三脚のおすすめベスト10選!選び方も解説

どんなに画素数の多いカメラを買っても、ブレてしまってはせっかくの高解像度が生きません。ブレをぴたっと止め、シャープな写真を撮るための必須アイテムが三脚です。安い小型軽量三脚でも、カメラ内蔵の手ブレ補正より高い効果を発揮することがあります。三脚は、タイムラプスや長時間露光にも使います。

スマホに使える持ち運び便利なコンパクトな三脚から、本格的な写真撮影に使えるがっちりした大型三脚まで、使い方に応じたおすすめ三脚を紹介します。

三脚の選び方

三脚の選び方を以下の5つのポイントから解説します。

  • 重量 持ち運びのスタイルによって三脚の重量が決まる
  • パイプ径 三脚は太いほど安定する
  • 折りたたみ段数と固定方式 素早く伸ばしたいなら3段レバー式
  • 立てたときの高さ 被写体によって三脚の高さも変わる
  • 雲台のタイプ かっちり撮りたいときには3WAY雲台

①重量 持ち運びのスタイルによって三脚の重量が決まる

いくら良い三脚でもあまりにも重い三脚をずっと持ち歩いて、自分の体力が削られてしまっては元も子もありません。楽しい旅行も苦行になってしまいますし、山歩きでは命取りにもなりかねません。

逆に、車に乗せて移動できるなら、多少重量がある三脚でも良いわけです。

三脚は、軽いとブレ防止効果があまりありません。カメラに比べて軽すぎると、重心が高くなって不安定になってしまいます。特に望遠レンズやズームレンズのように、重心が三脚の中心からずれる大型のレンズを付けると、倒れる危険性があります。そのため、一般論としては重い三脚の方がいいのですが、それも時と場合によりますよね。

そのとき自力で持って歩く時間や距離を考えて、三脚に使って良い体力の範囲内で②以降のポイントを考えると、自分にぴったりな三脚は絞り込まれてくるはずです。

なお、俗に「三脚重量は、カメラの重量の2倍必要」と言いますが、三脚は材質によって重量が大きく違ってきます。強度はアルミと同等で重さは3分の2程度のカーボン製三脚のメリットを考えれば、「カメラの2倍」にあまりこだわる必要がないことは明らかです。

②パイプ径 三脚は太いほど安定する

三脚の性能を比較する上で、最もわかりやすいポイントがパイプ径です。三脚はパイプ径が太いほど安定します。

構造上、シャッターを切ったときに振動する一眼レフには、振動を吸収できる太い径の三脚が欲しいですよね。ブレ防止の効果の高い21mm以上のパイプ径の三脚を選びたいところです。ちなみに、アルミとカーボンなら、カーボンの方が振動を吸収しやすい素材です。

遠くの野鳥や夜景、あるいは長時間露光で星の動きを撮るときには、30mm~35mmのもっと太い径の三脚がいるかもしれません。

とはいえ、それはカメラ次第。スマホのカメラやコンパクトデジタルカメラなら、20mm以下でも十分ブレ防止効果は期待できます。同じくらいの価格帯でどちらの三脚にしようか迷った場合には、パイプ径の太い三脚がおすすめです。

③折りたたみ段数と固定方式 素早く伸ばしたいなら3段レバー式

三脚脚部の折りたたみ段数は、3段と4段が多いですよね。5段6段もありますが、折りたたんだときコンパクトになる反面、伸ばしたとき固定する箇所が増えてしまいます。

三脚を素早くセッティングするには、段数のほかに脚を伸ばした時の固定方法も重要です。大きく分けてレバー式とナット式の2種類あり、パチンとはめるだけのレバー式の方が手早く三脚をひろげることができます。

ナット式は手でねじって閉める方式です。アルミ製のパイプなら直接ネジ溝を切れるので、安くてもしっかり固定できる利点があります。ナット式は伝統的な方式でもあり、プロ用三脚にも多く採用されています。

④立てたときの高さ 被写体によって三脚の高さも変わる

三脚を立てたときの高さも重要です。脚を開いて立てるので、三脚の全長よりやや低くなりますね。エレベーター(センターポール)は微調節に使うもので、いっぱいに伸ばしてしまうとぐらつきます。選ぶときの高さには含めないで考えておいた方が無難です。

三脚を立ててその上にカメラを固定した場合のファインダー、または液晶モニターの位置が自分の目の高さくらいが目安です。

草花を接写する場合は、地面にごく近いところにカメラを固定できるローポジションモードのある三脚が必要です。脚が180度近く開いて、低い位置に雲台を持って行ける三脚ですが、設置するスペースがない場合は、コンパクトなテーブル三脚の方が使い勝手が良いかもしれません。

テーブル三脚は小型で常に持っていても良いくらい軽くコンパクトなものがあります。テーブルの上の料理や小物を撮るばかりでなく、テーブル上において集合写真にも使え、重宝します。普通の三脚を持っている人でも、2本めにいかがでしょう。

⑤雲台のタイプ かっちり撮りたいときには3WAY雲台

雲台は、三脚のカメラを付ける部分です。大きく分けて、3WAY雲台と自由雲台があります。

3WAY雲台は、レバーが付いている雲台で、じっくり構図を決めて撮る物に向いています。レバーの使い方に慣れないうちは、少し迷うかもしれません。しかし慣れてしまえば、水平に滑るように動かす(パンする)にも使え、ビデオカメラ専用三脚でなくても、代用になります。

カメラを固定した台がボール状の部品に乗っているのが自由雲台です。
自由に動かしてねじで止めます。ねじ止めするまでカメラをしっかり手で持っていないと、3WAY雲台と違いガクンと倒れてしまいますが、直観的にアングルを変えられる使いやすい雲台です。

雲台と三脚の脚部は、セットで売っていることが多いですが、付け替えられる三脚もあります。撮るものに合わせて雲台を替えてみるのもおもしろいですよ。

三脚のおすすめ10選

SLIK(スリック) メモアールミニ T2

SLIK メモアールミニ T2の仕様・製品情報

質量 125g
縮長 138mm
パイプ径
折りたたみ段数 1段
脚固定方式 なし
全高 52mm
雲台のタイプ なし(自由雲台取り付け可)
メーカー推奨積載質量 2kg

SLIK メモアールミニ T2のおすすめポイント3つ

  • スマートフォンホルダー付き
  • カラフルで軽いミニ三脚
  • 脚部は頑丈なアルミダイカスト製

SLIK メモアールミニ T2のレビューと評価

スマホに最適 コンパクト三脚

SLIK メモアールミニ T2は、スマートフォンホルダー付きのミニ三脚です。スマートフォンホルダーは、3.5インチから6インチのスマホ対応です。SLIK メモアールミニ T2でスマホの角度を自由に変えて固定すれば、テーブルの上の料理や小物を撮影するときとても便利だと実感するでしょう。

SLIK メモアールミニ T2の脚は、頑丈なアルミダイカスト製。小型の一眼レフやミラーレスカメラを載せても変形したりはしません。いざというときの簡易三脚としても重宝します。

SLIK メモアールミニ T2はこんな人におすすめ!

スマホをしっかり立てるミニ三脚が欲しい人

Manfrotto(マンフロット)PIXI Smart スマートフォンアダプターキット

Manfrotto PIXI Smart スマートフォンアダプターキットの仕様・製品情報

質量 215 g
縮長 26cm
パイプ径
折りたたみ段数 1段
脚固定方式 なし
全高 20.8 cm
雲台のタイプ 自由雲台
メーカー推奨積載質量 1kg

Manfrotto PIXI Smart スマートフォンアダプターキットのおすすめポイント3つ

  • スマホをしっかり固定するクランプのセット
  • アダプターだけでも自立 低い所のものを撮るのに便利
  • 脚をたたんでグリップにも使える

Manfrotto PIXI Smart スマートフォンアダプターキットのレビューと評価

スマホに最適 軽量ミニ三脚

Manfrotto PIXI Smart スマートフォンアダプターキットは、カバンの中に常備しても気にならない超軽量のミニ三脚です。スマートフォンを固定するクランプ部分を外せば、カメラ用三脚としても使えます。

Manfrotto PIXIの脚部は、たたんで握ればハンドグリップにもなります。スマホを自分に向けて、ふらつかないようにする時にも役立ちます。

Manfrotto PIXI Smart スマートフォンアダプターキットはこんな人におすすめ!

スマホのカメラを使い倒すためのミニ三脚が欲しい人

JOBY(ジョビー) ゴリラポッド1K 015114

JOBY ゴリラポッド1K 015114の仕様・製品情報

質量 145g
縮長 200mm
パイプ径
折りたたみ段数 1段
脚固定方式 なし
全高 200mm
雲台のタイプ 固定
メーカー推奨積載質量 1kg

JOBY ゴリラポッド1K 015114のおすすめポイント3つ

  • 脚を曲げられる
  • 普通の三脚の立てられないところにも使える
  • 軽くて携帯に便利

JOBY ゴリラポッド1K 015114のレビューと評価

巻き付けて安定

JOBY ゴリラポッド1Kは、脚を曲げられる異色の三脚です。自転車のハンドルでもパソコンラックの支柱でも、適当な高さに巻き付けてカメラを固定できるフレキシブルさが人気です。

JOBY ゴリラポッド・シリーズには、3Kと5Kもあります。1Kは文字通り、メーカー推奨積載質量1kgまで。1Kは145gの軽さでありながら、コンパクトデジタルカメラや小型のミラーレスならなんとか支えられ、急に三脚がいるようなときに役立つ補助三脚としても人気です。

JOBY ゴリラポッド1K 015114はこんな人におすすめ!

不意のシャッターチャンスに備えて常に三脚を携帯したい人

Velbon(ベルボン) 卓上三脚 EX-miniS

Velbon 卓上三脚 EX-miniSの仕様・製品情報

質量 428g
縮長 255mm
パイプ径 17mm
折りたたみ段数 2段
脚固定方式 レバーロック式
全高 417mm
雲台のタイプ 小型2Way雲台
メーカー推奨積載質量 1.5kg

Velbon 卓上三脚 EX-miniSのおすすめポイント3つ

  • 最低高190mm 接写に最適
  • レバーのない2Way雲台 超コンパクト
  • 水準器・クイックシュー付き 本格派三脚

Velbon 卓上三脚 EX-miniSのレビューと評価

接写にも最適 コンパクト卓上三脚

Velbon EX-miniSは、雲台が2Wayでもハンドルがないため、折りたたむととてもコンパクトになる卓上三脚です。Velbon EX-miniSの質量は428g。楽々携帯、クイックレバーで素早く脚を伸ばせる機動力抜群の三脚です。

Velbon EX-miniSは、フル開脚ボタンを押してローポジションにすると高さ19㎝になります。背の低い花を至近距離で接写したい時にも使えます。

Velbon 卓上三脚 EX-miniSはこんな人におすすめ!

花などをブレなく撮りたい人

Fotopro トラベル三脚 X4I-E

Fotopro トラベル三脚 X4I-Eの仕様・製品情報

質量 1200g
縮長 34.5cm
パイプ径 22mm
折りたたみ段数 5段
脚固定方式 ロックナット方式
全高 137cm
雲台のタイプ 自由雲台
メーカー推奨積載質量 2.5kg

Fotopro トラベル三脚 X4I-Eのおすすめポイント3つ

  • 5段折り コンパクトな旅行用
  • 手ごろな価格の中型三脚
  • ローアングルも可能 接写に便利

Fotopro トラベル三脚 X4I-Eのレビューと評価

入門にも最適 中型トラベル三脚

Fotopro トラベル三脚 X4I-Eは、脚部を5段に折りたたんだ上で雲台側に180°倒して折り曲げます。こうすると雲台が突出せず、コンパクトなうえに持ちやすくなります。Fotopro X4I-Eは、まさに旅行のために工夫された三脚といえます。

Fotopro X4I-Eはアルミ製の1.2kg。手ごろな価格と質量で、三脚入門にも最適です。

Fotopro トラベル三脚 X4I-Eはこんな人におすすめ!

旅行に三脚を持っていきたい人

GITZO(ジッツオ) 三脚 トラベラー 1型GK1545T-82TQD

GITZO 三脚 トラベラー 1型GK1545T-82TQDの仕様・製品情報

質量 1450 g
縮長 42.5 cm
パイプ径 最大25.3 mm
折りたたみ段数 4段
脚固定方式 ツイストロック
全高 140.5 cm
雲台のタイプ 自由雲台
メーカー推奨積載質量 10kg

GITZO 三脚 トラベラー 1型GK1545T-82TQDのおすすめポイント3つ

  • カーボンファイバー製 軽く頑丈なトラベル三脚
  • 4段に折りたためてでコンパクト
  • 2段階に開く脚とショートポールでローアングルもOK

GITZO 三脚 トラベラー 1型GK1545T-82TQDのレビューと評価

プロ仕様の本格派トラベル三脚

GITZO 三脚 トラベラー 1型GK1545T-82TQDは、カーボンファイバー製で軽くて堅牢なうえに四段に折りたためてコンパクトな脚部GK1545Tに、自由雲台GH1382TQDを組み合わせたキットです。

GITZO 三脚 トラベラー 1型GK1545T-82TQDにはショートポールも標準同梱されています。脚が2段階に開き、32.4cmのローアングルにも対応できます。GITZO 三脚 トラベラー 1型GK1545T-82TQDは、一眼レフや望遠レンズを持っての撮影旅行のお供に持って行きたい三脚です。

GITZO 三脚 トラベラー 1型GK1545T-82TQDはこんな人におすすめ!

旅先でも三脚に妥協したくない人

VANGUARD(バンガード)VK 204AP

VANGUARD VK 204APの仕様・製品情報

質量 0.9kg
縮長 49cm
パイプ径
折りたたみ段数 4段
脚固定方式 レバーロック式
全高 154 cm
雲台のタイプ 3WAY雲台
メーカー推奨積載質量 2kg

VANGUARD VK 204APのおすすめポイント3つ

  • 手頃な小型アルミ三脚
  • 4段折りたたみでコンパクトに
  • 素早く伸ばせるレバーロック方式

VANGUARD VK 204APのレビューと評価

初心者にもチャレンジしやすいお手頃三脚

VANGUARD VK 204APはコンパクトに折りたためる小型の三脚です。シンプルなアルミ製で、三脚がはじめての人にも取っつきやすい価格になっています。

VANGUARD VK 204APを使ってみて三脚の重要さを実感し、自分にとって強化すべきポイントを洗い出せたら、中型やカーボンの三脚に移行するのもよいでしょう。

VANGUARD VK 204APはこんな人におすすめ!

三脚を試してみたい人

HUSKY(ハスキー)3段 #1003

HUSKY 3段 #1003の仕様・製品情報

質量 3.7kg
縮長 77cm
パイプ径
折りたたみ段数 3段
脚固定方式 ナット式
全高 193cm
雲台のタイプ 3WAY雲台
メーカー推奨積載質量 10kg

HUSKY 3段 #1003のおすすめポイント3つ

  • 昔ながらのシンプルな構造
  • 頑丈なプロ用三脚
  • 手に馴染む形状のリングでしっかり固定

HUSKY 3段 #1003のレビューと評価

基本性能がしっかりしているシンプルな三脚

HUSKY(ハスキー)シリーズの中で最も基本となるモデル3段 #1003です。ハスキーは、雲台が固定されているので取り替えられません。

HUSKY 3段は、大型の一眼レフを載せてもがっしり保持できる基本性能のしっかりした三脚です。HUSKY 3段は、カメラ好きなら一生に一度は持ってみたいとあこがれる三脚でもあります。

HUSKY(ハスキー)3段 #1003はこんな人におすすめ!

一眼レフや望遠レンズを使う人

BENRO(ベンロ)C373TBS8

BENRO(ベンロ) C373TBS8の仕様・製品情報

800mm4.52

質量 4.52kg
縮長
パイプ径 32.4mm
折りたたみ段数 3段
脚固定方式 ナット式
全高 1,620mm
雲台のタイプ 2WAY雲台
メーカー推奨積載質量 8kg

BENRO(ベンロ) C373TBS8のおすすめポイント3つ

  • パイプ径32.5mmプロ用大型三脚
  • 軽くて堅牢なカーボン製
  • 滑らかに動くビデオ雲台とのセット

BENRO(ベンロ) C373TBS8のレビューと評価

安定性に定評のあるベンロの大型三脚

BENRO C373TBS8はカーボン製の大型三脚です。大きくがっしりしていますが、意外に軽い4.52kg。ビデオ用にも使える雲台とのセットです。C373TBS8モデルには、3段のほかに4段の三脚もあります。

BENRO(ベンロ) C373TBS8はこんな人におすすめ!

基本性能のしっかりしたビデオ用三脚がほしい人

Velbon 一脚 UCスティックR60

Velbon 一脚 UCスティックR60の仕様・製品情報

質量 1530mm
縮長 365mm
パイプ径 30mm
折りたたみ段数 6段
脚固定方式 ウルトラロック式
全高 1530mm
雲台のタイプ なし(別売)
メーカー推奨積載質量 4kg

Velbon 一脚 UCスティックR60のおすすめポイント3つ

  • コンパクトで軽いカーボンファイバー製一脚
  • ハンズフリーで持ち運べるベルトホルダー付属
  • カメラの重量をしっかり支える30mm径

Velbon 一脚 UCスティックR60のレビューと評価

三脚を立てる余地がない場所でもカメラをしっかり支えられる

Velbon UCスティックR60は、30mmの太い脚で安定性の高い一脚です。脚固定方式の「ウルトラロック」とは、脚の先端を締めると五か所のロックがいっせいに締まり、ゆるめるとゆるむクイック方式。機動性が強みの一脚をより素早くセッティングできます。

Velbon 一脚 UCスティックR60はこんな人におすすめ!

三脚を立てる場所がないところでカメラを使う人

まとめ

三脚は本来精密機械なので、万能な三脚を選ぼうとすると高価です。

しかし、何をどこで撮るかによって、重さ、パイプ径、折りたたみ段数と固定方式、伸ばしたときの高さ、雲台の種類を絞り込んでいけば、使い勝手が良いうえに効果の高い、自分にぴったりのリーズナブルな三脚が選べるでしょう。

また、カメラやレンズ、シーンによって三脚を使いわけるのも、三脚をうまく使いこなすコツです。