三脚を使用するメリットやビデオカメラの取り付け方、おすすめメーカー、選び方のコツも解説していますでの、合わせて参考にしてみてください。


三脚を使用するメリット
ビデオカメラに三脚を使用するメリットは、以下の3つです。
- ビデオカメラをしっかりと固定できる
- 手ブレを防止できる
- 傾きのない映像を撮影できる
ビデオカメラをしっかりと固定できる
三脚を利用する1番のメリットは、ビデオカメラをしっかりと固定できることです。人混みから遠くを撮影する際に手でビデオカメラを持ち上げていると負担が大きいですが、三脚を使用すれば長時間でも楽に撮影が行えます。
また、野球やサッカーなどの試合を撮影する場合でも、ブレを抑えた美しい映像が長時間撮影できて便利です。
手ブレを防止できる
長時間ビデオカメラを手で持って撮影していると、どうしても手ブレが発生します。撮影画面の揺れを抑えたい場合には、三脚にビデオカメラを固定するのがおすすめ。運動会で観客席から遠くの子供を撮影する場合でも、手や腕も負担を軽減できて便利です。
手ブレの少ない美しい映像を求める場合には、手振れ補正機能搭載のビデオカメラに加えて、三脚の利用を考えてみましょう。
傾きのない映像を撮影できる
三脚を使用すればビデオカメラをしっかりと固定できるので、手持ちで使う場合に比べると垂直や水平を整えやすくなります。風景や建物を撮影する場合はもちろん、静止画を撮る場合には、しっかりと構図に注目する必要があります。
三脚にビデオカメラを取り付ければ、水平や垂直が整っているか、被写体の周囲をどれくらい映り込ませるかなど、細かく確認して撮影できます。
三脚の取り付け方
三脚おすすめメーカー一覧
ビデオカメラに取り付ける三脚のおすすめメーカー3つと特徴や評価を解説します。
- マンフロット(Manfrotto)
- スリック(SLIK)
- ベルボン(Velbon)
マンフロット(Manfrotto)
フランスの三脚メーカーである「マンフロット」は、軽量なモデルを数多く製造しているのが特徴。携帯時の負担が軽減できるので、旅行やキャンプなどに持参する三脚をお探しの場合におすすめです。
また、デザイン性に優れている製品も多く、所有欲が満たせる点も魅力。機能だけでなく外観にもこだわりたい方はチェックしてみましょう。
スリック(SLIK)
日本で高いシェア率を誇る三脚メーカー「スリック」。企画や設計、試作モデルの完成までを日本国内で行っており、品質に優れているのが魅力。プロが使用するハイスペックな製品だけでなく、リーズナブルな価格で購入できる初心者向けのモデルも取り扱っています。
ラインナップが豊富なので、初めて三脚を購入する場合にもおすすめのメーカーです。
ベルボン(Velbon)
スリックと同様に日本を代表する三脚メーカーである「ベルボン」。使い勝手に優れた製品が多く、高い評価を集めているメーカーです。
省スペース設計でイベントや運動会の撮影に便利なモデルや、軽量で旅行や登山に携帯しやすいモデルなど、多種多様な三脚を製造しているのが特徴。ラインナップが豊富で、好みのモデルを見つけやすいのも魅力です。
三脚の選び方
ビデオカメラ用の三脚の選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- 使用されている材質をチェックしよう
- 脚部の段数や固定方法で選ぼう
- 雲台の操作性で選ぼう
使用されている材質をチェックしよう
三脚に使用されている素材は、製品ごとにさまざまです。リーズナブルな製品が多いアルミ製の三脚は、軽量で携帯性に優れているのが魅力。カーボン素材を使用している製品は高めですが、振動が伝わりにくく、安定して設置できるメリットがあります。
備えている機能はもちろんですが、予算も考慮して選択するのがおすすめです。
脚部の段数や固定方法で選ぼう
三脚の脚は、4段か3段で収納できるのが一般的。折り畳んだ際にコンパクトなサイズに収まるのは4段の製品で、旅行など長距離移動時に携帯する三脚としておすすめです。
3段の三脚は、携帯性では4段に劣りますが、安定した設置が可能。最下段の脚に太さがあるので、しっかりと設置できるメリットがあります。
また、三脚の脚をロックする機構にも種類があります。ナットを回して脚を締める「ナットロック」やレバーを開閉して固定する「レバーロック」、ツマミを回す「ノブロック」、ベルボンが開発した「ウルトラロック」など、それぞれ固定しやすさが異なるので、しっかり確認しておくのがおすすめです。
雲台の操作性で選ぼう
三脚に搭載されている雲台は、製品ごとに異なります。一般的に雲台には、「2WAY雲台」「3WAY雲台」「自由雲台」の3種類が存在。水平と垂直の2軸方向に可動するのが2WAY雲台で、2軸に加えて横から縦方向にも動かせるのが3WAY雲台です。
ポール雲台とも呼ばれる自由雲台は、水平・垂直・縦横のすべてをダイヤルで操作できます。
ビデオカメラ用の三脚のおすすめ15選
ビデオカメラ用の三脚のおすすめ15選を紹介します。
ベルボン(Velbon) 小型ファミリービデオ三脚 4段 EX-447V2 ビデオ II
最初に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「ベルボン(Velbon) EX-447V2」です。
全高(EV含む/EV無し)/最低高 | (1550mm/1285mm)/460mm |
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EVスライド量 | 265mm |
縮長 | 485mm |
重量 | 1155g |
段数/脚径 | 4段/20、17、14、11mm |
脚ロック方式 | レバーロック式(EXパイプ) |
雲台 | FHD-43M(分離可能) |
付属品 | 三脚ケース/Bluetoothリモコン/スマホホルダー |
- 操作性に優れたオイルフリュード雲台が採用されています。
- パンストッパーとティルトストッパーを側面の同軸に配置しており片手で水平と垂直の制御は行えます。
- 小型で軽量な設計により携帯性に優れています。
「ベルボン(Velbon) EX-447V2」の特徴
粘性のある特殊なグリスにより、定速で滑らかな動きを可能にした「オイルフリュード雲台」を搭載しており、様々な映像表現に対応できます。
ベルボン(Velbon) ファミリー三脚 3段 EX-530 II
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「ベルボン(Velbon) EX-530 II」です。
全高(EV含む/EV無し)/最低高 | (1570mm/1247mm)/535mm |
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EVスライド量 | 323mm |
縮長 | 565mm |
重量 | 1460g |
段数/脚径 | 3段/23、20、17mm |
脚ロック方式 | レバーロック式 |
雲台 | QB-46 |
付属品 | 専用ケース/Bluetoothリモコン/スマホホルダー |
- ビデオカメラの着脱がワンタッチでできるクイックシュー機構を搭載しています。
- 開脚の角度調整に便利なテラーストッパーを備えています。
- 脚の伸縮は操作が簡単なレバーロック式を採用しています。
「ベルボン(Velbon) EX-530 II」の特徴
ビデオカメラの着脱がスピーディに行える「クイックシュー機構」や、三脚の脚の角度を調整できる「テラーストッパー」など、使い勝手に優れた機能が多数搭載されています。
スリック(SLIK) ライトカーボン E84
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「スリック(SLIK) E84」です。
全高(EV含む/EV無し)/最低高 | (1727mm/1407mm)/290mm |
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縮長 | 555mm |
重量 | 2090g |
段数/脚径 | 4段/28mm |
脚ロック方式 | ナット式 |
雲台 | エイブル 300 DX雲台 |
- 安定性に優れた28mm径の脚を備えています。
- カーボン素材を使用しているにも関わらず比較的手頃な価格で販売されています。
- 開脚ストッパーの操作によってハイ・ミドル・ローの3段階で脚の角度を調整できます。
「スリック(SLIK) E84」の特徴
脚の取り付け部分に搭載されている「開脚ストッパー」を操作することで、開脚角度をハイ・ミドル・ローの3段階で調整できる三脚です。
スリック(SLIK) GX 6400
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「スリック(SLIK) GX 6400」です。
全高(EV含む/EV無し)/最低高 | (1540mm/1275mm)/455mm |
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縮長 | 470mm |
重量 | 1240g |
段数/脚径 | 4段/21mm |
脚ロック方式 | レバー式 |
- クイックシューの取り付けにはドイツの工業規格「DIN4503」が採用されています。
- カメラとビデオ兼用の3WAY雲台が採用されています。
- ギア式のエレベーターによりハンドルの回転で細かく高さを調整できます。
「スリック(SLIK) GX 6400」の特徴
上下・左右・縦横の3方向で位置調整できる「3WAY雲台」や、ハンドルの回転で細かく高さを調整できる「ギア式エレベーター(ラック&ピニオン式)」を搭載しています。
スリック(SLIK) ライトカーボン E53
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「スリック(SLIK) E53」です。
全高(EV含む/EV無し)/最低高 | (1525mm/1160mm)/175mm |
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EVスライド量 | 365mm |
縮長 | 538mm |
重量 | 1155g |
段数/脚径 | 3段/19mm |
脚ロック方式 | ナット式 |
雲台 | SBH-100 DQ H |
- 重量わずか870gで携帯性に優れているのが魅力です。
- 自由雲台である「SBH-100 DQ H」が採用されています。
- 脚の角度が3段階で調整できます。
「スリック(SLIK) E53」の特徴
軽量かつ安定した設置が可能なカーボン素材の脚を採用しており、わずか870gの重量を実現しているので、持ち運ぶ際の負担を軽減できます。
バンガード(VANGUARD) ファミリー三脚 ハンディカム対応 VK 203APM
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「バンガード(VANGUARD) VK 203APM」です。
全高 | 1200mm |
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伸高 | 1025mm |
縮長 | 470mm |
重量 | 700g |
耐荷重 | 1.5kg |
- リーズナブルな価格で購入できる入門用の三脚です。
- 初心者でも簡単に操作できるのが魅力です。
- 軽量で携帯性にも優れています。
「バンガード(VANGUARD) VK 203APM」の特徴
重量は約700g、持ち運びや保管に便利な専用ケースが付属しており携帯性に優れているだけでなく、三脚を初めて使用する方にも簡単に操作できるのが特徴です。
アマゾンベーシック(Amazon Basics) 軽量三脚 WT3540
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「アマゾンベーシック(Amazon Basics) WT3540」です。
全高/最低高 | 1580mm//605mm |
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雲台 | パンハンドル付き雲台 |
耐荷重 | 2.9kg |
- Web通販サイトで有名なAmazonが製造する三脚です。
- リーズナブルな価格で購入できるのが魅力です。
- 水準器が内蔵されているので水平に設置できます。
「アマゾンベーシック(Amazon Basics) WT3540」の特徴
ロック可能な脚部は51~122cmの幅で調節ができ、水準器も内蔵されているので、ビデオカメラをしっかりと水平に設置できます。
マンフロット(Manfrotto) シングルレッグHH アルミ ビデオ三脚 75/60mm MTV535HH
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「マンフロット(Manfrotto) MTV535HH」です。
全伸高/最低高 | 243mm/116mm |
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重量 | 1300g |
雲台 | パンハンドル付き雲台 |
耐荷重 | 20kg |
- 軽量かつ弾性に優れている三脚です。
- 狭い場所やこみ入った場所でも使いやすいコンパクトな設計です。
- デスク上にビデオカメラを設置する場合にも便利です。
「マンフロット(Manfrotto) MTV535HH」の特徴
狭い場所やこみ入った場所など、大型の三脚が使いづらい場所でも設置できるコンパクトかつ軽量で堅牢性にも優れているた三脚です。
マンフロット(Manfrotto) ビデオキット ツイン3段アルミ MSタイプ MVK502AM-1
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「マンフロット(Manfrotto) MVK502AM-1」です。
全伸高/最低高 | 1560mm/705mm |
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重量 | 3860g |
段数 | 3段 |
耐荷重 | 7kg |
- 伸縮自裁のアルミ製ツインチューブ脚を採用しています。
- 専用のパッド入りキャリーケースが付属しています。
- カメラや付属品を含んで7kgまでの耐荷重を誇ります。
「マンフロット(Manfrotto) MVK502AM-1」の特徴
軽量かつ剛性の高いアルミ製ツインチューブ脚が採用されており、しっかりと固定できる脚ロックやゴムスパイクも備えているので安定して設置ができます。
マンフロット(Manfrotto) フォト・ムービーキット MKCOMPACTION-BK
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「マンフロット(Manfrotto) MKCOMPACTION-BK」です。
全伸高/最低高 | 1550mm/440mm |
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重量 | 1160g |
段数 | 5段 |
耐荷重 | 1.5kg |
- ジョイスティック型ハンドルの雲台が採用されています。
- 丸型デザインのクイックリリーズが採用されておりビデオカメラを簡単に取り付けられます。
- 比較的リーズナブルな価格で購入できる点も魅力です。
「マンフロット(Manfrotto) MKCOMPACTION-BK」の特徴
ジョイスティック型のハンドルを搭載した人間工学に基づいてデザインされた雲台が採用されており、片手で簡単にセッティングが行えます。
ソニー(SONY) マルチポッド VCT-MP1
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「ソニー(SONY) VCT-MP1」です。
全高/最低高 | 1535mm/585mm |
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重量 | 約935g |
雲台 | 自由雲台 |
付属品 | 一脚サポートケース/キャリングポーチ |
- 一脚スタイルやハイアングルスタイルにも使用できるのが特徴です。
- 三脚スタイルでも省スペースな点が魅力です。
- 身に三脚として利用しローアングル撮影も行えます。
「ソニー(SONY) VCT-MP1」の特徴
一脚の下にコンパクトな三脚を搭載したような構造で、三脚スタイル・一脚スタイル・ハイアングルスタイルでの使用のほか、ミニ三脚としても使えます。
Neewer アルミ合金製三脚
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「Neewer アルミ合金製三脚」です。
全高/最低高 | 1770mm/530mm |
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重量 | 1800g |
耐荷重 | 4kg |
雲台 | パンヘッド雲台 |
付属品 | キャリングバッグ |
- 回転可能な脚により凸凹した地面でも使えます。
- クイックシュープレートを搭載した3WAY雲台が採用されています。
- 三脚としてだけでなく一脚としても使えます。
「Neewer アルミ合金製三脚」の特徴
三脚としてだけでなく一脚としても使える2-in-1タイプの製品で、4段の脚や3WAY雲台など基本的な三脚としての機能を備えているにも関わらず、リーズナブルです。
サンワダイレクト(SANWA DIRECT) カメラ三脚 200-CAM021N
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「サンワダイレクト(SANWA DIRECT) 200-CAM021N」です。
全高/最低高 | 1250mm/410mm |
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段数 | 4段 |
雲台 | FHD-43M(分離可能) |
耐荷重 | 1.5kg |
- コストを抑えて三脚を手に入れたい方に最適な製品です。
- 4段階で高さの調節が行えます。
- 縦横のアングルやカメラの向きを簡単に調整できます。
「サンワダイレクト(SANWA DIRECT) 200-CAM021N」の特徴
気軽に購入できる低価格な製品ながら、4段階で高さ調節や縦横やカメラの向き調整もできるので、ローアングルからハイアングルまで対応できます。
JOBY ミニ三脚 ゴリラポッド JB01544-PKK
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「JOBY JB01544-PKK」です。
サイズ | 60×65×305mm |
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重量 | 393g |
耐荷重 | 3kg |
- 自由に曲げ伸ばしできる脚が特徴です。
- 三脚としては以外に手持ち撮影でも活躍します。
- 360°パンニングヘッドと±90°のティルトで最適な位置調整が行えます。
「JOBY JB01544-PKK」の特徴
3本の脚が自由に曲げ伸ばしできるので、通常の三脚としてはもちろん、まっすぐ伸ばしてグリップ部として利用したり、凸凹の地面に設置したりと幅広いシーンで利用できます。
Libec ヘッド&三脚システム TH-X
次に紹介するおすすめのビデオカメラ用の三脚は、「Libec TH-X」です。
全高)/最低高 | 1590mm/755mm |
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重量 | 3100g |
耐荷重 | 4kg |
- 65mmボール三脚に加えてフラットベース三脚も使用できます。
- コンパクトながら堅牢性に優れたデザインが採用されています。
- ショルダーストラップ付に専用ケースが付属しています。
「Libec TH-X」の特徴
一般的な65mmボール三脚だけでなく、フラットベース三脚にも取り付けできる雲台が付いているので、スライダーやスケータードリーを使用する場合に便利です。
MERIGLARE 自撮り棒三脚 Webキャスト、写真の撮影、ビデオの思い出、ビデオの録画などに適している, ブラック
ビデオカメラ用の三脚を選ぶ際の重要ポイントまとめ
ビデオカメラ用の三脚を選ぶ際の重要なポイントは以下の3つです。
- 雲台の操作性もチェックしよう
- 高さ調節の幅だけでなく脚の段数や径も確認しておこう
- 使われている材質の特徴も把握しておこう

