水中ドローンはGLADIUS MINIを始めとして、おもちゃのような安い価格のモデルから最大100mの深い水中で長時間の映像撮影に対応可能な4Kカメラ搭載のモデルまで、数多く販売されています。本格的な撮影機能が搭載されている水中ドローンであれば、映像ビジネスにも使えるでしょう。ワイヤレス機能が充実している水中ドローンはスマホアプリと連動させて使いやすいのが特徴です。
この記事では、水中ドローンにはどのような規制があるのか、必要な許可があるのかに加えて、おすすめの水中ドローンを紹介します。


水中ドローンのおすすめ4選
おすすめの水中ドローンを紹介します。
GLADIUS MINI 水中ドローン 4KUHDテザーケーブル100m 30FPS WiFi
ブランド | CHASING INNOVATION |
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サイズ | 385×226×138mm |
重量 | 2.5kg |
最大深度 | 100m |
最高速度 | 4Kn(2m/s) |
バッテリー容量 | 55.5Wh(5000mAh) |
平均稼働時間 | 1.5~2時間 |
充電時間 | 1.5時間 |
耐荷重 | 100kg |
動作温度 | -10℃~45℃ |
視野 | 95° |
画素数 | 12M(4,000×3,000) |
- 延長可能なケーブルが付属しており、最大100mまで潜水できます。
- 1.5時間の充電で、水中ドローン本体は2時間、中継器は5時間バッテリーが稼働します。
- 重量がわずか2.5kgなので、持ち運びに便利な水中ドローンです。
「GLADIUS MINI 水中ドローン 4KUHDテザーケーブル100m 30FPS WiFi」の特徴
GLADIUS MINIは最大深度100mでも映像撮影に対応できる4Kカメラが搭載されており、水中で撮影した映像をワイヤレス受信機からTVに出力して楽しめます。
GLADIUS MINIはダイビングや釣りにも必要なおすすめの機能が搭載された水中ドローンです。
PowerVision PowerRay Wizard 4kドローン 310012
ブランド | PowerVision |
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サイズ | 465x270x126mm |
重量 | 3.8kg |
最大深度 | 30m |
最大速度 | 1.5m/s |
最大通信距離 | 90m |
最大転送距離 | 10m |
動作時間 | 3時間 |
充電時間 | 2.5時間 |
動作温度 | 0~40℃ |
通信周波数無線LAN | 2.4~2.483GHz |
- 4Kカメラ搭載により、水中でもクリアな映像撮影が可能です。
- 専用VRゴーグルを装着すると、実際にダイビングをしているような気分を味わえます。
- 1回の充電で、最大4時間稼働するので効率的です。
「PowerVision PowerRay Wizard 4kドローン 310012」の特徴
釣りに役立つPowerVision独自の高性能ソナーシステムと光学ライト式集魚灯が搭載されています。
水深80mまでの範囲で、魚群の位置、大きさや地形の正確な情報をアプリに送信します。
CHASING DORY 水中ドローン 水中撮影 1080p カメラ F/1.6レンズ 最大水深15m
ブランド | CHASING INNOVATION |
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サイズ | 247×188×92mm |
重量 | 1.3kg |
最大深度 | 15m |
最高速度 | 静水で最高1.5ノット |
最長稼働時間 | 最長1時間 |
最大解像度 | 2M(1920×1080) |
充電時間 | 約2時間 |
LED明るさ | 2×250Lumens |
LED色温度 | 4,000K~5,000K |
- 重量わずか1.3kgは一見すると、おもちゃのようなコンパクト設計になっています。
- デプスロック機能が搭載されており、撮影や釣りのための情報収集に役立つ深度の固定が可能です。
- 流体力学による設計により、釣りや撮影に必要な機能が搭載されています。
「CHASING DORY 水中ドローン 水中撮影 1080p カメラ F/1.6レンズ 最大水深15m」の特徴
テザーケーブルを使用して専用アプリでWi-Fiブイを起動すると、最大15m離れたモバイルデバイスとワイヤレスで接続できます。
水中ドローン初心者でも簡単に操縦でき、撮影した映像の保存や釣りに必要な機能が搭載されています。
PowerVision PowerRay 水中ドローン カメラ PRE10J
ブランド | PowerVision |
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重量 | 3.8kg |
最大速度 | 1.5m/s |
ビデオキャプチャ形式 | H.264 |
光学センサー技術 | CMOS |
電池セルの構成 | リチウムポリマー |
メディアタイプ | Flash |
ビデオキャプチャ解像度 | 4K |
- スピードを加速する水平スラスターと垂直スラスターの搭載により、最大速度1.5m/sを実現しています。
- 4Kカメラの両側にLEDライトが搭載されており、深い水中でも視界が明るいです。
- 高品質の4Kカメラが搭載されており、12MPの静止画と4K映像の撮影ができます。
「PowerVision PowerRay 水中ドローン カメラ PRE10J」の特徴
高機能魚群探知機による強力なソナーシステムを搭載しており、水深80mにあっても、魚群の大きさや位置情報をリアルタイムでVisionアプリに送信します。
本格的に釣りを楽しみたい場合に使いやすい水中ドローンです。
水中ドローンとは
水中ドローンとは、水中での使用を目的として作られた小型の無人偵察機のことです。多くの水中ドローンは本体と操縦用プロポまたはWi-Fiトランスミッターが有線で繋がっており、使用者は自分で水中に潜ることなく、船上や陸上から遠隔操縦が可能です。
水中に入る必要がないので、泳げない人でも安全に操縦できるのが水中ドローンが人気の理由でしょう。
一見すればおもちゃのように見えるものから、ビジネス用に使える本格的なものまで、価格も安いモデルから高価格なモデルまで用意されています。
水中ドローンに資格は必要?
空に飛ばすドローンについては、2022年6月20日施行の「機体登録制度」により、個人か法人を問わずに所持しているドローンすべてについて登録する必要があります。
それに対して、水中ドローンについては使用や所持について、特別な資格は必要ありません。空撮ドローンよりも手軽に使えることも水中ドローンの魅力でしょう。
国が定める公的な資格は必要ないものの、「水中ドローン安全潜航操縦士」という民間資格が存在しており、水中ドローンの機能や安全に操縦する方法や対応を1日かけて学ぶことができます。水中ドローン初心者は受けてみる価値があるでしょう。
水中ドローンは使用許可が必要?
水中ドローンを使うのは主に湖か海であるところ、使用許可が必要かは場所によって違います。
湖での使用であれば、基本的にどこでも許可を受けることなく使用が可能です。これに対して、海の場合は使用が規制される場合があるので、注意が必要です。特に港湾地区・漁港区域に指定されている海での使用は規制される可能性があります。
港湾地区・漁港区域で勝手に水中ドローンが使用されると、事故やトラブルの原因になる可能性があるので規制されています。港湾地区・漁港区域で水中ドローンを使用したいならば、港湾・漁港を管理している自治体の湾岸局・漁業協同組合に許可を申請しておきましょう。
水中ドローンの注目したい機能・性能
水中ドローンの注目したい機能・性能は、以下の3つです。
- 水中での安定した映像撮影が可能
- 魚群探知・給餌機能による釣りサポート
- 海底調査や船・養殖場の点検
水中での安定した映像撮影が可能
水中での安定した映像撮影ができるのが水中ドローンの魅力のひとつです。
水中カメラを持って、自分で水中に潜って映像撮影をするとなると、体力や経験が必要なところ、水中ドローンであれば、船上や陸上から遠隔操縦ができます。そのため、ビジネス目的での映像撮影はもちろん、初心者でも簡単に安定した映像撮影が可能です。
専用のアプリやVRゴーグルを使えば、実際にスキューバダイビングしているような体験を楽しめるでしょう。
安全性で考えても、水中ドローンで映像撮影をするのがおすすめです。
魚群探知・給餌機能による釣りサポート
釣りを効率的に楽しむためには、湖や海のどこに魚の群れが存在しているのかを調査するのが不可欠です。そのような調査に水中ドローンが威力を発揮します。
水中ドローンの中には、魚群探知機能が搭載されているモデルがあり、魚が集まっている場所に釣り糸を落として、釣れる確率を高めるのに役立ちます。
給餌機能も搭載されたモデルであれば、魚群探知機能で魚がいる場所を特定し、餌を撒いておびき寄せる効率のいい釣りを可能にします。
釣りを楽しむために水中ドローンを使うのであれば、魚群探知・給餌機能が搭載されたモデルを選ぶのがおすすめです。
海底調査や船・養殖場の点検
海底調査や船・養殖場の点検でも、水中ドローンが役立ちます。かつて、水中ドローンが普及していなかった時代であれば、海底調査や船・養殖場の点検には、専門の潜水士と大きな船舶が必要でした。現在は水中ドローンを使って、安全確実に海底調査や船・養殖場の点検ができるようになりました。
水中ドローンを使えば、小型船舶から遠隔操縦で問題なく海底調査や船・養殖場の点検ができるだけでなく、人員も2名で足り、コスト削減にも効果的です。
水中ドローンの選び方
水中ドローンの選び方を以下の4つのポイントから解説します。
- 用途に合わせて選ぶ
- 潜水可能距離で選ぶ
- 稼働時間で選ぶ
- 価格で選ぶ
用途に合わせて選ぶ
水中での映像撮影で使うのであれば、カメラの解像度をチェックするようにしましょう。
ビジネスで映像撮影するのであれば、フルHD以上のスペックがある水中ドローンを選ぶのがおすすめです。
釣りのために使うのであれば、魚群探知機能や給餌機能が搭載されたモデルを選ぶようにしましょう。魚群探知機能で魚がたくさんいる場所を特定し、餌を撒いておびき寄せる効率のいい釣りを可能にします。
潜水可能距離で選ぶ
水中ドローンの潜水可能距離はモデルによってかなり違っています。
価格が安いおもちゃのようなモデルであれば、潜水可能距離も短く、用途が限定されるでしょう。30m以上の潜水可能距離のモデルであれば、水中でもかなり広範囲の活動が可能になります。
水中での映像撮影をビジネスでやるのであれば、最低でも潜水可能距離が30m以上のモデルを選ぶのがおすすめです。
稼働時間で選ぶ
趣味やビジネスで水中での映像撮影を行なうのであれば、稼働時間も選ぶ基準にした方がいいでしょう。
レジャーや趣味で使うのであれば、稼働時間が60分でも支障がないところ、本格的にビジネスとして映像撮影をするならば、2時間以上の稼働時間がある水中ドローンを選ぶのがおすすめです。
ビジネスでの映像撮影となれば、細かい撮影作業がより多く必要になるので、できるだけ長時間の稼働時間に耐えるモデルを選ぶようにしましょう。
価格で選ぶ
水中ドローンの価格はおもちゃのような数万円程度のモデルから、本格的なビジネスに使える100万円を超えるモデルまで幅が広いです。
価格が安いモデルであっても、初心者にとっては十分な性能であることも多いので、最初から価格が高いモデルを購入するのではなく、まずは安いモデルから入って、目的や用途がはっきりしてからグレードアップさせていくのがおすすめです。
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水中ドローンの重要ポイントまとめ
水中ドローンの重要なポイントは以下の3つです。
- 水中ドローンの所持や使用には特別な資格は必要ない
- 水中ドローンの使用が規制される場所ではあらかじめ許可を取る必要がある
- 水中ドローンを購入する際には、目的や用途に合わせて選ぶようにする

