
クマには青クマ、黒クマ、茶クマなど種類があり、クマのタイプに合ったコンシーラー選びが重要です。血行不良による青クマやたるみによる黒クマには、青紫色を相殺するオレンジのコンシーラーがおすすめ。
この記事では、プチプラで人気のセザンヌからデパコスまで、おすすめのオレンジコンシーラーをランキング形式で紹介しています。正しい使い方や代用できる化粧品についても解説しています。

目次
オレンジコンシーラーの使い道
オレンジコンシーラーのおすすめの使い道は、以下の5つです。
- 目の下の濃いクマを隠す
- シミを隠す
- 美眉が描ける
- 鼻と口の距離を短くできる
- ハイライトとして使える
目の下の濃いクマを隠す
オレンジコンシーラーが特に力を発揮するのは、目の下にできる濃いクマの時です。
濃いクマを厚塗りせずに上手に隠せるのが、青暗い色の補色となるオレンジ色です。
クマ部分全体にコンシーラーを塗り、指で丁寧になじませます。クマの部分が広くても、この方法ならキレイにクマを隠せます。
なじませる時は、コンシーラーがムラにならないように気をつけましょう。
シミを隠す
気になるシミも、オレンジコンシーラーを使えば、上手に隠すことができます。この時、シミ部分に直接コンシーラーをのせるのはNG。
ポイントは、リキッドファンデーションを混ぜて使うことです。
リキッドファンデーション7、コンシーラー3の割合で事前に混ぜます。
混ぜる時は特別なパレットはいりません。手の甲で十分。あとは、そのままシミ部分につけるだけです。
オレンジ色のおかげで、シミのカバーだけでなく、ほんのり血色もよく見えます。
美眉が描ける
眉を整えるために剃ったけれど、剃り跡の青みが気になる。こんな時は、オレンジコンシーラーを青み部分にのせれば気になりません。
また、眉を描いた後、不要な部分にコンシーラーをのせて消すことで、理想どおりの美眉が描けます。
使い慣れた人は、コンシーラーで眉の周りを縁どることで、より美しいラインを強調できます。
眉に使用する時は、筆タイプのコンシーラーがおすすめです。
鼻と口の距離を短くできる
鼻と口の距離を人中と言いますが、この距離が長すぎると平面的な印象になります。人中を縮めるにはオレンジコンシーラーがおすすめです。
リップを唇よりも少し広く塗ります。
その後、唇の山の部分だけにコンシーラーをのせます。これだけで人中がギュッと縮んだように見えます。
コンシーラーをのせる部分が小さいので、チップやブラシを使うのがポイント。最後に、コンシーラーをのせた部分を指でなじませます。
ハイライトとして使える
ファンデーションを塗った後、ハイライトして使うというテクニックもあります。鼻や頬など、高く見せたいところにコンシーラーをのせます。
コンシーラーは、ライン状に少しだけのせるのがコツです。そうすると、立体的な顔立ちを演出できます。
くれぐれも幅広にならないように気をつけましょう。
ハイライトとして使うオレンジコンシーラーは、なるべく明るい色のものを。リキッドタイプがおすすめです。
オレンジコンシーラーの種類
オレンジコンシーラーの主な3つの種類を解説します。
- リキッドタイプ
- クリームタイプ
- スティックタイプ
リキッドタイプ
液状になっているので、チップやブラシを使って塗ります。スティックタイプに比べると、テクスチャーが柔らかく、薄付きになるのが特徴です。
一口に液状タイプといっても、テクスチャーはゆるめのものから硬めのものまでバリエーションが豊富なので、好みに合わせて選べます。
一般にテクスチャーが硬くなるほどカバー力は高くなります。
クリームタイプ
リキッドタイプよりも、さらにやわらかいテクスチャーのコンシーラーです。のびもよく、リキッドタイプよりもさらにナチュラルな仕上がりなので、広い範囲に塗っても厚ぼったくなることはありません。
クリームタイプの長所は保湿力が高いこと。乾燥しやすい目元や頬などにも安心して使えます。また、乾燥しやすい肌タイプの人にもおすすめです。
スティックタイプ
スティック状になっていて、リップのようにそのまましっかり塗れるのが特徴。テクスチャ―は硬めですが、その分、カバー力は高いので、ニキビ跡やシミを隠してくれます。
ただし、広い範囲に塗ってしまうと、塗った部分が目だってしまい、厚化粧に見えてしまうという難点があります。スティック状コンシーラーは、ピンポイントで隠したいシミやニキビ跡に使うのが効果的です。
オレンジコンシーラーは他の化粧品で代用できる?
コンシーラーが無いときは、手持ちの化粧品で代用することも可能です。ポイントは、隠したい肌トラブルを打ち消す色を使うこと。色には、重ねて塗るとお互いを打ち消す色の組み合わせ「補色」があります。
例えば、青クマを隠したいときは、青の補色である赤リップやオレンジのチークなどを塗ることでクマの青みを打ち消して隠す効果が期待できます。
ニキビ跡やニキビなど赤みのある部分には、赤の補色であるグリーンのコントロールカラーを使ってみましょう。
また色を重ねて隠す方法のほかに、ハイライトを使って光の効果でクマやシミといった肌トラブルを「見えなくする」のも方法の1つです。
参考 色相環 - しきそうかん武蔵野美術大学 造形ファイル
オレンジコンシーラーのおすすめメーカー一覧
オレンジコンシーラーのおすすめメーカー3つと特徴や評価を解説します。
- カネボウ化粧品
- セザンヌ
- ケサランパサラン
カネボウ化粧品
1887年創業の日本の老舗化粧品メーカー。化粧品事業は1936年からの開始です。オレンジコンシーラーとしてナチュラル、ダーク系など、カラーバリエーションも豊富。
スティックタイプのほか、複数色をブレンドできるパレットタイプもあるので、好みのコンシーラーが見つかります。
また、美容液のような保湿効果があるタイプやUVカット機能付きなど、機能面も充実しています。
セザンヌ
創業は1907年にさかのぼります。化粧品販売は1964年から。IDAグループの化粧品会社で、誕生のきっかけは、高品質・低価格の化粧品を日本の人々にも提供したいとの思いからでした。
輸入商社がベースのため、約23,000種類の健康・美容商品を扱っています。
価格以上の品質だと幅広い層のファンがいて、母娘で愛用しているという口コミも多いのが特徴です。コンシーラーは全6種類で、チューブ、パレット、クレヨンタイプを揃えています。
ぐーちょ編集部 美容担当
コンシーラー初挑戦の人や、試してみたい人はドラッグストアでも気軽に買える、セザンヌおすすめです!
ケサランパサラン
1987年に創業。まつげエクステンションや眉デザインのパーツ美容で有名です。コンセプトは「プロフェッショナルの技が叶える無限大の美」です。
クマ専用のコンシーラー「アンダーアイブライトナー」は特に人気のコンシーラーで、「コンシーラーで悩んだらコレ」と口コミに上がるほどの定番商品です。
どんなクマでもきれいに隠せるうえ、しっとりとした仕上がりが評判です。
オレンジコンシーラーの選び方
オレンジコンシーラーの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- 隠したい箇所で選ぶ
- 肌タイプで選ぶ
- カラーで選ぶ
隠したい箇所で選ぶ
クマやシミ、ニキビ跡など、隠したい箇所は人によって違います。またシミを隠す場合でも、ピンポイントなのか、薄いけれど広範囲に広がっている部位全体を隠したいのかによってもおすすめのコンシーラーは違ってきます。
一般にカバー力のある硬めのテクスチャーのコンシーラーはピンポイント用、柔らかめのテクスチャーのコンシーラーは広い範囲に塗るのがよいとされています。
なぜなら、硬めのテクスチャーのものはカバー力がある分、多量に使うと厚塗りに見えてしまうからです。
肌タイプで選ぶ
カバー力のある硬めのテクスチャーのコンシーラーは、一般に保湿力はあまりないとされています。一方、柔らかめのテクスチャーのコンシーラーは美容成分などが配合され、保湿力にも優れています。
コンシーラーを塗る前には十分に保湿をしてから塗るのが基本ですが、乾燥肌の人はなるべく保湿力が高いコンシーラーを使うほうがいいでしょう。
カラーで選ぶ
オレンジ系のコンシーラーといっても、ダークなオレンジ色なのか、ナチュラルで明るいトーンのオレンジ色なのかなど、カラーバリエーションは多彩です。
肌色に合わせて選びましょう。
使用する箇所によってもダーク系か適しているのか、明るめがよいのかは違ってきます。ハイライトとして使う場合や頬全体のシミを隠したり血色よく見せたい時は明るめがおすすめ。カバー力重視でピンポイントに使うならダーク系が適しています。
複数色を混ぜて、微妙な色合いをつくることもできます。
オレンジコンシーラーのおすすめランキング9選
【9位】whomee フーミー キニシーラー ナチュラルオレンジ
内容量 | 15g |
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タイプ | クリーム |
SPF | ー |
PA値 | ー |
肌タイプ | 全肌質 |
カラー展開 | 定番2色(他、限定色あり) |
- ヘアメイクアーティスト イガリシノブさんプロデュースのブランド
- ホホバ種子など自然由来成分配合
- 面で塗りやすい丸チップと細かいところが塗りやすい細ブラシ
- 少数ですが容器が開けづらいという声がありました
- カバー力は少し物足りないという声もありました
【8位】RMK ルミナス ペンブラッシュコンシーラー
内容量 | 1.7g |
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タイプ | リキッド |
SPF | SPF15 |
PA値 | PA++ |
肌タイプ | 普通肌 |
カラー展開 | 5色 |
- 光を集めて立体感とツヤを出し、肌悩みを見えなくする
- 薄付きを追求した高密着の
- カチカチ回して液を出すペンタイプ
- 回しても液がすぐに出てこず、急いでいるときは使いづらいという口コミがありました
- 乾燥が気になるという声もありました
【7位】COSCOS パーフェクトマットコンシーラー スカーレット オレンジ
内容量 | 18g |
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タイプ | プレスト |
SPF | ー |
PA値 | ー |
肌タイプ | 全肌質 |
カラー展開 | 1色 |
- 半練りタイプで肌に密着し、ファンデもヨレにくい
- CICA成分配合
- リップ・チーク・アイシャドウにも使える
- 肌に塗ると見た目より色が薄く、あまりカバーできなかったという声がありました
- テクスチャーは硬めなので、筆を使うと取りにくかったという声がありました
【6位】&be アンドビー スティックコンシーラー ハイカバー
内容量 | 3.3g |
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タイプ | スティック |
SPF | SPF30 |
PA値 | PA+++ |
肌タイプ | 普通肌 |
カラー展開 | 1色 |
- 固めのテクスチャーが肌に密着して濃いシミやニキビ跡をカバー
- 合成界面活性剤・紫外線吸収剤・合成着色料・香料不使用
- ロングラスティングで崩れにくい
- 夏場は軽くて使いやすいが、冬場は乾燥しそうな気がするという声がありました
- 時間が経つとシミが浮き出てきてしまうという声がありました
【5位】セザンヌ パレットコンシーラー ハイカバー 3色入り
内容量 | 4.5g |
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タイプ | クリーム |
SPF | ー |
PA値 | ー |
肌タイプ | 全肌質 |
カラー展開 | 1種類 |
- 混ぜても、単色でも使えるハイカバータイプ
- 硬めのブラシ付きで使いやすい
- スクワランなど6種のうるおい成分配合
- 夏場、置き場所に注意しないと溶けてしまったという声がありました
- 肌質によっては乾燥してきてしまうという声もありました
【4位】Visee(ヴィセ) ヴィセ リシェ レッドトリック アイコンシーラー 目もと用コンシーラー マルチカラー
内容量 | 1.7g |
---|---|
タイプ | クリーム |
SPF | ー |
PA値 | ー |
肌タイプ | 全肌 |
カラー展開 | 1種類 |
- 目元のクマに特化したコンシーラー
- 色補正レッドとなじみベージュを重ねて肌に合ったオレンジを作ることができる
- ヒアルロン酸・スクワラン配合で乾燥防止
- コンシーラーに慣れていないと使いこなすのが難しいという声がありました
- 黄味が強いのかブルべ肌には馴染まなかったという声もありました
【3位】カリプソ マジックコンシーラー サーモンベージュ
内容量 | 6g |
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タイプ | リキッド |
SPF | SPF28 |
PA値 | ー |
肌タイプ | 普通肌 |
カラー展開 | 3色 |
- 光拡散パウダー配合で肌の悩みを光で飛ばして隠す
- ヒアルロン酸、3種のコラーゲンなど保湿成分も配合
- 厚塗り感が無いのにカバー力があるという口コミ有り
- 色がオレンジ過ぎて馴染まないので、もっと色展開があればよいのにという声がありました
- 頑固なクマは薄くなるが、完全に消すのは難しいという声がありました
【2位】ルナソル(LUNASOL) グロウイングトリートメントリクイド 03 コンシーラー ナチュラルオレンジ
内容量 | 6.5g |
---|---|
タイプ | リキッド |
SPF | ー |
PA値 | ー |
肌タイプ | 普通肌 |
カラー展開 | 3色 |
- 青クマを自然にやわらげる
- みずみずしいテクスチャーでヨレにくい
- ヒアルロン酸、シアバターなど保湿成分を配合
- 色白、ブルべ肌の方には色が合わなかったという口コミがありました
- カバー力は薄めで、ツヤを出して光で飛ばすイメージのコンシーラーという評価も見られました
【1位】セザンヌ ストレッチコンシーラー 30
内容量 | 8g |
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タイプ | リキッド |
SPF | SPF50 |
PA値 | PA++++ |
肌タイプ | 全肌 |
カラー展開 | 1色 |
- ヨレにくいストレッチ処方
- 頑固なクマをカバーする目元用コンシーラー
- ウォータ―プルーフ
- 薄くつけないとシワが目立ってしまうという声がありました
- しっかりクマを隠すためには、ほかのコンシーラーの併用がおすすめという口コミも見られました
オレンジコンシーラーの重要ポイントまとめ
オレンジコンシーラーの重要なポイントは以下の3つです。
- クマやシミ、ニキビ跡などを自然に隠すことができます。
- 気になる箇所、テクスチャー、タイプなどを見て、ぴったりなものを選びましょう。
- 保湿や美容成分配合、日焼け止めなど、プラスαの効果もチェック!
この記事を書いたライターからのコメント
個人的にはクマよりもシミや色ムラが気になるので、普段はスティックタイプの肌色のコンシーラーをよく使っています。しかし年齢を重ねて目の下のクマ対策をしたい日も出てきたので、7位でご紹介したCOSCOSのオレンジコンシーラーに惹かれました。
リップやチークなどマルチに使えるので、クマがひどい日だけコンシーラーを使いたいという方も、無駄なく使いやすそうですよね。
シミや肌の色ムラを隠すには肌色に合わせたコンシーラーを選びますが、濃いクマを肌色のコンシーラーで隠そうとすると、かえって目立ってしまうことがあります。青クマや黒クマに悩んでいる方は、ぜひオレンジコンシーラーを試してみてください。

ライター:青倉
福岡県在住。ドラッグストア勤務や団体職員などを経て、現在はwebライターとして活動しています。行きたい場所・作りたいもの・学びたいことが多くて、毎日時間が足りない3児の母です。最近FP3級を取得し、次は食に関する知識を増やしたいと考え中。
器やインテリアやDIYなど家の中を快適に整えることが趣味。基本的に家好きだけど旅行も好きで、家族で海外旅行ならどの国がいいかなぁと妄想する日々です。
※製品紹介、他の化粧品で代用できる?の部分を執筆しました。


