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いつものクラシックをより上質に聴きたいならコレ!クラシックにぴったりなスピーカーの選び方。1日の終わりは大好きなクラシックを聴いて過ごすのが癒しという方も多い昨今、再生するスピーカーを改めて見直してみることで、ご自身が求めている「最も心地よいと感じる音」との出会いを今一度捜してみてはいかがでしょうか。




クラシック曲用スピーカーの選び方

既にご存知の方も多いかと思いますが、クラシックは様々な楽器が音が一斉に音色を奏でている為、全音域ごとに異なる周波数(ヘルツ)と音の大きさ、密度を表すdb(デシベル)が再生するスピーカーと合っていないと音が破綻してしまいあまりいい音とは感じない場合が意外と多くあります。

逆にクラシックと相性の良いスピーカーを使用することでそれまでは感じることのなかった音楽的表現に出会い、収録されているのに気がつかなかった楽器の音まで聴こえて感動することもあります。それではクラシックにぴったりなスピーカーの選び方の基準となるポイントをご紹介していきます。

ダイナミックレンジのdb(デシベル)の数値

「ダイナミックレンジ」とは、小さい音から大きい音まで再現できる幅のことですが、これ数値が広ければ広いほど音の強弱が大きくなり、よりリアリティーのある表現が可能になります。ダイナミックレンジは別名db(デシベル)と呼ばれ、クラシックの場合ですと100dbと言われているため、スピーカーのダイナミックレンジが【120db】程あれば臨場感のある音で聴けます。

クラシックに詳しい方でしたらフルオーケストラのトゥッティの迫力とソロの弱音部のコントラストがダイナミックレンジの最もわかりやすい判断基準になります。逆にダイナミックレンジが狭いと音量を上げた際に音が破綻してしまいます。ダイナミックレンジは商品カタログに【何db】と記載されているので、それを参考に他の製品との数値の差を見比べてみましょう。

スピーカーの定位が良いか悪いか

「定位」とはどの音がどこから聴こえてくるかの表現力に関わる用語のことです。
スピーカーは基本的に左部分のLと右部分のRが組み合わされており、そのLとRに振り分けられた音により、より臨場感を与えているのですが、定位が良いと言われているスピーカーの場合目を閉じて音を聴いた時に、どの楽器がどこで鳴っているのか、どのように鳴っているのかがまるでコンサートホールで生演奏を聴いているかのような再現性の高さを感じることができます。

一般的には価格の高いモデルであればあるほど、この違いは顕著に差が開きますが、念のため注意点としてこの「定位の良さ」はdb(デシベル)と違い数値化されているものではないので、店頭にいって家電量販店やオーディオショップに足を運んで実際にご自身の耳で聴いて確かめるのがベストです。

音のリアリティーを感じるかどうか

人にはそれぞれイメージする音の違いがあります。例えばピアノひとつとってみた時に「フルートの音はこう」とか「ピアノの音はこう」というものでこだわりが強い人は、ムジークフェラインで聴いた生演奏、メンデルスゾーンのピアノの音、コンセルトヘボウのコンサートの音」など、独自の譲れないイメージがあるかもしれません。
そのご自身が感じるイメージの音にどれだけ近いかという表現力も、理想のスピーカーを選ぶ上で欠かせない要素となります。ご自身が聴いていて、最も心地よいと感じる音が理想です。

さて、それでは上記の事を踏まえた上で筆者が選んだクラシックライフをより楽しむ為のスピーカーを7つご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧頂けると幸いです。

クラシック曲におすすめのスピーカー7選

TANNOY レボリューション XT8F WL

TANNOY レボリューション XT8F WLのおすすめポイント3つ

  • 長時間聴いても聴き疲れしない
  • 硬すぎず柔らかすぎない絶妙な音
  • 歪みのない澄み切った中高域

TANNOY レボリューション XT8F WLのレビューと評価

オーディオの終着点ともいえる逸品

イギリス国内数々の賞を受賞、専門誌「What Hi-fi誌」で満点評価を受ける品質の良さ。「レボリューション」の名前に相応しく、非常に透明感のある音に管楽器や弦楽器、フルオーケストラ等あらゆるジャンルで調和が一切崩れることなく、高い表現力と再現性を兼ね備えています。他の追随を許さないずば抜けた性能を誇るモデルで、音楽的なエッセンスを余すことなく全て堪能できると言っても過言ではありません。「レボリューション」という名称が与えられたのが頷ける本当にオススメのクラシック向きのスピーカーです。

TANNOY レボリューション XT8F WLの仕様・製品情報

推奨アンプ出力25~200W
仕上げ色ミディアムオーク
重量19.9kg
能率91dB
連続許容入力100W
最大許容入力400W

audiopro AVANTO FS-20

audiopro AVANTO FS-20のおすすめポイント3つ

  • 本当に迷ったらこれ1択
  • レザータッチのヨーロピアンデザイン
  • 長時間聴いても聴き疲れしない音色

audiopro AVANTO FS-20のレビューと評価

ハイコストパフォーマンスの最高峰

オーディオプロ社は1978年にカール・エリック・スタールが開発した特許技術「ace-bass」方式という技術を採用したサブウーファーによって名前を馳せたスウェーデンの会社で、独自の技術が世界的に評価を受け、国内外で多くの賞に輝く有名企業です。
なかでもFS-20はトールボーイスピーカーの中でも圧倒的な高級感のあるデザインで、ヴィンテージやモダンなインテリアデザインに非常にマッチする上に、レザータッチのデザインは見た目だけでなく共振をも計算されつくしており、長時間大音量で聴いても聴き疲れしない理想的な造りになっています。もし今FS20と同じような価格帯で決めかねてお悩みであれば、この価格帯では「最高」と言っても過言ではないので即決してしまっても間違いないです。

audiopro AVANTO FS-20の仕様・製品情報

推奨アンプ出力30-100W
形式3ウェイパスレフ型 トールボーイスピーカー・防磁
重量20.5kg
クロスオーバー周波数4000Hz 350Hz(12dB/oct)
出力音圧レベル89dB/W/m
パワーハンドリング30-150W

DALI MENUET MR

DALI MENUET MRのおすすめポイント3つ

  • 特大の28mmソフトドームツイーター
  • キャビネットの美観を損なわない造り
  • 内部の空気の流れのこだわり

DALI MENUET MRのレビューと評価

断トツの満足度と一度は体感して欲しい美音感

デンマークのハイエンドスピーカー専門メーカーであるダリ社。
このMENUETシリーズはダリ社の他のシリーズに属さない、完全な単独モデルで発売されているのが特徴で、配色も「ロッソ」というダリ社の中でも珍しいモデルのクラシックスピーカーです。肝心の音の部分に関しては、キャビネットの中の空気の流れに着目した造りになっており、ダイナミックな音と、非常に表現力の高い低音再生を楽しむことができます。ツイーターはかなり28mmとかなり大きいサイズの反面、他メーカーと比較して大幅な軽量化を計っているので、高域再生にも強いのも特徴の1つです。セッティングする際に壁に近づけても壁からの影響を受け難く、サランネットホールが目立たないように配置されている気遣いも評価ポイントです。

DALI MENUET MRの仕様製品情報

形式2ウェイ2スピーカー
ロッソ
重量4.0kg
クロスオーバー3.9kHz
推奨アンプ出力20~100W
入力感度86dB

DALI OPTICON 1 MH

DALI OPTICON 1 MHのおすすめポイント3つ

  • 高音域の再現性が秀逸
  • 人と差をつけるデザイン
  • 上位モデルと全く同じ磁気回路

DALI OPTICON 1 MHのレビューと評価

最上位のEPICONシリーズと同等のSMC磁気回路を搭載

続いてご紹介するのが同じくデンマークのハイエンドスピーカー専門メーカーであるダリ社の「OPTICONシリーズ」は、更に上位のEPICONシリーズにも搭載されている磁気回路が搭載されており、音が歪んだように感じる現象がかなり少いのが特徴です。また、高音での響きや再現性は特に素晴らしく、モーツァルトの歌劇「魔笛」の「夜の女王のアリア」でも違和感なく聴くことができます。デザイン面においても他との差別化がされており、人とはちょっと違うデザインを楽しむことが出来るので、普段クラシックをお聴きの空間が少し遊びのあるお部屋であれば、マッチさせやすいのではないでしょうか。

DALI OPTICON 1 MHの仕様・製品情報

構成2 1/2 + 1/2way
クロスオーバー周波数800/2200/14000Hz
重量18.9kg
入力感度89.0dB
推奨アンプ出力25~200W
バスレフチューニング周波数42.0Hz

KEF Q350 ブックシェルフスピーカー

KEF Q350 ブックシェルフスピーカーのおすすめポイント3つ

  • 高解像度スピーカーがもたらす自然なサウンド
  • 空間全体に均一に音が分散される新構造
  • 大音量でもクリアかつ低音に強い

KEF Q350 ブックシェルフスピーカーのレビューと評価

第8世代を迎える程長く 
愛されるシリーズ

イギリスに本社を置くKEF社、その数あるシリーズに採用されているドライバーというパーツがあります。高域を担当するツイーターの音を出力する駆動部である「Uni-Q」は、目をつむって音を聴いた時に、楽器や演奏者がまるで目の前にいるかのように感じる程のリアリティーを感じる特徴があります。それだけでも充分すぎる程の魅力ですが、それに加えてスピーカーから遠く離れたり、角度が悪い場所にいたとしても、コンサートホールにいるような「違和感の無さ」で音を聴くことができます。リビングが広く、現在お使いのスピーカーでは空間に広がる音が散漫になっている場合に特にイチオシのスピーカーです。

ケーブル長さ100cm(付属のコードは3.5m)
ブラック
重量231g
電源継続時間40時間
充電時間2時間
形状ヘッドバンド

※書かなくてよい情報
・再生周波数帯域
・インピーダンス
・音圧感度
・ドライバサイズ

SPENDOR Classic 3/5

SPENDOR Classic 3/5のおすすめポイント3つ

  • 高級感に満ちた重厚なデザイン
  • 新開発の低域ユニットを搭載
  • 世界各国で絶賛されたスピーカー

SPENDOR Classic 3/5のレビューと評価

英BBC社も認める伝統の技術

スペンドール社は1960年初頭にスペンサーヒューズとドロシーヒューズ夫妻が英国で設立された会社です。イギリスのBBCという有名な放送局は音質を良くすることに大変熱心な放送局で、この放送局で正式に採用されているモニタースピーカーを研究していたのが、スペンサーヒューズでした。この「伝説」ともいえるBBCのLS3/5Aというスピーカーを何度も改良を重ねた結果製造されたのがこの「クラシックシリーズ」で、現在でも非常に優れたスピーカーとして世界各国で人気があるモデルです。

SPENDOR Classic 3/5の仕様・製品情報

形式2ウェイ、2スピーカー、密閉型
高域ユニット22mm広帯域ソフトドーム
低域ユニット150mmEP77ポリマーコーン
出力音圧レベル84dB
クロスオーバー4.2KHz
重量5kg

Wharfedale Diamond 210 Walnut

Wharfedale DIAMOND 210 walnutのおすすめポイント3つ

  • 最高のコストパフォーマンス
  • モダンなインテリアに合うスタイリッシュさ
  • 圧倒的に「クリア」な音

Wharfedale DIAMOND 210 walnutのレビューと評価

ハイファイサウンドの
クラシックエントリーモデル

ワーフェデールの中も有名なスピーカーシリーズの1つ、ダイアモンドスピーカーは30年以上の間、クラシックエントリーモデルの先陣を切ってきた伝統のシリーズです。その価値は世界各国から絶賛され、なんといくつもの賞まで受賞してきた優良モデルという驚き。なかでもこのダイアモンド210シリーズは「超クリア」な音が特徴で、川を流れる水の音の弾ける音までリアルに感じる再現性の高さが売りです。低音ではサイズ感故に弱い部分もあるのでこのダイアモンド220シリーズがオススメですが、小型スピーカーの中ではリーズナブルかつ十分な性能を持っています。

Wharfedale DIAMOND 210 walnutの仕様・製品情報

型式2ウェイバスレフ
クロスオーバー周波数2.3kHz
周波数特性68Hz-20 k Hz
出力音圧レベル86dB
重量2.6kg
ドライブユニット2.5cm ソフトドームツィーター、10cmケブラーコーンウーファー

まとめ

クラシックスピーカーを選ぶ上で大切なポイントから、筆者おすすめのスピーカー7選と称しご紹介させて頂きましたがここまで目を通して頂いて誠に有難うございました。今お使いのスピーカーも気に入ってはいるけど何かが物足りなく感じている、いまいち満足できていない方に是非、この記事を参考にして頂きご自身にとって最も心地よいスピーカーと出会えること、またより豊かなクラシックライフを満喫しながら心満たされる日々を送って頂けることを心より願っています。