目次
カメラ付きドローンの注目したい機能・性能
リアルタイムでドローン搭載カメラの映像が見られる?
Wi-Fiでスマホの画面にリアルタイムで映像を見られるカメラ搭載ドローンがおすすめです。目標とする被写体が映っているかどうかリアルタイムで確認、ドローンを動かして位置を直すこともできます。
帰ってきたドローンから、メモリーカードに記録されたデータを回収してもいいのですが、今ドローンが見ている映像が見られる方が楽しいですよね。VRゴーグルで見れば、ドローンに乗っているような臨場感も体験できますよ。
ドローンの操縦は簡単?
ドローンの操縦性は、初心者が一番気になるポイントです。ファーストフライトで墜落では寂しすぎます。
ドローンの離着陸は簡単になったとはいえ、やはり全くの初心者には難しいものです。そこをオートパイロットで自動的にやってくれると、初心者でも出だしでつまづかずにすみます。
発進した場所を覚えていて、ボタン一つで戻ってくる機能があれば、なお便利ですね。
ドローンに搭載されているカメラの性能は?
激安のカメラ付きドローンにはありませんが、少し高い価格帯のドローンだと、カメラの向きを変えることができるものもあります。
また、ドローンで撮る映像にこだわるのなら、カメラの画素数やフレームレートのほかに、カメラにブレ防止機能があるかどうかも重要です。スマホの小さな画面でも、ブレを抑えた滑るような動画は、はっきり違いがわかります。
カメラ付きドローンのメリット
見慣れた風景を俯瞰できる
カメラ付きドローンの一番のメリットと言ったら、簡単に上から見た構図・俯瞰で見られることでしょう。Wi-Fiでリアルタイムに映像を送れるカメラなら、自分が空を飛んでいるような感覚を楽しむことができます。
ホビー用途の室内用ドローンでも、家具の配置や動線を俯瞰で見て、効率的な住まい作りの役に立つといった、実用的な用途にも使えるかもしれません。
ドローンが超小型コンパクト
はじめからカメラの付いているドローンはとてもコンパクトです。プロペラを折り畳んで、持ち運びできる超小型ドローンもあります。
高画質の動画を撮るために、自分の好きなカメラを載せようと思えば、ドローンの積載量や重量のバランスまで考えなければなりません。初心者にはなかなか難しいですよね。最初からカメラが付いていれば、そんな苦労をしないでも空撮を始められます。
カメラ付きドローンのデメリット
ドローンを飛ばせる地域には制限がある
2022年6月20日より、100g以上のドローンは登録が義務化され、未登録のドローンは飛ばすことができません。
また、日本の航空法では、空港周辺や人家の密集している都市の上空を許可なく飛行させることはできず、ドローンは目で見える範囲で飛ばさなければなりません。夜間の飛行や、イベント上空の飛行も無許可ではできません。そうしたところを飛ばしたい場合は、地方航空局長か空港事務所所長の許可が必要です。
(そのほか、ドローンの飛行で制限されることについてはコチラ▶︎国土交通省 http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html)
法律もありますが、そもそもドローンのように軽いものでも、加速度がついて人に当たればけがをしますから、飛ばす場所には注意が必要です。
カメラ付きドローンによるプライバシーの侵害
屋外でカメラ付きドローンを飛ばせば、人の背よりはるかに高いところにある窓から部屋の中をのぞいたり、塀を飛び越えて敷地内を上空から見たりできてしまいます。
飛ばす人のマナーの問題でもありますが、のぞきで逮捕されたらいやですよね。無用の誤解を招かないよう、ドローンを飛ばす場所には気を付けなければなりません。
カメラ付きドローンの価格帯
1万円以下
主に室内で遊ぶトイドローンは、1万円以下が主流です。小さくて軽いので、外では風に流されてしまうこともしばしば。コントロールための電波も数10メートルしか届きません。
1万円~3万円台
トイドローンでも高機能の機種は、1万円を越えてきます。全体的には、もう少し本格的なホビー用のドローンで、カメラの性能もただ映るだけでなく、HD、4Kなど高画質になってきます。
5万円以上
ホビー用のドローンは、5万円台からあります。上限はありません。個人がホビーとして使うドローンでも数10万円します。ドローンの機体そのものの性能も、カメラの性能も価格に応じて様々です。
お気に入りが見つかるカメラ付きドローンの選び方
ドローンの重さで選ぶ
人のいないところで飛ばすのが基本とはいえ、子供が不意に飛び出してくることはよくあります。重いドローンだと、落ちてきただけでけがをすることだってあり得ます。
また、100g以下なら、航空法の制約を受けないという利点もありますので、ドローンの重量を気にして選んでみてください。
また、100g以上のすべてのドローンの登録が義務化され、登録されていない100g以上のドローンは飛行禁止となります。
事前登録受付も2021年12月20日から始まっています。詳細は国土交通省HPでご確認ください。
ドローンに搭載されているカメラの性能で選ぶ
主に室内で飛ばすトイドローンでは、「ドローンからの映像が撮れ、スマホで見られる」だけですが、だんだんうまく飛ばせられるようになり、屋外でも安定して飛ばせるドローンが欲しくなってくると、カメラの性能も気になります。
画素数、フレームレート、広角レンズかどうかのほかにも、カメラの向きが変えられるかどうか、ブレ補正はどのくらいかに注目して選ぶと、期待した通り、またはそれ以上の映像を撮ることができるでしょう。
技適マーク付きドローンを選ぶ
安いドローンの中には技適マークのないドローンもあります。そんなドローンも通販サイトで堂々と売っていることがあります。
技適マークとは、「技術基準適合証明と技術基準適合認定のいずれかあるいは両者の認証がなされていることを表示するマーク」(Wikipediaより)で、無線で操縦するドローンには必要なのです。技適マークがないと電波法違反になる場合があります。
カメラ付きドローンのおすすめ4選
ジーフォース moova Wi-Fi
ジーフォース moova Wi-Fiの仕様・製品情報
機体重量 | 29g |
機体寸法 | 全長68×全高29×全幅63mm |
最大速度 | ― |
最大飛行時間 | 約4~5分 |
電波到達範囲 | およそ20m |
カメラセンサー | ― |
カメラレンズ | ― |
動画解像度 | 720p HD |
ジーフォース moova Wi-Fiのおすすめポイント3つ
- スマホで直感的操作が可能
- 折りたたんでポケットに入る
- 国内メーカージーフォースのトイドローン
ジーフォース moova Wi-Fiのレビューと評価
スマホの画面を見ながら直感操作
ジーフォース moova Wi-Fiは、カメラで今撮っている画像をスマホの画面で見ながら操作できる超小型ドローンです。カメラはWi-Fiでスマホやタブレットと連携できます。
moova Wi-Fiは自動離着陸も手動離着陸もできます。操作に慣れたら全手動、速度も速くして難易度を上げて楽しむこともできます。
moova Wi-Fiはリターンモードにすれば、操縦者の方に自動的に戻ってくるので、初心者でも安心して練習できます。
Holy Stone HS200
Holy Stone HS200の仕様・製品情報
機体重量 | 116g |
機体寸法 | 31×31×9cm |
最大速度 | ― |
最大飛行時間 | 9分 |
操縦可能距離 | 120m(Wi-Fi到達距離約50m) |
カメラレンズ | ― |
動画解像度 | 720p HD |
Holy Stone HS200のおすすめポイント3つ
- Wi-Fi接続でドローン視線の映像がリアルタイムで見られる
- 自分から見た方向に動くヘッドレスモード
- オートリターンモードでドローンが自分で帰ってくる
Holy Stone HS200のレビューと評価
気圧センサーによる高度維持で初心者にも操縦しやすい
Holy Stone HS200は、気圧センサーでホバリング高度を保ってくれるので、初心者にも最初から楽に操縦できるドローンです。4段階にスピードを切り替えられるので、操縦がうまくなるにつれて難易度を上げていくことも可能。
Holy Stone HS200はWi-Fiでスマホやタブレットと連携できます。Holy Stone HS200のカメラは720pの高画質。スマホに送られてきた映像を見ながら、ドローンに乗って操縦しているようなバーチャルな体験をしてみたい人におすすめのドローンです。
Ryze Tello
Ryze Telloの仕様・製品情報
機体重量 | 80g |
機体寸法 | 98×92.5×41mm |
最大速度 | 8 m/s |
最大飛行時間 | 13分 |
最大伝送距離 | 100m |
カメラレンズ | 視野角82.6° |
動画解像度 | HD720p30 |
Ryze Telloのおすすめポイント3つ
- ワンタッチで自動離着陸
- 電子式ブレ補正で滑らかな映像が撮れる
- 一人称視点(FPV)でドローンに乗っているような感覚で操縦できる
Ryze Telloのレビューと評価
DJIの技術で作られたトイドローン
Ryze Telloは、Shenzhen RYZE Tech社がドローンメーカーとして最も有名なDJIと技術提携して製造しているカメラ付きトイドローンです。DJIのドローンは、評価が高いものの5万円以上するので、Telloの定価12,800円は魅力的です。
Ryze Telloは、ワンタッチで自動離着陸できるほか、接続が切れると自動で着陸してくれます。手からぱっと宙に放るとホバリングするなど、小型でかわいいドローンです。
Parrot Mambo FPV
Parrot Mambo FPVの仕様・製品情報
機体重量 | 63g(FPVカメラ装着時73g) |
機体寸法 | 18×18 cm |
最大速度 | ― |
最大飛行時間 | 8~10分 |
最大伝送距離 | 100m(スマートフォン20m) |
カメラレンズ | 視野角120° |
動画解像度 | HD720p |
Parrot Mambo FPVのおすすめポイント3つ
- 重さ63gの超小型ドローン
- 手を離してもホバリングするEasyモードで初心者も安心
- 一人称視点(FPV)でドローンに乗っている感覚で操縦できる
Parrot Mambo FPVのレビューと評価
VRゴーグルをかければドローンに乗っているようなーチャルリアリティ体験
Parrot Mambo FPVからリアルタイムで送られてくる映像をVRゴーグル(Parrot Cockpitglasses 2)で見ながら操縦することによって、ドローンに乗っているような感覚を体験できます。
Parrot Mambo FPVは、操縦テクニックの上達に合わせ、難しいモードに切り替えられます。初心者でも安心、ドローンの操縦テクニックを磨きたい人にもおすすめです。
まとめ
ホビー目的のカメラ付きドローンは、5千円以下で買えるトイドローンから数10万円以上するものあります。初心者は、安くて軽いドローンで練習してからの方が、予算の面からも安全性の面からも無難です。
トイドローンとはいっても、ドローンに乗っているような視点をリアルタイムで見ることができますので、気軽に試してみてはいかがでしょう。