「50インチくらいの大型のテレビが欲しい」という人がますます増えているようです。いざお店に行くと「有機EL」「フルHD」「4K」…なんだか聞きなれない言葉がいっぱいあってどうやって選べばいいのか途方にくれてしまいます。この記事では、選び方のポイントやおすすめの50インチテレビを紹介します。
50インチ(V型)テレビのサイズとおすすめポイント
50V型テレビのサイズ
参考にシャープのアクオス50V型のサイズを取り上げてみます。
横112.6cm、高さ67.7cm、幅9.6cm、足のサイズが横65.9cm、奥行27.1cm
どのメーカーもほぼ同じサイズです
迫力満点
画面が大きいので、家に居ながら映画館の気分を味わうことができます。ダイナミックな映像、臨場感のあるサウンドやライブ映像などを十分に楽しめるのはやはり大画面の醍醐味でしょう。
狭い部屋には不向き
50インチのテレビを狭い部屋に置くと設置スペースが取られてしまいますし、近すぎてチカチカします。設置距離の目安としては、テレビ画面の縦寸法の3倍、(4Kは1.5倍)とされています。ですから、50インチのテレビであれば最低でも視聴距離が約1.9m、(0.9m)部屋の広さが10~20畳(6~8畳)の余裕が欲しいものです。
50インチ(V型)テレビの選び方のポイント
種類
液晶
液晶の仕組みは、色の付いたフィルターにバックライトを当てて映像を作り出すというものです。そのため黒がはっきりしない、残像が残りやすいというデメリットがあります。ですが、画面が見やすく、消費電力が少ないというメリットがあります。
- IPSパネル
IPSパネルは視野角度が178度と広いのが特徴で、大人数で見る、寝転んで見ることが多い人に最適です。
- VAパネル
VAパネルは明るい画面でコントラスト性能が高いのが特徴で、正面から見るのに最適です。そのため斜めから見ると色が薄く見えるというデメリットがあります。
有機EL
有機ELとは「有機エレクトロ・ルミネッセンス」の略で、有機物を発光させ映像を映し出します。それで、色が鮮やかに、液晶が苦手とする「黒」も美しく映し出すことができます。有機ELテレビは圧倒的な高画質ですが、液晶テレビと比べると値段も倍ほどします。
有機ELテレビは放電スペースが不要なので、液晶テレビの10分の1という厚さ、約10kg軽いテレビです。
パネル性能(解像度)
解像度の数値が大きいほど、より繊細で画質のよいコンテンツを楽しむことができます。
フルハイビジョン
フルハイビジョンは日本では主流で2Kとも呼ばれています。解像度は1920×1088です。
4K
4Kの解像度は3840×2160でフルハイビジョンの4倍(約829万画像)あります。
LEDバックライト
直下型
直下型は液晶の裏側にLEDバックライトが余すところなく敷き詰められているので、画面を明るくし、リアルな精細感や豊かな色を映し出すことができます。LEDライトを敷き詰めるために薄型化が困難で、価格もエッジ型と比べ高くなります。
エッジ下型搭載
エッジ型は液晶の裏側ではなく、上下左右にLEDを配置し画像を映し出すので、直下型と比べるとやや画像の質が落ちます。しかし、LEDが少ない分、薄型で、消費電力も抑えられ、価格も安いというメリットがあります。
各種機能・外部出力機能
自分や家族にとって何が必要な機能かを見極めて、搭載されているモデルを選ぶのか、外付けした方がいいのか選ぶ時に考えましょう。
内蔵HDD録画対応
テレビ本体にハードディスクが内蔵されているので、手軽にテレビの録画や再生を行うことができます。
ブルーレイ
テレビ本体にブルーレイレコーダーが内蔵されたテレビで、気軽にブルーレイで録画や再生を行うことができます。
画面分割
テレビのチャンネルが違う番組を2つ同時に再生できる機能です。テレビだけでなく、ゲームやパソコン、DVDなどの画面とも分割できるので家族の見たい番組が異なる時、見たい番組が同時に行われている時に便利な機能です。
HDMI端子
高精細度マルチメディアインターフェイスの略で、1本のケーブルで映像と音声をデジタル出力することができます。ブルーレイレコーダー、パソコン、ゲームなどと接続する時に使用します。
ARC
テレビとAVアンプ・ホームシアターをHDMIで接続するには光ケーブルが必要ですが、ARC対応だとHDMIケーブルだけで接続可能です。
MHL
モバイル端末側のマイクロUSBと接続が可能になる機能で、スマートフォン、タブレットの画像をテレビの画面に映し出すことができます。
50インチ(V型)テレビのおすすめ10選
シャープ アクオス LC-50US5
シャープ アクオス LC-50US5のおすすめポイント3つ
- フロント・オープン・サウンド・システム・プラス
- cocoro vision 搭載
- 新開発4Kスマートエンジン搭載
シャープ アクオス LC-50US5のレビューと評価
フロント・オープン・サウンドで臨場感溢れる音をご家庭で
このアクオスの特徴はなんといっても音を前方に導くサウンドです。オンキョー株式会社とのコラボで生まれた臨場感豊かな高音質をご家庭で楽しむことができます。
Cococro visionといって人口知能が家族のよく見る番組や利用した時間を学習し、好きなジャンルの番組やよく見る芸能人が出演する番組を音声で伝えてくれる驚きの機能が搭載されています。
シャープ アクオス LC-50US5の仕様・製品情報
録画機能 | 外付けHDD対応 |
外部出力機能 | HDMI端子 |
LEDバックライト | エッジ型 |
チューナー | 地上デジタル(CATVパススルー)BS110CSデジタル |
東芝 レグザ Z810X
東芝 レグザ Z810Xのおすすめポイント3つ
- 色・ツヤ・キメ 美肌高画質
- タイムシフトマシン
- 「みるコレ」で見たいものだけ見る
東芝 レグザ Z810Xのレビューと評価
レグザエンジンBeauty PROでクリア・リアルな高画質
東芝レグザは全面直下型LEDバックライトの4K液晶だから、肌の質感や顔の立体感までリアルに再現できるのが最大の特徴です。精細感、色彩、輝きを再現できるのは、さまざまな超解像度技術を駆使しているからです。
レグザパワーサウンドとレグザサウンドイコライザーファインでハイクオリティな音質、繊細な音が再現されるので自然でダイナミックな音をご家庭で堪能できます。
見逃がしてしまった番組も「タイムマシンシフト」機能を使えば、放送済の番組であってもボタン一つで楽しむことができます。
「みるコレ」機能を使って好きなタレント、ドラマ、アニメなどをお気に入りに登録すれば自動検索され、見たい番組がすぐに見つかります。それだけでなく、見たいシーンにも素早くアクセスできます。
東芝 レグザ Z810Xの仕様・製品情報
録画機能 | 外付けHDD対応 |
外部出力機能 | HDMI端子 |
LEDバックライト | 直下型 |
チューナー | 地デジビューティーPRO |
三菱 REAL LCD-A50BHR8
三菱 REAL LCD-A50BHR8のおすすめポイント3つ
- ブルーレイ内蔵レコーダー内臓
- こだわりの使いやすさ
- 2番組同時録画が可能
三菱 REAL LCD-A50BHR8のレビューと評価
簡単操作・スッキリインテリアでごちゃごちゃから解放
ブルーレイ内臓だからリモコン一つで録画・再生・ダビングが可能な上に、テレビ周りの配線もスッキリするので、お部屋をスタイリッシュにしたい方にはおすすめです。
SDカードスロットが搭載されているので、デジカメで撮影した写真やビデオカメラで撮影した動画を大画面で楽しむことができます。
ダイヤモンドエンジン・ダイヤモンドパネルでデコボコのない艶やかな液晶をエッジの際まで高画質の映像を映し出すことができます。
三菱 REAL LCD-A50BHR8の仕様・製品情報
録画機能 | 内蔵ブルーレイ録画・外付けHDD対応 |
外部出力機能 | HDMI端子 |
LEDバックライト | 直下型LEDバックライト |
チューナー | 地上デジタル・BSデジタル・110CSデジタル |
LG エレクトロニクス OLED55C7P
LG エレクトロニクス OLED55C7Pのおすすめポイント3つ
- 有機ELテレビで真実の黒を再現
- Dolby Atmosで新時代のサウンド
- 国産と比べ激的に安い
LG エレクトロニクス OLED55C7Pのレビューと評価
国産モデルだけじゃない!本物の黒と迫りくる映像がスゴ過ぎる
LGエレクトロニクスは有機ELの先駆けとなった韓国のメーカーで、液晶パネルでは世界一を誇る実力があります。有機ELは本物の黒・闇を最高の技術をつくして表現できるので、今まで見たことのない漆黒の画面に吸い込まれてしまうかもしれません。国内メーカーにこだわりのない人にはおすすめです。
OLED55C7PにはLEDがないので4.7mmの薄さ、17.3kgの軽さが実現しています。
OLED55C7Pには映画館でも採用されているDolby Atmosのサウンドシステムを搭載しているので、画面の高画質だけでなく、最高のサウンドにも感動するはずです。
LG エレクトロニクス OLED55C7Pの仕様・製品情報
録画機能 | 外付けHDD対応 |
外部出力機能 | HDMI端子 |
パネル | 有機EL |
チューナー | 地上デジタル(CATVパススルー)BS110CSデジタル |
パナソニック VIERA TH-55EZ950
パナソニック VIERA TH-55EZ950のおすすめポイント3つ
- ビジュアルグランプリ2017 SUMMER 映像音響部会 受賞
- 安心の国産有機ELテレビ
- スマホやタブレットと連携
パナソニック VIERA TH-55EZ950のレビューと評価
4K解像度と有機ELならではの高コントラストで息を飲む画像
高画質エンジン「ヘキサクロマドライブPLUS」が有機ELのポテンシャルを存分に引き出し、繊細な画像をスクリーンの隅々にまで映し出します。国内メーカーの有機ELテレビは価格が高いのがネックでしたが、安心のパナソニックのビエラが遂に30万円を切り、人気が急上昇しています。機能や操作性、対応性、デザインなどの評価も高いことからもおすすめです。VIERAはスマホやタブレットと連携も充実しており、専用の無料アプリ「Panasonic Media Access」を使うと放送中の番組や録画した番組を外出先でもテレビとして見ることができます。
パナソニック VIERA TH-55EZ950の仕様・製品情報
録画機能 | USB HDD録画対応 |
外部出力機能 | HDMI端子 ・ARC対応 |
パネル | 有機EL |
チューナー | 地上デジタル・BSデジタル・110度CSデジタル対応 |
ソニー ブラビア KJ-55X9500E
ソニー ブラビア KJ-55X9500Eのおすすめポイント3つ
- ハイレゾ対応スピーカーで臨場感たっぷり
- X1 Extreme搭載でハイコントラストを実現
- 音声検索
ソニー ブラビア KJ-55X9500Eのレビューと評価
ハイレゾ対応スピーカーと高画質が生み出すこれまでなかった圧倒的な臨場感
ソニーを選ぶ人は音のこだわりやスタイリッシュなボディに惹かれる人が少なくないようですが、ブラビア KJ-55X9500Eはフロントの両サイドとスタンド内に磁性流体スピーカーを搭載しているので、テレビの常識を超えるバーチャルサウンドを画像と共に楽しむことができます。画像を消して、音だけ聞く機能もソニーらしいですね。ブラビア KJ-55X9500Eは音だけでなく、4K高画質プロセッサーを搭載した高コントラスト、高精細、豊かな階調表現を持つソニー最高峰モデルです。
ソニー ブラビア KJ-55X9500Eの仕様・製品情報
録画機能 | 外付けHDD対応 |
外部出力機能 | HDMI端子 |
LEDバックライト | エッジ型 |
チューナー | 地上デジタル、BS・110度CSデジタル |
日立 Wooo L49-ZP5
日立 Wooo L49-ZP5のおすすめポイント3つ
- スリムブロックLEDパネル
- 新型4K IPSパネル採用で高色域と高視野角を実現
- ソニックエモーションとバスレフ型スピーカーで立体的なサラウンド
日立 Wooo L49-ZP5のレビューと評価
液晶で艶のある深い黒を実現!画質にこだわった日立の自信作!
日立は直下型でもエッジ型でもない「スリムブロックLEDパネル」を採用することにより、光をいわば支配し、液晶が苦手としていた光漏れや黒浮きを防ぎ、ダークな色を再現します。Wooo(L49-ZP5)は、ソニックエモーション社が開発した3D音場形成技術が採用されているので、立体感のあるサラウンドを実現することができます。また、スリムな本体ですが、バスレフ型スピーカーを搭載しているので、映画や音楽番組では特に迫力ある音を堪能することができます。
日立 Wooo L49-ZP5の仕様・製品情報
録画機能 | 内蔵HDD録画 |
外部出力機能 | HDMI端子 |
LEDバックライト | スリムブロック型 |
チューナー | 地デジ / BS / CS×2 |
マクスゼン JU49SK03
マクスゼン JU49SK03 のおすすめポイント3つ
- ジェネリックだから超リーズナブル
- 自信があるからできる1000日保証
- 国産チップ搭載
マクスゼン JU49SK03 のレビューと評価
必要な機能だけがギュッと詰まったコスパ最高峰の液晶テレビ
ジェネリック家電だからといって必要な機能は一切妥協せずこだわって生産されたテレビです。信頼のおけるTOSHIBAエンジンや高品質の純国産パーツを採用しています。直感で操作できるボタンサイズが大きなリモコンやHHDMIも3系統搭載しています。スーパーレゾリューション技術でより高精細な映像を再現します。全面パネルにスピーカーを搭載しているので全音域で迫力のある音を再現することができます。マクスゼンのテレビは国内最高峰のコストパフォーマンスゆえに楽天やYahooランキングでも1位を獲得するほどの人気の高いおすすめのテレビです。
マクスゼン JU49SK03 の仕様・製品情報
録画機能 | 外付けHDD対応 |
外部出力機能 | HDMI端子/ ARC |
LEDバックライト | 直下型 |
チューナー | 地デジ / BS / 110度CS |
ハイセンス HJ55N8000
ハイセンス HJ55N8000のおすすめポイント2つ
- フロント3スピーカー
- ウルトラカラー・コントラスト・モーション
ハイセンス HJ55N8000のレビューと評価
コスパのいいスマートテレビが遂に日本上陸!
ハイセンスは、中国の大手電機メーカーでテレビでは世界第三位の実力があります。中国製を嫌う人も少なくないようですが、ハイセンス HJ55N8000は見る人をワクワクさせるウルトラカラー、滑らかなウルトラモーションの画像を楽しめますし、フロントスピーカー搭載なのでリアルな音を体感することもできるので、コスパもよくおすすめです。
ハイセンス HJ55N8000の仕様・製品情報
録画機能 | 外付けHDD対応 |
外部出力機能 | HDMI端子 |
LEDバックライト | エッジ型 |
チューナー | 地デジ / BS / CS×2 |
ドウシシャ サンスイ SDN50-BW1
ドウシシャ サンスイ SDN50-BW1のおすすめポイント3つ
- 日本匠設計
- ブルーライトガード機能
- 和紙素材スピーカー
ドウシシャ サンスイ SDN50-BW1のレビューと評価
オリジナル性が高い、安心の国内メーカーコスパ最強モデル
サンスイのメインボードは東芝映像ソリューションが開発したものを使っているので、安心の品質です。「美・彩・細エンジン」にピクチャーエンハンサー機能が加わり、超解像処理を自動でも手動でも調整できます。おすすめはなんといっても和紙素材のスピーカーです。コーン紙と和紙素材を美濃和紙の紙抄き技術で一枚に焼き上げ、ハリとしなやかさを兼ね備えたスピーカーです。従来のスピーカーと比べ、人の声はより鮮明に、効果音は臨場感が溢れるように、楽器は繊細に表現できるのが特徴です。サンスイのテレビには目に優しいブルーライトカット機能が付いているので、リモコン一つで最大50%カットすることができます。ブルーカットメガネやフィルターが必要なくなるうれしい機能の一つです。
ドウシシャ サンスイ SDN50-BW1の仕様・製品情報
録画機能 | 外付けHDD対応 |
外部出力機能 | HDMI端子 |
LEDバックライト | 直下型 |
チューナー | 地デジ / BS / CS×2 |
まとめ
10のメーカーからおすすめのテレビを厳選してご紹介しました。映像、音、機能、価格などこだわるポイントは人それぞれです。テレビはエンターテインメントであり、家庭でくつろぎながら楽しむことができるマストアイテムです。あなたのライフスタイルにあったテレビが見つかりますように。