


目次
フライパンで揚げ物は危険?
フライパンで揚げ物が危険なのは、発火しやすい環境であるからです。浅く広いフライパンは熱が油に伝わりやすく、自分で思っているよりも油が高温になるため引火、発火しやすく火災の原因にもなります。
340度を超えたあたりで自然発火が起こるので、フライパン調理の際は特に温度の確認やその場を離れないようにしましょう。温度管理ができれば食材同士がくっつきづらくカラッとあがりやすいといった利点があるフライパンでの揚げ物はおすすめです。
フライパンで揚げ物をする場合に最適な油の量は?
フライパンで揚げ物をするときの油の量は「フライパンの深さの半分以下」を目安にしてください。
揚げ物といえばたっぷりの油で揚げるイメージですが、フライパンで揚げる場合はそうではありません。たっぷりの油で揚げ物をすると、油が飛び散ってしまい掃除が大変になってしまうでご注意を。
なみなみと油を注がないので、食材を入れたら両面をしっかり揚げられるように、時々ひっくり返すことを忘れないでください。
フライパンで揚げ物をするコツ
フライパンで揚げ物をする際のコツは3つあります。まず1つ目は、食材を小さめに切ることです。揚げる時間を短くすることでカラッと仕上がります。
2つめは油を入れすぎないことです。油が多いと、浅いフライパンでは油ハネが多くなります。食材の半分程度を目安にしましょう。
3つめは油の温度管理です。温度計がなくても、菜箸の先に衣をつけて泡で温度を確認する方法があります。下記を目安にしてください。
●先から細かい泡
150〜160度、根菜類におすすめの温度
●油につけたところ全体から泡
170〜180度、揚げ物をするときの基本的な温度
●勢いの良い大きめの泡
180〜200度、魚介類など水分の多い食材に適した温度
揚げ物の後のフライパンの片付け・処理のポイント
フライパンで揚げ物をした後の油は少量ですが、排水口から流すのは痛みの原因になるのでやめましょう。また、火傷や発火を避けるため油が冷めてから処理を行うのがポイントです。
フライパンにも全体的に油がついているので、しっかり拭き取ってから洗いましょう。それではいくつか油の片付け方法をご紹介します。
●牛乳パックに入れる
新聞紙やキッチンペーパーなどを入れた牛乳パックに油を注ぎ、しっかりと蓋をガムテープなどでとめて保管・処分します。
●新聞紙やキッチンペーパーを使用する
新聞紙などに油を染み込ませ、袋に入れて保管、処分します。
●オイルポットで再利用する
オイルポットに油を注いで次回の調理に使用します。オイルポットは100均でも販売されています。
●市販の凝固剤を使用する
油に入れて固め、捨てやすくする商品を使用します。業務スーパーのカタメリーナや、カビキラーなどで有名なSCJohnsonの固めるテンプルがおすすめです。
フライパンのおすすめメーカー
フライパンのおすすめメーカーは、以下の3つです。
- 和平フレイズ(Wahei freiz)
- ティファール
- パール金属(PEARL METAL)
和平フレイズ(Wahei freiz)
和平フレイズは、誰もが1度は聞いたことがある「レミパン」で有名なremyのフライパン販売もしています。1951年から続く歴史ある和平フレイズ自社ブランドのキッチン用品はどれも実用的かつおしゃれと好評です。
真っ白でシンプルな「YOHAKU」、アルミ製のスキレットのような「Dish&Chill」など、お気に入りがきっとみつかるおすすめのメーカーです。
ティファール
電気ケトルやフライパンなど調理器具でで有名なティファールは、1956年にフランスで設立された会社です。当時はティファールといえば本当にこびりつかないフライパンとして有名になり、大好評でした。
さらに現在でも、フライパンが温まったことを知らせてくれるティファール独自の特許技術や耐久性のあるチタンコーティングなど日々進化している会社です。
パール金属(PEARL METAL)
パール金属は、キッチン用品だけでなくリビング用品やアウトドア用品、パーティグッズなどを開発、販売している会社です。日本国内だけでなく、自社製品の輸出にも挑戦しており、2020年にはシカゴの展示会にも出店しています。
シンプルですが独特なデザインは、人と少し違うものが欲しい方におすすめです。また、アウトドア好きの方なら聞いた事があるアウトドアブランド「キャプテンスタッグ」はパール金属の自社ブランドです。
揚げ物もしたいときのフライパンの特徴と選び方
揚げ物もしたいときのフライパンの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- 深さのあるフライパンを選ぶ
- 素材でフライパンを選ぶ
- 厚みのあるフライパンを選ぶ
深さのあるフライパンを選ぶ
深さのあるフライパンを選ぶことで、周辺への油のハネを減らせます。ヤケドの可能性とキッチン周りの油汚れの量が減り、浅めのフライパンより片付けも楽です。
片付けの際も、浅めのフライパンだと少しの揺れで油をこぼしてしまいがちですが、フライパンに深さがあれば心配ありません。
少し大きめの食材でも対応できるので深めのフライパンをおすすめします。
素材や加工技術でフライパンを選ぶ
フライパンは素材によって特徴が変わります。
鉄
熱伝導率が良く、フライパンが温まるスピードが早くサッと調理できます。値段も安いものが多いのですが、重いので女性には扱いづらい、使用後は洗剤で洗わずに火にかけて乾かすといった手間がかかります。
アルミニウム
安価で売られているフライパンはアルミ製であることが多いです。とても軽く、また熱伝導率も良いので早く温まります。耐久性はあまりよくありません。
ステンレス
見た目もスタイリッシュで飲食店でもよく使われているのがステンレスのフライパンです。温まるのが遅いのですが、冷めるのも遅いので、食材が冷めにくく余熱調理にも使用できます。
チタン
チタン製のフライパンは鉄やステンレスより軽量で、耐久性にも優れています。冷めにくいので保温にも適していますが、表面のコーティングが剥がれると食材がくっつきやすくなります。
銅
銅でできたフライパンは、熱伝導率が高くさらに殺菌効果も期待できるとプロの料理人の間でも人気の高いフライパンです。
一般的に家庭用として販売されているフライパンは、何かしらのコーティングがされているものが多いのですが、銅のフライパンはコーティングなしでもサビに強いのがメリットです。
セラミック
セラミック製のフライパンは、フライパンそのものがセラミックでできているわけではありません。金属をセラミックでコーティングした真っ白のものがセラミックのフライパンです。
見た目も良く耐久性のあるフライパンですが、高温調理するとコーティングが剥がれやすくなる恐れがあるため揚げ物にはあまりおすすめしません。
テフロン加工
商品によっては、フッ素樹脂やポリテトラフルオロエチレンなどと呼ばれています。フライパン加工素材の中でもポピュラーです。食材のくっつきや焦げ汚れなどが付きにくく落ちやすい、安価で便利な加工です。
テフロン加工のフライパンの場合、250℃辺りでテフロン加工の劣化が始まると言われています。しかし、揚げ物は160℃~200℃で行うのが一般的ですので心配ありません。
厚みのあるフライパンを選ぶ
薄いフライパンは軽量で女性の普段使いには良いのですが、熱が逃げやすい、急激に温まり必要以上に高温になってしまうなどデメリットもあります。一方厚みのあるフライパンでは、薄いものと比べると温まるのに時間がかかりますが1度温まると冷めにくいのがメリットです。
高温になりすぎた油で揚げ物をすると、表面だけが焦げて中が半生といった事態になりかねないので、揚げ物を目的としたフライパン選びでは、厚みのあるフライパンを選びましょう。
揚げ物もできるフライパンのおすすめ人気ランキング10選
おすすめの揚げ物もできるフライパンを紹介します。
【10位】エバークック フライパン
最初に紹介するおすすめの揚げ物もできるフライパンは、「エバークック フライパン」です。
サイズ | 40×23×6cm |
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重量 | 580g |
素材 | アルミニウム |
カラー | レッド |
メーカー保証 | 1年 |
- 独自のアンカー構造で食材がツルッとすべるほど焦げ付かない
- 汚れもササッと洗いでOK
- 耐摩耗性試験を50万回クリア
【9位】サーモス フライパン
次に紹介するおすすめの揚げ物もできるフライパンは、「サーモス フライパン」です。
サイズ | 44×25.5×8cm |
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重量 | 0.9kg |
素材 | 本体/アルミニウム合金、はり底/ステンレス鋼 (クロム13%) 、取っ手/フェノール樹脂 |
カラー | レッド |
対応熱源 | ガス火・IH |
- じっくりまんべんなく熱が広がるので焼きムラが発生しにくい
- 硬質フィラーを配合した、耐久性コーティング
- 超深型設計なので炒めものから揚げ物まで幅広く使える
【8位】Ballarini バッラリーニ 深型フライパン」
次に紹介するおすすめの揚げ物もできるフライパンは、「Ballarini バッラリーニ 深型フライパン」です。
サイズ | 42.5×24.6×9.6cm |
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重量 | 0.76kg |
素材 | 本体/アルミニウム 、取っ手/フェノール樹脂 |
カラー | ブラック |
対応熱源 | ガス火 |
- バッラリーニ独自のグラニチウムコーティング
- 金属ヘラが使用できるほどの硬さで、焦げ付きにくい
- 厚みのある底なので耐久性抜群
【7位】リバーライト 炒め鍋
次に紹介するおすすめの揚げ物もできるフライパンは、「リバーライト 炒め鍋」です。
サイズ | 22×38.2×12.3cm |
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重量 | 0.712kg |
素材 | 本体/鉄 、取っ手/木製 |
カラー | ブラック |
対応熱源 | ガス火 |
- 表面が特殊熱処理が施されているのでサビにくい
- 油馴染みが良いので食材が焦げ付かない
- 10年以上使用できる
【6位】ラバーゼ フライパン
次に紹介するおすすめの揚げ物もできるフライパンは、「ラバーゼ フライパン」です。
サイズ | 20.2×31.5×10.2cm |
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重量 | 0.55kg |
素材 | 本体/鉄 、取っ手/アルミニウム合金 |
カラー | ブラック |
対応熱源 | ガスコンロ、IH、オーブン |
- 料理研究家「有元葉子」のキッチンブランド
- 高温で一気に調理可能
- オーブンにも使用できる
【5位】タフコ フライパン
次に紹介するおすすめの揚げ物もできるフライパンは、「タフコ フライパン」です。
サイズ | 29×48×11cm |
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重量 | 0.63kg |
素材 | 本体/アルミダイキャスト、内面/人工ダイヤモンド配合マーブル塗装、取っ手/フェノール樹脂 |
カラー | ブラック |
対応熱源 | ガス火 |
- マーブル加工とダイヤモンド粒子配合で耐久性抜群
- 角が丸いものであれば金属ヘラも使える
- 内面に凹凸がないので洗いやすい
【4位】北陸アルミ 深型フライパン
次に紹介するおすすめの揚げ物もできるフライパンは、「北陸アルミ 深型フライパン」です。
サイズ | 41.4×22.9×7.3cm |
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重量 | 530g |
素材 | 本体/アルミニウム合金(マグネシウム合金)、取っ手/天然木 |
カラー | センレンキャスト |
対応熱源 | ガス火 |
- 高密度の4層構造と硬質のセラミックダブル配合で耐久性抜群
- 重さは530gと軽量
- 信頼の富山県高岡製
【3位】パール金属 フライパン
次に紹介するおすすめの揚げ物もできるフライパンは、「パール金属 フライパン」です。
サイズ | 38.5×21×11cm |
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重量 | 481g |
素材 | 本体/アルミニウム合金、取っ手/フェノール樹脂、アルミニウム |
カラー | ブラック |
対応熱源 | ガス火 |
- 3つの層で耐久性に優れている
- 金属ヘラも使えるブルーダイヤモンドコーティング
- 取っ手が一体成形なので洗いやすい
【2位】ティファール フライパン
次に紹介するおすすめの揚げ物もできるフライパンは、「ティファール フライパン」です。
サイズ | 44.8×26.5×11.2cm |
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重量 | 0.91kg |
素材 | 本体/アルミニウム、取っ手/フェノール樹脂 |
カラー | グランブルー |
対応熱源 | ガス、電気プレートコイル、セラミックヒーター、ハロゲンヒーター |
- 5つの層で耐久性抜群
- 「お知らせマーク」で食材を入れるベストなタイミングを逃さない
- 使いはじめのこびりつきにくさが、長期間持続
【1位】和平フレイズ フライパン
次に紹介するおすすめの揚げ物もできるフライパンは、「和平フレイズ フライパン」です。
サイズ | 55.3×33.1×14cm |
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重量 | 0.99kg |
素材 | 本体/アルミニウム合金、内面/ふっ素樹脂加工 |
カラー | オレンジ |
対応熱源 | ガス |
- 耐摩耗試験を30万回クリアするほどの耐久性
- たっぷり調理できる大型サイズ
- 軽い使い心地で手に負担がかからない
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17% オフ揚げ物もできるフライパンの重要ポイントまとめ
揚げ物もできるフライパンの重要なポイントは以下の3つです。
- フライパンで揚げ物をするときは、目を離さない
- 深さのあるフライパンを選ぶ
- 鉄・アルミニウムなど素材や加工技術の違いから選ぶ
フライパンで揚げ物をすると食材がカラッと揚がり、よりおいしく食べられます。各種製品により様々な特徴(アルミニウム、鉄など)があるので、購入する際にはぜひ参考にしてください。
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