍ズームで明るさと視界の両方を備えたコスパ最強モデルをお探しの方におすすめです。

オリンパス 12 x 50 EXPS I Binocular 双眼鏡

サイズ19.05 x 16 x 6.1 cm
重量910g
倍率12倍
対物レンズ有効径/ひとみ径50㎜/4.2㎜
実視界/見掛視界4.6°/52°
最短合焦点距離4m
明るさ18
日本
評価・レビュー
コスパ
(4.0)
明るさ
(5.0)
視野の広さ
(4.5)
耐久性
(5.0)
持ち運びやすさ
(4.0)
ポイント
  • 日本の老舗メーカー「オリンパス」によるBaK-4プリズムなどの採用で12倍でもクリアな視界を実現
  • 大口径50㎜と明るさ18によりナイターなどのスポーツ観戦や天体観測でも使える明るさを発揮
  • 中央にあるフォーカスノブは大きめで操作しやすくピントもすぐに合わせやすい
気になるポイント
  • 重さが910gあるため持ち運びの際や混雑したスポーツ会場の客席などで使うにはやや不便
こんな人におすすめ
日本の老舗ブランドの中、12倍の高倍率タイプでも明るさと視野を確保できる妥協のないハイスペックなモデルをお探しの方におすすめです。

【バードウォッチング・アウトドアに】双眼鏡のおすすめ3選

選び方のポイント
  • 真昼でも野鳥の多くは暗い場所にいるため大口径の明るいレンズを選ぼう
  • 過酷なアウトドア環境にも耐えうる防水・防塵性能のあるモデルを選ぼう
  • 遠くの野鳥や山々などを見るために高倍率ズーム機能があるものを選ぼう

Nikon ニコン 双眼鏡 PROSTAFF P7 10×30

サイズ‎12.5 x 13 x 5.2 cm
重量470g
倍率10倍
対物レンズ有効径/ひとみ径30㎜/3㎜
実視界/見掛視界6.6°/59.9°
最短合焦点距離2.5m
明るさ9
日本
評価・レビュー
コスパ
(4.5)
明るさ
(4.5)
視野の広さ
(4.5)
耐久性
(5.0)
持ち運びやすさ
(4.5)
ポイント
  • 独自の多層膜コーティングと位相差補正コーティングにより明るさ9のクリアな視界を実現
  • 撥水・撥油コーティングに加え1mの水深に10分浸かっても耐えうる防水性能がありアウトドアに最適
  • 旧モデルより見掛け視界が4°以上広い59.9°になり自然観察でのパノラマ性がアップ
気になるポイント
  • 口径30㎜・ひとみ径3㎜と光を取り込む量がミドルクラスのため森などの暗所での使用はやや不適
こんな人におすすめ
アウトドアに最適な非常に高い防水性能や撥水性を備え、10倍ズームでも広い視野を確保できるコスパの高いモデルをお探しの方におすすめです。

OM SYSTEM/オリンパス OLYMPUS 双眼鏡 8X25WP II

サイズ11.5 x 11.4 x 4.5 cm
重量260g
倍率8倍
対物レンズ有効径/ひとみ径25㎜/2.5㎜
実視界/見掛視界6.5°/非公開
最短合焦点距離1.5m
明るさ6.3
日本
評価・レビュー
コスパ
(5.0)
明るさ
(4.0)
視野の広さ
(4.0)
耐久性
(5.0)
持ち運びやすさ
(5.0)
ポイント
  • 縦横11cm強・重さ260gの小型軽量設計でアウトドアでも持ち運びやすさが抜群
  • 最短合焦点距離が1.5mのため近くにある木々や花々などのディテール観察が可能
  • 1mの水中に5分浸けても耐えうる高い防水性能がありアウトドア用として最適
気になるポイント
  • 8倍の小倍率ズームに加え25㎜の小口径で明るさが不十分なのでバードウォッチングには不向き
こんな人におすすめ
登山やトレッキングなどに気軽に持っていける軽量小型サイズで近距離も見れるコスパ最強モデルをお探しの方におすすめです。

ペンタックス PENTAX 双眼鏡 Jupiter 12×50 ケース・ストラップ付 65913

サイズ‎16.2 x 19.9 x 6.6 cm
重量860g
倍率12倍
対物レンズ有効径/ひとみ径50㎜/4.2㎜
実視界/見掛視界5.6°/非公開
最短合焦点距離9m
明るさ17.6
日本
評価・レビュー
コスパ
(5.0)
明るさ
(5.0)
視野の広さ
(4.5)
耐久性
(4.0)
持ち運びやすさ
(4.0)
ポイント
  • ペンタックスの歴史ある「Jupitar」シリーズの中でも12倍率ズーム・モデルで驚きのコスパを実現
  • 高倍率に加えひとみ径4.2㎜・明るさ17.6のため暗い山中や日暮れ時でも明るさを発揮
  • 安い価格帯でありながらケースとストラップが同梱されているのも嬉しいところ
気になるポイント
  • 重さ860gは女性にはやや持ち運びにくく防水性能が明記されていないのも気になるところ
こんな人におすすめ
実績ある日本ブランドで、バードウォッチングに最適な10倍以上の高倍率と充分な明るさを備えたコスパ最強モデルをお探しの方におすすめです。

【天体観測に】双眼鏡のおすすめ3選

選び方のポイント
  • 遠くの星や星座を見るため10倍以上の高倍率ズームができるモデルを選ぼう
  • 暗い夜空をパノラマで見るために視野が広く大口径の明るいレンズを選ぼう
  • どの季節も夜は寒暖差が大きくなるため防曇性能のあるモデルを選ぼう

サイトロンジャパン 双眼鏡 Comet Scan 15×70 完全防水 B373

サイズ‎8.5 x 22 x 27.5 cm
重量1,950g
倍率15倍
対物レンズ有効径/ひとみ径70㎜/4.7㎜
実視界/見掛視界4.3°/非公開
最短合焦点距離12m
明るさ22.1
日本
評価・レビュー
コスパ
(5.0)
明るさ
(4.5)
視野の広さ
(4.0)
耐久性
(4.0)
持ち運びやすさ
(4.0)
ポイント
  • 天体望遠鏡などの輸入販売業者・サイトロンジャパンによる天体望遠鏡として最適な15倍ズーム・モデル
  • 大口径70㎜レンズでひとみ径は4.7㎜・明るさは22.1なので10倍以上の高倍率でも明るさがキープできる
  • 見口がツイストアップ式のソフトなゴム素材で見やすくメガネでも余裕を持って見れる19㎜のアイレリーフを採用
気になるポイント
  • 天体観測用でも2kg近い重量はやや重めで実視界が4.3°のためパノラマでは見にくい可能性あり
こんな人におすすめ
天体観測用に特化した15倍の高倍率ズーム・70㎜の大口径レンズを備えたコスパ最強モデルをお探しの方におすすめです。

PENTAX 双眼鏡 SP 20×60 WP ポロプリズム 65874

サイズ19.5 x 22.4 x 8.5 cm
重量1,400g
倍率8~20倍
対物レンズ有効径/ひとみ径60㎜/3.0㎜
実視界/見掛視界2.2°/非公開
最短合焦点距離8m
明るさ9
日本
評価・レビュー
コスパ
(4.5)
明るさ
(4.5)
視野の広さ
(4.0)
耐久性
(5.0)
持ち運びやすさ
(4.5)
ポイント
  • 信頼の老舗ブランド「ペンタックス」による8倍から20倍の多様なズームに対応した天体観測に最適なモデル
  • 耐久性が強く劣化しにくいアルミニウム製ボディはJIS保護等級6級相当の防水性と共に防油性も発揮
  • ひとみ径3㎜でフルマルチコーティングにより明るいイメージを実現しフレアとゴーストの抑止効果も発揮
気になるポイント
  • 実視界が2.2°で見掛け視界が非公開のため天体観測時にどれだけワイドで見られるかどうかは未知数
こんな人におすすめ
信頼ある日本ブランドで、アウトドアに強い堅牢な造りで20倍の超高倍率に対応したコスパの高いモデルをお探しの方におすすめです。

Celestron Skymaster 25X70 双眼鏡 ‎71008

サイズ‎27.94 x 22.1 x 10.92 cm
重量1,470g
倍率25倍
対物レンズ有効径/ひとみ径70㎜/2.8㎜
実視界/見掛視界2.7°/非公開
最短合焦点距離22.86m
明るさ非公開
アメリカ
評価・レビュー
コスパ
(4.0)
明るさ
(5.0)
視野の広さ
(4.0)
耐久性
(5.0)
持ち運びやすさ
(4.0)
ポイント
  • 望遠鏡販売の実績もある米国ブランド「セレストロン」による約1.4㎏の軽量で25倍ズームを実現したモデル
  • 大口径70㎜に加えて高品質BAK4プリズムとマルチコーティングレンズの採用で明るくかつ高精細な視野を実現
  • 収納バッグ・三脚アダプター・レンズ入れなども同梱したお得なオールインワンのセット商品
気になるポイント
  • 防水性能がない点とアイレリーフが短めの13㎜で分厚いメガネにはやや不向きな点が残念
こんな人におすすめ
天体望遠鏡の実績ある国際ブランドで、20倍を超えるズーム性能と大口径かつ優れた光学性能を備えた高級モデルをお探しの方におすすめです。

最初に知っておくべき!双眼鏡の基礎知識

知っておくべき双眼鏡の基礎知識
双眼鏡の基礎知識は、以下の5つです。

  • 倍率
  • 対物レンズ有効径とひとみ径
  • 実視界と見かけ視界
  • ポロプリズム式とダハプリズム式
  • レンズ・プリズムのコーティング

倍率

双眼鏡で最も重視する「倍率」は、「どのくらい大きく(近く)見えるか」を表した数字です。

倍率が高いほど、遠方の対象物も大きく見えるのは事実ですが、倍率が高すぎると視野が狭く、暗くなり、手ブレもひどくなるので観察には不向きです。

通常の使用で、高い倍率の双眼鏡が欲しい時は「8~10倍」が目安です。8倍は視野が明るく、薄暗い場所や動きのある対象物でを見やすいです。

10倍は8倍よりやや暗いですが、臨場感があり、細部までじっくり見るのに適しています。ドームライブのような広大な会場では、10倍でないと位置によってはステージが見づらくなります。

これ以上の高倍率は、暗さや手ブレのデメリットが強く出てきます。使う場合は、防振機能などの補正があった方が良いでしょう。

対物レンズ有効径とひとみ径

早朝や夕方など薄暗い時間帯や、暗い舞台を見るためには、対象物がどれほど明るく見えるかが重要です。

双眼鏡の視界の明るさは「対物レンズ有効径」と「ひとみ径」で決まってきます。

「対物レンズ有効径」は、対物レンズの直径です。対物レンズ有効径が大きいほど集光力があり、解像度が高く、明るく見えます。

「ひとみ径」は、接眼レンズを通して見える対物レンズの像の直径です。ひとみ径が大きいほど、視界が明るくなります。

ひとみ径を2乗した値が、双眼鏡の「明るさ」です。

実視界と見かけ視界

スポーツ観戦や野鳥観察など、動きの激しい対象物を見るには、「実視界」と「見かけ視界」をチェックしましょう。

実視界は「双眼鏡を動かさずに見える範囲」、見かけ視界は「双眼鏡を覗いた時に見える視野の範囲」を、それぞれ角度で表しています。

実視界が広いと一度に見える範囲が広いので、動き回る対象物を捉えやすくなりますが、倍率に反比例して狭くなります。

見かけ視界が広いと、倍率が高くても実視界が広くなり、臨場感が増します。見かけ視界65度以上は広い場所での使用に適した「広角双眼鏡」になります。

併記される「1000m先視界」は視界の広さを表し、実視界で見える1000m先の範囲を単位メートルで表しています。

ポロプリズム式とダハプリズム式

双眼鏡の光学系は、大きく「ポロプリズム式」と「ダハプリズム式」の2種類に分かれます。

ポロプリズム式(ポロ式)は、2~3個の直角プリズムを組み合わせ、像を正立させます。光の干渉や損失が少なく、明るくシャープで立体感のある視野を得られます。

接眼レンズから対物レンズにかけて幅が広がるボディが特徴で、大口径の対物レンズも使えます。

ダハプリズム式(ダハ式)は、屋根形のダハプリズムを使用しています。ダハプリズムは、ポロ式と同レベルの視界を得るために精密な加工やコーティングが必要なため、やや高価になります。

また、ダハ式の双眼鏡は、対物レンズから接眼レンズまでが一直線になった、スマートなボディが特徴です。構造上両目の幅以上のレンズを使えないので、必然的にコンパクトなモデルが多くなります。

レンズ・プリズムのコーティング

双眼鏡のレンズやプリズムには、より鮮明な像を見るためのコーティングが施されています。

コーティングすることで、入ってくる光の反射による光量ロスやフレア、ゴーストを抑え、より明るくクリアな視界を得ることができます。

コーティングはレンズの表面と裏面に施されます。三層以上の多層膜コートは「マルチコート」と呼ばれ、透過率、コントラストの高い明瞭な視界を得られます。特に天体観測には、良質のコーティングが施された双眼鏡が向いています。

ダハプリズムは、仕様から位相ズレ、ハレーションがおきやすいので、位相差補正をするコーティングが施された製品が多いです。

コーティングには、水滴や汚れの付着を防止し、メンテナンスを楽にするタイプもあります。

コーティングされたレンズは、様々な色合いで反射します。もしレンズの反射光が白い場合は、コーティングが無い可能性があるので、避けた方が無難です。

双眼鏡のおすすめ主要メーカー

双眼鏡を覗く女性
双眼鏡のおすすめ主要メーカーの5つの特徴や評価を解説します。

  • ニコン
  • ペンタックス
  • オリンパス
  • ブッシュネル
  • セレストロン

ニコン

ニコンはお馴染みの日本の老舗カメラブランドで、双眼鏡も今回ご紹介した5つの分野すべてをカバーするラインナップの豊富さが特徴。

最も評価されているのは業界最高水準の明るく高精細な光学性能を備えながら安い価格帯でコスパの高さを実現している点です。

「アキュロン」シリーズがその代表格で、スポーツ用の「スポーツスター」シリーズも大人気。コスパの高さを求める方におすすめのメーカーです。

ペンタックス

ペンタックスもまた日本でお馴染みの老舗光学機器メーカーで、双眼鏡では望遠鏡設計のノウハウを生かした高倍率性能が特徴。

多くのモデルが高倍率かつ高い耐久性や明るいイメージを備えていながら、ニコンよりも安い価格帯を実現したコスパの高さで人気を集めています。

ペンタックスは10倍以上で50㎜の大口径の「Jupiter」シリーズが人気で、バードウォッチングが好きな方におすすめのメーカーです。

オリンパス

オリンパスもまた20世紀初頭からある日本の老舗光学機器メーカーで、双眼鏡では特に10,000円前後のコスパ最強モデルが大人気です。

オリンパスの双眼鏡の人気モデルの多くはおしゃれな小型軽量設計タイプで、かつ光学性や防水性に優れたモデル。

「olympus wp ii 8×25」などが人気で、ライブ・演劇・ウォーキングなどに気軽に持っていける小型双眼鏡をお探しの方におすすめのメーカーです。

ブッシュネル

ブッシュネルはアメリカの老舗光学機器メーカーで、双眼鏡ではスポーツやアウトドア系のコスパが高いモデルが大人気。

特にボディの高い耐久性に定評があり、防水防塵に加え温度差のあるアウトドア環境には嬉しい防曇性能を備えた高級モデルもあります。

「Bushnell 10 X 50 Falcon」が代表的な人気機種で、アウトドアやスポーツ観戦でコスパの高いモデルをお求めの方におすすめのメーカーです。

関連記事:世界の双眼鏡メーカーをチェックしよう!

こちらの記事では日本・海外の双眼鏡メーカーを紹介しています。
各社のランキング上位のおすすめ双眼鏡もチェックしましょう。

双眼鏡メーカー一覧
双眼鏡メーカーおすすめ最強21選!ランキング上位の双眼鏡は?

セレストロン

セレストロンはアメリカの老舗の天体望遠鏡メーカーで、双眼鏡でもその長く培った高い望遠技術を生かした天体観測用モデルが大人気。

20倍を超える高倍率ズームでありながら高品質なBaK-4プリズムを使うなど光学性に優れているため明るい視界を実現しています。

コスパの高い「TrailSeeker」や「Skymaster」シリーズが人気で、天体観測に特化した高コスパ品をお探しの方におすすめのメーカーです。

双眼鏡の正しい選び方

双眼鏡の正しい選び方
双眼鏡の正しい選び方を以下の3つのポイントから解説します。

  • 形状で選ぶ
  • 目的で選ぶ
  • 機能で選ぶ

形状で選ぶ

双眼鏡には、コンパクトタイプとスタンダードタイプがあります。

軽く持ち運びやすいコンパクトタイプは、バッグに入れてライブ、芸術鑑賞やスポーツ観戦、旅行でも活躍します。

スタンダードタイプは、ボディが大きくなるため携帯性は下がるものの、スペックが高いモデルが多く、バードウォッチングや天体観測など、野外での使用に本領発揮します。

目的で選ぶ

双眼鏡のサイズや重量は、最も面積の大きい対物レンズ径によってだいたい決まります。

レンズが大きくなると重量も増えるので、ライブやスポーツ観戦、旅行で使うなら、長時間持っても疲れにくい、コンパクトな対物レンズ有効径25mm以下の双眼鏡が適しています。

倍率は6~12倍で、薄暗い屋内でも快適に鑑賞できるよう、明るさの数値が高く、手ブレ補正機能がついたモデルがおすすめです。

レジャーや野外観察は、対物レンズ有効径30mm以上、倍率6~10倍の双眼鏡が向いています。

防振機能や防水防曇性能を搭載したモデルだと、屋外での観察が楽になります。

天体観測なら、対物レンズ有効径40mm以上で、集光力、光学性能が高くマルチコーティングを施されたモデルが、星を見るのに適しています。

機能で選ぶ

元は船舶で重要視されていた、視界のブレを抑制する防振機能は、今やライブやコンサートでの必須機能です。

搭載したモデルは比較的重く、価格も高いものの、本人や会場の動きが激しいライブ会場や、目まぐるしく動く選手を追うスポーツ観戦では、ブレないクリアな視界を得られるので、口コミで広がり絶大な人気があります。

アウトドアでの使用なら、完全防水、防曇性能を持つモデルなら、急な天候悪化や水辺、雪山などハードなアクティビティで安心して使え、カビが発生する可能性も少なくなります。

眼鏡をかけている人は、アイレリーフの長さもチェックしましょう。アイレリーフは、全視野が欠けずに見える、接眼部から目までの距離です。アイレリーフが15mm以上あると、余裕をもって観測を楽しめます。

双眼鏡の重要ポイントまとめ

双眼鏡の重要なポイントは以下の3つです。

  • 双眼鏡は安い価格帯の中にもニコンなどの老舗日本ブランドの高性能モデルが数多くあってコスパ最強
  • 双眼鏡選びのポイントは倍率にありライブ・演劇では10倍前後・スポーツ・天体観測ではそれ以上が基本
  • 双眼鏡はドームコンサートや天体観測などでは明るい50㎜以上の大口径レンズがおすすめ

この記事を書いたライターからのコメント

双眼鏡を5つの目的別に紹介してきましたが、双眼鏡が趣味や娯楽のさまざまなシーンでとても役立つものだと知っている方は少ないように思えます。

ライブで双眼鏡をかざせば大好きなアーティストを直に見ている興奮が味わえ、ウォーキングでは普段よく知っている景色がまったく違って見えるでしょう。

天体観測以外でも双眼鏡の向こうはまさに別世界であり、それは海でも山でも美術館でも心の栄養となる何かを届けてくれるはずです。

ツバキ
ライター:ツバキ

香川県在住。映画や小説が大好きで、文学賞を受賞し1度だけ出版歴あり。現在は「ぐーちょ」で執筆業務を担うなど、Webライターを副業としています。
カメラなどのデジタル機器・デバイスやガジェットに興味があり、「ぐーちょ」で新商品を紹介するときは「すごい、こんなのがあるんだ」と胸を躍らせています。
また50種類以上の植物を育てる自称・園芸家でもあり、植物の記事を書くときもテンションは高めです。

※製品紹介、メーカー、まとめの部分を執筆しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です