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「このミステリーがすごい!」のランキング上位作品や最新2024年の読みやすい話題作や日本の人気作家のシリーズ作。
また世界の古典の名作から女性が探偵役になったヒロインものまで幅広く紹介しますので、どうぞご参考にお役立てください。
この記事を書いたライター:ツバキ
2009年に宙目(ユマ)ケンというペンネームで幻冬舎主催の『パピルス新人賞』を受賞し、翌年『カミナリラヴァー』(幻冬舎)で小説家デビューしました。
以降はキンドル出版のKDPやカクヨム・noteなどの投稿サイトで小説を発表しながら、コツコツとマイペースで書き続けております!(^^)!。
とにかく読んでほしいミステリー小説おすすめランキング21選【2023最新】
推理小説の選び方
推理小説の選び方を以下の3つのポイントから解説します。
好みのジャンルで選ぶ
推理小説は、本格派・新本格派・メタフィクションなどのミステリーのジャンルを基準にして選ぶことができます。
本格派は古典のシャーロック・ホームズのように完成度の高いもの、新本格派は斬新なトリックや深い人物描写があるもの。
新本格派にも多いメタフィクションは推理もののパロディ化などでより複雑なプロットになるためミステリー通に最適です。
舞台や時代背景で選ぶ
推理小説は、クローズドサークルや密室トリックなどの舞台や2つの時代を行き来するような時代背景で選ぶこともできます。
雪山の山荘や絶海の孤島や全寮制の寮などクローズドサークルが舞台の推理劇は、純粋に推理することが好きな方におすすめです。
また数十年の時を挟んだ2つの事件が交錯する推理物も多く、人物と時代の変化やパズルの欠落を推理する楽しさもあります。
個性的なキャラクターで選ぶ
推理小説もキャラ重視で選ぶことができ、名探偵ホームズのように個性的な主人公が物語を引っ張っていくのが1つの理想。
日本では島田荘司の「御手洗潔シリーズ」、イギリスでは「ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ」などが人気を集めています。
他にも古典の「ブラウン神父シリーズ」などがあり、いずれも探偵役には不向きな点が魅力になっているという皮肉な面があります。
推理小説のおすすめ20選
カササギ殺人事件 上 〈カササギ殺人事件〉シリーズ
作者 | アンソニー・ホロヴィッツ |
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書籍の初版 | 2016年 |
ジャンル | 作中作・メタミステリー |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 367ページ/965KB |
メディアミックス | TVドラマ化 |
- ミステリー小説の中にミステリー小説がある作中作を上下巻で書き分けたみごとな構想力
- 上巻はゴシップ好きの家政婦の不可解な死とその過去が入り乱れる本格派ミステリー
- ポワロを彷彿とさせる名探偵の主人公などアガサ・クリスティーへのオマージュも満載
「カササギ殺人事件 上 〈カササギ殺人事件〉シリーズ」の特徴
世界的な評価と共に日本でも「このミステリーがすごい!」などのランキングのトップになり絶賛された名作シリーズです。
下巻では未完のミステリー小説を不審に抱いた編集者が探偵役になるという圧巻のメタ展開が待っていて目が離せません。
ナイフをひねれば ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ
作者 | アンソニー・ホロヴィッツ |
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書籍の初版 | 2023年 |
ジャンル | メタミステリー |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 444ページ/1,578KB |
メディアミックス | なし |
- 架空の探偵と実在の作家がタッグを組む「ホーソーン&ホロヴィッツ」シリーズの最新作
- 殺人の疑いをかけられた実在の作家が架空の探偵に助けを求めるメタフィクション構想がおもしろい
- 殺害された舞台批評家には大勢の殺人犯候補がいるなど本作でもクリスティー的古典要素がある
「ナイフをひねれば ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ」の特徴
累計100万部を突破した人気シリーズ「ホーソーン&ホロヴィッツ」の4作目となる本作では作者ホロヴィッツが逮捕されます。
そんなこのシリーズ恒例の自虐ネタだけではなく、巧妙なミスリードがあるなど推理劇としても充分に楽しませてくれます。
硝子の塔の殺人
作者 | 知念 実希人 |
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書籍の初版 | 2021年 |
ジャンル | 新本格ミステリー |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 541ページ/3,914KB |
メディアミックス | なし |
- 本作をふくめ4度の本屋大賞候補作を抱える人気作家・知念 実希人による正統派ミステリー
- 日本推理小説界の第一人者・綾辻行人に「ああ、びっくりした」と言わせたトリックが好評
- ガラスの館に集まった刑事・霊能力者など個性豊かなメンバーが活躍するクローズドサークル
「硝子の塔の殺人」の特徴
島田荘司・綾辻行人などミステリー界の重鎮が絶賛し、多くのミステリー通からも賞賛される新本格派ミステリーです。
次々と犯人が変わる展開力や、本格ミステリーの穴を突くメタミステリー的な要素なども読者から高く支持されています。
十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ
作者 | 綾辻行人 |
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書籍の初版 | 1987年 |
ジャンル | 新本格ミステリー |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 366ページ/2,007KB |
メディアミックス | コミック・配信ドラマ化 |
- 1980年代に現れた本格ミステリーのパロディ要素や斬新なトリックを持つ新本格派の代表作
- クローズドサークルのメンバーが歴代ミステリー作家の名前を持っていることなど遊び心もたっぷり
- 過去の事件と現在進行の殺人が重なり合うなど本格派ミステリーのエッセンスも継承
「十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ」の特徴
新本格ミステリーの創始者・綾辻行人のデビュー作で2024年に初めて配信ドラマで実写化されたことでも話題になりました。
真犯人が神のように振舞う本格ミステリーへの批判を冒頭に置くなど、新本格派小説の金字塔らしい魅力が光っています。
占星術殺人事件 改訂完全版
作者 | 島田 荘司 |
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書籍の初版 | 1981年 |
ジャンル | 本格ミステリー・作中作 |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 467ページ/3,091KB |
メディアミックス | なし |
- 日本推理小説界の重鎮・島田荘司のデビュー作で後年にインスパイアされた名作も多数あり
- 若い娘たちの連続殺人事件が迷宮入り後40年の時を経て再び動き出す本格派ミステリー
- 6人の処女から完璧な女性美の作成を望む画家の私小説から始まるという作中作の魅力もあり
「占星術殺人事件 改訂完全版 」の特徴
英国の新聞最大手「ガーディアン」が「世界の密室ミステリーベスト10」の2位に選ぶなど世界的な評価も高い名作。
すべての手がかりが明示されながら解けない不可能犯罪という設定は、多くの読者の挑戦意欲をかきたてます。
ササッサ谷の怪 コナン・ドイル奇譚集
作者 | コナン・ドイル |
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書籍の初版 | 2024年(原書:1879年) |
ジャンル | 本格ミステリー・短編集 |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 307ページ/2,269KB |
メディアミックス | なし |
- コナン・ドイルの知られざる傑作と名高いデビュー作「ササッサ谷の怪」の初の文庫化
- 「ササッサ谷の怪」では「星の王子さま」のように実話を語る体を取るなど新鮮な技巧もあり
- 犯罪もの以外にも「幽霊選び」のようにゴシックホラー風味の作品があるなどバラエティ豊かな短編集
「ササッサ谷の怪 コナン・ドイル奇譚集」の特徴
「シャーロック・ホームズ」シリーズでお馴染みのコナン・ドイルによるデビュー作から遺作を集めた14編の短編集。
「うんこドリル」でもお馴染みのナミサトリさんによるイラストは、2024年発売の最新刊らしいポップさを与えています。
ファラオの密室
作者 | 白川尚史 |
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書籍の初版 | 2024年 |
ジャンル | 密室ミステリー・歴史ファンタジー |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 297ページ/9,897KB |
メディアミックス | なし |
- ミイラという半死半生の元神官が探偵役になるなどファンタジー要素満載の推理劇
- ファラオの葬送の儀など紀元前1300年代のエジプトの歴史を詳細に伝えるリアリズムあり
- 内省的な主人公や友情劇などキャラクターや人間ドラマとしての魅力も好評
「ファラオの密室」の特徴
「このミステリーがすごい!」大賞に選ばれた2024年の最新刊で、推理劇と歴史ファンタジーが融合したユニークな作品です。
冥界があるなどファンタジー要素が強いものの、丁寧なリアリズム描写が作品全般にいい緊張感を与えています。
三つの棺
作者 | ジョン・ディクスン・カー |
---|---|
書籍の初版 | 1935年 |
ジャンル | 本格ミステリー・メタミステリー |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 364ページ/2,378KB |
メディアミックス | なし |
- 密室殺人の第一人者と呼ばれるジョン・ディクスン・カーの代表的な推理長編
- 大昔に三つの棺からはい出した男たちによる復讐劇がサスペンスを盛り上げる
- 「密室講義」と題されたチャプターには推理もの密室トリックの実例があるなど遊び心もあり
「三つの棺」の特徴
伝説的な推理作家・カーにおいて「火刑法廷」と共に代表作と呼ばれる本作は、複雑な人物とプロットが魅力の推理劇です。
英国から遠いハンガリーで、脱獄計画が絡む三つの棺に入った三兄弟の生死の謎には最後まで目が離せません。
変な家
作者 | 雨穴 |
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書籍の初版 | 2021年 |
ジャンル | 特殊設定ミステリー・メタミステリー |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 216ページ/19,162KB |
メディアミックス | 映画化 |
- 累計150万部の大ヒット作で家の間取りの奇妙さを切り口にした斬新な不動産ミステリー
- 作者が物語の語り手で後書きは設計士の解説になるなどメタフィクションの魅力あり
- いびつな家の間取りを軸に奇怪なカルト宗教などが結びついて多様な想像力を喚起する
「変な家」の特徴
2024年に映画化された人気作で、覆面ホラー作家の雨穴が記事として小説化した虚実混交のミステリー。
文章より多くを語る「不動産の見取り図」による進行や会話だけのストーリーテリングなど、革新的なアイデアが光っています。
可燃物
作者 | 米澤 穂信 |
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書籍の初版 | 2023年 |
ジャンル | 本格ミステリー・クライムノベル |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 257ページ/1,162KB |
メディアミックス | なし |
- 「このミステリーがすごい!」など2024年のミステリーランキング3冠を達成
- 探偵役に刑事を据える珍しい切り口の新シリーズで5つの犯罪推理劇から成る短編集
- 表題作「可燃物」では不条理犯行が多い連続放火事件に動機が潜むなどアイデアが光る
「可燃物」の特徴
直木賞作家・米澤穂信による群馬県警を舞台に捜査一課の警部が地道な捜査で事件を解決する新シリーズの短編集です。
物的証拠と合理的思考に基づく警察捜査がメインなので、怪事件を追う現場の切実なリアリズムが楽しめます。
推しの殺人
作者 | 遠藤かたる |
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書籍の初版 | 2024年 |
ジャンル | 倒叙ミステリー・ライトノベル |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 279ページ/4,612KB |
メディアミックス | なし |
- 地下アイドル3人組が主人公であるのに加えライトノベル文体のためとても読みやすい
- アイドルと事務所の関係など地下アイドルのリアルな日常やキャラの心情描写が好評
- 仲の悪かったアイドルグループが殺人事件の隠蔽で一致団結する皮肉な展開がおもしろい
「推しの殺人」の特徴
「このミステリーがすごい!」文庫グランプリ大賞を受賞した2024年最新作で、ラノベのように気軽に読めるのが魅力。
最初から犯人が分かっている倒叙ミステリーならではのサスペンスフルな展開力も光っています。
頰に哀しみを刻め
作者 | S・A・コスビー |
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書籍の初版 | 2023年 |
ジャンル | クライム・ミステリー |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 429ページ/793KB |
メディアミックス | なし |
- アメリカ南部の田舎町で異人種のゲイカップルが銃殺される現代の病を追求した社会派ミステリー
- 「このミステリーがすごい! 」2024年版の海外編第1位になるなど日本でも人気の犯罪小説
- 共にゲイの息子に冷たく当たってきた父親2人が犯人捜しを通じて成長する人間ドラマ
「頰に哀しみを刻め」の特徴
「羊たちの沈黙」の受賞などで知られる推理小説の「アンソニー賞」を受賞するなど国際的な評価も高い父子愛のドラマです。
父2人の罪の償いが息子たちの殺害犯を探す原動力になることで、物語はより深い味わいをかもしだします。
ブラウン神父の童心
作者 | G・K・チェスタトン |
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書籍の初版 | 1911年 |
ジャンル | 本格ミステリー |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 376ページ/1958KB |
メディアミックス | TVドラマ化 |
- 人気ドラマ「相棒」の右京さんに影響を与えたと言われるブラウン神父が初登場する短編集
- 丸顔のまぬけな容姿とは裏腹に直観で犯人を見抜いて仮説で立証するスタイルは今も斬新
- 100年以上前の作品ながらBBCのドラマシリーズになり日本でも配信されるほどの人気
「ブラウン神父の童心」の特徴
ホームズなどと並んで世界三大探偵にあげられることもあるブラウン神父の記念すべきシリーズ第一作です。
事件の洞察だけではなく、神父らしい深みのある警句やユーモアといった点でも世界中の読者から神父は愛されています。
氷の天使
作者 | キャロル・オコンネル |
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書籍の初版 | 1994年 |
ジャンル | 本格ミステリー |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 414ページ/1,356KB |
メディアミックス | なし |
- ミステリ史上最もクールなヒロインと言われるキャシー・マロリーの記念すべき初登場作品
- 才色兼備で冷静沈着な面と共に本作ではキャシーのタフな幼年期が描かれていて感情を揺さぶる
- 警官でありながらハッカーの顔を持つヒロイン同様にかなり個性強めのキャラが数多く出てくる
「氷の天使」の特徴
アメリカ推理小説界の権威ある「エドガー賞」や「アンソニー賞」も受賞した「キャシー・マロリー」シリーズの第一作。
チェスの天才児、神経症の男、霊能金融アドバイザーなどキャラが豊富で、ニューヨークの群像劇として読んでも楽しめます。
medium 霊媒探偵城塚翡翠
作者 | 相沢沙呼 |
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書籍の初版 | 2021年 |
ジャンル | 特殊設定ミステリー・クライムノベル |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 422ページ/13,647KB |
メディアミックス | TVドラマ化 |
- 死者の魂を呼び寄せる霊媒師と論理的な思考が得意な推理作家による相補的なバディの推理劇
- 最終盤に作品の世界観をひっくり返しながらも納得させる秀逸な大どんでん返しあり
- 普通ではない死が訪れると自らの運命を霊視する冷媒ヒロインの言葉がストーリーを引っ張る
「medium 霊媒探偵城塚翡翠」の特徴
「本格ミステリ大賞」など国内の高名なミステリー大賞5冠を獲得し、TVドラマ版も評価された推理ミステリーの連作短編集。
「すべてが伏線」「彼女は、なにを視(み)ていたのだろう」という大胆なキャッチコピーは謎解きのヒントにもなっています。
人間標本
作者 | 湊かなえ |
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書籍の初版 | 2023年 |
ジャンル | クライムミステリー・作中作 |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 260ページ/6,371KB |
メディアミックス | なし |
- 人間も蝶のように最も美しいときに標本にしたいという狂気の欲望を主題にしたミステリー
- 蝶の生態と美少年の特徴が重ねられていたりと映画化作品を多数抱える著者らしい美しい描写が満載
- 残忍な人間標本にまつわる物語が手記として表される点で作中作ミステリーの魅力もあり
「人間標本」の特徴
名作「告白」の著者でイヤミスの女王・湊かなえのデビュー15周年を飾る自身初の「親の子殺し」に挑んだ意欲作です。
残酷な描写には少なからず批判があるものの、人の心の闇の奥に光を当てることは著者の一貫したテーマでもあります。
麦の海に沈む果実
作者 | 恩田陸 |
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書籍の初版 | 2000年 |
ミステリーのジャンル | クローズドサークル |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 406ページ/15,449KB |
メディアミックス | なし |
- 湿地に囲まれた全寮制の学園を舞台に転校生のヒロイン・理瀬が不思議な出来事に巻き込まれる
- 定期的に開かれる交霊会や図書館から消えた本や失踪した生徒などクローズドサークルの怪しさが満載
- 親衛隊がいる魅惑的な校長・男女の性が交錯する女生徒など多くのキャラクターもミステリアス
「麦の海に沈む果実」の特徴
直木賞・本屋大賞のW受賞作家・恩田陸による人気の「理瀬シリーズ」の実質的なスタートとなる2作目の学園ミステリー。
ヒロインの記憶喪失がカギになってミステリーは急展開、北見隆による絵画的な表紙絵もとても魅力的です。
湖畔荘 上
作者 | ケイト・モートン |
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書籍の初版 | 2017年 |
ジャンル | 本格ミステリー |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 378ページ/2,162KB |
メディアミックス | なし |
- 停職になった女性刑事セイディが休暇先の近所にある湖畔荘で起きた70年前の未解決事件に挑む
- 70年前のサマーパーティで失踪した赤ちゃんの姉で推理作家のアリスなど謎多きキャラが話を盛り上げる
- ロンドンと事件の地・コーンウォールの過去と現在が多層的に描かれていて物語に厚みを与えている
「湖畔荘 上」の特徴
著作累計1000万部以上のオーストラリアの人気作家・ケイト・モートンによる英国の3つの時代が交錯する名作推理小説。
トリックの秀逸さと共に、コーンウォールの風景描写や戦争を背景にした家族のドラマといった点でも評価されています。
ゴーン・ガール 上
作者 | ギリアン・フリン |
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書籍の初版 | 2012年 |
ジャンル | 本格ミステリー |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 348ページ/2833KB |
メディアミックス | ハリウッド映画化 |
- ハリウッド映画化されたことで日本でも人気がある夫婦の謎を解く海外ミステリー小説
- 妻エイミー失踪後に殺害の疑いをかけられた夫ニックが探偵役になる古典的なプロットを継承
- 小説ではエイミーとニックの2つの視点が映画よりも主観性を伴っていて謎をより深めている
「ゴーン・ガール 上」の特徴
NYタイムズベストセラー第1位にも選ばれた近年の推理小説史上に残る名作で、NYから都落ちしたセレブ夫婦の悲劇の話です。
誰もがうらやむ夫婦の虚像がじょじょに剥がれ落ちるにつれ浮かび上がる真実は、きっとあなたにも刺さるはず。
幻の女〔新訳版〕
作者 | ウイリアム・アイリッシュ |
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書籍の初版 | 1942年 |
ジャンル | 本格ミステリー・クライムノベル |
紙の本のページ数/電子書籍ファイルサイズ | 350ページ/4,443KB |
メディアミックス | 米映画化・日本TVドラマ化・漫画化 |
- 妻殺害の疑いをかけられた男のアリバイとなる女が「幻の女」となってミステリーを牽引
- 幻の女を隠蔽する証言をした者たちが次々と不審死するなど展開が二転三転する
- 男の死刑執行日がカウントダウンされる章のタイトルがストーリーの緊迫感を高める
「幻の女〔新訳版〕」の特徴
ヒッチコックやトリュフォーなど世界中の巨匠映画監督にも愛された推理小説の名手、ウィリアム・アイリッシュの代表作です。
ダブルミーニングの「幻の女」がこのミステリーの奥深さを凝縮。何度もドラマ化されるほど日本でも大人気の作品です。
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この記事を書いたライターからのコメント
今回数多くの推理ミステリー小説を紹介させていただきましたが、作家目線で見ればそれは小説界のオリンピックのような場所です。
作家にとって虚構を組み立てる発想・想像・思考は力の源泉であり、推理ミステリーの中でそれは最大限に発揮されると言えます。
しかもそこは五輪のように読者という観客が最も多い大舞台であり、そこで勝負する作家は正々堂々と挑むアスリートのようです。
読者にとっては作品に参加できる点でオリンピックよりおもしろいとも言え、ぜひその楽しさを味わってみてください。
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