高性能で安い液タブのおすすめ8選|初心者や学生にも!

コスパ最強の液タブ

今回の記事では、おすすめの安い液晶タブレット(液タブ)をご紹介します。

液タブは本体にディスプレイを備えており、画面に直接イラストなどが描けるアイテム。紙とペンを使って描くように自然に使用できるのが魅力です。

角度調節可能なスタンドが付属したモデルや筆圧検知機能に優れたモデル、コンパクトかつ軽量で携帯性に優れたモデルなど幅広い製品が展開されています。

ワコムやHUION、GAOMONなどのメーカーから多種多様なモデルが発売されているので、購入する際にはどれを選んでよいか迷ってしまいがち。
悩んだ場合には、選び方のコツも参考にしてみてください。

浅葱
ぐーちょ編集部:浅葱

京都在住。グラフィックデザイナー。ペンタブはずっとWacomを使用。ドット絵の頃からペンタブでぐりぐりお絵描きをしています。


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安い液タブの選び方

安い液タブの選び方
安い液タブの選び方を以下の7つのポイントから解説します。

  • 価格
  • 筆圧レベル
  • サイズ
  • 色域カバー率
  • パソコンとの接続方式
  • 解像度
  • 傾き検知の精度

価格

まずは、液タブを購入するための予算を決めましょう。液タブはここ数年で、価格が下がっており、安いモデルは3万円以下、高いものは数十万円と非常に幅広いです。

スペックなどチェックする項目はいくつもありますが、予算を決めるだけで、購入する候補を絞れます。

筆圧レベル

ペンを液タブに押し当てた際にかかる力を感知する機能があり、これを筆圧レベルと表記しています。1024・2048・4096・8192などと段階的に分かれています。

趣味のお絵かき程度なら1024でも対応できますが、少し本格的になると2048まであると安心です。
本格的にプロに近いようなイラストを描くとなると、4096以上必要になるでしょう。

サイズ

液タブは、液晶を搭載していないペンタブよりも重く、サイズも大きくなることが多いです。購入前に置き場所が確保できるか確認しておきましょう。

外出先に持っていくような使い方をする場合は、小さい方が持ち運びやすいです。

また、本体のサイズも大切ですが、ペンが反応する作業領域も合わせて確認しておくのも大切です。

液タブの中には、本体のサイズが大きくてもショートカットキーなどがあるために、実際の作業領域が少ないこともあります。

色域カバー率

液タブは、基本的にスペック表に色域カバー率が表記されています。これはPhotoshopなどのアプリを開発しているAdobeが決めたものです。

カバー率が高いほど、液タブに表示された色と出力した色の差が生まれにくくなります。

趣味でイラストを描く場合は、70%ほどあれば問題ありません。本格的にイラスト描く場合は90%以上ある液タブがおすすめです。

パソコンとの接続方式

液タブは基本的にHDMIやUSB TypeCでパソコンと接続して使用します。

事前に確認し、接続用のケーブルも合わせて購入しておきましょう。

また、液タブ内にWindowsなどのOSがインストールされている場合は、液タブ単体で使えるため、パソコンとの接続は不要です。

解像度

本体にディスプレイを備えている液タブを購入する際は、事前に解像度をチェックしておくのが重要です。

解像度とは、ドットや画素と呼ばれる小さな点が画面上にどの程度並んでいるかを示すスペックのこと。

解像度が高いほど精細な画像が表示できるので、細かい部分までしっかりと表現してイラストが描けます。

液タブを購入する際は、1920×1080のフルHD解像度以上のモデルを選択しましょう。

傾き検知の精度

液タブを購入する際は、事前に傾き検知の精度をチェックしておくのも重要なポイントです。

傾き検知機能とは、ペン先が液タブに触れている角度を検知する機能のこと。

傾き検知機能を備えている液タブであれば、ペンを傾ければ太く、立てれば細い線を描けるので表現の幅が広がります。

描いた線の濃淡や太さをしっかりと表現したい場合には、傾き検知の精度に優れたモデルを選択しましょう。

安い液タブのおすすめ8選

ワコム(Wacom) Wacom One DTC133W1D

寸法(横x縦x厚さ)357x225x14.6mm
重さ1000g
画面サイズ13.3インチ
筆圧レベル4096
解像度1920×1080
色域NTSCカバー率:72%
傾き検知±60°
対応OSWindows 7以降、macOS 10.13以降、Android 6以降、Chrome OS 87
ショートカットキー0個
付属品非掲載
評価・レビュー
機能性
(4.0)
デザイン性
(4.5)
コスパ
(3.5)
ポイント
  • Windows・macOS・Android・Chome OSなど幅広いOSに対応しています。
  • ペンをゆっくり動かした際のブレや揺れも少なく、快適に使用できます。
  • 背面にスタンドを備えており、角度をつけて作業が行えます。
気になるポイント
  • 説明書がなく、セットアップに手間取ったという声もありました。
  • ケーブルの長さが微妙というレビューもありました。
こんな人におすすめ
大手メーカー「ワコム」の製品なので、品質を重視する場合にもおすすめです。

XP-Pen Artist 12

寸法(横x縦x厚さ)364.11×218.87×11.5mm
重さ非掲載
画面サイズ11.6インチ
筆圧レベル8192
解像度1920×1080
色域72%
傾き検知非掲載
対応OSWindows 7以降、macOS 10.10以降
ショートカットキー6個
付属品P06パッシブペン・3-in1ケーブル・ペンホルダー・クリーニングクロス・替え芯・二本指グローブ・延長コード
評価・レビュー
機能性
(4.0)
デザイン性
(4.0)
コスパ
(4.5)
ポイント
  • 11.6インチのディスプレイを採用したコンパクトなデザインが魅力です。
  • カスタマイズ可能な6個のショートカットキーを備えており、操作性にも優れています。
  • タッチパッドでは、描画範囲の拡大縮小や描画ポイントの操作が行えます。
気になるポイント
  • ケーブル接続部分が破損したという声もありました。
  • ケーブルの接触が緩いというレビューもありました。
こんな人におすすめ
比較的リーズナブルな価格で購入できるので、コスパを重視する場合にもおすすめです。

XP-Pen Artist 13.3 Pro

寸法(横x縦x厚さ)390.4×249.98×12.9mm
重さ非掲載
画面サイズ13.3インチ
筆圧レベル8192
解像度1920×1080
色域NTSCカバー率:88%
傾き検知±60°
対応OSWindows 7以降、macOS 10.13以降、Linux以降、Chrome OS 88
ショートカットキー8個
付属品バッテリーレス スタイラスペン・ポータブルスタンド・ペンホルダー・替え芯・3-in-1USBケーブル・USB延長コード・変換プラグ・クリーニングクロス・二本指グローブ
評価・レビュー
機能性
(4.5)
デザイン性
(4.0)
コスパ
(4.0)
ポイント
  • 3-in-1ケーブルでパソコンと接続するだけで使えるので、初心者にも適しています。
  • 赤いリングホイールを回せば、キャンバスの拡大や縮小が操作できます。
  • 液晶画面にはアンチグレアフィルムが貼り付けられており、光の反射や映り込みを予防できます。
気になるポイント
  • 付属のコード同士がきっちりとはまらないという声もありました。
  • Macでは少し使いにくいというレビューもありました。
こんな人におすすめ
ポータブルスタンドが付属しているので、液タブに角度を付けて作業を行いたい場合にもおすすめです。

GAOMON PD1161 ペンディスプレイ

寸法(横x縦x厚さ)361.6x200x13mm
重さ866g
画面サイズ11.6インチ
筆圧レベル8192
解像度1920×1080
色域NTSCカバー率:72%
傾き検知±60°
対応OSWindows 7以降、macOS 10.12以降
ショートカットキー8個
付属品デジタルペン AP50・3-in-2ケーブル・電源アダプタ・ペンホルダー・ペン先
評価・レビュー
機能性
(3.5)
デザイン性
(4.0)
コスパ
(4.5)
ポイント
  • 178°と視野角が広く、見る角度を変えても視認性の高さが確保できます。
  • 解像度1920×1080のHDディスプレイが採用されており、鮮明にイラストが映し出せます。
  • 8個のショートカットキーを備えており、多彩な機能が割り振れます。
気になるポイント
  • コード類が少しゴチャゴチャとしているという声もありました。
  • ホイールがないのは不便というレビューもありました。
こんな人におすすめ
WindowsとmacOSの両方に対応しているので、複数のパソコンで使用する場合にもおすすめです。

GAOMON PD2200 ペンディスプレイ

寸法(横x縦x厚さ)522x316x91.5mm
重さ3666g
画面サイズ21.5インチ
筆圧レベル8192
解像度1920×1080
色域NTSCカバー率:92%
傾き検知±60°
対応OSWindows 7以降、macOS 10.12以降
ショートカットキー8個
付属品デジタルペンAP32・HDMIケーブル・USBケーブル・グローブ・ペンホルダー・ペン先・電源アダプタ
評価・レビュー
機能性
(4.5)
デザイン性
(4.0)
コスパ
(3.0)
ポイント
  • フルHD解像度の大画面ディスプレイが搭載されており、広い範囲で作業が行えます。
  • プログラム可能なタッチキーは8個搭載されています。
  • 15〜85°の範囲で調節できるモニタースタンドも備えています。
気になるポイント
  • 電源の切り方がよく分からなかったという声もありました。
  • 1年半ほどで壊れたというレビューもありました。
こんな人におすすめ
付属品が充実しているので、別途アクセサリ類を購入する手間やコストを省きたい場合にもおすすめです。

HUION Kamvas 12 GS1161

寸法(横x縦x厚さ)330.25x197x11.8mm
重さ735g
画面サイズ11.6インチ
筆圧レベル8192
解像度1920×1080
色域sRGBカバー率:120%
傾き検知±60°
対応OSWindows 7以降、macOS 10.12以降、Android、Linux
ショートカットキー8個
付属品PW517ペン・ペンスタンドPH05A・替え芯・芯抜き・スタンドST300・3in1ケーブル・延長ケーブル・USB-C to USB-Cケーブル・USB-A to USB-Cケーブル・電源アダプター・専用手袋・クリニングクローズ・付箋・ステッカー
評価・レビュー
機能性
(4.0)
デザイン性
(4.5)
コスパ
(4.5)
ポイント
  • スリムかつ軽量なボディは携帯性にも優れています。
  • ケーブル1本でパソコンと接続できるので、セットアップも簡単です。
  • レスポンスや精度に優れたスタイラスペンも付属しています。
気になるポイント
  • 説明書がなく、セットアップに手間取ったと言う声もありました。
  • ケーブルの長さが微妙と言うレビューもありました。
こんな人におすすめ
ガラスとLCDパネルを密着させるフルラミネーションが採用されており、視差を抑えた液タブで快適に使用したい場合にもおすすめです。

HUION Kamvas 13 GS1331

寸法(横x縦x厚さ)366.5×217.4×11.8mm
重さ980g
画面サイズ13.3インチ
筆圧レベル8192
解像度1920×1080
色域sRGBカバー率:120%
傾き検知±60°
対応OSWindows 7以降、macOS 10.12以降、Android以降、Linux
ショートカットキー8個
付属品非掲載
評価・レビュー
機能性
(4.0)
デザイン性
(4.0)
コスパ
(4.5)
ポイント
  • 8個のハードキーには好みのプログラムが可能です。
  • ディスプレイの性能が優れており、鮮やかな色彩が表現できます。
  • 高感度かつ安定感のあるバッテリー不要のスタイラスペンが付属しています。
気になるポイント
  • 2ヶ月ほどで壊れたという声もありました。
  • 縦置きだと描きにくいというレビューもありました。
こんな人におすすめ
USB Type-Cケーブル1本でパソコンと接続できるので、手軽に使える液タブを求めている場合にもおすすめです。

HUION Kamvas 16 GS1562

寸法(横x縦x厚さ)423.52x253x12mm
重さ1260g
画面サイズ15.6インチ
筆圧レベル8192
解像度1920×1080
色域sRGBカバー率:120%
傾き検知±60°
対応OSWindows 7以降、macOS 10.12以降、Android以降、Linux
ショートカットキー10個
付属品非掲載
評価・レビュー
機能性
(4.5)
デザイン性
(4.0)
コスパ
(4.0)
ポイント
  • 角度が調節できる「ST300」と呼ばれるスタンドが付属しています。
  • ペンホルダー内には予備のペン先を10個収納しておけます。
  • 左側に配置されている10個のキーには、よく使う機能を割り当てておけます。
気になるポイント
  • 貼り付けられているアンチグレアフィルムでは、画像がぼやけてしまうという声もありました。
こんな人におすすめ
ペン先が違和感なく滑るので、長いストロークを描く場合にもおすすめです。

液晶ペンタブレット【液タブ】とは

「液晶ペンタブレット(液タブ)」とは、パソコンと接続してデジタルイラストを制作する際に使う便利なアイテムのこと。

本体に液晶画面を備えているので、手元で絵をみながら描けるのが魅力です。

また、漫画を描いたり写真を編集したりと幅広い用途に使えるのもポイント。マウスに比べて細かい操作を行える点もおすすめです。

液タブに必要最低限の機能とは

液晶タブレットでお絵かき
液タブのスペック表には、筆圧レベルや応答速度、サイズ、色域カバー率などさまざまな項目が並んでいます。

最低限チェックしておきたいのが、筆圧レベルとサイズです。

筆圧レベルは、ペンを押し当てた強さを感知するもので、高ければ高いほど線の細かな強弱表現ができます。

一般的には1024〜8192までありますが、初心者なら2048まであれば十分にイラストを描けます。

サイズは、イラストの作業効率を大きく左右するものです。大きい方が作業しやすいですが、場所を取ってしまうので注意しましょう。

液タブのメリットやデメリット

液タブのメリットやデメリット

液タブのメリット

本体に液晶ディスプレイを備えている液タブは、紙に近い感覚でイラストを描けるのが魅力。

パソコンのモニターを見ながら使用する板タブに比べて直感的に描けるのがメリットです。

また、別途モニターを用意せずに使える点もおすすめ。イラスト制作用に高額なモニターを購入する手間やコストを削減したい場合にも適しています。

液タブのデメリット

使い勝手に優れた液タブですが、板タブに比べると価格は高め。購入時に費用がかかる点は留意しておきましょう。

さらに、本体にディスプレイを搭載しているため、重量がある点にも注意が必要。

外出先に携帯して使用する頻度が高い場合には、事前にサイズや重量をチェックしておきましょう。

また、手元の画面を見ながら作業を行う液タブは、人によって負担を感じやすい場合も。肩や首のこりがひどい場合には、板タブを試してみるのもおすすめです。

安い液タブっていくらぐらい?1万円以下はある?【液タブの相場】

液タブは製品ごとに価格が異なり、2万円台で購入できるモノから10万円を超えるモノまで展開されています。

板タブに比べて高額な傾向のある液タブですが、最近ではリーズナブルな価格で購入できるモデルも。1万円以下のモデルは残念ながら流通していませんが、大手メーカーのワコム製品であっても3万円台のコスパに優れたモデルは存在します。

安い液タブを探している場合には、5万円以下を目安にスペックやサイズを検討してみましょう。

パソコン不要の液タブはある?

安い液タブっていくらぐらい?1万円以下はある?
ディスプレイを備えている液タブには、パソコンなしで使用できるモデルも存在しています。

ただし、ワコムが展開している液タブ単体で使用できる製品は高性能で価格も高め。プロレベルの作業環境を構築したい場合に適しています。

また、スマホやタブレットなどのモバイル端末と接続できる液タブもパソコンなしでの使用が可能です。液タブは製品ごとに接続方式や対応するOSの種類が異なるので、事前にスペック表をチェックしておきましょう。

▼関連記事:OS搭載の液タブはこちらの記事で紹介しています。

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安い液タブの重要ポイントまとめ

この記事で重要なポイントは以下の4つです。

  • 最初に予算を決めて、購入候補を絞りましょう
  • 筆圧レベルが低くないか確認しておく
  • パソコンへの接続するためのケーブルも事前に準備しておく
  • 本格的なイラストを描くなら色域カバー率の高い液タブを選ぶ

この記事を書いたライターからのコメント

ペンタブ本体にディスプレイを搭載している液タブは、本格的にイラストや漫画を制作したい場合に便利なアイテム。

板タブはパソコンのモニター見ながら描くので慣れが必要ですが、液タブであれば初心者でも紙に描くような感覚で作業できます。

最近はリーズナブルな価格で購入できるモデルも増えているので、パソコンでデジタルイラストを描く場合には導入を検討してみましょう。

※液タブとは、メリットデメリット、相場、パソコン不要はある?、選び方(解像度で選ぶ、傾き探知の精度をチェック)、商品紹介の部分を執筆しました。

ですこ
ライター:ですこ

大阪在住。音楽イベント制作業に携わっていた経験があるオーディオ・ガジェット好きライターです。
ヘッドホン・イヤホンなどの聴き比べが趣味。
自らバンド活動を行っていたこともあり、楽器やDTM関連の機器、ソフトについても日々情報に触れております。
最近は、歌ってみたやゲーム実況配信などに必要な機材類についても興味津々です。

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