そんな方におすすめしたい安い価格で確かな性能があるコスパの高いモデルは、ドンキなどの販売店に行かなくてもAmazonで数多く販売しています。
板タブであれば新品でも2000円台でスマホとの連携可能モデルがあり、中古品であれば1000円台でも見つけられるでしょう。
値段が高くなる液タブでもペンタブレットの最大手「ワコム」を筆頭に、値段を下げたエントリーモデルが多数あります。
パソコンやスマホ、また液晶画面にイラストや文字を書きたい初心者や学生の方はぜひペンタブ購入の際に当記事をお役立てください。

編集者:浅葱
京都在住。グラフィックデザイナー。ペンタブはずっとWacomを使用。ドット絵の頃からペンタブでぐりぐりお絵描きをしています。

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目次
安いペンタブのおすすめ13選
おすすめの安いペンタブを紹介します。
XPPen ペンタブレット XSサイズ Chromebook 対応 板タブ 充電不要ペン 入門用 Deco Fun XS ブラック
最初に紹介するおすすめの安いペンタブは、「XPPen ペンタブレット XSサイズ Chromebook 対応 板タブ 充電不要ペン 入門用 Deco Fun XS ブラック」です。
種類 | 板型 |
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サイズ | 182.4×134.7×10.5mm |
重量 | 190g |
筆圧レベル | 8192レベル |
入力範囲 | 12.192×7.62㎝ |
- Android6.0以降のスマホにOTG接続できるためパソコン不要で使用可能
- およそ6インチ以下に当たる12.192×7.62㎝のコンパクト画面で初心者に最適
- 付属するバッテリー不要のペンは筆圧が8192レベルで精細なタッチが可能
「XPPen ペンタブレット XSサイズ Chromebook 対応 板タブ 充電不要ペン 入門用 Deco Fun XS ブラック」の特徴
XP-Pen社による4色のポップカラーから選べるほか、多機能で初心者に使いやすいXSサイズの板タブです。
メーカーはPC用リズムゲーム「OSU!」での使用も推奨、現在アマゾンでもコスパの高さで人気を集めています。
XPPen ペンタブレット ワイヤレス接続可 Chromebook スマホ対応 板タブ Deco mini 7W
次に紹介するおすすめの安いペンタブは、「XPPen ペンタブレット ワイヤレス接続可 Chromebook スマホ対応 板タブ Deco mini 7W」です。
種類 | 板型 |
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サイズ | 26 x 16 x 1 cm |
重量 | 330g |
筆圧レベル | 8192レベル |
入力範囲 | 7.4インチ:約177.9 × 111.1mm |
- PCとの接続はUSBケーブルに加えてワイヤレスレシーバーによる無線接続にも対応
- Android6.0以降のスマホとのOSG接続に対応しているのでPCが不要
- わずか14.5gの充電不要のスタイラスペンは8192レベルの筆圧で60度の傾き検知性能もあり
「XPPen ペンタブレット ワイヤレス接続可 Chromebook スマホ対応 板タブ Deco mini 7W」の特徴
XP-Pen社の人気シリーズ「Deco」の7.4インチ画面の小型タイプで、8個のショートカットキーつきで使い勝手もいい板タブです。
左右両方の利き手に対応したドライバである点も嬉しいところ。
HUION ペンタブレット H430P Windows Mac Android Chrome OS 充電不要ペン
次に紹介するおすすめの安いペンタブは、「HUION ペンタブレット H430P Windows Mac Android Chrome OS 充電不要ペン」です。
種類 | 板型 |
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サイズ | 8.66 x 13.92 x 0.63 cm |
重量 | 360g |
筆圧レベル | 4096レベル |
入力範囲 | 12.192×7.62㎝ |
- バッテリー不要ペン・Type-C OTGアダプタなど5種類の付属品もあって現在アマゾン価格2,000円台の安さ
- Windows・Mac・Chrome・Linux・Androidなど対応OSが多く汎用性が高い
- 0度・90度・180度・270度とPC接続時にドライバの画面から4つの角度調整が可能
「HUION ペンタブレット H430P Windows Mac Android Chrome OS 充電不要ペン」の特徴
4つのショートカットキーを備えた6インチ以下の画面になるコンパクトで汎用性の高い板タブです。
わずか9gの軽量スタイラスペンのサイドにはブラシ切り替えや消しゴムのボタンもあります。
最安値の価格帯で多くのPCやAndroidスマホに使い回せるコスパの高い板タブをお探しの方におすすめです。
VEIKK A15(ブルー) ペンタブ エクスプレストキー12個 板タブ 初心者向け VK-A15
次に紹介するおすすめの安いペンタブは、「VEIKK A15(ブルー) ペンタブ エクスプレストキー12個 板タブ 初心者向け VK-A15」です。
種類 | 板型 |
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サイズ | 200×358㎜ |
重量 | 550g |
筆圧レベル | 8192レベル |
入力範囲 | 25.4×15.24㎝ |
- 本体の厚さはわずか9㎜ながら12インチ相当の入力範囲:25.4×15.24㎝で画面サイズが広い
- 「Android・Windows・Mac」などのOSに対応し「Photoshop・Ai・Illustrator」など対応ソフトも多数
- 12個の豊富なショートカットキーで自分好みに多様にカスタマイズできる
「VEIKK A15(ブルー) ペンタブ エクスプレストキー12個 板タブ 初心者向け VK-A15」の特徴
約12インチの大画面で12個のショートカットキーを備え、左右両利きにも対応した大画面の板タブです。
付属のバッテリー不要ペンは±60度の傾き検知可能でサイドにはペンと消しゴムの切り替えボタンもあります。
PCとスマホ両方に使えるなど汎用性や機能性が豊かで、10インチを上回る大きめの板タブをお探しの方におすすめします。
VEIKK ペンタブレット 4×3インチ ペンタブ 板タブ 入門 子供使用OK VK430
サイズ | 16 x 9.8 x 0.2cm |
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重量 | 84g |
種類 | 板タブ |
筆圧レベル | 8192レベル |
読み取り可能範囲 | 10.16×7.62cm(4×3インチ) |
ワイヤレス対応 | 非対応 |
付属品 | バッテリーフリーペン(VEIKK-P05)など |
- 板タブの中でも最も安い価格帯でありながら最高級の筆圧レベル8192のスタイラスペンを装備
- 重さわずか84g・厚さ0.2cmの超小型設計で4つのファンクションキーがありUSB Type C接続に対応
- 非常に安い価格帯でも品質に関してAmazonの優良レビュアー「Vine」メンバーの多くから好評を集めている
- 別売りのOTGでスマホとの連携が可能とあるものの対応機種に関する情報が公開されていないのが残念
GAOMON S620 6.5×4インチペンタブ 8192レベル筆圧4ショートカットキー・電源不要ペン搭載
サイズ | 211 × 174 × 8mm |
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重量 | 249g |
種類 | 板タブ |
筆圧レベル | 8192レベル |
読み取り可能範囲 | PCモード:165×101mm |
ワイヤレス対応 | 非対応 |
付属品 | USBケーブル・USB Type-C変換アダプタ・ペン・替え芯 |
- 最も安い価格帯でもユーザーがカスタマイズできる4つのエクスプレスキーと2つのペンボタンを搭載
- 別売りのOTGAケーブルが必要ながらAndroid6.0以降のスマホやタブレットとの連携ができる
- 付属のスタイラスペンの筆圧は最高値の8192でAdobe Photoshop・Illustratorなど対応ソフトも豊富
- Amazonの口コミにはタブレットでの使用でもペンタブがスマホの描画サイズになるとの指摘あり
- ペンタブ自体がミニサイズなのでショートカットキーのスペースがもったいないというユーザーの声もあり
HUION 液タブ Kamvas 13 13.3インチ スマホ接続可能 LP-JP-GS1331
サイズ | 366.5 x 217.4 x 11.8mm |
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重量 | 980g |
種類 | 液タブ |
筆圧レベル | 8192レベル |
読み取り可能範囲 | 293.76 × 165.24mm |
ワイヤレス対応 | 非対応 |
付属品 | 充電不要ペンPW517 |
- Android端末のスマホとOTGケーブルではなく遅延の少ないUSB Type Cケーブル同士の接続ができる
- 光の反射を抑止するフルラミネーション加工の液晶画面はフルHD解像度に加え120%sRGBの色域あり
- 付属のPW517ペンは充電不要で筆圧レベルが最高値の8192なのでディテールまで描きこむことができる
- 互換性のあるAndroid端末がHuawai・Samsung・Galaxyに限られるのが残念なところ
HUION ペンタブレット HS64 ペンタブ 板タブ スマホ対応 android対応
サイズ | 20 x 16.6 x 0.8 cm |
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重量 | 230g |
種類 | 板タブ |
筆圧レベル | 8192レベル |
読み取り可能範囲 | 160 x 102mm・スマホモード:102x 63.8mm |
ワイヤレス対応 | 非対応 |
付属品 | バッテリー不要ペン PW100 |
- ペンタブ初心者には購入しやすい安い価格の板タブでAndroid6.0以降などのスマホ・タブレットでも使える
- HS64ペンは筆圧レベルが最高値の8192で読み取り高さも10mmあるため本物のペンに近い感覚で描ける
- 4つのショートカットボタンが左右どちらの利き手でも邪魔にならない上に設置されていて使い勝手が良い
- ペンタブ本体にペンの収納スペースがないため持ち運びにはやや不便
XPPen ペンタブ Decoシリーズ Android6.0以上スマホ対応 エクスプレスキー 8個 Deco01 V2
サイズ | 35.05 x 21.59 x 0.76 cm |
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重量 | 570g |
種類 | 板タブ |
筆圧レベル | 8192レベル |
読み取り可能範囲 | 254 x 159㎜ |
ワイヤレス対応 | 非対応 |
付属品 | P05スタイラスペン |
- 付属のP05スタイラスペンは筆圧レベル8192で画面には60度の傾き検知機能があるため本物のペンに近い感覚で描ける
- ユーザーのカスタマイズも可能な8個のエクスプレスキーがあり効率の良い作業ができる
- Android6.0以上のスマホ連携が可能で「Easy Poster」「Paninter・Pixel Studio」などの人気描画ソフトも使える
- 安い価格帯ながらワイヤレス接続やiPhoneとの連携に対応していない点がやや残念
XPPen 液タブ Artist 12セカンド 豪華版 X3チップ搭載ペン JPCHCD120FH
サイズ | 35 x 21 x 10 cm |
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重量 | 880g |
種類 | 液タブ |
筆圧レベル | 8192レベル |
読み取り可能範囲 | 263.23 x 148.07 mm |
ワイヤレス対応 | 非対応 |
付属品 | スタイラスペン・Type Cケーブル・3 in 1 USBケーブル・延長コード・保護フィルム・2本指グローブ・ペンケース・クリーニングクロス・10本の替え芯・替え芯抜き・フィルム貼りツールバッグ |
- IPSパネルでフルHDの画面を備えた液晶ペンタブはコスパが高い上により安い価格の良質な中古品もある
- X Elite Pkusスタイラスペンは高性能な上に独自の「スマートチップ」技術により従来品の2倍の寿命がある
- スタイラスペン・Type Cケーブル・3 in 1 USBケーブル・10本の替え芯など豊富な付属品があるので初心者にも使いやすい
- 3 in 1のUSBケーブルは使い勝手が良いもののそのぶんデスクにスペースが必要なのが残念
ワコム ペンタブ One by Wacom Medium Mサイズ 板タブ CTL-672/K0-C
サイズ | 27.7 x 18.9 x 0.87 cm |
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重量 | 447g |
種類 | 板タブ |
筆圧レベル | 2048レベル |
読み取り可能範囲 | 約216×135mm |
ワイヤレス対応 | 非対応 |
付属品 | ntuos 筆圧ペン(LP-190K)・USBケーブル(1m)・替え芯(標準芯)3本・芯抜きなど |
- ペンタブの日本最大手「ワコム」社の初心者向けモデルで現在Amazonで「ベストセラー1位」の大人気商品
- 読み取り範囲は216×135mmのMサイズでバッテリーフリーの筆圧ペンが付属しながら価格帯が安い
- WindowsとMacの両方のOSに加えてChromebookにも対応しているためオンライン授業のある学生にも最適
- 筆圧レベルが2000台のためディテールまで描きこむことが難しい
- スマホとの連携ができないのが残念
ワコム 13.3インチ 液タブ Wacom One 液晶ペンタブレット 13 (gen.1) オリジナルカスタムブラシセット DTC133W1D
サイズ | 1.46 x 35.7 x 22.5 cm |
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重量 | 1.78kg |
種類 | 液タブ |
筆圧レベル | 4096レベル |
読み取り可能範囲 | 294×166 mm |
ワイヤレス対応 | 非対応 |
付属品 | Wacom One 13 pen・Wacom One X形状ケーブル・ACアダプタ (USB-Aタイプ)・ACアダプタヘッド(0~4個、SKUによって異なる) |
- ワコムの現在「Amazon’s Choice」の人気液タブでありながら良質な中古品が安い価格で販売中
- Android OS(6.0以降)やOTG機能搭載のスマホやタブレットとも連携できる
- 反射しにくいアンチグレア仕様の13.3インチ画面で1920×1080のフルHD液晶に直接ペンで描きこむことができる
- スマホ・タブレット連携はiPhoneとiPadがふくまれないのが残念なところ
- Google PixelなどAndroid端末との連携には別売りの変換アダプタが必要
ワコム ペンタブレット Wacom Intuos Small ワイヤレス クリスタ付き Androidにも対応 TCTL4100WL/K0
サイズ | 200 x 160 x 8.8 mm(最厚部) |
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重量 | 250g |
種類 | 板タブ |
筆圧レベル | 4096レベル |
読み取り可能範囲 | 152×95mm |
ワイヤレス対応 | 対応 |
付属品 | Wacom Pen 4K・USBケーブル(ケーブルバンド付・1.5m)・替え芯(標準芯3本。ペンの中に同梱)・芯抜き(ペンの後ろ側に搭載) |
- Bluetooth搭載でWindowsとMac両方のPCとのワイヤレス接続ができるため板タブでもケーブルがいらない
- 学校で使われることの多いChromebookにも対応した学生向きモデルで現在「Amazon’s Choice」の人気商品
- Android6.0以上のスマホやタブレットとの連携ができてAmazonの人気タブレット・FireHD10とも可能
- Android端末やFireHD10タブレットとの接続には別売りのOTGアダプタが必要なのが残念
- Chromebookのパソコンにはワイヤレス接続ができないのも残念
ペンタブレット(ペンタブ)とは
ペンタブレットとは、パソコンを使ってイラスト制作する際に利用するアイテムです。
「ペンタブ」と略称で呼ばれることも多く、描いたイラストがパソコン画面に表示される「板タブ」と、ディスプレイを搭載している「液タブ」が存在します。
ペンタブは細かく筆圧を検知できる製品が多く、鉛筆やペンで紙に描くようにデジタル描画できるのがメリットです。
ペンタブの種類
ペンタブの主な3つの種類を解説します。
- 板タブレット
- 液晶タブレット
- タブレットPC(スタイラスペン)
板型タブレット
板型タブレット(板タブ)は最も種類の多いペンタブレットです。タブレットの読み取り面とPCのモニタ画面が連動し、モニタを見ながらタブレット上でペンを動かします。
比較的安価で、サイズもバリエーションがあるので、初心者からプロまで幅広く使われています。
液晶タブレット
液晶タブレット(液タブ)は、タッチパネル式の液晶画面に直接描くペンタブレットです。板タブと比較して大型の製品が多く、紙と同じ姿勢で描けるので、ペンタブレットに不慣れな人でもとっつきやすい製品です。
性能は高いですが、板型タブレットと比較して高額です。
タブレットPC
タブレットPCは、iPadなどモバイル機器の液晶画面に、スタイラスペン(タッチペン)を使って文字や絵を書くので、ペンタブレットとは厳密には違います。
板型、液晶のペンタブレットがPCとモニタが必須であることに対し、タブレットPCは、PCが無くても気軽に書くことができます。
タブレットPCで本格的にクリエイティブな活動を行うには、スペックの高いモデルを選ぶ必要があります。
安いペンタブと高価格帯のペンタブの違い
安いペンタブと高価格帯のペンタブの一番の違いは、ディスプレイに直接描けるかどうかにあると言えるでしょう。
これはペンタブの中の板タブと液タブの違いにあり、比較的安い板タブではグラフィック画面に直接ペンで描けません。
板タブに描きこんだ絵が間接的にPC画面に反映される仕組みなので、紙に描くような感覚ではなく独特な慣れが必要です。
比較的価格が高い液タブでは液晶画面にペンで文字やイラストが描きこめるのでより直感的で自由なドローイングが可能。
それでも最近は安い板タブの中にも筆圧が8192レベルの精細なタッチができるモデルが数多くあります。
ショートカットキーがあって使いやすい板タブもあり、安いモデルでも画力を上達させることは十分可能だと言えるでしょう。
ペンタブを使用するメリット
ペンタブを使用するメリットは、以下の3つです。
- 安い費用で新しい絵画体験ができる
- スマホとの連携でどこででもスケッチができる
- 修正も表現も自由自在にできる
安い費用で新しい絵画体験ができる
ペンタブを使用する最大のメリットの1つとして、新しい絵画体験を安く始められる点があるでしょう。
本格的に絵画を始めるには油絵具やイーゼルなどがいりますが、ペンタブに必要なのは基本、専用タブレットとPCなどのデバイスだけ。
液晶ペンタブであればそれ1つだけで紙とペンでは描けない新しいタイプのイラストや漫画やデザインに取り組むこともできます。
新しく絵を始めるのに多くの道具を買いそろえたくはないという方に、ペンタブレットはおすすめです。
スマホとの連携でどこででもスケッチができる
ペンタブを使用するメリットとして、スマホと連携すれば外出先など場所を選ばずに絵を描ける点があります。
デザイナーや建築家や漫画家を目指している方などは、特に自分の絵のアイデアを日ごろからスケッチすることが多いでしょう。
インスピレーションはいつわいてくるか分からないものなので、携帯性が高いスマホやタブレットに描けるペンタブは重宝します。
どこででも手軽にスケッチやメモを残しておきたいという方に、スマホと連携できるペンタブはおすすめです。
修正も表現も自由自在にできる
ペンタブを使用するメリットとして、絵を描く最中の修正が簡単にできたり絵画の表現の幅が広がったりすることもあります。
鉛筆の下書きでも消しゴムで消さねばならず、油絵であれば絵具を布でふきとったりナイフで削り取ったりしなければなりません。
その点、ペンタブなら消しゴム操作で速攻消去が可能。表現面でもズームアップで細部を描きこめたりなど絵の幅が広がります。
できるだけ手間をかけず創造性豊かなイラストを描きたいと思う方に、ペンタブはおすすめです。
ペンタブを使用するデメリット
ペンタブを使用するデメリットは、以下の2つです。
- 紙に描く感覚が薄れてしまう
- 板タブのスマホ連携は有線の場合が多い
紙に描く感覚が薄れてしまう
ペンタブを使用するデメリットとして多くの場合、慣れるまで時間がかかるぶん紙に描く感覚が薄れてしまうことがあります。
ペンタブはスタイラスペンで板タブや液晶画面に描くもので紙とペンとはかなり異なるため、絵描き上手の方でも最初は苦労しがちです。
ただ最近では安いペンタブでも筆圧レベルが最高値の8192のペンを装備したものが多く、紙に描く際の繊細な感覚に近づいています。
それでも紙やキャンバスに描く感覚を非常に大切にしている方には、ペンタブはあまりおすすめできない機器と言えるでしょう。
板タブのスマホ連携は有線の場合が多い
ペンタブを使用するデメリットとして、板タブの主流機能であるスマホ連携に多くの場合、有線接続が必要な点があります。
最近の板タブの多くはAndroid6.0以降のスマホとの連携に対応し、別途購入のOTGケーブルで接続するケースがほとんどです。
デスク回りにケーブルがあるとその分スペースがなくなり、外出先ではケーブルは取り付けるのも折り曲げて収納するのも少々面倒。
一般的に高価になりますがケーブルをなくしたい方は、Bluetooth対応のワイヤレス液タブをおすすめします。
安いペンタブのおすすめメーカー一覧
安いペンタブのおすすめメーカー3つと特徴や評価を解説します。
- Wacom(ワコム)
- XP-Pen(エックスピーペン)
- HUION(フイオン)
Wacom(ワコム)
Wacom(ワコム)は埼玉県に本社を置く電子機器メーカーで、ペンタブの日本国内市場では7割を超えるシェアを持っています。
ワコムのペンタブと言えばプロの漫画家やデザイナーが愛用する本格的な液タブが有名です。
一方で、アマゾンに見られるような初心者向けの板タブも盛況で、「Wacom Intuos」「One by Wacom」などが一番人気です。
プロとしての画力を身につけたい方や趣味でイラストを描きたい初心者など幅広い層にWacomはおすすめのメーカーです。
XP-Pen(エックスピーペン)
XP-Pen(エックスピーペン)は、アメリカのカリフォルニア州に拠点を置くペンタブの開発メーカーです。
日本ではWacomに次ぐ約5パーセント、第2位のペンタブ市場を持っていて国内でも人気が定着しました。
XP-Penは板タブでは「Deco」シリーズ、液タブでは「Artist」シリーズが大人気です。
「Deco」はOTG接続でスマホでも気軽に描ける初心者向けタイプで、「Artist」は軒並み2万円を超えるプロ向けタイプです。
XP-PenはWacomよりも安い価格帯で、コスパの高い初心者用やプロ用のペンタブをお求めの方におすすめします
HUION(フイオン)
HUION(フイオン)は中国のシリコンバレーと呼ばれる深セン市に拠点を置くタブレット製造メーカーです。
HUIONのペンタブと言えば「HS610」と「Kamvas Pro」が大人気です。
「Kamvas Pro」はプロ用の液タブで10万円を超える4K高画質のハイエンドモデルなどが注目を集めています。
一方で板タブの「HS610」では5,000円前後の安さで、android・windows・macに対応した汎用性の高さや多機能性を持っています。
スマホだけで気軽にイラストが描けるパソコン不要の安い板タブが欲しい方にHUIONはおすすめのメーカーです。
安いペンタブの選び方
安いペンタブの選び方を以下の4つのポイントから解説します。
- コストを抑えるなら板型タブレット
- モニタサイズと置き場所でタブレットのサイズを選ぶ
- 目的や環境で使い勝手の良いものを選ぶ
- 対応するペイントソフトで選ぶ
コストを抑えるなら板型タブレット
板型タブレットは種類や価格の幅が広く、価格を重視するなら第一候補に上がります。
安価な製品なら数千円から販売しており、ペンタブレットに興味がある人、PCで絵を描くことに興味を持った人なら十分楽しめる性能を搭載しています。
将来本格的にフォトショップなどで写真のレタッチを行ったり、イラストやマンガを描いていきたい場合は、中~高価格帯の板型タブレットや、低価格帯で性能の良い液晶タブレットを購入する方が、トータルコストが良い場合もあります。
モニタサイズと置き場所でタブレットのサイズを選ぶ
ペンタブレットはPCが必須なので、現在のPC環境での作業スペースに合わせたサイズのペンタブレットを購入する必要があります。
ペンタブレットでイラストや漫画を描くなら、モニタの大きさに合わせてある程度サイズがある方が使いやすいです。
作業用のスペースに対しタブレットが大きすぎると、逆に作業しづらいので、PC周辺の空きスペースも把握しておく必要があります。
目的や環境で使い勝手の良いものを選ぶ
ペンタブレットのスペックは、国内メーカーのWACOM製品も海外製品も、大きな差は無くなってきています。
店頭で試し書きをするなど、自身が使いやすいと感じる製品を選びましょう。
また「イラスト」「画像編集」など、用途に特化した製品もあります。使用目的に合致するか確認してから購入しましょう。
対応するペイントソフトで選ぶ
安いペンタブは対応するペイントソフトで選ぶこともおすすめします。ペイントソフトとは簡単に言えばペンタブのお絵描きツール。
板タブや液タブなどでスタイラスペンを使って絵を描くために必要な画像編集ソフトのことです。
初心者や学生が使いやすいペイントソフトは「pixiv Sketch」「アイビスペイント」「CLIP STUDIO PAINT」など。
特におすすめなのが「アイビスペイント」で広告付きながら無料配信版があり、初心者には充分な多機能性を備えています。
「CLIP STUDIO PAINT」も大人気で100校以上の大学や専門学校で使用されているのでデザインのプロを目指したい方などにおすすめです。
安いペンタブの重要ポイントまとめ
この記事で重要なポイントは以下の5つです。
- どんな場所で何をしたいかで選ぶ。
- 板タブ・液タブはPCが必須。
- どの製品も基本的なスペックは拮抗している。
- 国外メーカーの製品は長いスパンで見る。
- アフターケアの手厚さは要チェック。
ワコム ペンタブ One by Wacom Medium Chromebook 対応 ペン入力専用モデル Mサイズ 板タブ CTL-672/K0-C
この記事を書いたライターからのコメント
私は普通のタブレットでマイクロソフトのノートアプリ「OneNote」に普段からメモを書くことが多いのですが、たまにイラストも描きます。
絵画アプリではない「OneNote」にも描画モードではさまざまな機能があり、絵心のない私でもおもしろいイラストが描けることがあります。
専用のスタイラスペンや絵画アプリを使えば、絵があまり得意でない方でも額縁に飾れるような一枚が描けるかもしれません。
イラストを趣味にしたい方から私のようにたまに絵を楽しみたい方まで、初心者用のペンタブは多くの人におすすめしたい商品です。

ライター:ツバキ
香川県在住。映画や小説が大好きで、文学賞を受賞し1度だけ出版歴あり。現在は「ぐーちょ」で執筆業務を担うなど、Webライターを副業としています。
カメラなどのデジタル機器・デバイスやガジェットに興味があり、「ぐーちょ」で新商品を紹介するときは「すごい、こんなのがあるんだ」と胸を躍らせています。
また50種類以上の植物を育てる自称・園芸家でもあり、植物の記事を書くときもテンションは高めです。
※製品紹介、メリット、デメリットの部分を執筆しました。

