音楽制作ではモニター用のスピーカーやヘッドホン、イヤホンが使われています。中でも、モニターイヤホンは、とてもコンパクトなので持ち運びも困らず、使い勝手がいいことから注目を集めています。今回は、モニターイヤホンとはどんなイヤホンなのかお伝えするとともに、選び方のポイントやおすすめの機種についてご紹介します。

モニターイヤホンとは

モニターイヤホンは、音楽制作などの音を正確に聞き取りたい時に最適なイヤホンです。普通のイヤホンだと、快適なリスニングができるように音に味付けをしているため、音楽制作には向いていません。しかし、モニターイヤホンであれば、原音に忠実な音を鳴らし、また音の分離にも優れているので、音を正確に聞き取ることができ、よりハイクオリティな音楽制作が可能となります。

モニターイヤホンはこんな人におすすめ

外出先でも楽曲管理したい方に

モニターイヤホンの最大のメリットは、やはり持ち運びが楽な点です。ヘッドホンやスピーカーだと、どうしてもバッグの中でかさばってしまいます。しかし、イヤホンであれば収納に困ることなく持ち運べるのが魅力です。

ステージパフォーマンスをする方に

モニターイヤホンは、原音への忠実さと分離の良さから音の再現性に優れているため、演奏中のモニター用として活躍してくれます。そのため、演奏中でも正確に音を把握したいという方にはモニターイヤホンがおすすめです。

よりリアルなサウンドで音楽鑑賞したい方に

モニターイヤホンは、一般的なイヤホンと比べてフラットな音を鳴らすため、モニターライクな音が好みな方には最適なイヤホンです。また、普段使っているイヤホンでは聞こえていなかった音に気づけるかも知れませんし、誰もが1つは持っていて損のないイヤホンともいえます。

モニターイヤホンの選び方のポイント

<h3駆動方式を確認するh3> イヤホンは、ダイナミック型とバランスド・アーマチュア(BA)型という駆動方式が大きなシェアを持っています。ダイナミック型は、広い再生周波数帯域と少ない歪みが特長の駆動方式で、数多くのイヤホンがダイナミック型を採用しています。BA型は、小型で、中広域の解像度が高いと言われています。しかし、ダイナミック型と比べて高価なのが特徴です。どちらがいいかわからない方には、よりシェアの大きいダイナミック型をおすすめします。

装着方式を確認する

イヤホンには、主にカナル型とインナーイヤー型という2種類の装着方式があります。カナル型は、耳栓のように、イヤーピースを耳に押し込みます。そのため、遮音性に優れているのが特長です。インナーイヤー型は、iPhone純正イヤホンのように、イヤホンを耳に引っ掛けるようにして装着します。そのため、遮音性は低く、音漏れもしやすいです。カナル型が苦手な方は、インナーイヤー型が良いかも知れませんが、モニターイヤホンのようにより音質を重視する場合にはカナル型がおすすめです。

モニターイヤホン選びの注意点

必ず一度は視聴する

モニターイヤホンは、一般的なイヤホンに比べてフラットで味付けされていない音なので、人によってはつまらないと感じるかもしれません。そのため、リスニング用として購入を検討している方は、是非一度はモニターイヤホンを店舗で視聴して、自分の好みにあうかどうかチェックしてみてください。

モニターイヤホンの人気メーカー

SHURE

SHUREは、耳にかけるようにして装着するイヤホンがとても有名で、「シュア掛け」とも言われます。シュア掛けをすることで、コードに触れた時の音を防ぐことができます。価格帯も幅広く、多くの方に愛されているメーカーです。

ETYMOTIC RESEARCH

ETYMOTIC RESEARCHは、補聴器も製造しているメーカーで、3段キノコと呼ばれている3フランジイヤーピースが特徴的です。非常に遮音性に優れており、BA型ドライバーによる透明感のある音が人気のメーカーです。

SONY

SONYは、言わずとしれた日本のメーカーです。名機と言われているMDR-EX1000は、リスニング用としても人気のモニターイヤホンです。レビュー数も多く、ダイナミック型に拘りながらも、モニターイヤホンとして最適な高い解像度かつ自然な音が強みと言えます。

おすすめのモニターイヤホン10選

SHURE SE215

1万円以下

SHURE SE215のおすすめポイント3つ

  1. ダイナミック型による温かみのある音
  2. リケーブルができる
  3. SHURE掛けによる高い遮音性

SHURE SE215のレビューと評価

長く愛される定番イヤホン

SHURE SE215は、1万円以下で購入できるイヤホンということで、初めてのモニターイヤホンとしても購入しやすいイヤホンです。また、リケーブルできるため、もしケーブルが断線しても、ケーブルのみを買い換えることで、ずっと使い続けることができます。

SHURE SE215の仕様・製品情報

ケーブル長さ 1.62m
クリアー

SHURE SE425

3万円以下

SHURE SE425のおすすめポイント3つ

  1. BA型ならではの高解像度が特長
  2. リケーブルができる
  3. SHURE掛けによる高い遮音性

SHURE SE425のレビューと評価

SHUREの中堅BA型イヤホン

SHURE SE425は、パフォーマンスにも耐えうる耐久性を持ちながら、2基のBA型ドライバによる高解像度な音により、モニターイヤホンとして活躍してくれます。SHUREならではの高遮音性を持ったBA型イヤホンが欲しい方におすすめのイヤホンです。

SHURE SE425の仕様・製品情報

ケーブル長さ 1.6m
メタリックシルバー、クリアー

SHURE SE846

10万円以下

SHURE SE846のおすすめポイント3つ

  1. BA型ドライバ4基で豊かな低域と明瞭で伸びのある高域を実現
  2. リケーブルができる
  3. SHURE掛けによる高い遮音性

SHURE SE846のレビューと評価

BA型ドライバを4基も搭載したSHUREのフラッグシップモデル

SE846は、SHUREのフラッグシップモデルであり、BA型ドライバを4基搭載しています。これにより、臨場感がありながらも低域から高域までバランスよく鳴らすことができ、モニター用として最適なイヤホンといえます。予算がある方はぜひ一度お試しください。

SHURE SE846の仕様・製品情報

クリスタルクリアー、ブラック、ブロンズ、ブルー

SONY MDR-EX1000

5万円以下

SONY MDR-EX1000のおすすめポイント3つ

  1. 大口径16mmダイナミック型ドライバによる豊かな低音と伸びのある高音が魅力
  2. リケーブルができる
  3. 自由に曲げられるイヤーハンガーを採用

SONY MDR-EX1000のレビューと評価

ソニーのモニターイヤホン最高位モデル

SONY MDR-EX1000は、ソニーのモニターイヤホンのフラッグシップモデルです。大口径16mmダイナミック型ドライバならではの豊かな低域と伸びのある高域に定評のあるイヤホンです。SONYの傑作イヤホンとも言われているので、ぜひ一度ご視聴ください。

SONY MDR-EX1000の仕様・製品情報

ケーブル長さ 0.6m
ブラック
重量 8g

Etymotic Research ER4SR

5万円以下

Etymotic Research ER4SRのおすすめポイント3つ

  1. 原音に忠実なフラットなサウンド
  2. 3フランジイヤーピースによる圧倒的な遮音性
  3. モニターイヤホンにふさわしい優れた分解能

Etymotic Research ER4SRのレビューと評価

フラットかつ分解能に優れたモニターイヤホンの名機

Etymotic Research ER4SRは、3段キノコと呼ばれているイヤーピースが特徴で、SHUREにも勝る圧倒的な遮音性を誇り、通好みなイヤホンです。また、BA型ドライバによる優れた分解能や、原音に忠実なフラットな音質は、正にモニターイヤホンに最適な設計となっています。

Etymotic Research ER4SRの仕様・製品情報

ケーブル長さ 1.5m
ブラック

Etymotic Research ER3SE

3万円以下

Etymotic Research ER3SEのおすすめポイント3つ

  1. ER4SRを継承したフラットなサウンド
  2. 3フランジイヤーピースによる圧倒的な遮音性
  3. リケーブルができる

Etymotic Research ER3SEのレビューと評価

ER4SRのサウンドを継承したモニターイヤホン

Etymotic Research ER3SEは、上位機種のフラットなサウンドを継承したモニターイヤホンに最適なイヤホンです。また、3段きのこと呼ばれるイヤーピースも引き継いでおり、外でも雑音を気にせず使いたい方におすすめのイヤホンです。

Etymotic Research ER3SEの仕様・製品情報

<tdブラック

ケーブル長さ 1.5m

audio-technica ATH-E70

10万円以下

audio-technica ATH-E70のおすすめポイント3つ

  1. 3基ものBA型ドライバで低域から高域を正確に再現
  2. 壊れにくいオリジナル着脱機構を採用
  3. 持ち運びに便利なケースも付属

audio-technica ATH-E70のレビューと評価

高い耐久性とモニタリングに最適化されたプロ向けイヤホン

audio-technica ATH-E70は、3基のBA型ドライバにより、低域、中域、高域それぞれを正確に再現します。また、独自の着脱機構により、非常に高い耐久性を誇っており、プロのハードな使用にも耐えることができます。ガシガシ使っていきたい方にはおすすめのイヤホンです。

audio-technica ATH-E70の仕様・製品情報

ケーブル長さ 1.6m
ブラック
重量 9g

audio-technica ATH-E50

3万円以下

audio-technica ATH-E50のおすすめポイント3つ

  1. BA型ドライバによるモニタリングに最適なフラットなサウンド
  2. フレキシブルに調整できるケーブルで疲れにくい
  3. 持ち運びに便利なケース付属

audio-technica ATH-E50のレビューと評価

audio-technicaの中堅モニターイヤホン

audio-technica ATH-E50は、BA型ドライバによるフラットで高い解像度が魅力のイヤホンです。上位機種と同じく耐久性にも優れていると言われており、ケースも付属していることから、外でのハードな使用にも適したイヤホンです。

audio-technica ATH-E50の仕様・製品情報

ケーブル長さ 1.6m
ブラック
重量 5g

AKG N40

5万円以下ハイレゾ

AKG N40のおすすめポイント3つ

  1. ハイレゾに対応
  2. フィルター交換でリスニング用とモニター用に切り替えられる/span>
  3. BA・ダイナミック型ドライバの2WAYによる10Hz~40kHzのワイドレンジ再生

AKG N40のレビューと評価

フィルター交換が楽しいイヤホン

AKG N40は、付属のフィルターを付け替えることで、「高域をクリアに表現」「中庸なサウンドバランスを実現」「低音域を増強」といった好みの音質に変更できます。そのため、モニター用としてもリスニング用としても使える他にはないイヤホンとなっています。

AKG N40の仕様・製品情報

ケーブル長さ 1.2m
ブラック、クローム
重量 22g

Westone UM Pro30

5万円以下

Westone UM Pro30のおすすめポイント3つ

  1. BA型ドライバによる高解像度の音
  2. コンパクトで軽快なつけ心地
  3. SHUREのような高い遮音性

Westone UM Pro30のレビューと評価

耐久性とつけ心地に優れたパフォーマンスに適したイヤホン

Westone UM Pro30は、非常にコンパクトでありながら、BA型ドライバによる解像度の高い音質を両立したイヤホンです。また、高い遮音性と耐久性を持っているため、外出先やステージ上での使用にも適しています。

Westone UM Pro30の仕様・製品情報

ケーブル長さ 1.28m
クリアー、スモーク
重量 12.7g

まとめ

今回は、モニターイヤホンの特徴や選び方と、おすすめのモニターイヤホンについてご紹介しました。フラットな音が好みの方や、音楽制作を行いたい方、ステージ上で使いたい方の参考になれば幸いです。