いい音で音楽を聴きたいという若い層も増えてきている気がします。そんな家でも素敵な音楽をいい音で聴きたい人に向けて、おすすめのフルレンジスピーカーを紹介していきます。
目次
スピーカーユニットの種類
スピーカーユニットの主な4つの種類を解説します。
- フルレンジ
- 2WAYスピーカー
- 3WAYスピーカー
- 4WAYスピーカー・3WAY4スピーカー
フルレンジ
フルレンジスピーカーとは、スピーカーユニット(主に円状の音の出所)、1つだけで低音・中音・高音のすべてのサウンドを鳴らす機器のこと。
1点から音が出るシンプルな「点音源」構造なので、目の前で実際に演奏されているようなリアルな聴き心地が得られやすいです。現在では小型でポータブルなBluetoothスピーカーが主流ですが、多くはフルレンジ最大の弱点・低音部の強化も施されています。
フルレンジスピーカーは、最安値の価格帯でリアルなサウンドを聴きたい方におすすめの種類です。
2WAYスピーカー
2WAYスピーカーとは、低音のウーファーと高音のトゥイーターの2つのスピーカーユニットがついている機器のこと。最も一般的なタイプであり、スピーカー市場で今も需要が最も高い種類だと言えるでしょう。
メリットは2つの音域が分かれていることからフルレンジよりも音の厚みが出ること。ただ、人工的に分離している分、自然さや臨場感に欠ける難点もあります。
2WAYスピーカーは、比較的小さな部屋でボリューム感のある音楽を楽しみたい方におすすめの種類です。
3WAYスピーカー
3WAYスピーカーとは、低音のウーファーと高音のトゥイーターにミッドレンジが加わった3つのスピーカーユニットでネットワーク構成された機器のこと。3WAY以上になるとすべて「マルチウェイ」と総称されます。
ステレオ・オーディオ用の本格スピーカーになり、多くはパッシブスピーカーなので再生にはアンプが必要。ミッドレンジが低音と高音をつなぐ役割を果たし、2WAYスピーカーよりもナチュラルでパワフルな音を鳴らせます。
デメリットはやはり高価になることと大型なので設置スペースを取ること。
3WAYスピーカーは、10畳以上の広い部屋で抜けの良いハイサウンドを聴きたい方におすすめの種類です。
4WAYスピーカー・3WAY4スピーカー
3WAY4スピーカーとも呼ばれる4WAYスピーカーは、主に2つのウーファー・トゥイーター・ミッドレンジのユニットでなるネットワーク構成の機器。
ウーファー・トゥイーター・2つのミッドレンジ(ミッドバス・ミッドハイ)という構成もあります。ウーファー2つのタイプの多くはサブウーファーがついたもので、50hz以下のより深い低音域の再生が可能に。
ミッドレンジが2つのタイプは、中低音のミッドバスと中高音のミッドハイにより低音域と高音域がより自然に融合します。
4WAYスピーカーは、トールボーイ型スピーカーが好きな方、また本格サウンドを聴きたいオーディオ愛好家におすすめの種類です。
フルレンジスピーカーのメリット
フルレンジスピーカーのメリットは、以下の2つです。
- コスパが高い
- 映画館のようなサラウンド効果あり
コスパが高い
スピーカーユニットが1つしかない分、フルレンジスピーカーは他の種類より値段が格段に安くなります。
近年、多くはフルレンジスピーカー搭載のBluetoothスピーカーが大人気になったことで、フルレンジユニットの性能も一気に上がりました。各メーカーは独自の新技術で、小型フルレンジでも重低音や中音域に強いハイサウンドを追求しています。
また連続再生時間も多くは10時間以上と長くなり、デザイン性に優れたモデルも数多くあります。コスパの高さを第一に考える方には、フルレンジスピーカーがおすすめです。
映画館のようなサラウンド効果あり
フルレンジスピーカー搭載のBluetoothスピーカーには、2つでステレオ・サウンドになるペアリング機能のある機器があります。楽曲によっては2つに分かれて音が出るようになるので、臨場感のある聴き心地が得られます。
部屋のどこにでも置けるケーブルレス・小型仕様なので、5~6mほど間隔を取れば部屋中に響くサラウンド効果も発揮。
オーディオ用スピーカーでも出来ますが、やはり設置には手間がかかります。気軽に映画館のようなサラウンド・サウンドを聴きたい方には、2台ペアリングできるフルレンジスピーカーがおすすめです。
フルレンジスピーカーのデメリット
フルレンジスピーカーのデメリットは、以下の1つです。
オーディオ用スピーカーにするには組み立てが必要
Bluetoothスピーカー人気によってか、フルレンジスピーカー・ユニットは近年ほぼ小型のポータブルタイプに絞られるようになりました。
Amazonのように入れ替わりの激しいネット通販では特にオーディオ用のフルレンジスピーカーが激減。多くはオーディオ愛好家に向けた組み立て用の単品として売られるようになりました。
しかし小型でも近年はオーディオサウンドに迫る高音質を鳴らす機器も数多く出てきています。それでも広い部屋で迫力や抜けのある本格サウンドを聴きたいという方には、フルレンジスピーカーはおすすめできません。
フルレンジスピーカーのおすすめメーカー一覧
フルレンジスピーカーのおすすめメーカー3つと特徴や評価を解説します。
- YAMAHA
- SONY
- JBL
YAMAHA
YAMAHAは言わずと知れた創業120年を超える日本の総合楽器メーカー。
ピアノの国際ブランドとして有名ですが、楽器のリスニングに特化したスピーカー技術も高く評価されています。フルレンジスピーカーとしては、今もAmazonではオーディオ用のフルレンジスピーカーを販売しています。
オーケストラなど臨場感のあるライブサウンドにこだわるヤマハならではの特色でしょう。楽器の再現性に優れ、ピアノのような黒色が鮮烈なフルレンジスピーカーをお求めの方におすすめのメーカーです。
SONY
SONYも言わずと知れた創業70年以上になる日本の総合機器メーカーです。
SONYのフルレンジスピーカーは、ここでも紹介したようなデザイン性に優れた小型ポータブル機器になります。「Sound Diffusion Processor」などの新技術によって、音響のSONYらしく小型でもハイサウンドを追求しているのが最大の魅力。
小型フルレンジスピーカーでも高音・中音・低音のバランスがいい音質を体感したい方におすすめのメーカーです。
JBL
JBLはアメリカのカリフォルニア州を拠点にした創業70年以上の老舗音響ブランド。近年サムスン社の傘下企業になったことでも話題になりました。
JBLのフルレンジスピーカーも小型ポータブル機器になり、中でも今回紹介した「Pebbles」は10年近くロングセラーを続ける目玉商品。コーン形スピーカーで知られるJBLですが、小型タイプではバスレフポート効果のある内部構造が人気。大口径のドライバーユニットと合わせて抜群の低音効果を発揮します。
小型フルレンジスピーカーにもズシズシ振動を感じる重低音をお求めの方におすすめのメーカーです。
フルレンジスピーカーの選び方のポイント
ユニットの大きさ
ユニットの大きさで高音がよく出る、低音がよく出るなどの特徴があります。基本的にユニットが小さいものの方が低音よりも高音重視、大きいものの方が高音より低音重視をした作りになっています。
好みの音の鳴りのものを選びましょう。
スピーカーのサイズ
スピーカー自体のサイズは慎重に考えましょう。特にデスクに置く場合は音が好みだったから購入したのに、いざ設置してみたらパソコンが使いづらくなってしまった、という事態になり、後悔してしまうかもしれません。置く場所を採寸した上で、サイズを絞って選びましょう。
フルレンジスピーカーのおすすめ8選
おすすめのフルレンジスピーカーを紹介します。
ソニー ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB01 G
最初に紹介するおすすめのフルレンジスピーカーは、「ソニー ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB01 G」です。
サイズ・重さ | 約81.5mm×57.5mm×56.5mm・160g |
---|---|
再生周波数帯域 | 20Hz-20000Hz(44.1kHzサンプリング時) |
最大出力 | 3W |
材質 | 防水素材 |
色 | 白・黒・赤・青・黄・緑の6色 |
- 小型スピーカーにしては大きなドライバー・37.5mmで、全音域のバランスが取れたフルレンジスピーカーユニット
- 低音増強振動板ユニット「パッシブラジエーター」や余計な共振を防ぐラウンド構造などSONYらしい高音質仕様
- スピーカー本体トップにある操作パッドで、曲送りや他機とのペアリングも可能
「ソニー ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB01 G」の特徴
6色のカラーバリエーションでチーズを輪切りにしたようなポップなデザインが目を引く小型ポータブルのフルレンジスピーカー。
Bluetooth対応の上「Audio in」端子でアナログ接続も可能、防水機能もあるのでアウトドア使用にも最適です。
ソニー ポータブルスピーカー SRS-XB13LC
次に紹介するおすすめのフルレンジスピーカーは、「ソニー ポータブルスピーカー SRS-XB13LC」です。
サイズ・重さ | 約76mm×高さ95mm・253g |
---|---|
再生周波数帯域 | 20Hz-20,000Hz(44.1kHzサンプリング時) |
最大出力 | 5W |
材質 | 防水・防塵素材 |
色 | ブラック・コーラルピンク・ブルー・パウダーブルー・ベージュの5色 |
- 小型スピーカー最大級の口径サイズ・46㎜ドライバーで低音の迫力に重きを置いたフルレンジスピーカー
- 電気回路ネットワークをなくし空気振動だけで伝えるパッシブラジエーター式でシャープな低音を実現
- 防水の上に防塵効果もあり、現在「Amazon’s Choice」にも選ばれたSONYの2021年最新モデル
「ソニー ポータブルスピーカー SRS-XB13LC」の特徴
5色のカラーバリエーションでマグカップのようにキュートな外観。
ソニー独自の技術「Sound Diffusion Processor」で本体トップから広がりのある高音質サウンドを響かせるポータブル・フルレンジスピーカーです。
Bluetooth対応で2台ペアリングすれば左右で音が違うステレオ再生も楽しめます。
YAMAHA スピーカーシステム (ブラウンバーチ) 1台売り NS-B210MB
次に紹介するおすすめのフルレンジスピーカーは、「YAMAHA スピーカーシステム (ブラウンバーチ) 1台売り NS-B210MB」です。
サイズ・重さ | (長さx幅x高さ)10.5 x 13.2 x 21.5 cm・1.6kg |
---|---|
再生周波数帯域 | 5Hz~35kHz(-10dB)~50kHz(-30dB) |
最大出力 | 120W |
材質 | アルミコーン素材 |
色 | ブラック |
- 現在Amazonでは非常に希少価値の高いステレオ・オーディオ用のフルレンジスピーカー
- 新開発素材アルミコーン素材により中低域の再生に優れ、最大出力120Wのハイパワー設計
- 幅はわずか21㎝弱のブックシェルフ型なので、TV用のスピーカーにも最適
「YAMAHA スピーカーシステム (ブラウンバーチ) 1台売り NS-B210MB」の特徴
現在、フルレンジスピーカーは組み立て用のユニット単品売りかポータブルの小型かにほぼ限られています。
そんな中、YAMAHAの本機は完成されたフルレンジスピーカーの上に、現在Amazonで3,000円を切るコスパの高さ。
ただ、パッシブスピーカーなのでアンプが必要になる点をお忘れなく。
ヤマハ パワードスピーカー NX-50(ブラック)左右1組 NX-50(B)
次に紹介するおすすめのフルレンジスピーカーは、「ヤマハ パワードスピーカー NX-50(ブラック)左右1組 NX-50(B)」です。
サイズ・重さ | 83x184x184 mm・2kg(2台) |
---|---|
再生周波数帯域 | 55hz~20khz |
最大出力 | 7W×2 |
材質 | パンチングメタル(前面) |
色 | 白・黒・シルバー・オレンジ・パープルの5色 |
- 70㎜口径の大型ドライバーとバスレフポート構造により重低音に自信を見せるフルレンジスピーカー
- 幅がわずか83㎜の省スペース設計、小型テレビの両サイドはもちろんPCスピーカーとしても最適
- 2012年の発売ながら現在も「Amazon’s Choice」に選ばれたロングセラー商品
「ヤマハ パワードスピーカー NX-50(ブラック)左右1組 NX-50(B)」の特徴
Bluetoothではなくアナログ入力端子の接続のため、より互換性に優れた小型のフルレンジスピーカーです。
ただ、Amazonレビューには人の声が聴きにくいという難点が指摘されており、ボーカル中心の曲では音質が落ちるかもしれません。
JBL Pebbles バスパワードスピーカー USB/DAC内蔵 JBLPEBBLESBLKJN
次に紹介するおすすめのフルレンジスピーカーは、「JBL Pebbles バスパワードスピーカー USB/DAC内蔵 JBLPEBBLESBLKJN 」です。
サイズ・重さ | 78(幅)×132(高さ)×150(奥行)mm・1kg。 |
---|---|
再生周波数帯域 | 70hz~20khz |
最大出力 | 不明 |
材質 | 不明 |
色 | 白・黒の2色 |
- 小型スピーカーとして大口径50㎜のフルレンジドライバー搭載で迫力のサウンドを実現
- 独自開発のスリップストリーム・ポートを採用、最大限のバスレフポート効果で低音を豊かに表現
- USBケーブル接続式なので数多くのデバイスに対応、PCからの給電もできるので多くの環境で使用可能
「JBL Pebbles バスパワードスピーカー USB/DAC内蔵 JBLPEBBLESBLKJN」の特徴
ビジュアルグランプリも獲得したドーナツのように可愛いデザインが目を引くUSB接続の小型フルレンジスピーカー。
コーン型でお馴染みのJBL社ならではの画期的な内部構造で小型とは思えない重低音を鳴らすロングセラー商品です。
Axloie Bluetooth スピーカー ワイヤレス スピーカー SA1-BLACK
次に紹介するおすすめのフルレンジスピーカーは、「Axloie Bluetooth スピーカー ワイヤレス スピーカー SA1-BLACK」です。
サイズ・重さ | 10x 10×6.35 cm・350g |
---|---|
再生周波数帯域 | 60Hz-20KHz |
最大出力 | 10W |
材質 | 防水・防塵素材 |
色 | 白・黒の2色 |
- 45㎜金属製の大口径ドライバーユニットと最先端技術「BASSUP」により重低音に優れた小型のフルレンジスピーカー
- Bluetooth5,0に対応、Micro SDカードやアナログ入力のAUXスロットも備えた豊富なインターフェース
- 手元操作でも切り替え可能な4種の発光モード搭載、1色ずつきらめくレインボーカラーが人気
「Axloie Bluetooth スピーカー ワイヤレス スピーカー SA1-BLACK」の特徴
コーヒーカップのような形が愛らしい、アメリカのLAを拠点とするAxloye社のBluetooth・フルレンジスピーカーです。
TWFモード(2台接続時)高音質なサラウンド・サウンドが「包み込まれるようだ」と口コミでも高評価を受けています。
Creative Pebble USB電源採用アクティブ パッシブ ドライバー SP-PBL-BK/WH
次に紹介するおすすめのフルレンジスピーカーは、「Creative Pebble USB電源採用アクティブ パッシブ ドライバー SP-PBL-BK/WH」です。
サイズ・重さ | (長さx幅x高さ)114 x 113 x 116 cm・870g |
---|---|
再生周波数帯域 | 100hz~17khz |
最大出力 | 4.4W×2 |
材質 | 不明 |
色 | 白・黒の2色 |
- 「価格.com」で2020年の「PCスピーカー」部門で金賞を獲った球状の斬新なデザインの大人気商品
- 50㎜のフルレンジドライバー採用、空気振動を利用したパッシブラジエーター構造で迫力の重低音を実現
- スピーカーユニットが45度の上向き設定で、リスナーにサウンドがダイレクトに届きやすい
「Creative Pebble USB電源採用アクティブ パッシブ ドライバー SP-PBL-BK/WH」の特徴
大人気「Creative Pebble」シリーズの中でも、最も人気のあるUSB接続式のベーシックタイプです。
値段は異なりますが、ほぼ同じデザインでBluetooth対応モデルや高出力モデルなどもお好みに合わせて選べます。
Anker Soundcore Mini 3 Bluetooth スピーカー AK-A3119011
次に紹介するおすすめのフルレンジスピーカーは、「Anker Soundcore Mini 3 Bluetooth スピーカー AK-A3119011」です。
サイズ・重さ | (長さx幅x高さ)8.4 x 7.2 x 7.2 cm・230g |
---|---|
再生周波数帯域 | 不明 |
最大出力 | 6W |
材質 | IPX7・防水仕様 |
色 | ブラック |
- Bluetooth5.0やUSB typc-Cケーブルにも対応、2020年最新モデルのBluetoothスピーカー
- Soundcoreアプリを使えば、デフォルト状態からユーザーごとにカスタム調整が可能、ボイス中心モードなども搭載
- ドライバーユニットに独自の「BassUp」テクノロジー採用、小型サイズながら迫力の重低音を実現
「Anker Soundcore Mini 3 Bluetooth スピーカー AK-A3119011」の特徴
Amazonのマケプレアワードで「最優秀セラー賞」など3年連続3冠獲得のAnker社を引っ張る人気シリーズ「Soundcore Mini」の最新モデル。
ただPartyCast接続(2台接続)では左右のスピーカーが分離するステレオ再生には非対応との口コミもあるのでご注意を。
[訳あり特価]メジャーブランドOEM[超秘められた潜在能力2]フルレンジスピーカーユニット3インチ(77mm) 8Ω/MAX30W[スピーカー自作/DIYオーディオ]/1個
DAITO VOICE ダイトーボイス AR-8C 8Ω 8cm フルレンジスピーカー 10W / 8センチ スピーカーユニット (1個)
Lifepower ミニスピーカーユニット 2個セット 8Ω2W パッシブスピーカー 小型軽量 粘着シート付 フルレンジスピーカー 汎用品 交換用 DIY
まとめ
フルレンジスピーカーの特徴とおすすめフルレンジスピーカーを紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。スピーカーは種類も多く、好みの音も人それぞれ違うので、選び方は難しいですが、この記事を参考に素敵なスピーカーを手に入れて、快適なオーディオライフを送ってくださいね。