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そのスタイルも据え置きタイプ、モバイルタイプ、オーバーヘッドタイプなど、種類も多彩にあります。自炊をはじめたい方には、何を基準にしてスキャナを選べばよいのか? わかりにくい面も多いのではないでしょうか?
今回はドキュメントスキャナーの選び方のポイントをお伝えしながら、自炊におすすめのドキュメントスキャナーをご紹介します。
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自炊スキャナー(ドキュメントスキャナー)とは
ドキュメントスキャナーとは、書類や雑誌などの紙文書を読み込み、デジタルデータとして保存するため装置のこと。ファックスのように原稿を自動で送りながら読み取るシートフィードタイプが主流。普通のスキャナのように原稿を手で差し替える必要がなく、大量の原稿を読み取れるのが特徴です。
読み込んだデータはJPEG形式の画像ファイルやPDFファイルに変換して出力します。画像データから文字情報をテキスト化するOCR機能を搭載したモデルもあります。ビジネスシーンで多くの書類をデジタル化して整理したい方、雑誌や漫画をタブレットなどで楽しめる電子書籍をつくりたい方におすすめです。
スキャナーとプリンターの違い
スキャナー専門機器と複合機プリンターにあるスキャン機能を比較すれば、どんな違いがあるのでしょうか。
解像度・速さ・量・種類、また読み取ったドキュメントへの修正機能や管理機能など、多くの点でスキャナー専門機器が優れています。
シートフィード型スキャナーでは一度に50枚・毎分50枚などの大量高速スキャンが可能。
ハンディ型やオーバーヘッド型では分厚い書籍でも本を傷めることなく(これを非破壊型と呼びます)スキャンでき、見開きのゆがみ補正なども自動でしてくれます。
ただし、1つのスキャナーでは機能が絞られるため、多用途で使いたい方は2~3種類のスキャナーが必要になるでしょう。
自炊スキャナーの種類
シートフィードタイプ
シートフィードは、ファックスの原稿の読み取り部分だけを取り出したようなタイプ。複数枚の原稿を自動的にスキャンできるのが特徴です。何度も原稿をセットする手間がなく、同じ大きさの原稿を一度に大量にスキャンできるメリットがあります。
デメリットは、紙送りローラーで原稿を自動で送るため厚みのある原稿をスキャンできない点。写真やイラストような微妙な色合い表現が苦手な点があります。
フラットベッドタイプ
フラットベッドはコピー機と同じ仕組みで読み取るタイプです。スキャン精度が高く、歪みの発生が少ない点。色の再現性が高く写真などに強いのが特徴です。
スキャン時に原稿を傷つけない点。原版に忠実なスキャンができる点。厚みのあるものでもスキャンができるなどのメリットがあります。しかし、1回に一枚の原稿しかスキャナできないデメリットがあり、複数枚の原稿をスキャンするには不向きです。
ハンディタイプ
ハンディタイプは、スキャナ本体を自分の手で動かすことで原稿をスキャンします。コンパクトで、持ち運びに便利な点や、原稿の厚さや大きさに関係なく手軽にスキャンできる点がメリットです。
手で動して読み込むため、他のタイプと比べスキャン精度が劣る点や、大量の原稿をスキャンするには不向きな点がデメリットです。
オーバーヘッドタイプ
オーバーヘッドスキャナは、平置きした原稿に対して上から光を照射して原稿を読み取るタイプ。厚みのある書籍や立体物などをスキャンできる特徴を持ちます。原稿に接触せずスキャンできるので傷みやすい蔵書などにも対応できるメリットがあります。
フラットベッドやハンディータイプ同様に大量の原稿をスキャンできない点がデメリットです。
自炊用スキャナーのおすすめメーカー一覧
自炊用スキャナーのおすすめメーカー3つと特徴や評価を解説します。
- キャノン
- 富士通
- iOCHOW
キャノン
キャノンは多くの人が知る、カメラやプリンタで名をはせた日本の誇る世界ブランドです。
スキャナーではシートフィード型を主力とし、いかに大量の原稿を高速スキャンできるかに力点を置いた商品作りをしています。近年ではスキャン原稿が垂直型に排出される省スペースの「高速ラウンドスキャナー」が大人気。
またフラットベッド型の真っ黒で平らな外観など、一眼レフなどと同様、おしゃれでシックなデザインもキャノンの大きな魅力でしょう。
ビジネスなどで大量のドキュメントを日々扱わねばならないという方におすすめのメーカーです。
富士通
富士通はノートPCなどでもお馴染み、日本の総合エレクトロニクス企業です。
スキャナーではシートフィード型を得意としており、他社と違う点は読み取り原稿の仕上がりやデータの管理までしっかりしている点。モバイルやオーバーヘッド型にも定評があり、最も数多くの商品を売り出しているメーカーのひとつでしょう。価格は他社より高めになりますが品質保証はその分あるはずです。
歪みがないなど読み取られたドキュメントの質を大切にしたい方におすすめのメーカーです。
iOCHOW
iOCHOWは、香港を拠点とするエレクトロニクス系企業により運営されています。日本語での商品HP(
参考
日本語での商品HPiOCHOW
)もあり、アフターサービスなどメールでの問い合わせも可能です。
iCHOW社にとってスキャナーは一押し商品カテゴリーで、オーバーヘッド型は日本のAmazonでもトップクラスの人気商品。オーバーヘッド型は最も多機能なスキャナーなので価格も高くなりがちですが、同社は30,000円を切る高コスパ・モデルを主力にしています。
多種多様に使えるスキャナーをできるだけ安く手にしたいという方におすすめのメーカーです。
自炊スキャナーの選び方
自炊スキャナーの選び方を以下の4つのポイントから解説します。
- “本を残すか? 残さないか?” 自炊の方法で選ぶ
- 読み取り方式の特徴で選ぶ
- 光学解像度(スキャン品質)で選ぶ
- 原稿サイズで選ぶ
“本を残すか? 残さないか?” 自炊の方法で選ぶ
自炊スキャナーの選びで、「本を残すか? 残さないか?」が、一番重要な判断基準といえます。
自炊には、本を裁断してからスキャンする「破壊自炊」と、本を裁断せずにスキャンする「非破壊自炊」の二つがあります。
「破壊自炊」タイプのスキャナには、シートフィードタイプ・フラットベッドタイプ。「非破壊自炊」タイプのスキャナには、ハンディタイプ・オーバーヘッドタイプがあります。自炊の用途に合ったタイプを選びましょう。
読み取り方式の特徴で選ぶ
自炊スキャナーには、4つの種類があり、自炊の目的や用途で使い勝手が大きく変わりますので、読み取り方式の特徴を比較して選ぶのも重要なポイントです。
- シートフィードタイプ 複数枚の原稿を連続してスキャンができる。しかし、色の再現性に劣る。
- フラットベッドタイプ スキャン精度が高く、色の再現性に優れている。反面、読み取りが遅い。
- ハンディタイプ 軽量コンパクト、原稿の厚さに関係なくスキャンできるが精度が低い。
- オーバーヘッドタイプ 原稿に接触せずスキャンが可能で本を傷めない。
光学解像度(スキャン品質)で選ぶ
スキャナー選びでは、光学解像度(スキャン品質)は外すことができない大事なポイントです。スキャン品質の良し悪しは解像度で決まります。
解像度とは画像における画素の密度を示す数字のことで、単位は「dpi」などで表されます。この値が大きいほどスキャンの品質が高くなります。原稿の再現性を重視するなら、解像度ができる限り高いモデルを選ぶのがポイントです。
原稿サイズで選ぶ
同じスキャナでも、シートフィードタイプやフラットベッドタイプの場合、読み取りが可能な原稿サイズに上限があります。購入前に自炊したい紙媒体や用途を考慮して選びましょう。
シートフィードタイプでは、混在して読み取りができる紙のサイズの組み合わせや自動給紙に対応できる紙の厚みも確認しましょう。
自炊用スキャナーのおすすめ7選
おすすめの自炊用スキャナーを紹介します。
Canon ドキュメントスキャナー imageFORMULA DR-C225W II
最初に紹介するおすすめの自炊用スキャナーは、「Canon ドキュメントスキャナー imageFORMULA DR-C225W II」です。
重さ | 2.8kg |
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サイズ | 15.6 x 30 x 22 cm |
タイプ | シートフィード |
解像度 | 600dpi |
原稿サイズ | A3片面:幅:50.8~216mm・長さ:53.9~356mm/ |
最大セット枚数 | 30枚 |
- スキャンされた紙が垂直にそり上がってくるため横長の排紙台がいらない省スペース設計
- Wi-Fi機能搭載で、アプリを通じスキャン後のドキュメントや画像データをPCやクラウドに直接送信可能
- 名刺やカード、大半のエンボスカードもスキャン可能で、Mac OSにも対応
「Canon ドキュメントスキャナー imageFORMULA DR-C225W II」の特徴
カラースキャンでも毎分50枚の両面スキャンが可能、高速大量スキャンに特化したシートフィード型の強みが凝縮されたような優良モデルです。
ただ文字の斜め補正・スキュー技術などへの厳しい口コミもあり、スキャン後の原稿クオリティまでは期待できないかもしれません。
エプソン スキャナー DS-571W
次に紹介するおすすめの自炊用スキャナーは、「エプソン スキャナー DS-571W」です。
重さ | 3.7kg |
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サイズ | 296× 610 × 319mm |
タイプ | シートフィード |
解像度 | 600dpi・カラー:300dpi |
原稿サイズ | A4、USレターサイズ、リーガル、長尺紙(215.9×6,096mm) |
最大セット枚数 | /50枚(80g/m²>紙)・名刺15枚・ハガキ20枚など |
- A4サイズ原稿が最大50枚もセット出来て、毎分70枚の両面スキャンが可能
- ホッチキスの混入など、紙詰まりによる故障を防ぐ原稿保護機能が搭載
- A4用紙・領収書・はがきなど大きさもタイプも違う紙でもまとめてスキャン可能
「エプソン スキャナー DS-571W」の特徴
原稿セット枚数・読み取り速度ともに標準モデル以上のスペックで、読み取りセンサーのゴミを検知するなど保護機能が非常に充実した点も大きな魅力です。
また、何枚でも継ぎ足しが可能なので最大セット容量50枚を超えてもほぼ無制限にスキャンできることになります。
富士通 PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX1600
次に紹介するおすすめの自炊用スキャナーは、「富士通 PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX1600」です。
重さ | 3.4kg |
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サイズ | 16.1 x 29.2 x 15.2 cm |
タイプ | シートフィード |
解像度 | 光学:600dpi |
原稿サイズ | A4・手差し/単送モードによりA3まで可 |
最大セット枚数 | 50枚(A4:80g/m2) |
- 4.3インチのタッチパネル搭載で、タッチ1つで送信先を変えられるなど操作性が抜群
- PC要らずで、スキャナー自体からネット上のクラウドへデータ送信が可能
- アプリ「ScanSnap Home」で、大量のスキャンデータを統合的に整理・編集できる
「富士通 PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX1600」の特徴
大量データの高速スキャンよりも、スキャンデータの整理整頓という点に重きを置いた現在Amazonベストセラー1位の人気商品です。
排紙ミスなどが多い名刺やレシートのための使用ガイドの付属。またA3用紙を手差しで片面ずつスキャンできる機能なども大きなメリットでしょう。
Canon スキャナー フラットベッド カラー CANOSCAN LIDE 400
次に紹介するおすすめの自炊用スキャナーは、「Canon スキャナー フラットベッド カラー CANOSCAN LIDE 400」です。
重さ | 1.7kg |
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サイズ | W250×D367×H42mm |
タイプ | フラットベッド |
解像度 | 4,800dpi |
原稿サイズ | A4 |
最大セット枚数 | 1枚ずつ手送り |
- 縦横・36㎝×25㎝でわずか1.7㎏、持ち運びに便利、かつキャノンらしいハイデザインな外観
- USB給電なのでノートPCやタブレットがあれば、電源要らずで使用可能
- 付属スタンドの使用で、縦置きでもスキャン可能な省スペース設計
「Canon スキャナー フラットベッド カラー CANOSCAN LIDE 400」の特徴
フラットベッドなので基本1枚ずつの手送りスキャンながら、その分、4,800dpiとシートフィード型との解像度比較ではケタ違いのスキャンが可能です。
他にも31㎜の厚手原稿への対応や優れた自動補正機能など、フラットベッドならではのメリットがあります。
brother ドキュメントスキャナー MDS-940DW
次に紹介するおすすめの自炊用スキャナーは、「brother ドキュメントスキャナー MDS-940DW」です。
重さ | 700g |
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サイズ | 319×45.4×63.1 mm |
タイプ | モバイル |
解像度 | 600dpi |
原稿サイズ | 幅:50.8~215.9mm・長さ:86.4~1828.8mm |
最大セット枚数 | 1枚ずつ手送り |
- 重さわずか700gで長さも30cm弱と、持ち運びに便利なモバイル型
- 排紙がU字型に垂直排出される場を取らない省スペース設計
- Wi-Fi機能搭載でマイクロSDカードを通じ、ノートPCなしでもスマホなどにスキャンデータ送信が可能
「brother ドキュメントスキャナー MDS-940DW」の特徴
モバイルの小型スキャナーなので持ち運びやすく名刺からA3(半折り)まで幅広い原稿に対応。
モノクロ原稿では読み取りが4秒で業界最速クラス。ただやはり一枚ずつ中に入れ込むタイプなので原稿が多い場合、手間がかかります。
ハンディスキャナー Aoleca モバイルスキャナ A1-001
次に紹介するおすすめの自炊用スキャナーは、「ハンディスキャナー Aoleca モバイルスキャナ A1-001」です。
重さ | 150g |
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サイズ | 257mm×30mm×245mm |
タイプ | ハンディ・モバイル |
解像度 | 900dpi |
原稿サイズ | 最大A4 |
最大セット枚数 | 1枚ずつの手作業 |
- わずか150gで持ち運びに最適、A4サイズまでならどんな原稿もスキャン可能な汎用性の高いハンディ型
- 電池なので、頻繁な充電が必要なく、突然のバッテリー切れのリスクも少ない
- 解像度が900piと、モバイルスキャナーとしては高い画質
「ハンディスキャナー Aoleca モバイルスキャナ A1-001」の特徴
同じモバイル型でも紙に押し当てて読み取るハンディ型なので、どんなに分厚い紙でも片面A4サイズまでならすべて対応できるのが最大の強み。
またスキャナー機器として、現在6,000円を切る価格の安さでも他に類を見ません。
iOCHOW ブックスキャナー ドキュメントスキャナー S3
次に紹介するおすすめの自炊用スキャナーは、「iOCHOW ブックスキャナー ドキュメントスキャナー S3」です。
重さ | 750g |
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サイズ | 8.5×7×36.1cm |
タイプ | オーバーヘッド |
解像度 | 1,700万ピクセル・約1,700dpi |
原稿サイズ | A3まで |
最大セット枚数 | 1枚ずつの手送り |
- 9つのLEDライトに補助光も加わり、暗い場所でも原稿の隅々まで行き届いた仕上がりに
- 連射モード搭載により、一定間隔でスキャンできるので、手作業で紙送りすれば高速スキャンも可能
- 本の見開き部分でも、湾曲を検知するなど優れた自動修復機能も搭載
「iOCHOW ブックスキャナー ドキュメントスキャナー S3」の特徴
スタンドライトのようにLEDライトを真上から照射することで下の紙をスキャンできる多機能なオーバーヘッド型スキャナーです。1,700万ピクセルという驚きの解像度で、美しいカラー原稿の読み取りには最適。
テキスト原稿もOCR機能により、Word・Excel・PDF・TXTに変換可能なのも大きな魅力のひとつです。
まとめ
漫画や本を手軽に電子書籍にできる自炊におすすめの7機種ご紹介しました。自炊スキャナーの選び方のポイントやおすすめモデル。通販サイトの評価などを参考に自分に合った自炊スキャナーを探して電子書籍づくりにチャレンジしてみてください。
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