しかし、種類や価格、大きさや機能によってどんな外付けHDDを選べば良いのか迷っている方もいるでしょう。今回は使い方やメリットを解説しながら、後悔しないような外付けHDDの選び方を考えてみましょう。
外付けHDDとは
外付けHDDとは、外部接続が可能なストレージのことです。パソコンやPS4などには内部ストレージと呼ばれる記憶領域があり、作成したファイルやアプリケーションのデータは全てストレージに格納されます。
内部ストレージがいっぱいになってしまうとそれ以上データは保存できなくなるため、記憶容量を拡張する目的で製造されたのが外付けHDDです。では、外付けHDDを使うとどのようなメリットがあるでしょうか?
外付けHDDのメリット
外付けHDDのメリットは、以下の3つです。
- かさばらない
- 内部容量を有効に使える
- セキュリティ性が上がる
各150〜250文字程度
※必要に応じて増減してください
かさばらない
一昔前は外部記憶媒体と言うとCD-RやDVD-R、ブルーレイが主に使われてきましたが、大容量のデータを書き込む場合、一枚に収まりきらず管理がわずらわしいことや収納場所を取ること、破損によってデータ消失の危険があるなどの問題点がありました。
外付けHDDは2018年現在の製品であれば少なくとも500GB以上のストレージ領域があり、これはDVD-Rに換算すると約400枚分です。フォルダ分けして保存すれば大容量のデータでも管理が簡単で場所を取らないというメリットがあります。
内部容量を有効に使える
内部ストレージの容量が増えると、目的のファイルやアプリにアクセスする際の時間が遅くなる可能性があります。データ処理はメモリやCPUというパーツが主に担当していますが、処理するデータ量が多いと探すのに時間がかかり、処理速度が低下してしまうでしょう。
残しておきたいがすぐには使わないデータを外付けHDDに保存することで、内部ストレージをより有効に使えるメリットがあります。
セキュリティ性が上がる
パソコンなどで作業をしていると突然の故障や停電などでデータが消去されてしまったりアクセスできなくなる場合があります。データ救出ソフトを使ったり業者に依頼する方法もありますが、確実ではありません。
外付けHDDに重要なデータのバックアップを取っておくことで万が一故障してもほかのパソコンで作業を続けることができます。データの転送が手軽に行え、セキュリティ性が上がるのも外付けHDDを使うメリットです。
外付けHDDの注意点
外付けHDDの注意点は、以下の2つです。
- フォーマットに注意
- 接続端子に注意
フォーマットに注意
テレビ番組の録画データを保存する場合とパソコンのデータを保存する場合では、フォーマット形式が違う場合があり、パソコンでもWindowsとMacではフォーマットが違います。一部共通して使える形式もありますがもし違う場合、それぞれのデータは共存できず新しく入れたほうのデータのフォーマットに書き換えると古いデータは消去されてしまう危険があるため、注意してください。
最も手軽なのは、機器ごとに外付けHDDを用意することです。
接続端子に注意
外付けHDDの接続端子は主にUSB、eSATA、IEEE1394、Thunderboltなどがあります。例えばIEEE1394やThunderboltなどはMacでは一般的ですが、Windowsではあまり見かけない端子の種類です。当然端子の種類が合わないと接続自体が不可能な点に注意してください。
PS4やテレビも含め最も汎用性の高い端子がUSBのため、接続にはUSBケーブルをおすすめします。
外付けHDDの選び方
外付けHDDの選び方を以下の4つのポイントから解説します。
- 容量で選ぶ
- 転送速度で選ぶ
- サイズやデザインで選ぶ
- その他の機能で選ぶ
容量で選ぶ
ファイルのデータサイズは、文字→画像→音→動画の順番で大きくなっていきます。文字ファイルや写真などを保存する場合、500GB~1TB辺りの外付けHDDも不便を感じることは少ないですが、音源やカメラ撮影した動画などを頻繁に保存する方は2TB以上のストレージ容量が欲しいところです。
GB(ギガバイト)あたりの単価は年々下がってきてはいるものの、大容量の外付けHDDほど高額になる傾向があるため、主な使用目的から容量を決めるのがおすすめの選び方です。
転送速度で選ぶ
機器間のデータのやりとりに主に使用することになるUSBには幾つかのバージョンがあり、USB3.0などの数字で表わされます。数字が大きくなるほど転送速度が上がり、現在よく使われる2.0と3.0には約10倍の速度差があります。
仮に500GBのデータを移そうとした場合、3.0では2分弱程度で済むのに対して2.0では20分弱かかる計算になります。転送速度が速い外付けHDDは価格が上がる傾向がありますが、大容量のデータを扱う方は転送速度に注目するのがおすすめです。
サイズやデザインで選ぶ
外付けHDDは容量が増えるほど大きな据え置き型になる傾向があります。自宅で使用するのであれば問題ありませんが、職場や出先で複数のパソコンを使って共通の作業をしたい方は、携帯性にも注目するのがおすすめです。持ち運びやすい小型の製品や、人目につくことからデザインにこだわるのも良いでしょう。
その他の機能で選ぶ
外付けHDDで意外に忘れがちなのが耐久性です。基本的に外部の衝撃に弱い構造のため、落下や破損で寿命の前にデータが飛んでしまう危険性があります。堅牢なものや衝撃保護素材を使用した外付けHDDを選ぶことで長寿命が期待できますがあまり過信も禁物です。
そのほか、持ち運ぶ頻度が多い場合は防水性に優れたものをおすすめします。また、複数の場所で機密性の高いデータを使用したい場合は、クラウドストレージではなくパスワード機能のついたセキュリティ性の高いものや、ネットワークを使用して同時アクセスできる外付けHDDもおすすめです。
外付けHDDのおすすめ10選
I-O DATA EX-HD3CZ
I-O DATA EX-HD3CZの仕様・製品情報
ストレージ容量 | 3TB |
商品1をここに記入のおすすめポイント3つ
- コスパ○
- 排熱性○
- 汎用性○
I-O DATA EX-HD3CZのレビューと評価
コスパと使いやすさに優れた万能型
3TBと十分な容量を持ちながら1万円を切る価格が魅力のI-O DATA EX-HD3CZ。電子機器の大敵である熱を伝えにくい素材を使用、Windows、Mac共に対応するNTSF方式にも対応しているなど、細かい配慮も嬉しい外付けHDDです。
I-O DATA EX-HD3CZはこんな人におすすめ!
BUFFALO HD-PCFS1.0U3-BBA
BUFFALO HD-PCFS1.0U3-BBAの仕様・製品情報
ストレージ容量 | 1TB |
BUFFALO HD-PCFS1.0U3-BBAのおすすめポイント3つ
- 安い
- コンパクト
- 高速転送
BUFFALO HD-PCFS1.0U3-BBAのレビューと評価
安価ながら機能性に優れた人気モデル
ストレージが1TBな分コンパクトで携帯性に優れ、USB3.1に対応しているため高速のデータ伝送が可能なBUFFALO HD-PCFS1.0U3-BBA。突然の寿命によるリスクを回避するみまもり合図機能や、万が一に備えたデータ復旧サービスに対応するなど、小型ながら高機能の外付けHDDです。
BUFFALO HD-PCFS1.0U3-BBAはこんな人におすすめ!
Seagate STEB8000100
Seagate STEB8000100の仕様・製品情報
ストレージ容量 | 8TB |
Seagate STEB8000100のおすすめポイント3つ
- 大容量
- 長期保証
- コスパ○
Seagate STEB8000100のレビューと評価
信頼性の高い大容量外付けHDD
8TBのストレージで23000円程度と、最高峰のコスパを誇るSeagate STEB8000100。少し下のデータ容量の外付けHDDを随時追加するよりも、将来性を考えて1台購入するほうがコスパも良く省スペースにもなるでしょう。3年間の長期保証も見逃せない点です。
Seagate STEB8000100はこんな人におすすめ!
WESTERNDIGITAL WD Elements Portable
WESTERNDIGITAL WD Elements Portable の仕様・製品情報
ストレージ容量 | 4TB |
WESTERNDIGITAL WD Elements Portable のおすすめポイント3つ
- コンパクト
- 大容量
- コスパ○
WESTERNDIGITAL WD Elements Portable のレビューと評価
価格と容量のバランスに優れたコンパクトタイプ
携帯性に優れたコンパクトタイプながら4TBの容量を持ち、さらに価格も抑えたWESTERNDIGITAL WD Elements Portable。USB3.0にも対応しており、出先での大きなデータの転送時に大活躍してくれるでしょう。
WESTERNDIGITAL WD Elements Portableはこんな人におすすめ!
東芝 HD-AC10TK
東芝 HD-AC10TKの仕様・製品情報
ストレージ容量 | 1TB |
東芝 HD-AC10TKのおすすめポイント3つ
- 安い
- コンパクト
- テレビ録画向け
東芝 HD-AC10TKのレビューと評価
テレビ録画にもおすすめのコンパクトモデル
コンパクトで低価格、さらにレグザを始めとしたテレビともケーブル1本で手軽に接続可能な東芝 HD-AC10TK。転送速度も速く、Windowsのフォーマット形式にも対応しているため、幅広く使用できるのもおすすめの点です。
東芝 HD-AC10TKはこんな人におすすめ!
ソニー HD-U2
ソニー HD-U2の仕様・製品情報
ストレージ容量 | 2TB |
ソニー HD-U2のおすすめポイント3つ
- 耐久性○
- デザイン○
- 静音性○
ソニー HD-U2のレビューと評価
丁寧な仕事が光るコンパクトタイプ外付けHDD
同じソニーのブラビアとも親和性の高いシンプルでスタイリッシュなデザインが目を引くソニー HD-U2。外装にアルミパネルを採用することで耐久性が向上し、冷却性や静音性の高い内部構造で長寿命も期待できる外付けHDDです。
ソニー HD-U2はこんな人におすすめ!
Transcend TS1TSJ25M3S
Transcend TS1TSJ25M3Sの仕様・製品情報
ストレージ容量 | 1TB |
Transcend TS1TSJ25M3Sのおすすめポイント3つ
- コンパクト
- 耐久性○
- 高速転送
Transcend TS1TSJ25M3Sのレビューと評価
小型で頑丈な高速転送モデル
スマホよりやや大きい程度のコンパクトなボディと、三重構造による衝撃吸収性が魅力のTranscend TS1TSJ25M3S。USB3.1対応で転送速度も速く、さらに価格も6000円台と機能コスパ共に欠点のない万能型の外付けHDDです。
Transcend TS1TSJ25M3Sはこんな人におすすめ!
WESTERNDIGITAL My Book
WESTERNDIGITAL My Bookの仕様・製品情報
ストレージ容量 | 8TB |
WESTERNDIGITAL My Bookのおすすめポイント3つ
- 大容量
- セキュリティ○
- 簡単操作
WESTERNDIGITAL My Bookのレビューと評価
多機能が魅力の大容量外付けHDD
8TBの容量を持ち、ソフトウェアで暗号化することでパスワードロック機能も付いたWESTERNDIGITAL My Book。手作業だと面倒になりがちなデータのバックアップ作業もスケジュール設定が可能なセキュリティ性に優れたおすすめの外付けHDDです。
WESTERNDIGITAL My Bookはこんな人におすすめ!
MARSHAL MAL22000H2EX3
MARSHAL MAL22000H2EX3の仕様・製品情報
ストレージ容量 | 2TB |
MARSHAL MAL22000H2EX3のおすすめポイント3つ
- コンパクト
- 電源不要
- コスパ○
MARSHAL MAL22000H2EX3のレビューと評価
手軽さが魅力のコンパクトモデル
2TBのストレージ容量を持ちながらコンパクトに収められた小型外付けHDD、MARSHAL MAL22000H2EX3。電源供給が必要なく、USBケーブルを接続するだけで使用可能なため非常に手軽に使えることも魅力です。
MARSHAL MAL22000H2EX3はこんな人におすすめ!
I-O DATA EX-HD6CZ
I-O DATA EX-HD6CZの仕様・製品情報
ストレージ容量 | 6TB |
I-O DATA EX-HD6CZのおすすめポイント3つ
- 大容量
- コスパ○
- 静音設計
I-O DATA EX-HD6CZのレビューと評価
コスパに優れた大容量外付けHDD
6TBのストレージ容量がありながら価格を2万円台前半で抑えた良コスパの外付けHDD、I-O DATA EX-HD6CZ。地上デジタルのテレビ番組であれば最大720時間録画でき、そうそう容量に困ることはないでしょう。静音性に優れるため視聴の邪魔になりにくいのもポイントです。
I-O DATA EX-HD6CZはこんな人におすすめ!
まとめ
今回の記事では、外付けHDDの使い方や注意点、メリットや選ぶ際のポイントを解説し、おすすめの外付けHDDを幅広くご紹介しました。最近では大容量の外付けHDDでもかなり買いやすい価格になっています。皆様も大切なデータを守り、パソコンなどをより快適に使用するため、ぜひ外付けHDDを使ってみてください。