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35㎜のフルサイズに加え初心者向けのAPS-Cやマイクロフォーサーズにも常用ISOが25600の高感度撮影が可能なモデルもあります。
レンズ選びやピントの合わせ方など一眼レフで星空を綺麗に撮影する方法も解説しますので、どうぞお役立てください。
【型落ちでも問題なし】安い一眼レフカメラ11選|初心者に人気
星空撮影に必要なカメラとは
ミラーレス一眼カメラとは、電子ビューファインダーや液晶ディスプレイを利用して撮影する像を確認するレンズ交換式のカメラのことです。
星空を撮影する際は、ノイズを抑えるためにAPS-Cや35mmフルサイズセンサーなどのイメージセンサーを利用するのがおすすめ。コンパクトなデジタルカメラでは小型のイメージセンサーしか備えていないので、高感度で撮影する際はミラーレス一眼カメラがおすすめです。
星空撮影にはこんなレンズがおすすめ
星空撮影におすすめのレンズは、F値が低くてカメラに多くの光を取り込めて、ワイドに撮れる広角レンズが1つの理想になります。
F値は低いほど明るい撮影が可能になり星空撮影にはF2以下がおすすめで、同じく値が低いほど高性能になる広角は24㎜以下がベスト。
また球面収差とコマ収差が少ないレンズである点も大切で、これらが少ないと暗闇でぼやけることのない鮮明な星空写真が撮れます。
MTFチャートの高さで判別できますが、初心者など一般のユーザーはより分かりやすい商品表記やレビューを参考にすると良いでしょう。
星空撮影におすすめのミラーレス一眼カメラ14選
高感度性能 | ノイズのない常用ISO感度:12800以上、ノイズ処理能力が高い、センサーサイズが大きい点などで評価 |
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安い価格・コスパ | ボディ単体でAPS-C機とマイクロフォーサーズ機は10万円前後、フルサイズは20万円前後を軸に性能を考慮して評価 |
液晶画面の見やすさ | 液晶画面サイズは3インチ以上、チルト式やバリアングル式やフリーアングル式などの可動型などの点で評価 |
初心者向き | 星空撮影時のAF機能や液晶画面でのピントの合わせやすさや手ぶれ補正の有無などで評価 |
SONY ミラーレス一眼 APS-C α6600 ボディ ILCE-6600
サイズ | 120×66.9×69.3 mm |
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重量 | 約503g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
有効画素数 | 2420万画素 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
液晶モニターサイズ | 3インチ |
IOS感度設定 | 標準:100~32000 |
手ブレ補正機能 | ◯ |
- 2420万画素のソニーAPS-C機で型落ちのためコスパが高く現在「Amazon’s Choice」の人気モデル
- 常用ISO:32000の高感度性能に加え従来機より2.2倍の大容量のZバッテリーを搭載し長時間の星空撮影にも最適
- フルサイズ並みの光学式5軸ボディ内手ブレ補正機構や0.02秒の高速AF機能などでカメラ初心者にも最適
- Amazonレビューではカメラ本体が高温になり撮影できない時があるとの指摘もあり
Canon ミラーレス一眼カメラ APS-C EOS M6 Mark II ボディー EOSM6MK2BK-BODY
サイズ | 119.6x70x49.2 mm |
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重量 | 約408g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
有効画素数 | 3250万画素 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
液晶モニターサイズ | 3インチ |
IOS感度設定 | 100~25600 |
手ブレ補正機能 | × |
- ボディの総量がわずか408gの軽量コンパクト設計でも3250万画素の高解像度で4K動画撮影にも対応
- 星空撮影に最適なISO感度:25600を備えCanon独自の高感度撮影時におけるノイズ低減機能もあり
- 液晶画面はタッチパネル式でピント合わせやシャッターなどもタッチ操作できるため初心者に最適
- コンパクトなAPS-C機の上に手ぶれ補正機能がないため星空撮影時には三脚でもブレが心配
- 映像エンジン「DIGIC 8」搭載機であるもののミラーレスのAPS-C機の相場価格よりもかなり高め
Canon ミラーレス一眼カメラ APS-C EOS Kiss M ダブルズームキット EOSKISSMBK-WZK
サイズ | 116.3×88.1×58.7 mm |
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重量 | 約387g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
有効画素数 | 2410万画素 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
液晶モニターサイズ | 3インチ |
IOS感度設定 | 100~25600 |
手ブレ補正機能 | × |
- 2410万画素の解像度のボディに加え標準と望遠の2つのレンズキットもついて安い価格帯を実現
- ボディ総量390g弱の軽量小型設計で自由自在に動くバリアングル液晶を備えた初心者向けモデル
- ISO感度が25600に加え映像エンジン「DIGIC 8」搭載でノイズ低減機能もあり星空撮影に最適
- 付属のダブルズームキットはF値がそれぞれ3.5と4.5のため暗い夜の星空撮影にはやや不向き
Nikon ミラーレス一眼カメラ APS-C Z fc ボディ
サイズ | 134.5×93.5×43.5 mm |
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重量 | 約445g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
有効画素数 | 2151万画素 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
液晶モニターサイズ | 3インチ |
IOS感度設定 | 100~51200 |
手ブレ補正機能 | × |
- ニコンの画像処理エンジン「EXPEED 6」により51200の最高クラスの常用ISO感度とノイズ低減機能を搭載
- レトロなデザインながらWi-FiやBluetooth搭載でスマホ操作に対応していて型落ちのためコスパが高い
- ISO・露出補正・シャッタースピードの3つの物理ダイアルがありF値を確認できる小窓もあるなど操作性が抜群
- 昭和のフィルムカメラにそっくりなデザインなので特に若い人の間では好みが分かれるかも
Canon ミラーレス一眼カメラ フルサイズ EOS R5 ボディー EOSR5
サイズ | 138.5×97.5×88 mm |
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重量 | 約738g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
有効画素数 | 4500万画素 |
シャッタースピード | 電子:1/8000秒~0.5秒・電子先幕・メカニカル:1/8000秒~30秒 |
液晶モニターサイズ | 3.2インチ |
IOS感度設定 | 100~51200 |
手ブレ補正機能 | ◯ |
- 映像エンジン「DIGIC X」により4500万画素と常用ISO:51200を実現し大口径のRFマウントを装備
- 星空撮影時のAF機能がある35㎜のフルサイズ機で世界最高クラスの8.0手ブレ補正機構と防塵防滴性能もあり
- 3.2インチの大型液晶画面はバリアングル方式で約576万ドットのビューファインダーにより夜間でも見やすい
- CanonのEOSの上位機種であるもののボディだけの値段として初心者にはハードルが非常に高い
Nikon ミラーレスカメラ 一眼 フルサイズ Z6II ボディ
サイズ | 134×100.5×69.5 mm |
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重量 | 約705g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
有効画素数 | 2450万画素 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
液晶モニターサイズ | 3.2インチ |
IOS感度設定 | ISO100~51200 |
手ブレ補正機能 | ◯ |
- 最大口径55mmで軽量な望遠レンズが装着できる「ニコン Z マウント」を搭載し常用ISO:51200で星空撮影に最適
- ローライトAFやワイドエリアAFに対応しボディー内センサーシフト方式で暗所での手ブレも抑制
- NIKKOR Z レンズの使用時には星空撮影に欠かせないMF操作において4つの機能がピント合わせをサポート
- 液晶画面はチルト式を採用しているため一般的にバリアングル式と比較して可動域が少ないのが残念
参考
Z 6II – 製品特長 | ミラーレスカメラニコンイメージング
SONY ミラーレス一眼カメラ フルサイズ α7SIII ボディ ILCE-7SM3
サイズ | 128.9×96.9×80.8 mm |
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重量 | 約699g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
有効画素数 | 1210万画素 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
液晶モニターサイズ | 3インチ |
IOS感度設定 | 80~102400 |
手ブレ補正機能 | ◯ |
- 常用ISOが驚きの102400に加え高感度撮影時のノイズや明るい星の白飛びを抑えるダイナミックレンジを採用
- 業務用カメラ「FX9」の高性能なAF機能を搭載し星空撮影時におけるMFでのAFサポート機能もあり
- 5.5段の光学式5軸ボディ内手ブレ補正や防塵防滴性能があり初心者のアウトドア撮影にも最適
- 解像度が画質に与える影響はそう大きくないもののフルサイズ機で1210万画素なのはやや物足りない
OLYMPUS ミラーレス一眼 マイクロフォーサーズ OM-1 Mark II ボディー
サイズ | 134.8×91.6×72.7 mm |
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重量 | 約599g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
有効画素数 | 2037万画素 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒・電子先幕:1/320~60秒・メカニカル:1/8000~60秒 |
液晶モニターサイズ | 3インチ |
IOS感度設定 | 80~25600 |
手ブレ補正機能 | ◯ |
- 星空撮影に特化したオリンパスOMシリーズのフラッグシップ機で2024年発売の最新モデル
- IP53相当の防塵防滴性能に加え-10度での撮影にも対応しアウトドア環境での星空撮影にも最適
- Live MOSセンサーと 「TruePic X」 により常用高感度ISO:25600を実現し暗所での高速撮影も可能
- マイクロフォーサーズ機のためフルサイズ比較で4分の1のセンサーサイズになるのがやや気になる
- フラッグシップモデルでもミラーレス一眼としては価格が高めでマイクロフォーサーズ機としてはやや重い
Panasonic ルミックス ミラーレス一眼 マイクロフォーサーズ ボディ DC-GH5S-K
サイズ | 138.5×98.1×87.4 mm |
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重量 | 約660g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
有効画素数 | 1028万画素 |
シャッタースピード | 1/16000~60秒(シャッター方式自動切換) |
液晶モニターサイズ | 3.2インチ |
IOS感度設定 | 160~51200 |
手ブレ補正機能 | × |
- 常用感度:51200に加え高感度と低ノイズを静止画と動画で実現する新開発「デュアルネイティブISOテクノロジー」搭載
- 新開発のチルトフリーアングル構造を採用し上下に動くチルトに加え270度の回転も可能なので星空撮影にも最適
- フラッグシップ機でも型落ちのためコスパが高く現在「Amazon’s Choice」の人気モデル
- 有効画素数が1028万画素である点とフラッグシップでも手ぶれ補正機構がないのが残念なところ
参考
操作性/デザイン | DC-S1H | Sシリーズ フルサイズ一眼カメラ | 商品一覧 | LUMIX(ルミックス) ミラーレス一眼カメラ・デジタルカメラPanasonic
ソニー(SONY) デジタル一眼カメラ α6100
重量 | 約352g |
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有効画素数 | 約2420画素 |
使用レンズ | ソニーEマウントレンズ |
撮像素子 | APS-Cサイズ、Exomor CMOSセンサー |
- 高速・高精度・高追随AFを実現する「高密度AF追従テクノロジー」を搭載しています。
- リアルタイム瞳AFによって瞳を検出する精度と速度が向上しています。
- リアルタイム瞳AFは犬や猫などペットの瞳も検出します。
「ソニー(SONY) α6100」の特徴
AIを活用した「リアルタイムトラッキング」機能を備えているので、被写体を捉えてシャッターボタンを半押しすれば、カメラが自動で追従してくれます。
ニコン(Nikon) Z 50
重量 | 約450g |
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有効画素数 | 約2088画素 |
使用レンズ | ニコン Z マウント |
撮像素子 | 23.5×15.7mmサイズCMOSセンサー、ニコンDXフォーマット |
- ISOボタン・露出補正ボタン・動画撮影ボタンをシャッターボタン周囲に配置しており操作性に優れてます。
- 薄型のボディーデザインながらしっかりと握れるグリップの深さが確保されています。
- 画面モニターを下方に180°展開すれば自分撮りにも利用できます。
「ニコン(Nikon) Z 50」の特徴
約263万ドットの有機ELパネルが電子ビューファインダーに採用されており、収差の少ないクリアな見え方を実現しています。
キャノン(Canon) EOS RP
重量 | 約485g |
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有効画素数 | 約2620画素 |
使用レンズ | キャノンRFレンズ群、およびEFレンズ群 |
撮像素子 | CMOSセンサー(デュアルピクセル CMOS AF対応) |
- バッテリーやカードを含めても約485gと軽量です。
- 前方約180°・後方約90°・水平約175°に可動する液晶モニターを備えています。
- スマホを操作するような感覚のタッチパネル機能を搭載しています。
「キャノン(Canon) EOS RP」の特徴
直感的で理解しやすい解説文に加えて、写真やイラストなどの表示によって使用方法を確認できるので初めてミラーレス一眼レフカメラを扱う方にも適しています。
パナソニック(Panasonic) 一眼カメラ DC-GH6
重量 | 約739g |
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有効画素数 | 約2521画素 |
使用レンズ | マイクロフォーサーズマウント |
撮像素子 | 4/3型Live MOS センサー |
- 新開発された25.2M Live MOS センサーによってユーザーの表現力を存分に発揮できます。
- 5軸7.5段の手ブレ補正機能を備えており動きのなかでの撮影をサポートしてくれます。
- 人間工学に基づいたデザインが採用されており操作性にも優れています。
「パナソニック(Panasonic) DC-GH6」の特徴
動画記録中の赤枠表示や画角を確認しながら撮影できるフレーム表示など、撮影をアシストするメニューが豊富に搭載されています。
オリンパス(OLYMPUS) ミラーレス一眼カメラ OM SYSTEM OM-1
重量 | 511g |
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有効画素数 | 約2037画素 |
使用レンズ | マイクロフォーサーズマウント |
撮像素子 | 4/3型 裏面照射積層型 Live MOS センサー |
- 圧倒的な解像感と低ノイズを実現する4/3型 裏面照射積層型 Live MOS センサーを搭載しています。
- 暗部から明部までを階調豊かに表現できるのもメリットです。
- 5軸手ブレ補正機能によって三脚なしでもスローシャッター撮影が可能です。
「オリンパス(OLYMPUS) OM-1」の特徴
「ナイトビューモード」を利用すれば、暗い環境で撮影する場合でも被写体の状況をEVFや背面モニターでしっかりと視認できます。
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ミラーレス一眼カメラとは?その仕組みを紹介
ミラーレス一眼カメラとは、基本的にスマホやデジカメよりカメラ性能が高く一眼レフカメラよりはやや落ちるという位置づけです。
一眼レフのように光を反射するミラーが内蔵されていないためミラーレスと呼ばれ、そのぶん軽く手ぶれ補正もしっかりしています。
最近のミラーレスの上位機種はデジタル一眼と性能面で同等になっていて、コスパや動画撮影性能の高さを求める方におすすめです。
一眼レフとミラーレスの違い
デジタル一眼レフとミラーレス一眼レフは一般的に、サイズと重量、ファインダー、動画の撮影性能の3点に最大の違いがあります。
ミラーレスはデジタル一眼のミラー機構がないため小型軽量タイプが多く、この点でアウトドア環境での星空撮影にも最適です。
ファインダーでは一眼レフが実際の被写体を写す光学ファインダーであるのに対し、ミラーレスでは電子ファインダーになります。
また一般的に動画撮影においてミラーレスが優位にあり、4K動画や高度な手ぶれ補正機構やAF機能に対応しています。
カメラに機動力や便利な機能を求める方はミラーレス、本格派の高いカメラ性能を求める方には一眼レフがおすすめです。
ミラーレス一眼カメラできれいな星空の撮り方
ミラーレス一眼も他のカメラでも、星空を撮る基本は一緒です。昼間とは全く違う環境なので、少々慣れが必要です。天体撮影向きの機能があるカメラなら、撮影や編集がぐっと楽になります。
ミラーレス一眼カメラできれいな星空を撮るポイントは以下の4つです。
- 明るい内に、撮影ポイントを決めておく
- 三脚は必須
- ピントを合わせる
- カメラを設定する
明るい内に、撮影ポイントを決めておく
星を綺麗に撮るには、月が無い夜や、可能な限り街灯りが入らない場所に行くのがベストです。どうしても遠方まで出かけるのが難しい場合は、光を抑えるフィルターを使用したり、カメラの設定を工夫して写り込む光を抑えます。街と星空を一緒に写しても、面白い構図ができあがります。
三脚は必須
星空の撮影は長時間の露光が多いため、まず手ブレが起きるので、三脚を使います。撮影に適して、安定する場所を、明るいうちから確認しておきます。上を向け続けるカメラを支え、風の影響を受けにくい、しっかりした作りの三脚を選びましょう。自分が手軽に持ち運べるサイズや重さであるかも、大事なポイントです。
ピントを合わせる
星は遠すぎて、AFではピントが合わせられません。背面モニターを使い、MFでピントを「∞(無限遠)」に合わせます。ライブビューで拡大表示し、一等星など見えやすい星を目安に、最も星がシャープになる位置まで調整します。この時フォーカスピーキングを使う方法もありますが、使わない方が精密な場合もありますので、よりピントの合う方法を選びましょう。
対応しているレンズに刻んである無限遠の目盛りは、必ずしも適切なピントとは限りません。前後に多少のズレがあるので、自分の目で確認する必要があります。
明るい内に、遠方の景色を使ってある程度ピントを合わせておくと、実際に暗い中で撮影する時により楽に合わせられます。
カメラを設定する
星空は時間の経過と共に刻々と変わるので、撮影モードは臨機応変に設定を変えられる「M(マニュアル)」がおすすめです。ライブビューで確認しながら、適切な値を設定します。背面モニターの明るさは、あらかじめ多少暗くしておきましょう。通常の明るさだと、撮影現場では明るすぎて撮影の邪魔になります。
シャッター速度はカメラにもより、10秒から20秒ほどで綺麗な点に映ります。逆に星の軌跡を写したい場合は、シャッターを数十分開き続けます。
あまり明るくない星の光まで写すには、カメラのISO感度を上げる必要があります。ISO感度が高ければ高いほど明るく撮影できる分、ノイズも増え綺麗とは言いがたい画像になります。ISO感度は800~3200で、撮影ごとに写りを見ながら調節します。また、三脚で撮影する時には手ブレ補正をOFFにして、不要なカメラの動作をふせぎます。
星空撮影にあれば便利な道具
シャッターを押す動作だけでカメラは動き、画像がブレてしまいます。レリーズでシャッターを操作すると、カメラに振動を与えず連続撮影もできて便利ですが、無い場合はセルフタイマーを使用して、手ブレを避けることができます。
星の方角を確認するコンパスの他、スマートフォンに星座表アプリを入れておくと、目当ての星や星座の位置をすぐ見つけられて便利です。季節によっては適切な防寒着や虫除け、椅子などを持参すると、長時間になりやすい撮影の負担が減らせます。
ミラーレス一眼カメラのおすすめメーカー一覧
ミラーレス一眼カメラのおすすめメーカー3つと特徴や評価を解説します。
- キャノン(Canon)
- ソニー(SONY)
- ニコン(Nikon)
キャノン(Canon)
東京都に本社を構える「キャノン」は、映像機器やプリンター、スキャナーなどを製造する日本国内の精密機器メーカーです。
キャノンが製造するミラーレス一眼カメラ「EOS」シリーズは、画質に優れているだけでなく快適に使用できる点が人気。初めてミラーレス一眼を使用する方から上級者まで、幅広い層にマッチする製品を取り扱っています。
ソニー(SONY)
ヘッドホンやイヤホンなどのオーディオ機器で有名な「ソニー」ですが、スマホや家庭用ゲーム機、デジタルカメラなども製造しています。
ソニーが製造するミラーレス一眼カメラは、「α6000」シリーズや「α7」シリーズが人気。ミラーレス一眼本体だけでなく、レンズのラインナップが充実している点もソニーの魅力です。
ニコン(Nikon)
東京に本社を置く「ニコン」は、カメラ・双眼鏡・望遠鏡・メガネなどを製造する日本国内の光学機器メーカーです。
ニコンが製造するミラーレス一眼カメラは、「Z」シリーズの名称で展開されているのが特徴。フルサイズセンサーを搭載している製品が多く、画質に優れている点で人気を集めています。また、ニコンはカメラ用のレンズやアクセサリー類も多数取り扱っています。
ミラーレス一眼カメラの選び方
ミラーレス一眼カメラの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- センサ―サイズで選ぼう
- オートフォーカス(AF)関連の機能をチェックしよう
- レンズの種類もチェックしておこう
センサ―サイズで選ぼう
ミラーレス一眼カメラに搭載されているセンサーのサイズは、製品ごとに異なります。フルサイズ・APS-C・4/3型・1/2.3型などのセンサーを搭載したモデルが存在しますが、一般的にサイズが大きいほど高画質な撮影が可能です。
初心者であれば、バランスに優れたAPC-Sがおすすめ。携帯性を重視する場合は4/3型、画質重視ならフルサイズが便利です。
オートフォーカス(AF)関連の機能をチェックしよう
ミラーレス一眼レフカメラの使い勝手を左右するのが、AF関連の機能です。特に子どもやペットなど動きの多い被写体を撮影する場合には、AF機能を重視するのがおすすめ。手ブレ補正機能を合わせて確認しておけば、利用的な撮影がしやすくなります。
また、風景など動きの少ない被写体を撮影する場合には、写真の雰囲気を変えられるカラーモードを重視するのがポイントです。
レンズの種類もチェックしておこう
ミラーレス一眼カメラは、基本的にレンズの交換が可能です。レンズを付け替えれば、撮影できる写真の雰囲気を大きく変更できるので、幅広い楽しみ方ができます。
ただし、製品ごとに交換できるレンズの種類や数が異なるので注意が必要。センサ―サイズはマイクロフォーサーズに対応したモデルが多く、メーカーであればソニーが数多くのレンズを取り扱っています。
星空撮影に三脚は必須アイテム?
星空を撮影する際は、シャッタースピードを10秒や20秒などに設定するのが一般的です。撮影している間はカメラを動かせないので、三脚を使ってしっかりと固定しておくのがおすすめです。
ただし、ミラーレス一眼カメラには、高精度な手ブレ補正機能を備えている製品が存在します。撮影中の手ブレを防げる場合には、三脚がなくても星空撮影が可能です。
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まとめ
星空写真は一眼レフでないと難しいと思われていましたが、ミラーレス一眼の機能もぐんぐん進化し、一眼レフと遜色が無くなっています。
元々は一眼レフより軽くて持ちやすく、細部にこだわらず高画質で撮影したい人向けのミラーレス一眼でしたが、レンズや設定次第で本格的な星空写真を撮ることができます。今までなかなか満足する星空写真が撮れなかった人は、今年ぜひミラーレス一眼で、1ランク上の星空撮影にチャレンジしてください。
この記事を書いたライターからのコメント
私はオリンパスのミラーレス一眼を長く愛用し星空撮影にも挑んできましたが、結局は正解がないというのが正直な思いです。
星空撮影と一口に言っても街中かアウトドアか、新月か満月か、雲は多いか少ないかなどランダムな環境要因が大きく影響します。
私の経験上、特に常用ISO感度はその時々の環境に大きく左右され、満月の時にはISO:200の写真がベストだったこともあります。
ISO感度が10,000以下になる比較的安いミラーレス一眼でも星空はきれいに撮れるので、初心者の方もぜひ挑戦してみてください。
ライター:ツバキ
香川県在住。映画や小説が大好きで、文学賞を受賞し1度だけ出版歴あり。現在は「ぐーちょ」で執筆業務を担うなど、Webライターを副業としています。
カメラなどのデジタル機器・デバイスやガジェットに興味があり、「ぐーちょ」で新商品を紹介するときは「すごい、こんなのがあるんだ」と胸を躍らせています。
また50種類以上の植物を育てる自称・園芸家でもあり、植物の記事を書くときもテンションは高めです。
※製品紹介、ミラーレス一眼カメラの仕組み、違いの部分を執筆しました。