コスパに優れた初心者におすすめのモデルや、液晶タッチパネルを搭載した操作性に優れたモデル、スリムなデザインでスッキリと設置できるモデルなど、多彩な製品をピックアップしているので、是非参考にしてみてください。



A3対応のスキャナの注目したい機能・性能
A3対応のスキャナの注目したい機能・性能は、以下の3つです。
- 大型ゆえ多用途
- ADF機能
- 両面読み取り機能
大型ゆえ多用途
A3とは、297mm×420mmの用紙サイズのことで、最もよく使われるA4サイズの用紙のちょうど2倍の大きさです。見開き状に並べて置けることで、効率よくデジタルデータに変換できることがポイント。
また、規格が統一されていない大きな図面やイラスト、大型の書物もスキャニングできるため、専門的な使い方から一般的な使い方まで多用途に対応できる点が魅力です。
ADF機能
ADF(オートドキュメントフィーダー)とは、セットされた複数の原稿を自動的に先送りしてくれる機能のこと。一枚ずつ手動で差し替える手間が不要になるため、大量の資料を効率的にスキャンする用途ではほぼ必須の機能です。
併せて重送(複数の紙を送ってしまうこと)防止センサーのついているスキャナを選べばより効果的です。
両面読み取り機能
両面読み取り機能とは、文字どおり紙の裏表を自動的に読み取ってくれる機能のこと。表→裏と手動でスキャンさせる場合に比べ、時間短縮とページ抜けの防止が期待できるので、一般書やマンガ本をデータベース化することが目的の自炊ではぜひチェックしておきたい機能です。
ADF機能と組み合わせることで、さらに効率的な運用が可能です。
スキャナの種類
スキャナの主な3つの種類を解説します。
- フラットベッドスキャナ
- シートフィードスキャナ
- スタンドスキャナ
フラットベッドスキャナ
「フラットベッドスキャナ」は、一般的なコピー機のような形状をしており、ガラス面に原稿を設置してスキャンするタイプです。書籍や雑誌のページを開いてスキャンできるのもポイント。読み取るページを変更する際に書籍を取り出す必要はありますが、解像度が高く鮮明に原稿を読み取れるメリットがあります。
スリムなデザインの製品も存在するので、スッキリと設置したい場合にもおすすめのタイプです。
シートフィードスキャナ
「シートフィードスキャナ」は、自動給紙装置を搭載しているタイプ。複数枚の原稿をセットしてスピーディにデジタルデータ化できる強みがあります。作業効率をアップしたい場合はもちろん、スキャンする原稿の枚数が多い場合におすすめです。
厚みのある書籍や雑誌はスキャンできませんが、スムーズにスキャン作業を進めたい場合に適しているタイプです。
スタンドスキャナ
「スタンドスキャナ」は、スタンドライトのような形状をしており、卓上に設置した用紙を上部の読み取り機でスキャンするタイプです。原稿から読み取り機が離れていてもスキャンできるのが特徴。書籍や雑誌のページを開いてスキャンしたい場合にもおすすめです。
フラットベッドスキャナやシートフィードスキャナに比べると解像度が低いモデルが多いですが、原稿を傷つけず、手軽にスキャンできるメリットがあります。
A3対応のスキャナのおすすめメーカー
A3対応のスキャナのおすすめメーカーは、以下の3つです。
- Canon
- EPSON
- PFU(富士通)
Canon
Canon(キヤノン)は1937年創立と非常に長い歴史を誇る世界的なOA機器のメーカーです。スキャナーにおいてもその高い技術が遺憾なく発揮され、特にテキストエンハンスメント機能に代表される読み取り精度の高さには定評があります。
文字汚れや変色した部分を補正して検出してくれるので、古い蔵書を自炊したいという方におすすめです。
EPSON
EPSON(エプソン)も1942年創立と長い歴史を誇る情報関連機器・精密機器のトップメーカーです。A3対応モデルとしての特徴は、読み取り速度が速い点。最大給紙枚数や重送防止機能も高水準でバランスが取れています。
また、性能の割に価格が安い製品が多いこともポイントです。大量の資料をデータベース化するというような場合は第一候補に上がるでしょう。
富士通(PFU)
ドキュメントスキャナー部門で6年連続NO.1を獲得した人気製品Scansnapシリーズでおなじみの富士通。A3対応モデルでの強みは使いやすさと安定性です。
重送感知機能、紙詰まり防止機能、斜行防止機能など正確にスキャンするための機能が充実し、わかりやすく手軽に操作できるインターフェイスも特徴的。スキャナの設定になれていない方、読み込みの正確さを重要視したいという方にはおすすめのメーカーです。
A3対応のスキャナの選び方
A3対応のスキャナの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- 用途別に選ぶ
- 解像度で選ぶ
- 読み取り速度で選ぶ
用途別に選ぶ
スキャナは形によってシートフィードスキャナ、フラットベッドスキャナ、スタンドスキャナの3種類に大まかに分けられます。
シートフィードはADF・両面読み取り機能を標準搭載しているモデルが多く、薄型の書類を高速で読み取るのが得意です。フラットベッドは原稿を固定してスキャンするため、精密な読み取りが可能。スタンドタイプは上部からカメラで写す方式のため、厚さのある書物を裁断せずスキャンしたい場合(自炊用途)におすすめです。
また、ビジネス用途であればプリンタやFAXと一体化した複合機も、保守費用や静止時の消費電力などのランニングコストの面からおすすめです。プリンタにはレーザータイプを選べば、より高速で効率的な読み取りが可能です。
解像度で選ぶ
解像度とは画像の粒子の細かさのことで、dpiという数値で表示されます。解像度が高いほど精密なスキャニングが可能ですが、通常の文書や写真を読み取るのであれば300dpiから600dpiもあれば十分に高画質です。
また、注意したいのが「読み取り解像度」と「光学解像度」の関係性。読み取り解像度はソフト補正ありの数値、光学解像度はハード本来の数値であり、読み取り解像度の方が高く表記されやすくなります。ここでは、特記がなければ原則的に「光学解像度」をご紹介します。
読み取り速度で選ぶ
質より量という場合は、読み取り速度が高いものから選ぶのがおすすめ。msec/lineの値が読み取り速度の目安になりますが、カタログスペックではたいてい「○dpiでA3が○枚/毎分取り込める」といったような記載の仕方になっています。A4でしか速度の記載がない場合、A3では7~8割を概算しておくとよいでしょう。
基本的に解像度と読み取り速度はトレードオフの関係にあるので、モノクロの書類を大量にスキャンする場合は速度重視、カラー写真を精密にスキャンしたい場合は解像度重視というように、用途によって必要な性能を取捨選択するのがおすすめです。
A3対応スキャナのおすすめ人気13選
A3対応スキャナのおすすめ13選を紹介します。
サンワダイレクト(SANWA DIRECT) A3対応スキャナー 400-SCN057
最初に紹介するおすすめのA3対応スキャナは、「サンワダイレクト A3対応スキャナー 400-SCN057」です。
スキャナタイプ | フラットべッド |
---|---|
解像度 | 1200dpi |
サイズ | 幅56.5cm×奥行き39.4cm×高さ5.4cm |
- 抜群のコストパフォーマンス
- スリムでスタイリッシュなデザイン
- ボタンを押すだけで簡単にスキャン可能
エプソン(EPSON) スキャナー DS-32000
次に紹介するおすすめのA3対応スキャナは、「エプソン スキャナー DS-32000」です。
スキャナタイプ | シートフィード |
---|---|
解像度 | 600dpi |
サイズ | 幅37.1cm×奥行き66.5cm×高さ32.2cm |
- 高速スキャンで作業効率のアップが可能
- 幅広い用紙サイズに対応
- カラー液晶タッチパネル搭載
iOCHOW ドキュメントスキャナー S5
次に紹介するおすすめのA3対応スキャナは、「iOCHOW ドキュメントスキャナー S5」です。
スキャナタイプ | スタンド |
---|---|
解像度 | 2200万画素 |
サイズ | 幅8.5cm×奥行き24.5cm×高さ37cm |
- 収納場所のスペースを取りにくい
- スリムでスタイリッシュなデザイン
- 比較的リーズナブルな価格で購入できる
サンワダイレクト 400-SCN025
サンワダイレクト 400-SCN025の仕様・製品情報
スキャナタイプ | フラットベッド |
解像度 | 2400dpi※表記は読み取り速度。光学解像度は公表なし |
サイズ | 幅57.6cm×奥行き40.6cm×高さ7.2cm |
- 安い
- カバー取り外し可能
- 簡単操作
サンワダイレクト 400-SCN025のレビューと評価
脅威のコスパが人気の低価格モデル
コスパのよいPC周辺機器の製造で有名なサンワサプライ。400-SCN025も魅力はとにかく安いこと。A3対応フラットベッドが5万円を切るのはサンワ製ならではです。機能的に特筆する点はありませんが、上部カバーが取り外しでき厚さのある蔵書のスキャンにも対応しているのが嬉しいところ。
Canon DR-M1060
Canon DR-M1060の仕様・製品情報
スキャナタイプ | シートフィードスキャナ |
解像度 | 600dpi |
サイズ | 幅42.4cm×奥行き24.6cm×高さ12cm |
- 高速読み取り
- 読み取り精度○
- コスパ○
Canon DR-M1060のレビューと評価
精度重視の万能モデル
CanonのA3対応エントリーモデルであるDR-M1060。斜行補正やテキストエンハンスメント、カラー・サイズ自動検知機能といった機能が搭載され、読み取りの正確性を重視したい方は要チェックモデルです。また、カラー/白黒とも毎分60枚(A4・200dpi時)の読み取り速度の高さも見逃せません。
Canon DR-6030C
Canon DR-6030Cの仕様・製品情報
スキャナタイプ | シートフィードスキャナ |
解像度 | 600dpi |
サイズ | 幅39.8cm×奥行き31.2cm×高さ19cm |
- 読み取り精度○
- 高速読み取り
- 耐久性○
Canon DR-6030Cのレビューと評価
画質重視の上位モデル
DR-M1060の上位グレードであるDR-6030C。読み取り精度を重視した設計はそのままに、毎分最大80枚のスキャニングが可能と速度はさらに向上。給紙構造も見直され、重送や紙詰まりが起こりにくくなっています。価格は高いもののそれに見合った実力を持つモデルです。
EPSON DS-50000
EPSON DS-50000の仕様・製品情報
スキャナタイプ | フラットベッドスキャナ |
解像度 | 600dpi |
サイズ | 幅64cm×奥行き46.8cm×高さ15.6cm |
- 安い
- 耐久性○
- 原稿補正機能
EPSON DS-50000のレビューと評価
コスパ特化のおすすめモデル
「重く、大きい」という問題点に目をつぶれば総合的に最もおすすめできるモデル。読み取り解像度、各種原稿補正機能の性能面で高価格モデルに引けを取らず、読み取り速度も毎分約35枚のA3スキャニングが可能。かつ10万円台と非常にコスパに優れています。
EPSON DS-G20000
EPSON DS-G20000の仕様・製品情報
スキャナタイプ | フラットベッドスキャナ |
解像度 | 2400dpi |
サイズ | 幅64cm×奥行き46.8cm×高さ15.5cm |
- 高解像度
- オートフォーカス機能
- ほこり除去機能
EPSON DS-G20000のレビューと評価
尖った性能を持つ高解像度モデル
2400dpiの光学解像度という同価格帯のモデルに比べて4倍もの高い画像解析能力を持つDS-G20000。ほこり除去機能、退色復元機能など「写真を高解像度で取り込む」ということに特化したスキャナです。反面高速読み取りは得意ではなく、使用シーンはやや限定されます。
EPSON DS-60000
EPSON DS-60000の仕様・製品情報
スキャナタイプ | フラットベッドスキャナ |
解像度 | 600dpi |
サイズ | 幅64cm×奥行き52.2cm×高さ29cm |
- ADF搭載
- 両面読み取り機能
- 給紙性能○
EPSON DS-60000のレビューと評価
ADF付きのハイスピードモデル
DS-50000にADF機能と上下のスキャンユニットを追加し、両面読み取りを可能にした上位モデル。G20000とは逆に「大量の資料を素早くデータ化すること」に特化させたスキャナであり、こうした製品のコンセプトがはっきりしている点もEPSONの魅力です。
富士通 fi-7460
富士通 fi-7460の仕様・製品情報
スキャナタイプ | シートフィードスキャナ |
解像度 | dpi |
サイズ | 幅38cm×奥行き16.8cm×高さ21cm |
- 高速読み取り
- コンパクト
- ADF機能
富士通 fi-7460のレビューと評価
信頼性に優れた汎用モデル
カラー・モノクロとも毎分60枚(A4)をスキャニングでき、ADF機能付きでより効率的な運用が可能な汎用性の高いスキャナ。紙詰まり検知センサーを複数搭載し、サイズの違う原稿も正確に読み取ります。幅38cmとコンパクトで置き場所を選ばないのも嬉しいところ。
サンワダイレクト 400-CMS013
サンワダイレクト 400-CMS013の仕様・製品情報
スキャナタイプ | スタンドスキャナ |
解像度 | – |
サイズ | 幅12.8cm×奥行き24.5cm×高さ33.7cm |
サンワダイレクト 400-CMS013のおすすめポイント3つ
- 安い
- コンパクト
- タイマー付き
サンワダイレクト 400-CMS013のレビューと評価
価格特化のスタンドタイプ
機能はそれなり、画質はよいとはいえない。それらの難点を覆す超低価格が 400-CMS013の魅力です。逆にこれ以下の価格の製品、あるいは同価格帯でもメーカーによっては信頼性が著しく低くなります。
とはいえUSB給電もでき、過度な期待をしなければ画質も十分。メモや書類を部分的に取り込む際などは大活躍します。
富士通 ScanSnap SV600
富士通 ScanSnap SV600の仕様・製品情報
スキャナタイプ | スタンドスキャナ |
解像度 | – |
サイズ | 幅21cm×奥行き15.6cm×高さ38.3cm |
- 高速読み取り
- 高画質
- 原稿補正機能
富士通 ScanSnap SV600のレビューと評価
スタンドタイプの弱点を消した人気モデル
低価格・裁断せずにスキャンできるというアドバンテージはそのままに、スタンドタイプの最大の弱点である読み取り性能の低さまでを解消した超人気モデル。
読み取り部に高性能CCDセンサーを搭載し、被写体を平面に補正、色むらを防止。さらに歪みを自動検知し水平に変換するドライバと相まって、フラットベッドタイプに迫る読み取り精度を誇ります。
CZUR ET16 Plus
CZUR ET16 Plusの仕様・製品情報
スキャナタイプ | スタンドスキャナ |
解像度 | dpi |
サイズ | 幅37.5cm×奥行き22cm×高さ39cm |
- OCR機能
- 簡単操作
- 動画撮影可能
CZUR ET16 Plusのレビューと評価
多機能がウリの万能モデル
原稿の文字を認識してテキストデータに変換してくれるOCR機能つき、A4の見開きであれば1.5秒で撮影可能、動画撮影機能付きと多機能な割に価格が安い点が魅力のスタンドスキャナ。純粋な読み取り性能はスタンドタイプの域を出ていない点にはご注意を。
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サンワダイレクト スキャナー A3 / A4 対応 1200dpi TWAIN対応 自炊 PDF変換対応 フラットベッドスキャナ 400-SCN057
13% オフA3対応スキャナの重要ポイントまとめ
A3対応スキャナの重要なポイントは以下の3つです。
- スキャナのタイプを決めよう
- 解像度を確認しておこう
- 設置スペースに合うモデルを選ぼう


