【徹底解説】パワーアシストスーツ比較!おすすめ7選を紹介

マッスルスーツ

パワーアシストスーツ(マッスルスーツ)はここ数年、介護施設や工事現場など様々なシーンで利用されています。パワーアシストスーツは装着することで筋肉の動きを補助してくれて、体の負担を軽減できるのが魅力です。今回はそんなパワーアシストスーツのおすすめ7選をモーターや人工筋肉(空気圧)、ベルトなどのタイプ別、価格帯別、用途別に紹介します。その他、パワーアシストスーツのメリット・デメリットや選び方もまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。


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パワーアシストスーツとは

介護職と運搬作業
特許庁による説明では「パワーアシストスーツは、身体に装着し、装着者又は作業対象に対して作用することで、歩行、立ち上がり、持ち上げといった身体動作の支援や、身体機能の改善・治療等を行うもの」との記述があります。

簡単に言うと“着用によって動作をサポートしてくれるスーツ”のことです。

パワーアシストスーツは近年問題となっている高齢者による高齢者介護や、工事現場での人手不足解消に一役買ってくれます。ここ数年は人間工学に基づき、装着時の快適性やフィット感がアップした商品が多く、更なる発展が期待されているアイテムです。

パワーアシストスーツの種類

パワーアシストスーツの主な3つの種類を解説します。

  • モーター式
  • 空気圧式
  • ベルト・バネなど非電動式

モーター式

モーター式のパワーアシストスーツはバッテリーを電源として、モーターにより動作をアシストしてくれるタイプです。

価格は10万円以上と高価ですが、装着することで20kgもの重量物を軽々持ち上げられるなど、効果も抜群です。
近年は航空会社での手荷物の積み込みや消防署での重労働などで実用されています。

空気圧式

空気圧タイプのパワーアシストスーツは人工筋肉という仕組みを利用しています。人工筋肉とはゴムでできたチューブのような部品で、中に空気が入っているものです。

ゴムチューブを伸ばすと元に戻ろうとする力が発生し、人間の筋肉のような動きをしてアシストしてくれるのです。

電源を必要としないため連続使用が可能で、農業や介護など幅広いシーンで活用されています。

ベルト・バネなど非電動式

ベルト・バネなど非電動式のパワーアシストスーツは、反動を利用して動作をサポートするタイプです。

価格は1万円台~と3種の中で最もリーズナブル。更に軽量で装着がしやすいので、日常生活や軽作業時のサポートとして取り入れているという方も増えています。

パワーアシストスーツのメリット

関節痛に悩む
パワーアシストスーツのメリットは、以下の3つです。

  • 体への負担や疲労を軽減できる
  • 体力差を埋められる
  • 効率的な作業が可能になる

体への負担や疲労を軽減できる

パワーアシストスーツを装着することで重量物を軽々と持ち上げられたり、継続しての動作でも疲労が蓄積しにくくなったりといったメリットがあります。

重労働の際の怪我防止だけでなく、高齢者の生活補助になるなど、動作に対して安全性を高められるのがパワーアシストスーツの魅力です。

体力差を埋められる

重量物を持つ・運ぶなどといった業務において、男女や年齢における体力差があるのは仕方のないこと。しかし、パワーアシストスーツを着用すれば、誰もが同じ作業をできるようになります。

これによりビジネスの場では人材不足の解消にも繋がり、私生活では家族の誰もが介護に参加できるのもメリットと言えるでしょう。

効率的な作業が可能になる

パワーアシストスーツの目的は筋肉のアシストや体への負担の軽減です。

筋肉へのアシストがあることでパワーアシストスーツ非装着時よりも効率的に作業ができ、時間帯効果もアップします。会社で考えると同じ時間で倍の作業ができたなら、その分利益にも繋がるため、導入することのメリットになりますね。

パワーアシストスーツのデメリット

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まとまったコストがかかる

パワーアシストスーツは安価なモデルだと5万円ほどからありますが、工事現場などでも使えるような本格的なモデルだと50~100万円ほどするものもあります。

日常生活の補助目的のパワーアシストスーツであれば大きなコストはかかりませんが、対ビジネスとなると簡単に導入できる金額ではありません。
また、導入後も定期的なメンテナンスが必要なので、費用対効果をしっかりと見極める必要があるでしょう。

パワーアシストスーツのおすすめメーカー一覧

パワーアシストスーツのおすすめメーカー2つと特徴や評価を解説します。

  • ATOUN
  • イノフィス

ATOUN

ATOUNは「ロボットを着て、人間がもっと自由に動き回れる世界をつくる」をモットーに、パワーアシストスーツの制作・販売を行っている会社です。

同社の「ATOUN」シリーズは“あうんの呼吸でボディパーツを助ける”という意味が込められています。その名の通り、搭載されたセンサーが体の動きを読み取り、必要なときに必要な強さで動作をアシストしてくれるのが魅力です。

ATOUNは工事現場をはじめとして、航空会社など重量物を上げ下げするようなシーンでの利用が増えています。

イノフィス

空気圧式のパワーアシストスーツを販売しているイノフィス。同社の「マッスルスーツ Every」は開発期間なんと20年の力作です。

マッスルスーツ「Every」は、手動式空気入れで空気を入れ、膨らんだ人工筋肉の反発力によりアシストする仕組みとなっています。装着も1分以内にできるので、介護施設や農業など、着け外しが多いシーンでの利用が増えているようです。

パワーアシストスーツの選び方

農業畜産業
パワーアシストスーツの選び方を以下の2つのポイントから解説します。

  • アシスト力で選ぶ
  • 装着時のフィット感・快適性で選ぶ

アシスト力で選ぶ

パワーアシストスーツの中には「補助力 最大10kgf」などと記載されているものがあります。これはスーツ装着時に最大10kg分の補助ができるということです。

また、ベルトタイプのパワーアシストスーツだと、「自社調査で○%の負担軽減という結果が出ている」などの記載があることも。この場合、個人差があることも考えられるので、選ぶ際の参考程度に見ておくと良いでしょう。

装着時のフィット感・快適性で選ぶ

パワーアシストスーツは装着時のフィット感が重要です。上半身用でベストのような形状であれば、胸部分で両肩を留めるベルトなどがあるとずれにくいのでおすすめです。

また、特に華奢な方や高齢者の方は重量が重すぎないか確認しておく必要があります。基本的にパワーアシストスーツは筋肉をアシストするのが目的なので、重さも気にならないケースが多いです。しかし、小柄な方は装着時に違和感を覚える場合もあるので、使用の際の快適性も考慮すると良いでしょう。

パワーアシストスーツのQ&A

パワーアシストスーツはモーターや空気圧、ベルトのゴムやバネで筋肉の動きをサポートするアイテムです。
モーターでアシストするタイプはバッテリー電源により、動きを補助してくれます。また、空気圧タイプは人工筋肉という仕組みを利用します。人工筋肉はゴムでできたチューブのような部品で、中に空気が入っています。ゴムチューブを伸ばすと元に戻ろうとする力が発生。まさに人間の筋肉のような動きをしてアシストしてくれるのです。

その他、ゴムやバネタイプは反動を利用して動作をサポートする仕組みとなっています。

補助力とは、スーツ装着時のアシストする力を数値化したものです。例えば「補助力 最大10kgf」と記載があった場合、スーツ装着時に最大10kg分の補助ができるということです。
一般的に、サポート力はモーターや空気圧を利用したものが強く、ゴムやバネの反動を利用したものは自然なサポート力であることが多いです。

パワーアシストスーツのおすすめ7選

おすすめのパワーアシストスーツをご紹介します。

DAYDO 上腕アシストスーツ TASK AR1.0

最初に紹介するおすすめのパワーアシストスーツは、「DAYDO 上腕アシストスーツ TASK AR1.0」です。

駆動方式ガススプリング
サイズフリーサイズ
重量3.9kg
連続駆動時間
アシスト力片腕最大6.8kgf
適用身長
評価・レビュー
アシスト力
(5.0)
装着時の快適性
(4.5)
ポイント
  • 腕が持ち上がり上向きで保持・サポートされて、上腕作業の負担が軽減できる
  • アシストは脇が48度開くことで発生し、脇を締めると解除される
  • 購入から1年間の保証期間付きで安心
こんな人におすすめ
脇が48度開くことで発生、脇を締めると解除される簡単アシストなので、胸以上の高さに腕を持ち上げて継続作業することが多い人におすすめ!

ユーピーアール サポートジャケットBb+PROⅡ

次に紹介するおすすめのパワーアシストスーツは、「ユーピーアール サポートジャケットBb+PROⅡ」です。

駆動方式ベルトサポート式
サイズSサイズ:身長155-165㎝、腰回り(※腰骨の周囲)78~90cm
Mサイズ:身長162-172㎝、腰回り(※腰骨の周囲)86~98cm
Lサイズ:身長168-178㎝、腰回り(※腰骨の周囲)92~104cm
LLサイズ:身長174-186㎝、腰回り(※腰骨の周囲)98~110cm
3Lサイズ:身長180-192㎝、腰回り(※腰骨の周囲)104~116cm
重量0.6kg
連続駆動時間
アシスト力
適用身長155cm-192cm
評価・レビュー
アシスト力
(4.0)
装着時の快適性
(5.0)
ポイント
  • わずか600gの軽量ベルトタイプ
  • 適応サイズは155cm(Sサイズ)~192cm(3Lサイズ)
  • 軽作業時の腰や上半身の負担を軽減
こんな人におすすめ
約600gの超軽量ベルトタイプなので、軽作業時のアシスト向きな軽いアシストスーツが欲しい人におすすめ!

スマートサポート社 スマートスーツ・ライト

次に紹介するおすすめのパワーアシストスーツは、「スマートサポート社 スマートスーツ・ライト」です。

駆動方式ベルトサポート式
サイズS:ウエスト71~77cm
M:ウエスト75~81cm
L:ウエスト79~90cm
XL:ウエスト88~100cm
重量約500g
連続駆動時間
アシスト力
適用身長160cm(Sサイズ)~185cm(XLサイズ)
評価・レビュー
アシスト力
(4.0)
装着時の快適性
(4.5)
ポイント
  • アシスト効果とコルセット効果で腰への負担を約25%軽減
  • 型ベルトが浮かないよう胸のボタンで調整可能
  • 全てのベルトが腹部に集まる構造で、作業に合わせてアシスト力を調整
こんな人におすすめ
アシスト効果とコルセット効果で腰への負担を約25%軽減できるので、腰痛持ちの人におすすめ!

ATOUN パワーアシストスーツMODEL A

次に紹介するおすすめのパワーアシストスーツは、「ATOUN パワーアシストスーツ MODEL A」です。

駆動方式モーター
サイズ480×270×770mm
重量約6.7kg
連続駆動時間約8時間
アシスト力15kgf
適用身長身長160~180cm、体重50~80kg
評価・レビュー
アシスト力
(5.0)
装着時の快適性
(4.5)
ポイント
  • 重量物を持ち上げる際、内蔵したセンサーが人の動きを感知し、体幹の動きに合わせて両腰部のモーターを回転させ、腰への負担を軽減
  • 腰にかかる負担を約15kg減らすことが可能
  • 20~30kgの荷物を持ち上げる作業を想定
こんな人におすすめ
モーター式で20~30kgの荷物を持ち上げる作業を想定しているので、重労働での使用を考えている人におすすめ!

IMASEN 無動力歩行支援機 aLQ by ACSIVE

次に紹介するおすすめのパワーアシストスーツは、「IMASEN 無動力歩行支援機 aLQ by ACSIVE」です。

駆動方式スプリング式
サイズフリーサイズ
重量760g
連続駆動時間
アシスト力
適用身長身長145cm~180cm
評価・レビュー
アシスト力
(4.5)
装着時の快適性
(5.0)
ポイント
  • 世界初の無動力歩行支援機で、およそ20%の歩行負担を軽減
  • 名古屋工業大学 佐野明人教授が15年以上の研究、解明をしてきた「受動歩行」理論に基づいて開発
  • 電気モーターを使わずにバネと振り子の動きが作用して、脚の振り出しをアシスト
こんな人におすすめ
電気モーターなしでバネと振り子の動きによって歩行をサポートしてくれるので、ハイキングなど長時間の使用に最適!

アトリエケー ワーキングパワースーツ

次に紹介するおすすめのパワーアシストスーツは、「アトリエケー ワーキングパワースーツ」です。

駆動方式スプリング式
サイズSS、S、M、L、LL、3L、4L、5L、6L
重量
連続駆動時間
アシスト力
適用身長
評価・レビュー
アシスト力
(4.0)
装着時の快適性
(4.0)
ポイント
  • 胴体部分には独自開発の厚さ1mmのスプリングコイルを6本搭載。反発力で作業をアシスト
  • 胸部が開いた設計なので、男女兼用が可能
  • 腕サポーターは肘部分にバネを配置することで、上腕部の筋肉の動きに合わせて効果的にサポート
こんな人におすすめ
独自開発の厚さ1mmのスプリングコイルを採用しているので、装着時の快適性とアシスト力どちらも重視したい人におすすめ!

モリタエコノス 腰部サポートウェア ラクニエ 改良新タイプ

次に紹介するおすすめのパワーアシストスーツは、「モリタエコノス 腰部サポートウェア ラクニエ 改良新タイプ」です。

駆動方式ベルトサポート式
サイズXS、S、M、L
重量約250g
連続駆動時間
アシスト力
適用身長148cm(XSサイズ)~184cm(Lサイズ)
評価・レビュー
アシスト力
(4.0)
装着時の快適性
(4.0)
ポイント
  • 脊柱起立筋(背中下部辺り)・大腿二頭筋(太もも裏辺り)の負担を約17%軽減
  • 約250gの超軽量ベルトタイプ
  • 2016年度国内パワーアシストスーツ出荷数No.1
こんな人におすすめ
脊柱起立筋・大腿二頭筋の負担を約17%軽減できるので、体の背面の負担を減らしたい人におすすめ!

パワーアシストスーツ比較表

商品重量連続稼働アシスト力特徴
DAYDO
DAYDO 上腕アシストスーツ TASK AR1.0
商品詳細へ
3.9kg片腕
最大6.8kgf
腕を持ち上げた姿勢でのサポートを目的としていて、片腕最大6.8kgfでアシスト。購入から1年間の保証期間付きで安心。
ユーピーアール
ユーピーアール サポートジャケットBb+PROⅡ
商品詳細へ
0.6kg全身でわずか600gの軽量ベルトタイプ。適応身長は155cm~192cmと幅広い。軽作業時に上半身や足腰をサポート。
スマートサポート
スマートサポート スマートスーツ・ライト
商品詳細へ
約500gアシスト効果とコルセット効果で腰への負担を約25%軽減。全てのベルトが腹部に集まる構造で、作業に合わせてアシスト力を調整。
ATOUN
ATOUN パワーアシストスーツMODEL A
商品詳細へ
約6.7kg約8時間15kgf腰にかかる負担を約15kg減らすことが可能。20~30kgの荷物を持ち上げる作業を想定されていて、重労働向き。
IMASEN
IMASEN 無動力歩行支援機 aLQ by ACSIVE
商品詳細へ
760g世界初の無動力歩行支援機で、およそ20%の歩行負担を軽減。バネと振り子の動きによって脚の振り出しをアシスト。
アトリエケー
アトリエケー ワーキングパワースーツ
商品詳細へ
独自開発の厚さ1mmのスプリングコイルによる反発力で作業をアシスト。胴体部分、肘部分の動きを効果的にサポート。
モリタエコノス
モリタエコノス 腰部サポートウェア ラクニエ
商品詳細へ
約250g約250gの超軽量タイプながら、脊柱起立筋・大腿二頭筋の負担を約17%軽減。体の背面サポートに最適。
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パワーアシストスーツの重要ポイントまとめ

パワーアシストスーツの重要なポイントは以下の3つです。

  • パワーアシストスーツは、着用によって動作をサポートしてくれるスーツ
  • パワーアシストスーツは体への負担を軽減でき、効率的な作業が可能になる
  • パワーアシストスーツを選ぶ際はアシスト力の他、装着時の快適性にも注目することが大事


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