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目次
PC VRヘッドマウントディスプレイとは
VRヘッドマウントディスプレイとは、VRを体験するために頭に装着する機器の総称です。PC用・スマホ用・ゲーム機用など、各デバイスに接続して使用するタイプに加え、最近はデバイスなしで使用できる一体型のタイプも販売されています。
ゲーム機用ではソニーのPlayStation VR、iPhoneなどのスマホ用ではカンボー(Canbor)の製品などが話題ですが、今回は、PCと繋ぐだけでVRを楽しめる、PC対応VRヘッドマウントディスプレイを紹介します。
PC対応VRヘッドマウントディスプレイは、VRのみならず、PCのモニター代わりにも使用できるため、幅広く活躍します。
ヘッドマウントディスプレイはPCモニター代わりになる?
ヘッドマウントディスプレイは、仕事用のPCモニターとしては必ずしも最適とは言えません。
VRゲームのプレイや4Kなど高画質動画の視聴をメインにしたガジェットであり、一般的にテキスト文書は見にくい画面になっています。しかしReady認証されたWindowsパソコンに接続できるHMDは数多くあり、仕事への活用も可能です。一番のポイントはHMDだと寝ながらでも使えるという事。
在宅ワークでは長時間1人で座ったり立ったりしながらPCワークをして腰を痛めている方は多いのではないでしょうか。HMDに加え独立型のキーボードがあれば、ベッドに横になりながらの仕事も可能になります。HMDなのでトラッキングが邪魔になったりと不適な点もありますが、仕事活用のための基本仕様は備えています。
ヘッドマウントディスプレイとゴーグルの違い
VR用の機器には「VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)」と呼ばれるものと、「VRゴーグル」と呼ばれるものがあります。
HMDとはHead Mounted Displayの略で、直訳では「頭(Head)に固定された(Mounted)画面(Display)」を意味します。このため、VR用ディスプレイの中でも、頭をしっかりと覆うタイプのものが「VRヘッドマウントディスプレイ」と呼ばれる傾向にあります。
一方、「VRゴーグル」は、名前の通り水中ゴーグルなどに近い形状のものを指します。ヘッドマウントディスプレイと比べると頭を覆う部分が少ないのが特徴です。
PC VRヘッドマウントディスプレイのおすすめメーカー一覧
PC VRヘッドマウントディスプレイのおすすめメーカー4つと特徴や評価を解説します。
- オキュラス(Oculus)
- HTC
- エイサー(Acer)
- パイマックス(Pimax)
オキュラス(Oculus)
オキュラス(Oculus)は、VRブームの火付け役になったと言っても過言でない「Oculus Rift CV1」を世に送り出した、ヘッドマウントディスプレイ専門メーカー。2020年5月21日には、CV1の改良型となる「Oculus Rift S」も発売し、さらに向上したVR体験を提供しています。
HTC
HTCは、台湾を拠点とするスマホ・携帯情報端末メーカー。
トラッカーを足や腰、肘などに装着することで、身体の動きをより正確にVR上に反映できるシステム「VIVEトラッカー」や、標準機種に加えて上位機種である「VIVE Pro」も展開するなど、ハイクオリティなVR体験を提供しています。
エイサー(Acer)
エイサー(Acer)は、台湾に本社を持つパソコン関連機器メーカー。「Windows Mixed Reality」という、マイクロソフトが提供するVR・ARのプラットフォームにいち早く対応した製品を発売しました。
ゴーグル部分がバイザー式になっていたり、ゴーグルにクッションを採用することでより快適性が高められていたりなど、ユーザビリティに優れた製品を送り出しています。
パイマックス(Pimax)
パイマックス(Pimax)は、中国のスタートアップ企業です。
クラウドファンディングサービスKickstarterで出資募集をした結果、20万米ドルの目標に対して、423万米ドルの資金調達に成功。「5K」や「8K」の超高解像度なハイエンドVRヘッドマウントディスプレイを製品化しています。
PC用VRヘッドマウントディスプレイの選び方
PC用VRヘッドマウントディスプレイの選び方を以下の5つのポイントから解説します。
- 目の悪い人は注意!メガネ対応モデルかチェック
- コンテンツ対応機種かどうかで選ぶ
- 解像度で選ぶ
- リフレッシュレートで選ぶ
- PCスペックに合わせて選ぶ
目の悪い人は注意!メガネ対応モデルかチェック
ここでも扱ったDell社のモデルなど、目の悪い人のためにメガネをつけたままでも使えるHMDはあります。
メガネ対応モデルの多くはヘッドバンドにクッション性のある素材を使用しており、メガネをつけたまま長時間使用しても快適な装着感を得られるでしょう。メガネをつけたままHMDを使いたい方は、メガネ対応モデルか軽量ソフト素材のヘッドバンドのモデルをおすすめします。
一方で、どうしてもHMDではメガネ使用時に違和感があるという方は、HMD対応の専用のメガネフレームをつけるという手もあります。メガネの方はさまざまに工夫してHMDをお楽しみください。
コンテンツ対応機種かどうかで選ぶ
PC VRヘッドマウントディスプレイは、製品によって対応コンテンツが異なります。検討中のPC VRヘッドマウントディスプレイが、やりたいゲームやソフトに対応しているか、しっかりと確認しましょう。
解像度で選ぶ
PC VRヘッドマウントディスプレイは、製品により解像度もさまざまです。1920×1080ピクセルのフルHDから、スペックの高いものでは4K以上まで幅広いため、よりリアリティのあるVRを楽しみたい場合は、解像度に注目しましょう。
リフレッシュレートで選ぶ
PC VRヘッドマウントディスプレイを選ぶ際は、リフレッシュレートにも注目しましょう。リフレッシュレートとは、1秒間に画面が切り替わる回数を数値化したものです。
リフレッシュレートの数値が高いほど、映像が滑らかになることに加え、画面酔いを軽減する効果も見込めるため、乗り物酔いしやすい人などにもおすすめです。
PCスペックに合わせて選ぶ
PC VRヘッドマウントディスプレイは、製品によって要求されるPCスペックが異なるため、所有中のPCのスペックに合うかどうかも確認しましょう。また、PCが各VR機器を快適に動作させるスペックを有しているかどうかを確認する方法として「Ready」という認証制度があります。
「VR Ready」「Oculus Ready」「HTC VIVE VR Ready」などのように、どのVR機器で認証を受けているかがわかるため、PCのReady認証の有無を確認してみるのもおすすめです。
PC用VRヘッドマウントディスプレイのおすすめランキング8選
おすすめのPC用VRヘッドマウントディスプレイを紹介します。
【8位】Pimax Vision 8K X VRヘッドセット デュアルネイティブ4K P2
8位に紹介するおすすめのPC用VRヘッドマウントディスプレイは、「Pimax Vision 8K X VRヘッドセット デュアルネイティブ4K P2」です。
サイズ・重さ | 28 x 11 x 14 cm・471.74 g |
---|---|
解像度 | 4K:3840 x 2160p |
リフレッシュレート | 不明 |
視野角 | 対角線200度 |
対応機種 | パソコンOS:Windows 10・GPU:NVIDIA RTX 2060以上 |
- 独自のデュアルネイティブ4Kディスプレイにより、4K・VR動画の視聴で極めて高い没入感が得られる。
- OSがWindows10対応なので、多くのPCでモニター代わりになり仕事にも活用可能
- ウルトラワイド視野・FOV(対角線)200度なので、カーレースなどのゲーミングHMDとしても最適
「Pimax Vision 8K X VRヘッドセット デュアルネイティブ4K P2」の特徴
4K画質に対応し、PCゲームや配信VR動画などの高解像度VR視聴に最適化したハイエンドモデルです。ただ現在Amazonで180,000円台の高値。また機能をフルに生かすにはPC側のスペックが「Core i7」以上必要になると言われています。
【7位】HTC Vive Cosmos 99HARL000-00
7位に紹介するおすすめのPC用VRヘッドマウントディスプレイは、「HTC Vive Cosmos 99HARL000-00」です。
サイズ・重さ | 16 x 21 x 8.8 cm・3.54 Kg |
---|---|
解像度 | 2880 x 1700 |
リフレッシュレート | 90hz |
視野角 | 不明 |
対応機種 | PC:Windows |
- VRヘッドマウントディスプレイの代表的なメーカー・HTC社による6つのカメラで広範なトラッキングを実現したモデル
- USB経由でWindowsパソコンにつながるので、VRゲームの他に在宅ワークのモニター代わりになる
- 独自の「フリップアップ式のデザイン」によりVR世界に没入しながら、数秒で現実世界に戻れる
「HTC Vive Cosmos 99HARL000-00」の特徴
台湾の国際ブランド・HTC社による旧モデルのVIVEより88%の画質を向上させたVRゲーム用のハイエンドモデルです。ジョイスティックつきの2つのゲームコントローラーが付属しているのもうれしい所。
【6位】国内正規品 HTC VIVE Cosmos Elite HMD (ヘッドマウントディスプレイ単体モデル)99HASF001-00
6位に紹介するおすすめのPC用VRヘッドマウントディスプレイは、「国内正規品 HTC VIVE Cosmos Elite HMD (ヘッドマウントディスプレイ単体モデル)99HASF001-00」です。
サイズ・重さ | 不明 |
---|---|
解像度 | 片目あたり:1440×1700 合計:2880×1700 |
リフレッシュレート | 90hz |
視野角 | 110度 |
対応機種 | <Windows10搭載パソコン/td> |
- 国際ブランドHTC社の人気シリーズ・VIVEの中でも最高級の解像度と精密さを備えたグラフィック性能
- 頭や目の動きを反映する通常トラッキングに、外部トラッキング機能も加わり操作性が向上
- VIVE最新モデルに共通したフリップアップデザインにより、VR世界から中断なく現実への回帰が可能
「国内正規品 HTC VIVE Cosmos Elite HMD (ヘッドマウントディスプレイ単体モデル)99HASF001-00」の特徴
外部に置くベースステーションによって、最大で10m×10mのトラッキング範囲を実現したPC・VRゲームに最適なHMDです。ただやはり高品質なだけに、CPUがCore-i5以上でReady認証されたモデルなど対応PCは限られることになります。
【5位】正規輸入品 Oculus Rift S (オキュラス リフト エス)
5位に紹介するおすすめのPC用VRヘッドマウントディスプレイは、「正規輸入品 Oculus Rift S (オキュラス リフト エス)」です。
サイズ・重さ | 39.12 x 16.51 x 30.73 cm・2.6 Kg |
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解像度 | 片目:1,280×1,440・両目:2880×1700 |
リフレッシュレート | 80hz |
視野角 | 110度 |
対応機種 | Windows10搭載パソコン |
- VR・HMDを代表する国際ブランド・オキュラス社によるHMD、現在「Amazon’s Choice」にも選ばれた人気モデル
- 2019年の型落ちモデルなので現在Amazonで50,000円台と安い、CPUがi3・AMD Ryzen 3あれば動作可能で多くのPCに対応
- 人間工学に基づいたデザインにより、長時間のゲームプレイでも抜群の装着感を発揮
「正規輸入品 Oculus Rift S (オキュラス リフト エス)」の特徴
ヘッドマウントディスプレイの代表的メーカー・オキュラス社による2つのタッチコントローラ―がついたコスパ良好のPC・VRゲーム用モデルです。ノートPCでお馴染みのLenovo社と共同開発したためか、Core i-3レベルの標準的なノートブックにも対応。在宅ワークとしてモニター代わりにも活用できるでしょう。
【4位】Dell ヘッドマウントディスプレイ Dell Visor with Controllers VRP100
4位に紹介するおすすめのPC用VRヘッドマウントディスプレイは、「Dell ヘッドマウントディスプレイ Dell Visor with Controllers VRP100」です。
サイズ・重さ | 17.1 x 27 x 13.1 cm; 590 g |
---|---|
解像度 | 1440×1440, 706ppi x2 |
リフレッシュレート | 90hz |
視野角 | 110度 |
対応機種 | Windows10搭載パソコン |
- Microsoft社の「Mixed Reality」PCを対象機種にした、Dell社らしいPCとの互換性に優れたモデル
- クッション性のあるヘッドバンドなので、メガネをかけたままでも快適な装着感を実現
- HTC社モデル同様、バイザーの上下移動で簡単にHMDを外せて現実に戻れるフリップアップ式ゴーグル
「Dell ヘッドマウントディスプレイ Dell Visor with Controllers VRP100」の特徴
ノートPCを代表する国際ブランド・Dell社によるWindowsパソコンとの相性の良いヘッドマウントディスプレイです。外部センサーの設置なしで広範なトラッキングを実現、また3D操作に特化したユニークなコントローラーも見逃せません。
【3位】Pico G2 4K ヘッドマウントディスプレイ A7510
3位に紹介するおすすめのPC用VRヘッドマウントディスプレイは、「Pico G2 4K ヘッドマウントディスプレイ A7510」です。
サイズ・重さ | 18 x 26 x 9.5 cm・452 g |
---|---|
解像度 | 4K(3840×2160) |
リフレッシュレート | 75hz |
視野角 | 101度 |
対応機種 | パソコン |
- 4K画像でリフレッシュレート75Hzの滑らかさ、「Amazon Prime Video VR」にも対応した映画鑑賞に最適なHMD
- 重さわずか276g、バッテリーも後頭部にあるので、長時間使用でも快適な装着感
- VR・ゲーム・映画鑑賞の3つのモードで機能する「3DoFモーションコントローラ―」が付属
「Pico G2 4K ヘッドマウントディスプレイ A7510」の特徴
4K高解像度の没入感あふれるVR映像表現を最大の売りにした現在のHMD市場を代表する人気モデルの1つです。「Amazon Prime Video VR」などVR動画やVRゲームの配信コンテンツの多くに通じるインターフェースの良さでも知られています。
【2位】Oculus Go オキュラス 単体型VRヘッドセット oculusgo64
2位に紹介するおすすめのPC用VRヘッドマウントディスプレイは、「Oculus Go オキュラス 単体型VRヘッドセット oculusgo64」です。
サイズ・重さ | 不明・1,143g |
---|---|
解像度 | 2,560×1,440 |
リフレッシュレート | 72hz |
視野角 | 不明 |
対応機種 | スナップドラゴン搭載のスマホ・Windoesパソコン |
- オキュラス Rift Sよりも型落ちモデルになり、現在Amazonで43,000円を切る高コスパ品
- 女性や子どもでも身につけやすい、真っ白でファブリック素材のようにソフトな外観
- 安価なスマホ用VRゴーグルよりも圧倒的な画質の良さを体感できるスマホ対応ヘッドマウントディスプレイ
「Oculus Go オキュラス 単体型VRヘッドセット oculusgo64」の特徴
スマホでもPCでも使えるというHMDとして珍しい二刀流を実現した国際ブランド・オキュラスによる人気モデルです。
ただ、プロセッサとしてスナップドラゴン搭載機種に限られるのが難点。
【1位】Oculus Quest 2—完全ワイヤレスのオールインワンVRヘッドセット—128GB
1位に紹介するおすすめのPC用VRヘッドマウントディスプレイは、「Oculus Quest 2—完全ワイヤレスのオールインワンVRヘッドセット—128GB」です。
サイズ・重さ | 9×12cmcm; 126g |
---|---|
解像度 | 片目:1,832×1,920 |
リフレッシュレート | 72hz |
視野角 | 不明 |
対応機種 | パソコン |
- ゲームや動画視聴はもちろんビジネスにも役立つ、ヘッドセット1つで何でもこなせるオールインワン2021年最新モデル
- 旧モデル64GBと同じ37,000円台の標準価格なので、新128GB版として非常にコスパが高い
- 完全ワイヤレスで独立型ながら、Oculus Linkケーブルによって対応パソコンとも有線接続可能
「Oculus Quest 2—完全ワイヤレスのオールインワンVRヘッドセット—128GB」の特徴
HMDの代表的メーカーオキュラス社の最新シリーズ・Quest 2初の128GB版、2021年夏発売の最新モデルです。ヘッドセットには高級サウンドを拾う内蔵スピーカーもあり、映画鑑賞やゲームではかなりの没入感を得られるでしょう。ただ発売されたばかりなのでユーザー評価がなく、未知数の部分があります。
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PC VRヘッドマウントディスプレイの重要ポイントまとめ
この記事で重要なポイントは以下の4つです。
- VRヘッドマウントディスプレイとは、VRを体験するために頭に装着する機器の総称
- 形状によって、VRゴーグルと呼ばれるタイプもある
- VRヘッドマウントディスプレイを選ぶ際は、対応コンテンツやスペックを確認する
- VRヘッドマウントディスプレイを選ぶ際は、PC側のスペックも確認する