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ハンギングで長い茎を垂らす姿でよく知られるエアプランツは、吊り下げる以外でも水苔や流木などを使った多様な飾り方があって大人気です。
学名からチランジアとも呼ばれるエアプランツにはほぼ全品種に「邪気払い」の風水効果もあり、玄関やキッチンなどに飾るのにもピッタリ。
初心者にも育てやすいテクトラムやウスネオイデス、50cmほど大きくすることもできるキセログラフィカやブルボーサ。
ダイソーなど百均でもよくあるイオナンタやハリシー、また花が奇麗なコットンキャンディーなどなど。
エアプランツの人気品種を紹介しますので、初心者の方もぜひ一度チャレンジしてみてください。
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エアプランツとは?学名からチランジアとも呼ばれることも!
エアプランツとは土がなくても空気中の水分だけで育つ植物の総称で、学名からチランジアと呼ばれることも。
多くのネット記事ではプロメリア科チランジア属と書かれていますが、Wikipediaには第一にパイナップル科・ハナアナナス属と記載されています。
観葉植物としてハンギングにしたり水苔やウッドチップに入れたり流木に飾ったりするのが人気のインテリア方法。
多くの場合、霧吹きなどで週に2~3回水をかけるだけでいいので、園芸初心者の方にもおすすめできる植物です。
参考
ハナアナナス属Wikipedia
エアプランツの「銀葉種」と「緑葉種」 2つのタイプの違い
エアプランツには大きく分けて「銀葉種」と「緑葉種」の2タイプがあり、シルバーとグリーンの葉っぱの大体の見た目でも区別できます。
銀葉種の葉っぱの多くは白っぽくてシルバーに近く、緑葉種の葉っぱはグリーンでプリプリした多肉植物の見た目に近いです。
銀葉種はトリコームと呼ばれる銀色に輝く産毛が数多くあり、ここから空気中の水分を吸収するため乾燥に対する耐性があります。
一方の緑葉種にはトリコームが少ないため多くの場合、銀葉種よりも多く水やりをしなければなりません。
そのため一般的に、園芸の初心者の方には銀葉種の方が緑葉種よりも育てやすいと言えるでしょう。
エアプランツを大きくする! 基本的な育て方のポイント
エアプランツの基本的な育て方のポイント3つを解説します。
- スプレーで霧吹き
- ガラス瓶でソーキング
- 風通しの良い場所で乾燥
スプレーで霧吹き
エアプランツを大きくするための育て方の基本はスプレーによる霧吹きを多くすることにあるでしょう。
日本のエアプランツの多くは輸入検疫で根がないものが多いため、特にトリコームが少ない緑葉種はより多くの葉水が必要です。
株全体が濡れるほどたっぷり水を与えるのが一般的ですが、スプレーを強く当てると傷んでしまうためソフトに長い時間かけてかけるのがコツ。
大体の品種は週に2~3回ほどの水やりで良いですが、大きくするには生育期では毎日水やりするのが一般的です。
ガラス瓶でソーキング
エアプランツは大きくしたい時、また弱ってしまった時に、水の中に浸けるソーキングという方法を取るのが一般的です。
うっかり霧吹きを忘れるなどして乾燥したエアプランツでも、水を入れたガラス瓶やボウルなどに全体を浸けることで元気になることがあります。
水は常温、時間は5~6時間ほどが目安で、ハイポネックスなどの液体肥料を混ぜればより大きく育ちやすいです。
エアプランツの種類によっては定期的にソーキングが必要なものも結構あるので、育てる前にチェックしておきましょう。
風通しの良い場所で乾燥
エアプランツを大きくするため、霧吹きと共に大切なのが水やり後に風通しの良い場所で乾燥させることがあります。
ダイソーなど百均で売っている金網状のカゴやハンギング網などの風通りのいい入れ物にエアプランツを入れて乾かすのがおすすめ。
水やり後は風通しのいい屋外に置くのが一般的ですが、寒い季節では耐寒性のない品種では枯れる恐れがあるので注意してください。
エアプランツの多くは砂漠など乾燥した地域に自生しているため、大きくするために敢えて乾燥させることはとても大切です。
エアプランツは室内で育てた場合、1年でどれくらい大きくすることができる?
エアプランツは室内で育てた場合、種類にもよりますが10cm以下の小型種なら1年たっても成長が数センチ程度であることが多いです。
エアプランツの多くは日本に輸入される際の検閲で根を切られるため、そのぶん成長幅が小さくなります。
ただ長期間育てるうちに発根すれば根っこから多くの水分が吸収できるので多くの場合、成長も早まります。
注意点は発根したからといって土に入れてしまうと、枯れることが多いので控えましょう。
またEテレの趣味の園芸「これカッコいいぜ」の先生役も務める杉山拓巳さんによれば、1年で10cmから55cmに巨大化することも可能。
水に浸けっぱなしにするなど独自の方法があるため、興味のある方はリンクページをご覧ください。
参考
エアプランツ巨大化計画!人気植物の新しい楽しみ方みんなの趣味の園芸(NHK出版)
エアプランツの寿命は何年くらい?
エアプランツの寿命は品種ごとに異なりますが、全般的に言うと5年から30年ほどになります。
一般的にイオナンタのように小型ですぐに花を咲かせる品種は5年ほどと寿命は短くなり、大型で花が遅いものほど寿命は長めです。
観葉植物と同じく育て方によっても寿命は変わり、一般的に肥料や水やりをあまりしなければ成長が鈍化するぶん寿命も延びます。
またエアプランツも普通の植物と同じく種を作ったり子株を生やしたりするため、うまく増やせれば「寿命はない」とも言えるでしょう。
銀葉種のコットンキャンディーや緑葉種のブルボーザなどは子株を作ることが多いため、増やしたい方にはおすすめです。
エアプランツの種類の選び方
エアプランツの種類の選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- 初心者は耐寒性のある種類を選ぼう
- インテリアにこだわる人は花が咲く種類を選ぼう
- 大きく育てたい方は大型種を選ぼう
初心者は耐寒性のある種類を選ぼう
観葉植物と同じく、エアプランツでも初心者の方には耐寒性のある種類がおすすめです。
丈夫なエアプランツと言えば一番はウスネオイデスで、もじゃもじゃ髪のような見た目でもエアプランツを代表するお馴染みの種類です。
ウスネオイデスは耐寒性に優れていて東京より西の地域では一般的に屋外での冬越しもできるほど。
他にはテクトラム・イオナンタ・ブルボーザなど、初心者の方は特に耐寒性の強い品種がおすすめです。
インテリアにこだわる人は花が咲く種類を選ぼう
インテリアにこだわる人は、簡単な世話でも花が咲くエアプランツがおすすめです。
エアプランツには「美花種」と呼ばれる美しい花を咲かせる種類があり、その代表格はコットンキャンディーになるでしょう。
品種によってはブルーの美しい花を咲かせるものもあり、銀葉種であれば水やりなどの管理がより簡単になります。
他にもアエラントスやイオナンタが美花種として知られていて、インテリアにこだわる人にはおすすめです。
大きく育てたい方は大型種を選ぼう
エアプランツを大きく育てたい方は、キセログラフィカのように成長すれば30cm以上大きくなる大型種を選ぶと良いでしょう。
最初から葉っぱの大きさが10cmを超えるものを選ぶと条件さえ整えば、霧吹きやソーキングを多くすればそのぶん大きくなってくれます。
春や秋などの成長期に水やりを増やすとより効果的。発根するとさらに成長速度は早まるでしょう。
最大で40cmを超えると言われるブルボーザもまた、エアプランツをできるだけ大きく育てたい方におすすめです。
丈夫で初心者も安心!エアプランツのおすすめの9種類一覧★
- テクトラム
- イオナンタ
- キセログラフィカ
- ブルボーサ
- ウスネオイデス
- コットンキャンディー
- アエラントス
- カプトメドゥーサエ
- ハリシー
初心者も育てやすいエアプランツのおすすめ9種類を解説します。
テクトラム
原産国 | エクアドル・ペルー |
---|---|
色 | 葉っぱ:白・銀/花:紫・赤 |
大きさ | 5cm~70cm |
開花時期の目安 | 春から夏 |
水やり頻度 | 春や秋の生育期は週に2~3回 |
耐寒性/耐暑性 | 強い/強い |
- エアプランツの銀葉種の代表格と言えるテクトラムは白銀のトリコームが奇麗
- 丈夫な上に小型種はダイソーなど百均で買うこともできてコスパが高い
- 直射日光は不可ながら耐暑性や真冬の耐寒性があり初心者でも育てやすい
- 実際に育てている方からは長持ちしても花が咲かず変化に乏しいという声もあり
- シルバーでふわふわのトリコームを美しく保つには丁寧な水やり管理が必要
イオナンタ
原産国 | メキシコ・グアテマラ |
---|---|
色 | 葉っぱ:緑/花:紫・ピンク |
大きさ | 多くは10cm前後 |
開花時期の目安 | 春と秋 |
水やり頻度 | 春や秋の生育期は週に2~3回 |
耐寒性/耐暑性 | 普通/普通 |
- イオナンタはラテン語で「スミレ色の花」を意味し上手く育てればスリムな紫色の花を咲かせる
- エアプランツの中で最もポピュラーな入門種でダイソーなど百均でも買えてコスパが高い
- 葉っぱが紅葉すれば葉先が赤く染まりインテリア効果が抜群
- 一般的な寿命は5年前後と短めで花を咲かせるとさらに短命に
- 葉っぱが小さいものが多いため水やりの頻度が多く手間がかかりがち
キセログラフィカ
原産国 | エルサルバドル・グアテマラ・メキシコ |
---|---|
色 | 葉っぱ:緑・白/花:赤・紫 |
大きさ | 最大:直径60cm |
開花時期の目安 | 不定期 |
水やり頻度 | 春や秋の生育期は週に1~2回 |
耐寒性/耐暑性 | 普通/普通 |
- エアプランツの王様という異名を持つキセログラフィカはその名の通り最大で60cmの大きさになる
- うまく育てれば赤く長い茎の先に紫の花をつけることがあり開花期間も一般的に1カ月以上と長い
- 大きな葉っぱがありトリコームも大きいため水やりは霧吹きがメインでソーキングはあまり必要ない
- 耐寒性や耐暑性は共に弱いと見る専門家もいて初心者には管理が難しい恐れあり
- 葉っぱが大きいため乾燥させるためには屋内管理ではサーキュレーターなどが必要
ブルボーサ
原産国 | ブラジル・メキシコ |
---|---|
色 | 葉っぱ:緑/花:紫 |
大きさ | 最大20cm前後 |
開花時期の目安 | 不定期 |
水やり頻度 | 春や秋の生育期は週に2~3回・冬は週に1~2回 |
耐寒性/耐暑性 | 普通/強い |
- ブルボーサは「球根」の形にも似たエアプランツでクネクネしたユニークな葉っぱも特徴的
- 茎も葉っぱも個性的なのでハンギングや流木の着生など創造的な飾り方ができる
- 上手く育てれば花が咲くこともありダイソーなど百均で買うこともできてコスパが高い
- 多くの品種で耐寒性は10℃ほどしかなく初心者には管理が難しい
- トリコームが少なめの緑葉種なので水やりをかなりしなければならない
ウスネオイデス
原産国 | 中南米全域 |
---|---|
色 | 葉っぱ:白・銀/花:緑 |
大きさ | 最大:50cm |
開花時期の目安 | 春から夏 |
水やり頻度 | 春や秋の生育期は週に2~3回 |
耐寒性/耐暑性 | 普通/普通 |
- 銀葉種の代表格で長く垂れ下がったシルバーリーフが美しくお店にもよく飾られるほどインテリア効果あり
- 出会いを良好にする「対人運」や病の回復を促す「邪気払い」などの風水効果あり
- 乾燥しやすい環境であれば毎日水をやっても平気で最大50cmの大きさにまで成長する
- 大型種のわりには花が小さくて色も目立たないのは少々残念
コットンキャンディー
原産国 | 人工交配種(原種は南米) |
---|---|
色 | 葉っぱ:銀・緑/花:赤・紫 |
大きさ | 最大:30cm前後 |
開花時期の目安 | 不定期 |
水やり頻度 | 春や秋の生育期は週に2~3回 |
耐寒性/耐暑性 | 普通/強い |
- エアプランツの「美花種」の代表格で細長い筒状の鮮やかな花を咲かせるのでインテリア効果が抜群
- 花が咲かないときも銀葉種のシルバーリーフが奇麗でうまく育てればかなり大きく広がる
- 葉っぱの育成がいいぶん子株も多くつけるため上手く子株を育てれば長く楽しむことができる
- 綺麗な花を咲かせる品種なのでエアプランツの中では一般的に価格も高め
- 花を咲かせるには液体肥料を適度に施すなどの世話が必要で初心者には少々難しい
アエラントス
原産国 | ブラジル・パラグアイ・ウルグアイ・アルゼンチン |
---|---|
色 | 葉っぱ:緑/花:白・紫・赤 |
大きさ | 最大:15cm |
開花時期の目安 | 不定期 |
水やり頻度 | 春や秋の生育期は週に2~3回 |
耐寒性/耐暑性 | 強い/強い |
- 上手く育てればピンクのブラクト(花苞)をだして紫の花をつけるのでインテリア効果が抜群
- 花を咲かせるタイプでもクランプ(群生)種で子株を多く増やすため長く楽しめる
- さまざまな交配種が流通しながらも基本は緑葉種のため水やり頻度が少なく育成の手間がかからない
- 鮮やかな花を咲かせる品種は一般的に寿命が短いのが残念
カプトメドゥーサエ
原産国 | 中南米全域 |
---|---|
色 | 葉っぱ:銀・白/花:黄色・赤 |
大きさ | 最大:40cm |
開花時期の目安 | 不定期 |
水やり頻度 | 春や秋の生育期は週に3~4回 |
耐寒性/耐暑性 | 普通/普通 |
- ギリシャ神話のヘビの髪の女王「メデューサの頭」を意味するカプトメドューサエは見た目インパクト大
- 上手く育てれば赤・青・黄色の鮮やかな花を咲かせるのでインテリア効果も抜群
- 最大40cmまで大きくなるタイプでもダイソーなど百均で買うこともできてコスパが高い
- 品種によっては耐寒性がないものがあり冬の温度管理が難しくなる
ハリシー
原産国 | グアテマラ |
---|---|
色 | 葉っぱ:銀・緑/花:紫 |
大きさ | 最大:約20cm |
開花時期の目安 | 不定期 |
水やり頻度 | 2日に1回 |
耐寒性/耐暑性 | 弱い/強い |
- 葉っぱが多肉植物のハオルチアなどのようにロゼット状(放射状)に広がってインテリア効果が大
- エアプランツの中でも非常に水を好む種類なので水のやりすぎで枯らすことがほとんどない
- 一般的に小型の品種ながら30cm以上に巨大化することも可能でダイソーなど百均でも購入できる
- 一般的に10℃以上の温度が必要で耐寒性が弱く冬越しするのが難しい
- 水を好むため夏場の水やりが大変で屋内管理では徒長することが多い
エアプランツのQ&A
ダイソーのエアプランツは、初心者でも大きく育てることはできますか?
育て方によっては大きく育ちます。売り場は屋内なのでお家でも最初は屋内栽培がベスト。
徐々に外気に慣らして屋外に置けるようになれば多くの場合、成長速度は早まります。
あとは水やり・風通し・温度などの管理をしっかりすれば百均のエアプランツでも大きくなるでしょう。
ダイソーのエアプランツを編集部も育てています!
1年前から、ダイソーのエアプランツ6種類を育てています。最初の半年間は毎日霧吹きをしていましたが、冬になるとなんだか元気がなくなっているように感じました。窓際で育てていたので寒さにあててしまったということと、今回の選び方のポイントである「乾燥させる」が上手くできていなかったことを反省しました。
それからは、週に1回のソーキングに変えました。エアプランツを半日から1日ほど水に浸けています。水につけると、葉がピンと立ち鮮やかな緑に戻り、エネルギーを感じます。水から取り出した後、自然乾燥させてから元の位置に飾っています。
しかし、私の方法ではエアプランツは元気ではあるものの、購入時と比べて大きさはあまり成長していません。サイズにこだわらないのであれば、自分のペースで育てることがベストだと思います。
もう少し育てることに自信をつけたら、大ぶりでおしゃれなキセログラフィカを部屋に飾るのが夢です。手間がかからず本物と見分けがつかないほど美しいため、何度か「フェイクグリーンのキセログラフィカでいいや!」と思いましたが、できるなら生きたエアプランツを飾りたいです。
ぐーちょ編集部:ガーデニング担当
エアプランツのおすすめの種類の重要ポイントまとめ
エアプランツのおすすめの種類の重要なポイントは以下の3つです。
- ふわふわしたカワイイ見た目で人気のテクトラムは耐寒性があるため初心者の方でも育てやすい
- 最もポピュラーなエアプランツであるイオナンタは小型でかわいらしく花も咲かせる
- エアプランツの王様と呼ばれるキセログラフィカは最大50cmほどに成長しインテリア効果も大
この記事を書いたライターからのコメント
私はまさにメドューサのようにクネクネした葉っぱに魅せられ、小さなカプトメドューサエをダイソーで買って3年近く育てています。
数多くの植物を育てているため小さいエアプランツはあまり目に留まりませんが、たまにハンギングを見上げる度に癒されます。
私のカプトメドューサエは冬越しも屋内でできるもので花は咲きませんが、約3年で10cm弱から20cmほどに成長しました。
エアプランツは全般的にも普通の植物より肥料などの手間がかからないため、初心者の方におすすめしたい品種です。
ライター:ツバキ
香川県在住。映画や小説が大好きで、文学賞を受賞し1度だけ出版歴あり。現在は「ぐーちょ」で執筆業務を担うなど、Webライターを副業としています。
カメラなどのデジタル機器・デバイスやガジェットに興味があり、「ぐーちょ」で新商品を紹介するときは「すごい、こんなのがあるんだ」と胸を躍らせています。
また50種類以上の植物を育てる自称・園芸家でもあり、植物の記事を書くときもテンションは高めです。
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