。銘柄はザ・グレンリベット、カナディアンクラブ、ワイルドターキーなど海外のものから山崎などの国産のもの、価格帯はコンビニやスーパーでも購入できる安いものから高級志向のもの、その他バニラやハニーなどの香り別、ハイボールやロックなどの飲み方・割り方別など、幅広く紹介します。
また、初心者でも迷わないウイスキーの選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ウイスキー選びで大事なポイント
ウイスキー選びで大事なポイントを以下の3つから解説します。
- 産地
- 飲み方
- 価格
産地
ウイスキーはアルコール度数が40%以上のものが多く、初心者のうちに複雑な味わいのタイプを選ぶと苦手意識が生まれてしまう可能性もあります。そこで、ある程度飲みやすいタイプや好みの味から飲み始めるのがベターです。
ウイスキーには「5大ウイスキー」と呼ばれるものがあり、スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、カナディアンウイスキー、アメリカンウイスキー、ジャパニーズウイスキーの5種類があります。それぞれ味の傾向が分かれているので、検討する際には参考にすると良いでしょう。
スコッチウイスキーは“蒸留酒の王様”ともいわれ、ウイスキー全消費量の5割近くを占めています。
「モルトウイスキー」は香りや味が強く、独特の個性があります。
「グレーンウイスキー」はモルトウイスキーに比べてアルコール度数が高いですが、クリーンな味わいです。
また、アイリッシュウイスキーは3回蒸留するので、マイルドな飲み口になっています。
そしてカナディアンウイスキーはクセがなく、カクテルに使われることも多いです。まろやかな飲み口なので初心者も挑戦しやすいでしょう。
アメリカンウイスキーは様々な穀物を使うのが特徴で、それぞれバーボン、コーン、モルトなどの名称が設けられています。全体的に薫り高く、深い味わいが多いのが特徴です。
そしてジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキーをベースに日本人に合うよう繊細で穏やかな味わいに仕上げているのが特徴です。
これらの中で自分の好みを見つけて、その後により細かいお気に入りを見極めていくと良いでしょう。
ぐーちょ編集部さんご
特にバーボンウイスキーは、熟成に使用する樽を「焦がす」という作業から香味成分が生まれます。スコッチウイスキーの熟成には、一度ほかのお酒の貯蔵などに使用された空き樽を使いますが、貴腐ワインやシェリー酒の空き樽を使用したスコッチウイスキーには甘味が残ります。
また、甘くて飲みやすいウイスキーと言うのであれば、カナディアンやアイリッシュウイスキーを選んでみるといいでしょう。
飲み方
ウイスキーは色々な飲み方で楽しめるのも魅力ですが、銘柄ごとにベストな飲み方があります。
香りやコクをしっかり味わうためにストレートやロックが合うウイスキー、炭酸で割ってハイボールにしてすっきり飲むのが最適なウイスキーなど、実に様々です。
まずは自分がどのような飲み方が好きなのかを把握して、それに合う銘柄を見つけるのも良い手段です。
価格
ウイスキーは銘柄や熟成年数によって価格帯が非常に幅広いです。同じ銘柄であっても1,000円のものもあれば5万円のものもあり、中には10万円を超えるものも存在します。
あまりにも安いものだとウイスキーの風味が分かりにくく、高額すぎるものだともったいなくて手が付けられなかったり味が複雑すぎて理解しにくかったりと、それぞれデメリットが大きいです。
そこで初めのうちは、3,000円~1万円ほどの価格帯から選ぶと失敗しにくいでしょう。その中で色々と試してお気に入りのウイスキーを見つけるのがおすすめです。
甘いウイスキーのおすすめ12選
甘いウイスキーのおすすめをご紹介します。
ジャックダニエル テネシーハニー
いちばん甘いウイスキーはこれ!
ジャックダニエル テネシーハニーの仕様・製品情報
アルコール度数 | 35% |
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内容量 | 700ml |
産地 | アメリカ |
ジャックダニエル テネシーハニーのおすすめポイント3つ
- パッケージがかわいい
- ナッツのような豊かな香りとはちみつの上品な甘み
- 芳醇なはちみつの余韻が楽しめる
ジャックダニエル テネシーハニーのレビューと評価
アメリカでも大人気のウイスキー
ウイスキーの年間販売総数 第2位のジャックダニエルをベースに、甘く豊かなはちみつの風味を加えたフレーバードウイスキーです。(酒税法ではリキュールに分類されています。)
ウイスキーの中では度数が低いので、はじめて飲む方にも飲みやすいウイスキーです。
シーバスリーガル ミズナラ 12年
シーバスリーガル ミズナラ 12年の仕様・製品情報
アルコール度数 | 40% |
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内容量 | 700ml |
産地 | スコットランド |
シーバスリーガル ミズナラ 12年のおすすめポイント3つ
- オレンジや洋ナシのフルーティーな香り
- 繊細な砂糖菓子のような甘み
- 日本市場限定ウイスキー
シーバスリーガル ミズナラ 12年のレビューと評価
日本のウイスキーファンのためにブレンドされたウイスキー
名誉マスターブレンダーが日本のためにブレンドしただけあり、とても繊細な味わいです。
フルーティーな香りで甘くてなめらかな口当たりなので、女性やウイスキー初心者の方にもおすすめできるウイスキーです。
ザ・グレンリベット 12年
ザ・グレンリベット 12年の仕様・製品情報
アルコール度数 | 40% |
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内容量 | 700ml |
産地 | スコットランド |
ザ・グレンリベット 12年のおすすめポイント3つ
- 初心者も飲みやすい
- バニラやハニーのような甘み
- どんな飲み方でも美味しい
ザ・グレンリベット 12年のレビューと評価
初心者も飲みやすい穏やかなウイスキー
通常シングルモルトウイスキーは蒸留場の個性が出やすく、飲む人を選びがちとも言われていますが、ザ・グレンリベット 12年は初心者でも飲みやすい味わいになっています。香りはまるで咲き誇る花のようにエレガントで、バニラやハニーのような甘い風味が平がります。
優しく穏やかな味わいで、ロックで飲んでもハイボールにして飲んでも美味しいです。自由な割り方で楽しめる点も、ウイスキーをこれから覚えていきたい人にぴったりです。
ブッシュミルズ 10年 シングルモルト
ブッシュミルズ 10年 シングルモルトの仕様・製品情報
アルコール度数 | 40% |
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内容量 | 700ml |
産地 | アイルランド |
ブッシュミルズ 10年 シングルモルトのおすすめポイント3つ
- まろやかで軽快な飲み口
- 甘みとスパイシーな風味
- 個性豊かな味わい
ブッシュミルズ 10年 シングルモルトのレビューと評価
個性的ながら飲みやすいウイスキー
一般的にウイスキーは2回蒸留して作るものが多いのですが、ブッシュミルズは3回蒸留して作っています。そのため、まろやかで軽快、フルーティーな味わいになっています。
また、スモークされていない麦芽を使用しているのでウイスキー特有のスモーキーな風味が軽減されていて飲みやすいのが特徴です。ブッシュミルズ 10年 シングルモルトは、飲みやすい中にも甘さとスパイシーな風味が共存する個性的な味わいに仕上がっています。
タラモアデュー12年
タラモアデュー12年の仕様・製品情報
アルコール度数 | 40% |
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内容量 | 700ml |
産地 | アイルランド |
タラモアデュー12年のおすすめポイント3つ
- しっかりした旨みと甘み
- 香りはひかえめ
- 飲みやすさとウイスキーの持ち味のバランス
タラモアデュー12年のレビューと評価
飲みやすくて余韻も楽しめるウイスキー
タラモアデュー12年は、バーボン樽とシェリー樽を使用して12~15年熟成させて作られています。そのため、しっかりした旨みの中にシェリーの甘みが感じられます。
また、ウイスキー独特のピート香もしないので初心者でも飲みやすく、豊かな風味が余韻として残ってウイスキーらしさも感じられる、まさに良い所取りのウイスキーと言えるでしょう。
カナディアンクラブ 20年
カナディアンクラブ 20年の仕様・製品情報
アルコール度数 | 40% |
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内容量 | 750ml |
産地 | カナダ |
カナディアンクラブ 20年のおすすめポイント3つ
- 20年熟成のふくよかな味わい
- 飲み方はストレートやロックがおすすめ
- ボディは軽め
カナディアンクラブ 20年のレビューと評価
熟成されたなめらかな味わいのウイスキー
カナディアンクラブ 20年は、良質なオーク樽で20年も熟成されており、ふくよかなコクと甘く華やかな香りが特徴のウイスキーです。
樽から出る木材の香りと熟成されたなめらかな味わいを楽しむためにも、ぜひストレートかロックで飲んで頂きたい逸品です。また、コクはありますが意外とボディ(テイスト)は軽めなのでスイスイ飲めてしまいます。
アルバータ プレミアム
アルバータ プレミアムの仕様・製品情報
アルコール度数 | 40% |
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内容量 | 750ml |
産地 | カナダ |
アルバータ プレミアムのおすすめポイント3つ
- 国の至宝とも言われるウイスキー
- ライ麦100%の豊かな風味
- コスパ良好
アルバータ プレミアムのレビューと評価
“国の至宝”とも言われたウイスキー
アルバータ プレミアムは、1958年より人々に親しまれてきたウイスキーです。その完成された味わいから、ウイスキーガイドブックの世界的権威、ジム・マーレイ氏の『ウイスキーバイブル』2012年版において“国の至宝”と称賛されています。
そんなアルバータ プレミアムはライ麦100%を原料として使用していて、豊かな風味と明るい黄金色が楽しめます。また、香りはバニラやフルーツのように甘く、シナモンのようにスパイシーな余韻も魅力です。
総合的に見て、非常にコスパの良いウイスキーと言えるでしょう。
I.W.ハーパー ゴールドメダル
I.W.ハーパー ゴールドメダルの仕様・製品情報
アルコール度数 | 40% |
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内容量 | 700ml |
産地 | アメリカ |
I.W.ハーパー ゴールドメダルのおすすめポイント3つ
- 手に入れやすい
- クセがない
- 様々な飲み方で楽しめる
I.W.ハーパー ゴールドメダルのレビューと評価
クセがなくて爽やかなバーボンウイスキー
I.W.ハーパーは1877年にアメリカ・ケンタッキー州で生まれたウイスキーです。現在も世界中で愛されていて、日本ではスーパーやコンビニでも購入できます。
バーボンは荒っぽく男性らしい味わいが多いですが、I.W.ハーパー ゴールドメダルはクセがなくすっきりした味とほのかな甘い香りが特徴です。カクテルにするも良し、ハイボールにして爽やかに飲むのも良しの万能さも人気の理由です。
ワイルドターキー 8年
ワイルドターキー 8年の仕様・製品情報
アルコール度数 | 50% |
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内容量 | 1000ml |
産地 | アメリカ |
ワイルドターキー 8年のおすすめポイント3つ
- ひかえめな甘さ
- まろやかな味わい
- 脱初心者におすすめ
ワイルドターキー 8年のレビューと評価
繊細なコクと深みのウイスキー
ワイルドターキー 8年は、アルコール度数が50%の非常に力強いウイスキーです。しかし、キャラメルのようなひかえめな甘さとまろやかな味わいは意外にも繊細。
そのためアルコール度数を感じさせず、ストレートでも飲みやすいです。コクと深みがありトゲのない印象なので、ウイスキーに少し慣れてきて少しずつステップアップしたいという人にぴったりです。
山崎 シングルモルト
山崎 シングルモルトの仕様・製品情報
アルコール度数 | 43% |
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内容量 | 700ml |
産地 | 日本 |
山崎 シングルモルトのおすすめポイント3つ
- 複数の原酒を合わせた独自の風味
- 柔らかく華やかな味わい
- どのような飲み方にもマッチする
山崎 シングルモルトのレビューと評価
日本人好みのジャパニーズウイスキー
山崎 シングルモルトは、ワイン樽貯蔵モルトを使用し、“山崎といえば”のミズナラ樽貯蔵モルト(ミズナラはオーク材の一種)など、複数の原酒と合わせることで誕生したウイスキーです。柔らかで甘く華やかな味わいはまさに日本人好みの逸品です。
また、ハイボールにしても味のバランスが乱れないほど緻密に作られているので、どのような飲み方でも美味しく頂けます。
サントリー ウイスキー 知多
サントリー ウイスキー 知多の仕様・製品情報
アルコール度数 | 43% |
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内容量 | 700ml |
産地 | 日本 |
サントリー ウイスキー 知多のおすすめポイント3つ
- 日本らしい和紙のパッケージ
- 風のような軽やかな飲み心地
- 飲み飽きない味わい
サントリー ウイスキー 知多のレビューと評価
世界でも類を見ないこだわりのウイスキー
知多蒸留所では多彩なグレーン原酒のつくり分けを行っています。
ウイスキーらしい熟成感がありながらも軽やかで穏やかな味わいの知多は、特にソーダ割の相性が良く、幅広い世代から人気を集めています。
宮城峡 シングルモルト
宮城峡 シングルモルトの仕様・製品情報
アルコール度数 | % |
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内容量 | 700ml |
産地 | 日本 |
宮城峡 シングルモルトのおすすめポイント3つ
- 柔らかな口当たり
- リンゴや洋梨のような香り
- 余韻からはコクが感じられる
宮城峡 シングルモルトのレビューと評価
優しい香りと口当たりの国産ウイスキー
宮城峡 シングルモルトは、フルーティーで華やかな女性的味わいのウイスキーです。香りはリンゴや洋梨のように甘く、ドライフルーツのようになめらかな甘い口当たりがします。
また、宮城峡 シングルモルトは普通のウイスキーとは異なり、どこかリキュールのような印象も感じられます。しかし、穏やかな余韻からはコクもあり、“優しいウイスキー”という表現がぴったりです。
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編集者のコメント
ウイスキー好きの方はとても多くいらっしゃいます。
今回は初心者の方におすすめのウイスキーを紹介しましたが、色々試して自分好みのウイスキーを見つけてくださいね。
同じ産地のものでも、ストレート、ロック、ソーダ割などの飲み方や年代を変えると、大きく印象が変わったり、いつも新しい発見があります。
ウイスキーを好きになればお酒の楽しみ方が無限に広がります。

編集者:ぐーちょ編集部さんご
京都在住。旅行会社に8年間勤務、海外旅行の企画などを担当後、現在はぐーちょ編集部で働いています。
総合旅行業務取扱管理者。都道府県制覇、海外は30ヵ国以上訪問。世界でいちばん好きな場所は、レインボーブリッジです。
趣味は料理とお酒。各国のお酒にあわせた料理を作ります。ウイスキーおたく、ウイスキー検定取得。