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一人暮らしに最適な300L前後の安い小型冷蔵庫には自動製氷機がないと思いがちですが、実際には製氷機付きモデルも少なからずあります。自動製氷の仕組み上、2ドア型や大きい氷ができるものは中々ありませんが、短時間で製氷する300Lサイズには人気モデルが多くあります。多くは全面ガラス棚で掃除がしやすいため故障もしにくく、簡単なお手入れで自動製氷機の浄水フィルターも清潔に保てます。
一人暮らしだけでなく家族用の冷蔵庫も紹介しますので、ご購入の際のご参考にお役立てください。
ぐーちょ編集部
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一人暮らし向け冷蔵庫のおすすめ17選|省エネや200L以上の大きめサイズ霜取り不要も
目次 閉じる
- 自動製氷機付き冷蔵庫の選び方
- 【大家族向け】自動製氷機付き冷蔵庫のおすすめ5選
- 【2~3人向け(300L~)】自動製氷機付き冷蔵庫のおすすめ4選
- 【一人暮らし向け(2ドアも)】自動製氷機付き小型冷蔵庫のおすすめ2選
- 冷蔵庫の自動製氷機ってどんな仕組み?
- 自動製氷機付き冷蔵庫のメリット
- 自動製氷機付き冷蔵庫のデメリット
- 自動製氷機の掃除の仕方は?
- 給水タンクの浄水フィルターは、どこで売ってる?交換時期目安も合わせてチェック!
- 自動製氷機付き冷蔵庫のおすすめメーカー一覧
- 自動製氷機付き冷蔵庫のQ&A
- 人気の冷蔵庫はこちらの記事もチェック
- 自動製氷機付き冷蔵庫の重要ポイントまとめ
- この記事を書いたライターからのコメント
自動製氷機付き冷蔵庫の選び方
自動製氷機付き冷蔵庫の選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- 必要な容量を考えて選ぶ
- 設置場所に合わせて選ぶ
- 自動製氷機のお手入れ方法で選ぶ
必要な容量を考えて選ぶ
冷蔵庫の容量は製品を選ぶ上で大事なポイントです。容量が少なすぎると何かと不便を感じるので、十分な容量がある製品を選びましょう。
冷蔵庫は容量が増えるほど消費電力が増えるわけではないので、最初の購入費用が高くなることを除けば、容量が大きいことのデメリットは小さいです。少し大きめの製品を選んでおいた方がいいでしょう。
必要な容量の大まかな目安は、常備品のために100L、予備のスペースに70L、これらに家族1人につき70Lを足して計算することで求められます。
例えば、2人暮らしの場合、100+70+(70×2)=310となり、310Lが目安になります。
ただし、計算結果はあくまでも目安なので、頻繁に料理をする場合は多めに、外食が多い場合は少なめにするとよいでしょう。
容量を考えるときは、全体の容量だけでなく、冷蔵室・冷凍室・野菜室など、それぞれの容量を個別に検討することも忘れないでください。
設置場所に合わせて選ぶ
大きめの冷蔵庫を選んだ方が良いとは言っても、台所に置けないようでは困りますし、冷蔵庫の周囲には放熱のためのスペースも必要です。
ドアの開閉にもスペースが必要なので、置けるギリギリのサイズでは使いにくいです。
設置場所の広さを計測して、冷蔵庫本体とドアを開ける際に必要なスペースも計算した上で、少し余裕を持ってドアが開閉できる製品を選びましょう。
また冷蔵庫のドアには、右開きと左開きの製品があり、左右に開く観音開きの製品もあります。
冷蔵庫の設置場所によっては、ドアが開く方向によって使い勝手が悪くなる場合もあります。ドアの開閉方向もチェックした上で購入しましょう。
右側からでも左側からでも開けられる両開きのドアは採用する製品は少ないものの、設置場所に影響されにくいため、どんな間取りでも使いやすいです。
自動製氷機のお手入れ方法で選ぶ
上記の2つは冷蔵庫一般の選び方として共通するものですが、自動製氷機付きの冷蔵庫に限ると、お手入れの方法がチェックすべきポイントの一つとなります。
掃除の仕方のところでも解説しましたが、自動製氷機のお手入れ方法は製品によって異なります。
製氷皿に関しては、自動清掃ができる製品と取り外して洗える製品があります。
前者は手軽であるのがメリットですが、後者はキレイに洗えているか否かが自分の目で確認できるメリットがあります。
また定期的に交換する必要がある浄水フィルターについては、交換する頻度や購入価格、ネットショップなどで簡単に買えるかなどをチェックしておくといいでしょう。
【大家族向け】自動製氷機付き冷蔵庫のおすすめ5選
収納力・容量 | サイズに応じた冷蔵室・野菜室・冷凍室の容量や収納ポケットの多さで評価 |
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コスパ | サイズに応じた相場を基準に機能性の豊富さや製造年の新しさで評価 |
省エネ性能 | 年間電気代の目安や省エネを促進する節電モード・スマート機能の有無で評価 |
お手入れのしやすさ | 自動霜取り機能や取り外し可能な棚、プラズマクラスターなど除菌脱臭効果の有無で評価 |
東芝 冷蔵庫 幅68.5㎝ 551L GR-V550FH
サイズ | 幅685x高さ1833x奥行699(ハンドル部・脚カバー含む:702) mm |
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重量 | 111kg |
容量 | 551L |
ドア数 | 6ドア |
ドア開閉タイプ | フレンチドア |
棚数 | 5段(冷蔵室)・2段(野菜室)・2段(チルド室) |
運転音 | 非公開 |
冷凍室 | 128L |
その他機能 | 急速製氷・急速冷凍など |
省エネ基準達成率 | 100%(2021年度) |
多段階評価 | 3.3 |
年間消費電力量 | 294(kWh/年) |
年間電気代(消費電力料金単価:31円で計算) | 約9,114円 |
カラー | グランホワイト / サテンゴールド |
- 独立した製氷室に加え冷凍室は上下2つに分かれて収納しやすく急速製氷・急速冷凍など機能も豊富
- まんなか2段の野菜室は取りやすく底にはおそうじ口(落とし穴)があるため野菜くずなどのお手入れも簡単
- 600Lサイズの大容量でも目安の年間電気代が9,000円前後になるなど省エネ効果が非常に高い
- Amazonの商品名には「両開き」とあるものの実際は観音開き・フレンチドアなのでご注意を
アイリスオーヤマ 大型冷蔵庫 453L IRSN-45A
サイズ | 幅約68.5×奥行約69.9×高さ約170.1 |
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重量 | 108kg |
容量 | 453L |
ドア数 | 6ドア |
ドア開閉タイプ | フレンチドア |
棚数 | 4段(冷蔵室)・3段(冷凍室) |
運転音 | 非公開 |
冷凍室 | 132L |
その他機能 | 微凍結・急速冷凍・ファン式自動霜取りなど |
省エネ基準達成率 | 100%(2021年度) |
多段階評価 | 3.3 |
年間消費電力量 | 290 kWh |
年間電気代(消費電力料金単価:31円で計算) | 約8,990円 |
カラー | ブラック / シルバー / ホワイト |
- 453Lの中容量モデルでも買い物カゴ2.4個分・132Lの3段に分かれた大型冷凍室を備えて収納力が抜群
- JIS規格でフォースターに当たる最高水準の冷凍性能を備え-1℃から-5℃にするまで92分の急速冷凍にも対応
- まんなかに配置され取り出しやすい2段重の野菜室にはラップなしでも野菜の鮮度を保つ低音野菜室もあり
- 総容量が453Lのため4人以上の家族のご家庭にはやや足りない可能性もあり
- 商品名に「両開き」とあるものの実際は観音開き・フレンチドアなのでご注意を
シャープ 冷蔵庫 502L SJ-X508K
サイズ | 幅685x高さ1833x奥行699(ハンドル・調節脚部カバー含む:704) mm |
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重量 | 91kg |
容量 | 502L |
ドア数 | 6ドア |
ドア開閉タイプ | フレンチドア |
棚数 | 5段(冷蔵室)・3段(冷凍室) |
運転音 | 非公開 |
冷凍室 | 170L |
その他機能 | 急速冷凍・プラズマクラスターイオン除菌脱臭など |
省エネ基準達成率 | 100%(2021年度) |
多段階評価 | 3.4 |
年間消費電力量 | 291 kWh |
年間電気代(消費電力料金単価:31円で計算) | 約9,021円 |
カラー | アッシュシルバー |
- 約5人用の500Lサイズで170L・3段階の大容量冷凍庫や独立製氷室があり急速製氷や急速冷凍にも対応
- シャープ独自の「プラズマクラスターイオン」により除菌脱臭効果があるため汚れにくくお手入れも簡単
- 年間電気代が9千円前後で「節電25」モードにより未使用時に製氷機能が止まるなどの省エネ効果を発揮
- 冷凍室がメガフリーザー仕様である分、野菜室が73Lになるのは大家族用としてやや物足りない
日立 冷蔵庫 485L R-H49T
サイズ | 幅650x高さ1833x奥行651 mm |
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重量 | 99kg |
容量 | 495L |
ドア数 | 6ドア |
ドア開閉タイプ | フレンチドア |
棚数 | 5段(冷蔵室) |
運転音 | 非公開 |
冷凍室 | 121L |
その他機能 | トリプルパワー脱臭・まるごとチルドなど |
省エネ基準達成率 | 100%(2021年度) |
多段階評価 | 3.5 |
年間消費電力量 | 276 kWh |
年間電気代(消費電力料金単価:31円で計算) | 8,556円 |
カラー | シルバー |
- 肉のうまみ成分の流出を抑える急速冷凍に対応し、トリプル脱臭機能により衛生的に使えてお手入れも簡単
- 600L大容量でも目安の年間電気代が9,000円を切り、節電モードも備えて省エネ性能が非常に高い
- 氷結手前の-1℃を保つ「特鮮氷温ルーム」や、間接冷却で鮮度を保つ「うるおい野菜室」など機能も豊富
- 4~5人用サイズとしては他機種と比べて現在価格がやや高めになるのが残念なところ
三菱電機 冷蔵庫 495L MR-WZ50J
サイズ | 幅650x高さ1833x奥行650(脚カバー含む:660) mm |
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重量 | 114kg |
容量 | 495L |
ドア数 | 6ドア |
ドア開閉タイプ | フレンチドア |
棚数 | 5段(冷蔵室) |
運転音 | 非公開 |
冷凍室 | 90L |
その他機能 | AIによるお手入れお知らせ・スマホ連携など |
省エネ基準達成率 | 104%(2021年度) |
多段階評価 | 3.8 |
年間消費電力量 | 263 kWh |
年間電気代(消費電力料金単価:31円で計算) | 約8,153円 |
カラー | グレージュ / ホワイト / ブラウン |
- 独立製氷室を備えた冷凍室には、自動製氷・急速製氷・急速冷凍・解凍の4つのモードあり
- 製氷機の水の通り道は丸洗い対応でお手入れしやすく、ウレタン断熱構造により省エネ性能が高い
- 全室に独立したAI機能があり、温度や湿度のセンサーにより適切な管理ができてスマホとの連携も可能
- 冷凍室の容量は91Lであまり大きくなく高価格のため、AI機能を使わない方にはコスパがやや低めになる
【2~3人向け(300L~)】自動製氷機付き冷蔵庫のおすすめ4選
東芝 冷蔵庫 幅60.0㎝ 411L 右開き GR-V41GH
サイズ | 幅600x高さ1816x奥行692(ハンドル部・脚カバー含む:703) mm |
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重量 | 85kg |
容量 | 411L |
ドア数 | 5ドア |
ドア開閉タイプ | 右開き(左開きもあり) |
棚数 | 5段(冷蔵室)・2段(野菜室) |
運転音 | 非公開 |
冷凍室 | 91L |
その他機能 | 自動霜取り・急速製氷・急速冷凍 |
省エネ基準達成率 | 78%(2021年度) |
多段階評価 | 2.5 |
年間消費電力量 | 315 kWh |
年間電気代(消費電力料金単価:31円で計算) | 約9,765円 |
カラー | マットホワイト |
- 独立した製氷室に加え、91Lの大容量冷凍室があり自動製氷・急速製氷・急速冷凍に対応
- 全段ふきやすく頑丈な強化ガラス棚を採用し、野菜室の底には落とし穴があるなどお手入れが簡単
- まんなかに配置された取り出しやすい野菜室は気密性が高いため、野菜などが乾燥しにくい構造に
- 省エネ達成基準が78%(2021年度)、省エネ性能の多段階評価が2.5と共にスコアが低い
ハイセンス 冷蔵庫 358L HR-G3601
サイズ | 幅598x高さ1740x奥行665 mm |
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重量 | 84kg |
容量 | 358L |
ドア数 | 3ドア |
ドア開閉タイプ | 右開き |
棚数 | 5段(冷蔵室) |
運転音 | 20db |
冷凍室 | 77L |
その他機能 | 急速製氷・脱臭・節電モードなど |
省エネ基準達成率 | 100%(2021年度) |
多段階評価 | 2 |
年間消費電力量 | 346 kWh |
年間電気代(消費電力料金単価:31円で計算) | 10,726円 |
カラー | ホワイト |
- 丸洗いできる製氷皿に加え、製氷ボタンの長押しで吸水パイプの水洗いができるため自動製氷機のお手入れが簡単
- まんなか配置の野菜室は鮮度を保つ冷気ガードがあり、底面におそうじ口があるため野菜くずのお手入れも簡単
- 周囲の温度が20℃の場合わずか20dbの静音運転になるため、寝室などキッチン以外の置き場所にも最適
- 多段階評価は2で、350L台の小型でも目安の年間電気代が1万円を超えるなど省エネ性能は低め
パナソニック 冷蔵庫 365L NR-C374GC
サイズ | 幅590x高さ1807x奥行633(脚カバー含む:636) mm |
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重量 | 76kg |
容量 | 365L |
ドア数 | 3ドア |
ドア開閉タイプ | 右開き |
棚数 | 5段(冷蔵室) |
運転音 | 非公開 |
冷凍室 | 68L |
その他機能 | AIエコナビ・急速冷凍・脱臭 |
省エネ基準達成率 | 101%(2021年度) |
多段階評価 | 2 |
年間消費電力量 | 341 kWh |
年間電気代(消費電力料金単価:31円で計算) | 10,571円 |
カラー | グレイスゴールド / グレイスホワイト / サテンゴールド / ダークブラウン |
- 自動製氷機能のある61Lの冷凍室には製氷室もあり、室内にあるボタン1つで急速冷凍にも対応
- 365Lの小型サイズでも、2Lのペットボトルが縦に置けるほど88Lの大容量・野菜室がある
- ドアのタッチ部分に抗菌ハンドルを使ったり、Ag抗菌脱臭効果があるなど汚れにくくお手入れが簡単
- 庫内センサーを利用した「AIエコナビ」は省エネ効果があるものの、価格が高めになるのが残念
SHARP 冷蔵庫 SJ-G417J-W 412L プラズマクラスター どっちもドア
サイズ | 幅600x高さ1820x奥行698(ハンドル・調節脚部カバー含む) mm |
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重量 | 92kg |
容量 | 412L |
ドア数 | 5ドア |
ドア開閉タイプ | 両開き(左右開き) |
棚数 | 5段(冷蔵室) |
運転音 | 20db |
冷凍室 | 121L |
その他機能 | プラズマクラスター脱臭・急速製氷・急速冷凍 |
省エネ基準達成率 | 100%(2021年度) |
多段階評価 | 3.8 |
年間消費電力量 | 252 kWh |
年間電気代(消費電力料金単価:31円で計算) | 7,812円 |
カラー | ホワイト |
- 約400Lの中型ながら121Lの大容量・冷凍室があり、急速製氷・急速冷凍ともに対応
- シャープ独自のプラズマクラスターイオンによる除菌脱臭で、庫内が汚れにくくお手入れも簡単
- 年間電気代が目安8,000円を切る省エネ製品で、両開きのどっちもドアにより置き場所が自由自在
- 3人用のサイズとして節電効果は高いものの、AIなどの多機能性がないにも関わらず価格がやや高め
【一人暮らし向け(2ドアも)】自動製氷機付き小型冷蔵庫のおすすめ2選
日立 冷蔵庫 315L R-V32SV
サイズ | 幅540x高さ1735x奥行655 mm |
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重量 | 61kg |
容量 | 315L |
ドア数 | 3ドア |
ドア開閉タイプ | 右開き |
棚数 | 3段(冷蔵室)・2段(冷凍室) |
運転音 | 非公開 |
冷凍室 | 66L |
その他機能 | 急速製氷・急速冷凍・除菌など |
省エネ基準達成率 | 104%(2021年度) |
多段階評価 | 2.1 |
年間消費電力量 | 324 kWh |
年間電気代(消費電力料金単価:31円で計算) | 10,044円 |
カラー | ライトゴールド / ブリリアントブラック |
- 66L総容量の冷凍室は整理しやすい2段構造で、上段には使用頻度の高い製氷と急速冷凍コーナーがある
- 肉や魚の鮮度を保つ「うるおいチルド」や、野菜の乾燥を抑える「うるおい野菜室」など機能性も豊富
- 年間電気代はやや高いものの、庫内灯の自動減灯などの節電モードがあり一定の省エネ効果あり
- 本機のように自動製氷機能がついている冷蔵庫の最小サイズは大体300L前後であり、一人暮らしにはやや大きい
三菱電機(MITSUBISHI ELECTRIC)MR-C33H
サイズ | 600×656×1698mm |
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重量 | 63kg |
容量 | 330L |
ドア数 | 3 |
ドア開閉タイプ | 右開き |
棚数 | 4 |
運転音 | ― |
冷凍室 | 〇 |
その他機能 | 2段チルド、全段ガラスシェルフ |
省エネ基準達成率 | 95%(2021年度) |
多段階評価 | 1.8(2021年度) |
年間消費電力量 | 360kWk/年 |
年間電気代 | 11,106円 |
- 加工食品や肉や魚などがたっぷり入る2段チルド
- 手入れが楽なガラス棚を採用、下の棚はスライド式で奥にスライドさせると飲料なども入る
- 冷蔵室のドアはフリーアクセスデザインで、横や下のどこを持っても開け閉めしやすい
- あまり大きな差ではありませんが、省エネ性能はあまり高い製品ではありません。
冷蔵庫の自動製氷機ってどんな仕組み?
自動製氷機で氷を作る場合も、製氷皿に水を張り、凍ったらケースにひっくり返すという手順を踏むのは自分で氷を作る場合と同じです。
これらの手順が自動化されているのが自動製氷機です。メーカーや製品によって多少の違いはありますが、以下のような仕組みで氷が作られます。
水は冷蔵室にある給水タンクに入れておきます。水は給水タンクから冷凍室にある製氷皿にポンプで送られ、製氷皿の水が凍って氷ができたら貯氷ケースにひっくり返されます。
貯氷ケースにはセンサーがあり、規定の量まで氷が溜まるまで上記を繰り返します。一定の氷が溜まると製氷が止まり、氷が消費されるとセンサーが検知して製氷を再開します。
メーカーが自動製氷について解説している以下のようなページもあります。興味がある方はご覧になってください。
参考
「自動製氷」のいろいろな疑問・・・一気にお答えします!|冷蔵庫|サポート・お問い合わせシャープ
自動製氷機付き冷蔵庫のメリット
自動製氷機付き冷蔵庫のメリットは、以下の3つです。
- 氷を作るタイミングを考える必要がない
- 常に一定の量の氷が冷蔵庫にストックされる
- 無駄な出費を抑えられる
氷を作るタイミングを考える必要がない
夏場に氷を大量に使用する家庭では、次々と氷を作らないと消費する量に追いつきません。
製氷皿に水を張って、氷ができた頃を見計らってケースに氷を移し、次の水を張るという作業を繰り返すことになります。案外面倒な作業です。
自動製氷機があれば、氷ができたタイミングで勝手に氷が貯氷ケースに移され、次の製氷が始まります。放っておいても勝手に氷が次々と出来ていくのはとても便利です。
常に一定の量の氷が冷蔵庫にストックされる
飲み物に入れたり、かき氷を作ったりする以外にも、急に氷が必要になることがあります。
急な発熱で氷で頭を冷やしたいときや、捻挫などでアイシングをしたいというようなとき、氷が必要になってから作り始めるのでは時間がかかってしまいます。
自動製氷機があれば、常に一定量の氷がストックされるので、急に氷が必要になったときでも問題なく対処できます。
無駄な出費を抑えられる
急に氷が必要になったとき、近所のコンビニやスーパーに行って氷を買ってくる場合もあるかもしれません。
急場をしのぐためには仕方のないことではありますが、冷蔵庫に氷があれば買わずに済んだわけですから、無駄な出費だったと言えるでしょう。
自動製氷機で常に氷がある状態がキープできれば、必要のない氷を買う費用を支払わずに済みます。
自動製氷機付き冷蔵庫のデメリット
自動製氷機付き冷蔵庫のデメリットは、以下の2つです。
- お手入れの手間やコストがかかる
- 製氷のためのスペースが必要になる
お手入れの手間やコストがかかる
自動製氷機は勝手に氷を作ってくれる優れものですが、定期的にお手入れをする必要があります。
掃除の仕方については別に解説していますが、お手入れの手間がかかるのは自動製氷機のデメリットの一つです。
また自動製氷機には浄水フィルターが装備されていて、定期的な交換が必要になります。
浄水フィルターの交換頻度は高くないとはいえ、ランニングコストがかかるのもデメリットといえます。
製氷のためのスペースが必要になる
自動製氷機には、冷蔵室に給水タンクやポンプ、冷凍室に貯氷ケースを設けることが必要になります。これらを置くためのスペースが冷蔵庫内部に必要になります。
比較的大きな冷蔵庫の場合、スペースの問題はあまり大きくありません。
しかし、一人暮らしの人がコンパクトなサイズの自動製氷機付きの冷蔵庫を探す場合、そのような製品は少なく選択肢が限られます。
自動製氷機の掃除の仕方は?
製品によって掃除の仕方は違いますが、一般的には給水タンクや浄水フィルターの掃除が必要になります。基本的に洗剤や漂白剤は使わず、水洗いのみです。
製氷皿については、取り外して洗える場合と、清掃機能を使って洗い流す場合があります。
取り外せる場合も、製氷皿表面のコーティングを保護するため、洗剤等は使わず水洗いをするだけの製品が多いです。
下はメーカーのお客さまサポートのページです。参考にしてください。もっとも、製品によって掃除の仕方は変わりますから、詳細は取扱説明書などを確認してください。
参考
給水タンクや浄水フィルターのお手入れ方法を知りたいです。日立の家電品
給水タンクの浄水フィルターは、どこで売ってる?交換時期目安も合わせてチェック!
給水タンクの浄水フィルターが売られているのは、主にAmazonや楽天市場などのネット通販サイトです。
ダイソーなどの百均や、ヤマダ電機などの家電量販店、コメリなどのホームセンターには多くの場合ないようです。
浄水フィルターの交換時期の目安は大体3~4年、給水タンクから外したフィルターを手で触ってネバネバしていたら交換が必要。
ただし月に1回は水洗いをしている方であれば、多くの場合もっと長く同じ浄水フィルターを使い続けることができるでしょう。
自動製氷機付き冷蔵庫のおすすめメーカー一覧
自動製氷機付き冷蔵庫のおすすめメーカー6つと特徴や評価を解説します。
- SHARP (シャープ)
- 日立
- ハイセンス
- Panasonic(パナソニック)
- 三菱電機
- 東芝
SHARP (シャープ)
SHARPは、独自技術プラズマクラスターで有名なメーカーです。
プラズマクラスターは冷蔵庫でも多くの製品に搭載されていて、庫内の浮遊菌の除菌ができます。左右のどちら側からでも開閉できる「どっちもドア」も便利です。
自動製氷機の機能としては、通常サイズよりも大きな氷を作れる機能を搭載した製品があります。小さい氷は溶けるのが早すぎると感じている人におすすめです。
日立
日立は、冷蔵室がまるごとチルドルームとして使える「まるごとチルド」や、温かい食品も素早く冷やせる「サッと急冷却」というような優れた機能を備えた冷蔵庫を販売しているメーカーです。
本体幅880mm、容量735Lの大型の冷蔵庫も販売していて、たっぷり食材が保管できる大きな冷蔵庫を探している人は是非チェックしておきたいメーカーです。
ハイセンス
ハイセンスは中国のメーカーで、2010年には日本法人としてハイセンスジャパンを設立しています。
同程度の容量の日本メーカーの製品と比較すると、やや低価格で販売されている場合が多く、コスパ重視で選びたい人におすすめのメーカーです。
自動製氷機付きの冷蔵庫のラインナップはあまり多くありませんが、お買い得な製品が多いのでチェックしてみてください。
Panasonic(パナソニック)
Panasonic(パナソニック)は国際ブランドでもある日本の家電最大手の1つで、幅広いサイズで自動製氷機付き冷蔵庫を販売しています。
大きな特徴は独自のフラットスチールドアの採用でキッチン映えするスリムな外観や節電を促進する「AIエコナビ」があることです。
Panasonicの自動製氷機付き冷蔵庫は、おしゃれなデザインや大型冷蔵庫でも省エネ性能に優れたモデルをお探しの方におすすめします。
三菱電機
三菱電機も日本の家電最大手の1つで、自動製氷機つき冷蔵庫としては「まるごとクリーン清氷」機能がある点で人気を集めています。
「まるごとクリーン清氷」とは浄水フィルターを始め、製氷皿・ポンプ・パイプなど製氷機のパーツを外して丸ごと洗える機能のこと。
「全室独立おまかせA.I.」の節電効果も高く、三菱電機の冷蔵庫は自動製氷機のお手入れが簡単なモデルをお探しの方におすすめです。
東芝
東芝もまた日本の総合家電メーカーの1つで、自動製氷機付き冷蔵庫の多くのモデルで冷凍機能の豊富さが光っています。
野菜をそのまま冷凍できたり一気冷凍できたりする「切り替え冷凍室」に加え、-18℃まで冷やす「オートパワフル冷凍」機能も搭載。
他にも肉や魚の鮮度を上げる「氷氷結チルド」や食材に適した温度や湿度にする「うるおい冷蔵室」も人気の秘訣です。
東芝は、豊富な冷凍機能や、長期的な保存性能、スマホ連携の節電機能がある冷蔵庫をお探しの方におすすめのメーカーです。
自動製氷機付き冷蔵庫のQ&A
給水タンクの浄水フィルターが汚れやすいので困っています。できれば外しておきたいのですが、常に付けておかないといけませんか?
基本的には常に付けておかねばなりません。汚れていることで分かるよう浄水フィルターには水道水から給水タンクのパイプについた汚れを取る大切な役割があります。3~4年たってネバネバしている場合は交換が必要です。
冷蔵庫の安い時期はいつですか?
冷蔵庫の安い時期は実店舗であれば他の家電商品と同じく3月か、ボーナス時期の7月や12月になります。3月は特に新発売に伴う型落ち品の売り尽くしセールがあるため、店舗でもネット並みに安く買える時があります。
人気の冷蔵庫はこちらの記事もチェック
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自動製氷機付き冷蔵庫の重要ポイントまとめ
自動製氷機付き冷蔵庫の重要なポイントは以下の3つです。
- 常に一定量の氷がストックされる自動製氷機はとても便利
- 便利な自動製氷機だが定期的なお手入れが必要
- 一人暮らしにおすすめの比較的小型の自動製氷機付き冷蔵庫もある
この記事を書いたライターからのコメント
私の家ではシャープの自動製氷機つき冷蔵庫を使って便利なのですが、給水機の水の交換など手間がかかることもあります。
特に夏場は3日に1回は交換が必要になり、できた氷で製氷室が埋まるまでに10時間以上かかるため朝の日課になっています。
というのも昼や夕方に給水すると夜寝ている最中に氷が突然ガタンと落ちてビックリすることがあるからで、皆さんも注意が必要です。
ただ今回ご紹介したような最新機種には急速製氷機能があるものが多く、他の点でも改善されていることが多いでしょう。
ライター:ツバキ
香川県在住。映画や小説が大好きで、文学賞を受賞し1度だけ出版歴あり。現在は「ぐーちょ」で執筆業務を担うなど、Webライターを副業としています。
カメラなどのデジタル機器・デバイスやガジェットに興味があり、「ぐーちょ」で新商品を紹介するときは「すごい、こんなのがあるんだ」と胸を躍らせています。
また50種類以上の植物を育てる自称・園芸家でもあり、植物の記事を書くときもテンションは高めです。
※製品紹介、給水タンクの浄水フィルターは、どこで売ってる?、メーカー(Panasonic(パナソニック)・三菱電機・東芝)、Q&Aの部分を執筆しました。