災害のときにライトがなければ、その場から移動することもままらないでしょう。災害用のライトには、ランタンや懐中電灯などいろいろな種類がありますが、それぞれ解説します。
ライトの性能だけでなく電源タイプは、充電式・電池式・ソーラー式などについても紹介し、そのほかの機能にも触れながら、おすすめの災害用ライトを紹介。これから購入を考えている方は、どこを見てライトを選べばよいかが分かります。



災害用には懐中電灯とランタンどちらがいい?
懐中電灯は、手に持って一部を照らすことに向いていて、本体は軽量コンパクトで持ち運びやすいのが特徴です。ランタンは、本体が大きくなるため持ち運びにくいですが、360度照らすことができます。
手元に持って好きなところを照らしやすい懐中電灯は移動に適しており、ランタンは照明の変わりとして使えて、それぞれ特徴が違います。
しかし、災害時は何が起こるか分かりません。すぐに取り出せて持ち運びやすい懐中電灯も、置いたまま周りを照らせるランタンの両方あると、災害時でも安心でしょう。
非常用ライトの電源タイプ
非常用ライトの主な3つの電源タイプを解説します。
- 乾電池式
- バッテリー式
- ソーラー充電式
乾電池式
乾電池で使えるタイプのライト。電源を必要としないので、電気が止まってしまった場合でも、乾電池さえあれば使えるのが特徴です。
ライトに入れたままにしておくと、放電してしまう恐れがあるので、使うときにだけ入れるようにしましょう。ライトの種類によっては、使う電池の種類が違うので事前に調べておくことが大事です。
充電式
バッテリーが内蔵されており、充電さえすれば使えるタイプのライト。
ライト本体さえあれば使えて、他のものを準備しなくてよいので便利です。
ただし、充電しておかなければ使えないので、災害時に備えて定期的に充電しなければいけません。
バッテリーの容量が大きければ、1回の充電で長く使えるので、ライト本体以外を準備したくないと言う方はバッテリー式がオススメです。
ソーラー式
ソーラーパネルが内蔵されており、太陽光で充電できるタイプのライトです。
電源や電池が必要なく、太陽に当てておけば自然と充電できて使用できます。雨や曇りの日は充電できず、他のタイプに比べると充電時間が長いですが、ライト本体と太陽光さえあれば使用できるので、災害時でも安心ですよね。
ソーラー式も、災害時に備えて定期的に充電するようにしましょう。
災害用に欲しい非常用ライトの機能
災害用に欲しい非常用ライトの機能は、以下の3つです。
- ラジオ機能
- 警報音機能
- モバイルバッテリー機能
ラジオ機能
災害が発生したときは、回線が混んだり、充電がなかったりして携帯が使えない場合があります。そういったときに便利なのがラジオ機能。
災害時は、避難場所や警報など身を守るためには情報収集が重要です。ラジオ機能がついていると、テレビや携帯が使えない災害時でも、情報収集ができるでしょう。
ライトとラジオが一緒になったモデルもあるので、情報収集にも役立てたい方にはおすすめの機能です。
警報音機能
警報音がついていれば、自分の位置を知らせることができます。
災害時に救助がきたとしても、自身の場所を知らせなければいけません。叫ぶのも手段ですが限界があります。
警報音は、人の声では出せないような大きく高い音を出すことができるので、自分の位置を知らせやすいです。
特に地震や火事のときに使える機能なので、ついていて損はありません。
モバイルバッテリー機能
災害用のライトには、携帯などの電子機器を充電できるモバイルバッテリー機能がついているモデルがあります。災害のときに、携帯の電源が切れてしまうと通信手段がなくなり、とても不便ですよね。
モバイルバッテリー機能が内蔵されているライトであれば、電源が切れてしまっても安心です。
バッテリーの容量によって、充電できる時間も変わるので、確認しましょう。
非常用ライトの選び方
非常用ライトの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- ライトの明るさで選ぶ
- 点灯時間で選ぶ
- 使う形の種類で選ぶ
ライトの明るさで選ぶ
ライトの明るさはルーメンで表示され、数値が高いほど明るいです。選ぶときには、必ず明るさを確認しましょう。
明るすぎても眩しいだけなので必要ありませんが、手元や足元を照らすのであれば150〜200ルーメン程度の明るさで十分です。懐中電灯で遠くを照らしたい場合は、1,000ルーメンあれば100m先でも照らせるので、用途に合わせて選んでください。
点灯時間で選ぶ
ライトをどれくらいの時間使えるかを確認してください。バッテリーの容量や消費電力で、点灯時間は変動します。
点灯時間が長ければ長いほど安心ですが、バッテリーが重くなったり、ライトが暗くなったりするので他の機能に負担がかかっていないかも確認してください。
ライトも1日中使うわけではないので、10時間以上使えれば問題ないでしょう。
使う形の種類で選ぶ
防災用ライトには、懐中電灯・ランタン・ヘッドライトなどいろいろな種類があり、目的が違うので確認してください。
移動するときには懐中電灯やヘッドライトが便利で、照明器具として使うならランタンが向いています。
それぞれ準備すれば、災害時でも用途に合わせて使い分けられるので便利ですが、使う形のライトの目的を理解して選ぶようにしましょう。
非常用ライトのおすすめ10選
非常用ライトのおすすめ10選を紹介します。
ジェントス LEDランタン EX-109D
最初に紹介するおすすめの非常用ライトは、「ジェントス LEDランタン EX-109D」です。
明るさ | 最大1,000ルーメン |
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使用電源 | 単一電池3本 |
点灯時間 | 11〜240時間 |
重量 | 約816g |
サイズ | 93.6×185mm |
- 白色や暖色のライトの色が選べる!
- 落下耐久や防塵・防水機能がついており頑丈!
- メーカー保証1年付きで安心して使えます!
「ジェントス LEDランタン EX-109D」の特徴
国内ライトメーカーのランタンで品質が高く安心して使えます。
キャンドルモードなど、ライトの明るさや色を必要に応じて変えられるので便利です。
Sosee LEDランタン
次に紹介するおすすめの非常用ライトは、「Sosee LEDランタン」です。
明るさ | 最大1,000ルーメン |
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使用電源 | 充電式リチウム電池 |
点灯時間 | 最大約70時間 |
重量 | 約275g |
サイズ | 102×102×35mm |
- 大容量のバッテリーで充電すれば繰り返し使える!
- 薄くてコンパクトなので持ち運びや置き場所に困らない!
- モバイルバッテリーとしても使える!
「Sosee LEDランタン」の特徴
バッテリー容量13,500mhAでライトとしてだけでなく、携帯などを充電できるモバイルバッテリーとしても使えます。
吊り下げられるフックやマグネットがついているので、置き場所を選びません。
BELENUS LEDランタン
次に紹介するおすすめの非常用ライトは、「BELENUS LEDランタン」です。
明るさ | 最大1,000ルーメン |
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使用電源 | 充電電池・単4電池対応 |
点灯時間 | 最大約9時間 |
重量 | 約210g |
サイズ | 78×78×145mm |
- 乾電池・USB充電・ソーラー充電に対応!
- 360°の照射範囲で照らせる範囲が広い!
- ランタンとしても懐中電灯としても使える設計!
「BELENUS LEDランタン」の特徴
3タイプの充電方法があり、災害時でも電池切れの心配がありません。
モバイルバッテリーとしても使えて、2年保証もついておりコスパの高いライトです。
ルミンエイド パックライト ノバ
次に紹介するおすすめの非常用ライトは、「ルミンエイド パックライト ノバ」です。
明るさ | 最大75ルーメン |
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使用電源 | USB充電・ソーラー充電 |
点灯時間 | 最大約36時間 |
重量 | 約140g |
サイズ | 12×12×12mm |
- 折りたためる超コンパクト設計!
- 災害時でも安心のソーラー充電対応モデル!
- 耐熱45度・耐冷−20度の丈夫な本体!
「ルミンエイド パックライト ノバ」の特徴
ハイチ地震を経験した方が開発者となり、作られたライト。
実際の地震の経験を活かしたライトになるので、とても使いやすいです。
コンパクトに折りたためるのもこのライトの特徴。
AiKando ラジオ付きライト
次に紹介するおすすめの非常用ライトは、「AiKando ラジオ付きライト」です。
明るさ | 未公表 |
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使用電源 | 充電電池・乾電池・ソーラー充電・手回し発電 |
点灯時間 | 最大約20時間 |
重量 | 約340g |
サイズ | 168×88mm |
- ラジオがついていて災害時でも情報収集ができる!
- 電気がなくても手回しハンドルで発電が可能!
- SOSアラーム搭載で自分の位置をまわりに知らせることができる!
「AiKando ラジオ付きライト」の特徴
災害時に電気が無くなったとしても、ソーラーや手回しハンドルで使うことができます。
ラジオも搭載されているので、情報収集もできて災害時のに役にたつでしょう。
IFUDO ラジオンライト IFD-770
次に紹介するおすすめの非常用ライトは、「IFUDO ラジオンライト IFD-770」です。
明るさ | 2,500mcd |
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使用電源 | USB充電・ソーラー充電・手回し発電 |
点灯時間 | 未公表 |
重量 | 約357g |
サイズ | 318×69×91mm |
- 居場所を伝える緊急サイレン付き!
- 専用スタンドで照明として使いやすい!!
- モバイルバッテリー機能付き!
「IFUDO ラジオンライト IFD-770」の特徴
細長い本体で取り回しやすく、専用のスタンドで卓上照明としても使いやすいです。
日常のライトとしても使えるので、身の回りに置いても便利でしょう。
OLIGHT Baton3
次に紹介するおすすめの非常用ライトは、「OLIGHT Baton3」です。
明るさ | 1,200ルーメン |
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使用電源 | 充電式 |
点灯時間 | ランタイム20日間 |
重量 | 約53g |
サイズ | 63×21×21mm |
- 1,200ルーメンの明るいライト!
- 片手で扱えるコンパクトボディ!
- 防水・防塵・落下耐性のタフボディ!
「OLIGHT Baton3」の特徴
とても明るいライトで約160m先まで照らせます。
5年間の保証付きで、とても品質の高いライトで災害のときでも安心して使えるでしょう。
パナソニック LED懐中電灯 BF-BM10-W
次に紹介するおすすめの非常用ライトは、「パナソニック LED懐中電灯 BF-BM10-W」です。
明るさ | 未公表 |
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使用電源 | 電池式 |
点灯時間 | 最大約85時間 |
重量 | 約230g |
サイズ | 125×135×80mm |
- 単1形〜単4形のどれでも使用可能!
- シンプルな設計で使いやすい!
- ランタンとしても使える本体設計!
「パナソニック LED懐中電灯 BF-BM10-W」の特徴
国内メーカー「パナソニック」の災害向け懐中電灯です。
単1形〜単4形のどれか1本の電池があれば、使うことができる工夫された設計。
GEPROSMA ハンディライト
次に紹介するおすすめの非常用ライトは、「GEPROSMA ハンディライト」です。
明るさ | 6,000ルーメン |
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使用電源 | USB充電式 |
点灯時間 | 最大約30時間 |
重量 | 約680g |
サイズ | 210×134×112mm |
- 明るいライトで800m先まで照らすことが可能!
- アルミ合金ケースの本体で丈夫!
- 充電式の懐中電灯で繰り返し使える!
「GEPROSMA ハンディライト」の特徴
とても明るいライトで照らせる懐中電灯です。
暗闇を広範囲に照らすことができるので、夜に外を移動するのに向いています。
モバイルバッテリーとしても使えるので災害時にピッタリです。
ジェントス LEDヘッドライト CP-195DB
次に紹介するおすすめの非常用ライトは、「ジェントス LEDヘッドライト CP-195DB」です。
明るさ | 最大120ルーメン |
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使用電源 | 電池式 |
点灯時間 | 最大約7.5時間 |
重量 | 約69g |
サイズ | 60×41×31mm |
- 状況に合わせて明るさの調整ができる!
- 防塵・防水の丈夫な本体で災害時でも安心!
- 広角に照らせて視界が広がる!
「ジェントス LEDヘッドライト CP-195DB」の特徴
単三電池1本で使用可能なヘッドライトです。
視界を照らすのには、十分な明るさで約60m先を照らせます。
赤色のLEDが搭載されているので、メインライトでは明るすぎる場所でも調整可能です。
災害用に備える非常用ライトの重要ポイントまとめ
災害用に備える非常用ライトの重要ポイントは以下の3つです。
- 点灯時間や明るさなどライトの性能を確認しよう!
- バッテリーの種類や容量は災害時に重要なポイント!
- 防塵・防水などがついていれば災害時でも安心!


