ハイレゾプレーヤーとは
ハイレゾプレーヤーとは、CDには収録しきれない音楽データを再生できるプレーヤーです。かつて生音をCDに収録するとき、容量の関係で収録できない音域がありました。しかしハイレゾプレーヤーでは、生音をできるだけ忠実に収録した音源を楽しむことができるのです。
ハイレゾは、人間が聞き取れない音域も忠実に再現されています。人に聞こえない「空気」をあえて一緒に流すことにより、まるで目の前で演奏されているような臨場感たっぷりの音楽を楽しむことができます。
ハイレゾプレイヤーを選ぶ時のポイント
ハイレゾプレイヤーの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- ファイル形式
- 操作性
- 容量・連続再生時間
- 音質
ハイレゾプレーヤーを選ぶときには、ファイル形式・操作性・容量などこだわりのポイントを持っておくことが重要です。普段好んで聞いている音楽のジャンルにも注意しましょう。ハイレゾプレーヤーによって得意な音域がはっきりしているからです。
ファイル形式
再生したい音楽がハイレゾプレーヤーに対応しているかを確認しましょう。ハイレゾ音源のファイル形式は配信サイトで確認できます。
「flac 96kHz/24bit」という表示形式があった場合、一番前に書かれている単語に注目します。「flac」がファイル形式です。WAV・AIFF・FLAC・ALACに対応していれば一般的といえます。
ファイル形式の中でも注意したいのがDSDです。DSDは独自の出力方式なので、エントリーが少なくハイエンドなハイレゾプレーヤーが多いという印象です。DSDをそのまま再生するのか、他のファイル形式に変換して再生するのかという区分もありますので、音質にこだわる方はよくチェックしましょう。
操作性
タッチパネル操作なのか物理ボタンなのかという操作性も重要です。ジャケット写真を楽しみたいなら、解像度の高いモニターがあるものをえらびましょう。タッチパネル式ならスマホのように操作できます。また、通勤・通学の際にポケットの中で操作するなら物理ボタンがあるとプレーヤーを取り出さなくても音量などを操作も可能です。
BluetoothやUSB-DACがあると、ワイヤレスイヤホンが使えたりパソコンと直接つなげたりなど幅広く活用できます。
容量・連続再生時間
「WAVなどの大容量ファイルをダウンロードしたい!」といった場合には容量のチェックもしましょう。大容量のハイレゾプレーヤーは重量が増え、持ち歩くにはかさばる可能性があります。携帯性を重視するならコンパクトなハイレゾプレーヤーにするのも一つの選択肢です。
また、 どのくらい連続再生できるかという部分も重要です。連続再生時間が短い場合、自宅で使うなら問題ないが外出中に充電が切れてしまう可能性もあります。主にどんなシーンでハイレゾプレーヤーを使いたいのか考えて選ぶといいでしょう。
音質
ハイレゾプレーヤーを購入するならこだわりたいのが音質です。臨場感を楽しむならMP3よりも情報量が多いDAPを再生できるハイレゾプレーヤーがおすすめです。
音域については、ハイレゾプレーヤーごとに得意な音域や音楽ジャンルがあります。ミドルクラスから音域を調整できる音域調整ができるモデルがありますが費用が高くなるので、低価格のハイレゾプレーヤーを選ぶ際には、よく聞く音楽の傾向を確認しておきましょう。
おすすめのハイレゾプレイヤー17選
fiio X1
fiio X1のおすすめポイント3つ
- とにかく軽くてコンパクト
- 高級感のあるボディ
- ハイレゾ対応で2万円以下というコスパの高さ
fiio X1のレビューと評価
市場破壊価格のエントリーモデル
fiio X1はハイレゾプレーヤーとしては破格の2万円以下で購入できるプレーヤーです。内蔵ストレージはないので別途マイクロSDを購入する必要があるが、持ち運びたい音楽をマイクロSDごと切り替えられるというメリットがあります。
fiio X1の仕様・製品情報
重量 | 106g |
価格 | 14,800円 |
連続再生 | 12時間 |
容量 | なし |
外部microSDカード | マイクロSD 256GB×1 |
SHANLING M1
SHANLING M1のおすすめポイント3つ
- コンパクトで軽量
- 小さいボディに2.35 インチのディスプレイ
- aptXでワイヤレスでも高品質
SHANLING M1のレビューと評価
ジャケットも楽しめるコンパクトハイレゾプレーヤー
SHANLING M1は重量60gというコンパクトモデルです。音楽を聴きながらスポーツがしたい!という方のお役に立つでしょう。M1をBluetoothのレシーバーにして、非Bluetoothのスピーカーをスマホで操作するなんて面白い使い方もできます。
SHANLING M1の仕様・製品情報
重量 | 60g |
価格 | 11,690円 |
連続再生 | 10時間 |
容量 | なし |
外部microSDカード | マイクロSD×1(最大256GB) |
Cayin N3 DAP
Cayin N3 DAPのおすすめポイント3つ
- CTIA規格のイヤホンが使える
- ネイティブDSD11.2MHzまで対応
- 物理ボタンで簡単操作
Cayin N3 DAPのレビューと評価
ネイティブDSDをお探しの方におすすめ
Cayin N3 DAPはエントリークラスには珍しくネイティブDSDに対応のハイレゾプレーヤーです。ネイティブDSDを使ってみたい!という方には敷居が低いモデルでしょう。CTIA規格のイヤホン対応なので、いままで使っていたCTIAイヤホンを引き続き使うことができます。
Cayin N3 DAPの仕様・製品情報
重量 | 93g |
価格 | 19,980円 |
連続再生 | 12時間 |
容量 | なし |
外部microSDカード | マイクロSD×1(最大256GB) |
SHANLING M2s
SHANLING M2sのおすすめポイント3つ
- USB-DAC対応
- Bluetoothレシーバーとして使用可能
- DSD再生対応
SHANLING M2sのレビューと評価
PCやオーディオとのリンクが得意なハイレゾプレーヤー
SHANLING M2sはSHANLING M1の上位モデルです。100gという軽さで持ち運びにも便利です。PCやオーディオと連携させて、音楽に深みを持たせることを得意としています。今まで集めたオーディオ機器を活用したい!という方にオススメです。
SHANLING M2sの仕様・製品情報
重量 | 100g |
価格 | 19,898円 |
連続再生 | 9時間 |
Lotoo PAW Pico JP Edition
Lotoo PAW Pico JP Editionのおすすめポイント3つ
- ディスプレイを廃したシンプルデザイン
- GPS搭載で一日の動きをトラッキング
- スマホで操作
Lotoo PAW Pico JP Editionのレビューと評価
重量26gという驚異のコンパクトハイレゾプレーヤー
Lotoo PAW Pico JP Editionは単3電池1本分の軽さでありながらハイレゾ対応という驚異のプレーヤーです。腕やベルトに取り付けても負担になりません。スポーツをしながら音楽を聴きたい!という方にうってつけです。GPS機能があるので、運動の様子をトラッキングすることも可能です。
Lotoo PAW Pico JP Editionの仕様・製品情報
重量 | 26g |
価格 | 23,000円 |
連続再生 | 10時間 |
容量 | MLC Flash 32GB |
SONY NW-A45
SONY NW-A45のおすすめポイント3つ
- 周囲の音をコントロールできる
- 操作が便利な側面物理ボタン
- 5種類のカラーバリエーション
SONY NW-A45のレビューと評価
CDの音源もハイレゾ風に仕上げるエントリーモデル
SONY NW-A45では、CDやMP3などの音源をハイレゾ相当の解像度まで仕上げる「DSEE HX」を搭載しています。今まで親しんだ音源もハイレゾ風に楽しめます。スマホのような使用感ながらハイレゾの物理ボタンがあり、ポケットの中でも操作ラクラクです。
SONY NW-A45の仕様・製品情報
重量 | 98g |
価格 | 20,100円 |
連続再生 | 37時間 |
容量 | 16 GB |
外部microSDカード | マイクロSD×1(最大256GB) |
SONY NW-A25HN
SONY NW-A25HNのおすすめポイント3つ
- スタイリッシュなデザイン
- 選べる6種類のボディカラー
- ノイズキャンセル機能でクリアな音質
SONY NW-A25HNのレビューと評価
根強いファンのいるハイレゾプレーヤー
SONY NW-A25HNはハイレゾ対応ウォークマンです。今までウォークマンを使ったことがあるならカンタンに操作できます。使い慣れたウォークマンでハイレゾが聴きたい!という方におすすめです。
SONY NW-A25HNの仕様・製品情報
重量 | 66g |
価格 | 24,480円 |
連続再生 | 最大50時間 |
容量 | 16 GB |
MicroSD | 128GB |
FiiO X3 MarkIII
FiiO X3 MarkIIIのおすすめポイント3つ
- 2.5mmの4極バランス出力搭載
- DACチップを左右でデュアル搭載
- Bluetoothリモコンでプレーヤー操作
FiiO X3 MarkIIIのレビューと評価
2万円スマホとは思えないハイクオリティ
FiiO X3 MarkIIIはエントリークラスにもかかわらず、2.5mmの4極バランス出力やDACチップデュアル搭載しています。ハイエンドクラスに劣らない性能です。コスパのよいハイレゾプレーヤーをお探しの方にぴったりです。
FiiO X3 MarkIIIの仕様・製品情報
重量 | 126g |
価格 | 25,920円 |
連続再生 | 37時間 |
容量 | なし |
外部microSDカード | 256GB |
ONKYO rubato DP-S1
ONKYO rubato DP-S1のおすすめポイント3つ
- ダブルマイクロSDスロット
- 2.5 mm 4極バランスヘッドホン使用可能
- アルミから切り出したボディで頑丈
ONKYO rubato DP-S1のレビューと評価
上位モデル遜色ないハイレゾプレーヤー
ONKYO rubato DP-S1はONKYOシリーズの下位モデルでありながら、バランス駆動をBTL・ACGから選択可能、アップサンプリング機能、Hi-bit 32対応などハイエンドクラスと遜色ないスペックです。
ONKYO rubato DP-S1の仕様・製品情報
重量 | 130g |
価格 | 25,100円 |
連続再生 | 15時間 |
容量 | 16 GB |
外部microSDカード | 最大200GB |
Private XDP-30R
Private XDP-30Rのおすすめポイント3つ
- 2.5mmバランス接続
- マイクロSD2枚搭載可能
- スマホアプリで遠隔操作
Private XDP-30Rのレビューと評価
高級感のあるエントリーモデル
Private XDP-30Rはバランス出力にも対応しており、高品質な音質コスパの高いエントリーモデルです。Wi-Fi・Bluetooth・radiko・tuneinに対応しており、ストリーミング再生も楽しめます。スマホから遠隔操作できるのでカバンの中に入れたままでも操作ラクラクです。
Private XDP-30Rの仕様・製品情報
重量 | 120 g |
価格 | 24,300円 |
容量 | 16GB |
連続再生 | 15時間 |
外部microSDカード | 2スロット最大200 GB x 2 |
COWON PLENUE J PJ-64G
COWON PLENUE J PJ-64Gのおすすめポイント3つ
- スリムなボディ
- 長時間再生2時間充電
- バッテリー稼働時間が最大53時間
PLENUE J PJ-64Gのレビューと評価
今まで集めたMP3を有効活用
PLENUE J PJ-64GではMP3の音楽データでも、JetEffect 5 & BBE+を通じて歪みを軽減し、原曲に近いサウンドにしてくれます。今までの音楽コレクションがある方におすすめです。機体は薄くて軽く、ポケットの中に入れてもコンパクトにおさまります。
PLENUE J PJ-64Gの仕様・製品情報
重量 | 78 g |
価格 | 28,999円 |
容量 | 64GB |
連続再生 | 最大53時間 |
外部microSDカード | 最大128GB |
Pioneer XDP-100Rのおすすめポイント3つ
- GooglePlay対応
- スマホのような直感操作
- 専門サイトから直接音楽ダウンロード
Pioneer XDP-100Rのレビューと評価
ゲームも楽しめるハイレゾプレーヤー
Pioneer XDP-100RにはAndroidOSとGooglePlayが積まれているので、音楽だけでなくゲームを始めとしたエンタメも楽しめます。ガジェットを統一してスッキリさせたい方におすすめです。内蔵メモリとMicroSDを組み合わせると432GBの大容量になるので、音楽もエンタメも存分に楽しめます。
Pioneer XDP-100Rの仕様・製品情報
重量 | 198 g |
価格 | 32,058円 |
容量 | 32 GBGB |
連続再生 | 最大53時間 |
外部microSDカード | 最大200 GB×2 |
FiiO X5 2nd generationのおすすめポイント3つ
- デュアルMicroSDスロット
- USB DAC機能搭載
- ネイティブDSD5.6MHzまで再生対応
FiiO X5 2nd generationのレビューと評価
コスパのよいミドルクラスハイレゾプレーヤー
FiiO X5 2nd generationはホイール操作のクラシックなデザインです。DSD再生可能なので、ネイティブDSDで音楽を聞きたい方にぴったり。USB DACとしても使えるので、購入した後も末永く使うことができます。
FiiO X5 2nd generationの仕様・製品情報
重量 | 135g |
価格 | 28,999円 |
容量 | なし |
連続再生 | 10時間以上 |
外部microSDカード | 最大256GB×2 |
COWON PLENUE J PJ-64Gのおすすめポイント3つ
- 手になじむスタイリッシュボディ
- ハイレゾ対応デジタルノイズキャンセリング機能
- バッテリー稼働時間が50時間
SONY ウォークマン NW-A27HN
いつまでも音楽に没頭できるハイレゾプレーヤー
ONY ウォークマン NW-A27HNでは、ノイズキャンセル機能で周囲の音を気にせずに音楽を楽しむことができます。バッテリー稼働時間も50時間と長いので、一日中音楽を流していてもバッテリー切れになりません。BGMとして音楽を流し続けたいシーンにぴったりです。
SONY ウォークマン NW-A27HNの仕様・製品情報
重量 | 66g |
価格 | 41,997円 |
容量 | 64GB |
連続再生 | 最大50時間 |
外部microSDカード | 最大128GB |
ONKYO DP-X1のおすすめポイント3つ
- 電源とスピーカーを離してノイズを軽減
- 自分好みの出力にカスタマイズ
- AndroidOS搭載でスマホ代わりに
ONKYO DP-X1のレビューと評価
見せるUIが楽しいハイレゾプレーヤー
ONKYO DP-X1はディスプレイに表示された円を動かして音量を調節するなどの遊び心満載のハイレゾプレーヤーです。グラフィックイコライザを操作して音をカスタマイズすることができます。AndroidOSを搭載しているので、スマホ代わりとしても優秀です。
ONKYO DP-X1の仕様・製品情報
重量 | 205 g |
価格 | 54,800円 |
容量 | 32 GB |
連続再生 | 16時間 |
外部microSDカード | 最大200 GB x2 |
SONY NW-ZX100のおすすめポイント3つ
- ワンボタンで音質を最適化
- ジャズのような重低音に強い
- ヘッドホンのノイズを抑制
SONY NW-ZX100のレビューと評価
ジャズの低音に強い
SONY NW-ZX100はノイズを抑制し、音楽に没頭できるハイレゾプレーヤーです。重低音につよく、ベースを力強く出力してくれます。音質調整の方法がわからなくても、ワンボタンで最適化してくれるので機械が苦手な方でも安心して操作できます。
SONY NW-ZX100の仕様・製品情報
重量 | 145g |
価格 | 59,800円 |
容量 | 128GB |
連続再生 | 最大70時間 |
外部microSDカード | 最大128GB |
Astell&Kern AK70 MKII のおすすめポイント3つ
- DSD128に対応
- 高出力化と低歪・高S/N化を実現
- デュアルDAC構成で音楽の歪みを抑制
Astell&Kern AK70 MKII のレビューと評価
とにかく音にこだわるハイレゾプレーヤー
Astell&Kern AK70 MKIIは音の歪みを軽減することに力を入れいてるハイレゾプレーヤーです。音質にトコトンこだわる方におすすめです。DSD128に対応しているので、音源からこだわる方も満足することでしょう。
Astell&Kern AK70 MKII の仕様・製品情報
重量 | 150g |
価格 | 69,980円 |
容量 | 64GB |
連続再生 | 最大10時間 |
外部microSDカード | 最大400GB |
まとめ
今回はエントリーモデルからハイエンドクラスまでご紹介しました。好きなジャンルや欲しい機能をはっきりさせておくと、ぴったりのハイレゾプレーヤーが見つかります。ぜひ探してみましょう。