子どもにYouTubeを見せている?育児の新常識と安全な楽しみ方

子どもにYouTubeを見せている?アンケート調査

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0歳〜12歳の子どもたちや現代育児において、YouTubeや動画の視聴は避けて通れない話題です。子どもたちがどのようにデジタルコンテンツと関わっているのかを明らかにするため、今回のアンケートを実施しました。

本記事ではアンケート結果を基に、子どもの年齢別視聴状況やデバイスの使用傾向、視聴時間、視聴制限の有無など、YouTube育児の現状について解説します。

YouTubeをよく見る年齢層は?

アンケートでは、91%の親が子どもにYouTubeを見せていると回答しました。

YouTubeや動画を視聴している子どもは、7歳が全体の13.1%を占めています。次いで10歳(11.2%)、5歳・8歳・9歳(それぞれ8.4%)の順番です。

年齢が上がるにつれて視聴率が高くなる傾向が見られます。

アンケート集計

  1. YouTubeを
    見せている:91%
    見せていない:9%
    (見ている子供合計:98名)

YouTubeを見ている子供の年齢比

YouTubeを見ている子供の年齢比

  1. 0歳:9(8.4%)  1歳:5(4.7%)
    2歳:4(3.7%)  3歳:8(7.5%)
    4歳:5(4.7%)  5歳:9(8.4%)
    6歳:7(6.5%)  7歳:14(13.1%)
    8歳:9(8.4%)  9歳:9(8.4%)
    10歳:12(11.2%) 11歳:5(4.7%)
    12歳:4(3.7%) 未回答:2(1.9%)

YouTube見せている時間は1日2時間以内

視聴時間についてのアンケート結果は、1〜2時間が最も多く36.6%、次いで1時間以内が31.7%です。2〜3時間が14.9%、3〜4時間は4%、4〜5時間は3%、それ以上視聴している子どもは1%でした。

多くの家庭で1〜2時間程度の視聴が一般的であることがわかります。

次では、専門家の視点から、子どもに推奨するYouTubeの視聴時間を見ていきます。

アンケート集計

YouTubeを1日何時間見せていますか

  1. 見せていると答えた方は、1日何時間見せていますか
    1時間以内:32(31.7%)
    1~2時間:37(36.6%)
    2~3時間:15(14.9%)
    3~4時間:4(4%)
    4~5時間:3(3%)
    それ以上:1(1%)
    未回答:8(7.9%)
    子供の人数:101名

子どもがYouTubeを見る時間は何時間が適切?

子どもがYouTubeを見る時間は何時間が適切?
アンケートから、子どもがYouTubeを見る時間は1〜2時間程度であることがわかりました。この結果を専門家はどのように見ているのでしょうか。WHO(世界保健機関)のガイドラインや日本小児科学会の報告を見てみましょう。

2歳未満はスクリーンタイムを推奨しない

WHOでは、スマホやタブレットなどのデバイスによる、2歳未満のスクリーンタイムを推奨していません。スクリーンタイムよりも、親との会話やボディタッチによるコミュニケーションが大切です。

2~4歳は1時間以内

WHOが発表した小児の健康な成長に関するガイドラインでは、2〜4歳のスクリーンタイムは1時間以内に留めるとしています。


参考
「小児の健康な成長に関するWHOのガイドライン」日本弱視斜視学会「小児の健康な成長に関するWHOのガイドライン」

日本小児科学会は2時間以内を推奨

日本小児科学会は、子どもの映像メディアの視聴時間に関して、1日あたり1時間から2時間以内が望ましいとしています。これらの推奨は、子どもの成長や発達、健康に配慮したものです。


参考
「見直しましょう メディア漬けの子育て」日本小児科医会「見直しましょう メディア漬けの子育て」

YouTubeのコンテンツに合わせてアプローチしよう

YouTubeには個性を伸ばす番組や学習番組など、子ども向けのコンテンツが充実しています。家事をしている間に、利用している方も多いのではないでしょうか。

しかし、子ども向けのコンテンツでも、使い方を間違えると発達を妨げる可能性が指摘されています。だからといって、デメリットしかないわけではありません。

WHOや医療機関などのガイドラインを参考に、年齢やコンテンツに合わせて適切なアプローチをしましょう。アプローチについては、あとから詳しく解説します。

YouTubeは何で観ている?視聴デバイスの傾向

YouTubeは何で観ている?視聴デバイスの傾向
子どもがYouTubeを視聴するデバイスの種類についても調査しました。YouTubeを視聴する代表的なデバイスには、テレビ・スマホ・タブレットが挙げられます。実際に、子どもはどのデバイスでYouTubeを楽しんでいるのでしょうか。

結果は、テレビが最も多く33%、次いでスマホが31%、タブレットが27%です。パソコンで視聴している子どもはわずか1%でした。

テレビが依然として主流である一方、スマホやタブレットの利用も増えていることがわかります。次では、子どもとデバイスの関係について解説します。

  1. 子供の年齢とデバイスの集計
    ・0歳:テレビ1名/スマホ3名
    ・1歳:テレビ3名/スマホ2名
    ・2歳:テレビ2名/     タブレット2名 
    ・3歳:テレビ3名/スマホ1名/タブレット2名
    ・4歳:テレビ1名/スマホ2名/タブレット1名
    ・5歳:テレビ2名/スマホ2名/タブレット2名
    ・6歳:テレビ2名/スマホ1名/タブレット3名
    ・7歳:テレビ6名/スマホ5名/タブレット3名
    ・8歳:テレビ4名/スマホ5名/タブレット1名
    ・9歳:テレビ4名/スマホ2名
    ・10歳:テレビ2名/スマホ3名/タブレット5名
    ・11歳:テレビ1名/スマホ1名/タブレット3名
    ・12歳:     スマホ2名/タブレット2名

年齢による視聴習慣の違い

子どもの年齢や習慣によって、YouTubeを見る際に使用するデバイスの選択肢が増え、変わっていることがわかりました。以下では、年齢と習慣、そして選択されているデバイスについて解説します。

0~2歳児のYouTubeはテレビが人気

0歳から2歳の子どもは、テレビやスマホが選ばれています。家庭内ではテレビでの視聴が一般的です。スマホは携帯性がよく手軽に持ち運べるため、親が子どもを抱っこしながら見せることができます。

3~6歳ではタブレットも選ばれている

3歳から6歳の子どもは、自分でデバイスを操作することが増えます。タブレットは画面が大きく、操作が簡単なため、親が安心して子どもに使わせることができるデバイスとして選ばれることが多いようです。

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7~12歳の就学児はスマホが注目されている

7歳から12歳の子どもは、自分の好みや興味に基づいてデバイスを選ぶことが増えます。テレビは家族での視聴に適しており、スマホやタブレットは個人での視聴に適しているデバイスです。

特にタブレットは、学習アプリやゲームなど多様なコンテンツにアクセスできるため人気です。自分のスマホを持つ子どもが増える時期でもあるため、YouTubeを見る際はスマホを使用するケースが増えます。

デバイスの利便性

スマホやタブレットは持ち運びが容易で、外出先や移動中にも使用できるため、親が子どもに見せる際に便利です。特に、外出先での待ち時間や移動中に子どもを静かにさせるために、スマホやタブレットが利用されることが多いです。

コンテンツの種類

各デバイスで視聴できるコンテンツの種類や質も、デバイスの選択に影響を与えます。例えば、テレビでは教育番組やアニメが多く放送されており、スマホやタブレットでは、YouTubeを通じて教育・趣味・親子や動物とのコミュニケーションなど、多様なコンテンツにアクセスできます。

子どもが見ているYouTubeは安全?視聴制限の現状

子どもが見るYouTubeに制限かけてる?
親が子どもの視聴時間や内容を管理するために、特定のデバイスを選ぶケースがあります。例えば、テレビは親が一緒に視聴することが多いため、視聴内容を管理しやすいのが理由のひとつです。

一方、スマホやタブレットは個別に使用されることが多いため、視聴時間や内容の制限を考慮しなくてはいけません。YouTubeには子どもの育成に有害なコンテンツもあるため、親の管理と視聴制限は必須の事項です。

視聴制限の現状

視聴制限についてのアンケート結果では、51%の家庭が視聴制限をかけている一方、41%の家庭は制限をかけていないことがわかりました。制限をかけている家庭では、視聴時間や視聴内容に対する管理が行われており、子どもの健全な発達をサポートしています。

アンケート集計

  1. 見せていると答えた方は、制限をかけていますか?
    かけている:51%
    かけていない:41%
    未回答:8%

視聴している家庭の声

YouTubeの視聴には、学習効果や成長をサポートするメリットがあります。一方で、視聴時間が長くなることによる健康への心配や、視聴内容による良くない影響なども報告されています。

たまさん(女性)子ども1歳

目や脳の発達に影響がないか不安。

ターロットさん(女性)子ども2歳

見せないとぐずることが多くなった。

アイコトマトさん(女性)子ども1歳

外でも見たがってぐずることです、すぐ真似するので、悪いことまで吸収して真似をします。

視聴していない家庭の声

視聴していない家庭では、代わりにおもちゃや絵本、外遊びなどを提供していることがわかりました。これにより、子どもたちはデジタルコンテンツ以外の遊びや学びの機会を得ています。

視聴しないことのメリットとしては、子どもの目や体への負担が少ない、親子のコミュニケーションが増えるなどの声が寄せられました。

一方で、デジタルコンテンツに触れる機会が少ないため、情報リテラシーの向上が遅れる可能性があります。また、子どもが友達との話題についていけないとのの声も寄せられました。

さくら(女性)子ども6歳

図書館から借りた絵本、知育玩具、NHKのEテレを視聴しています。私や夫のパソコンやスマホが占領されない点が良かったです。困ったところは、子どもが学校の友達との話題について行けない点です。

りょうこった(男性)子ども0歳

絵本を読んであげています。早くからYouTubeや動画に興味があると、視力が悪くなったりするんじゃないかと思うのでよかったです。

たいやき弁当(女性)子ども5歳・8歳

レゴやシルバニアファミリーなどのおもちゃで遊ばせるようにしています。YouTubeを見せなくて良かったと思う点は、視力の低下を防ぐことができるところです。

「親子で考えるYouTube育児」安心へのヒント

「親子で考えるYouTube育児」安心へのヒント
子どもがYouTubeを安全に楽しむためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。

視聴時間の管理

視聴時間を適切に管理すると、子どもの健康や発達に悪影響を及ぼすリスクを減らせます。視聴時間を1日2時間以内に制限しましょう。

視聴内容の選別

親が視聴内容を確認し、教育的で安全なコンテンツを選ぶのが重要です。子ども向けに調整したYouTube Kidsを利用して、不適切なコンテンツを避けましょう。

親子のコミュニケーション

視聴後に親子で話し合うと、子どもが視聴した内容を理解すると同時に学びを深められます。また、子どもと一緒に視聴するのもおすすめです。一緒に視聴すると、子どもの好み、考え方、心の発育などを理解できます。子どもへの理解が育児のヒントとなり、親子の絆を深められます。

バランスの取れた生活

YouTube視聴だけではなく、外遊びや読書、スポーツを通して、バランスの取れた生活を実践するのが重要です。子どもは、バランスの良い生活から多様な経験を積み、人生に必要な社会的スキルを学びます。

YouTube育児の未来

今回のアンケート結果から、YouTubeや動画の視聴が現代の育児において重要な要素となっていることがわかりました。視聴時間やデバイスの選択、視聴制限の有無など、家庭ごとに異なる対応が見られます。

今後の育児においては、デジタルコンテンツとの有意義な関わり方を見つけ、適切なアプローチをすることが重要です。視聴時間の管理や視聴内容の選別、親子のコミュニケーションを大切にし、子どもの健全な発達をサポートするための工夫が求められます。

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