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カメラが趣味の人でもこう思いがちですが、画像編集ソフトには多くの限界がありフィルターがいるケースが数多くあります。
光の反射を抑えるPLフィルターであれば川などの水面の反射も抑えらえるので水中の魚などを撮ることができます。
光量を抑えるNDフィルターなら真夏の日差しの下でも白っぽくない写真が撮れ、このいずれも画像編集ではできないことです。
最近のPLフィルターには暗くなるなどのデメリットを克服する透過率の高いものがあります。
解説と共にケンコー・NiSi・マルミなどの人気メーカーの77㎜モデルを中心に紹介しますので、どうぞご参考にしてください。
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PLフィルターのおすすめ15選
Kenko PLフィルター ZX サーキュラーPL 77mm 547724
材質 | ガラス |
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写真フィルタースレッドサイズ | 77㎜ |
写真フィルター効果タイプ | 偏光 |
フィルター径 | 77㎜ |
- ケンコー独自のZRコートによりわずか0.3%の超低反射率でフレアやゴーストを最大限に抑制
- 通常のCPLフィルターよりも1EV(電子ボルト)明るいフィルターのため暗所での撮影にも対応
- 撥水・撥油コーティングのため汚れにくい上にローレット加工なので指が滑りにくく操作しやすい
- 高い価格帯に相当する非常に高性能なフィルターなのであまり初心者向きではない
Kenko PLフィルター サーキュラーPL(W) 77mm コントラスト・反射調整用 薄枠 477144
材質 | ガラス |
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写真フィルタースレッドサイズ | 77㎜ |
写真フィルター効果タイプ | 偏光・エンハンシング |
フィルター径 | 77㎜ |
- 薄枠型によりミクロ撮影の広角レンズでの使用時にも隅にフィルターが映りこむケラレが起こりにくい
- 名ブランド「ケンコー」の中でもエントリーモデル的な位置づけで価格が安く初心者に最適
- フレアやゴーストの抑制効果の他にもコントラストを高める編集機能的な効果もあり
- 反射率や光の透過率といった実力面では頼りない面があり中級者以上の方にはやや不向き
Kenko PLフィルター Zeta Quint サーキュラーPL 77mm 727713
材質 | 光学ガラス・ZRコート |
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写真フィルタースレッドサイズ | 77㎜ |
写真フィルター効果タイプ | 偏光 |
フィルター径 | 77㎜ |
- ジュラルミン製のフレームに加え通常のガラスよりも3倍の強度の光学ガラス採用により耐久性が抜群
- 標準モデルより明るいCPLフィルターなのでAF機能つきのカメラに最適で0.6%以下の低反射率を実現
- 独自のダストフリーコートで汚れが付きにくく薄型設計なのでレンズキャップフードつきの広角レンズでも使える
- Amazonレビューでは広角撮影でのフィルター使用時にピントが合わなかったという指摘あり
NiSi 偏光フィルター True Color CPL 82mm NIR-TCCPL-82
材質 | ガラス |
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写真フィルタースレッドサイズ | 82㎜ |
写真フィルター効果タイプ | 偏光 |
フィルター径 | 82㎜ |
- 国際ブランド「NiSi」による透過率の高さから高級カメラにも推奨される現在「Amazon’s Choice」の人気モデル
- 独自の反射防止コーティングによりわずか0.35%以下の反射率を実現し特に川などでの水面下の撮影に最適
- シネマ用フィルターのシーリング技術を応用した気密性の高い構造により反射率を抑え耐久性を上げる効果を発揮
- Amazonレビューではフィルター枠がやや太いためレンズフードをつける際に苦労するという指摘もあり
NiSi 角型フィルター 100㎜システム V7ホルダー TRUE COLOR CPLキット 500155
材質 | 高剛性アルミニウム |
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写真フィルタースレッドサイズ | メインアダプター:82㎜ |
写真フィルター効果タイプ | 偏光 |
フィルター径 | メインアダプター:82mm・アダプターリング:67mm/72mm/77mm |
- キット商品のためメインの82㎜など4種類のフィルターがあることで多くのカメラを所有している方に最適
- 航空機グレードのアルミニウム素材で耐久性が高くAmazonレビューでは約1.5mの落下でも無傷だったとの評価あり
- 超広角レンズでもケラレのない仕様でホルダーフレームの着脱の両方を一か所のつまみだけでできて使いやすさも抜群
参考
NiSi 100mmシステム 角型フィルターホルダーV7 True Color CPLキットAmazonページ内にあるNiSiのPR動画
- 角型フィルターは重ねづけができるなどのメリットがある一方でカメラのデザインが変わる点が気になるところ
K&F Concept 77mm True Color CPLフィルター NANO-Xシリーズ JPKF01.2371
材質 | 光学ガラス |
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写真フィルタースレッドサイズ | 77㎜ |
写真フィルター効果タイプ | 偏光 |
フィルター径 | 77㎜ |
- 両面共に28層のナノコーティング仕様により0.2%の反射率を実現した2023年発売の最新作
- 撥水や耐摩耗性のコーティングもなされ汚れと傷防止効果が高いため長く愛用できる
- 最新のチタンコーティング技術を採用した「TRUE COLOR」仕様により動画撮影時の色の再現性が向上
- 光の透過率が最大でも45%となるため広角撮影時や連写撮影時には光が足りなくなる可能性もあり
K&F Concept 77mm PLフィルター サーキュラー コントラスト NANO-Kシリーズ JPKF01.1317
材質 | 光学ガラス |
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写真フィルタースレッドサイズ | 77㎜ |
写真フィルター効果タイプ | 偏光 |
フィルター径 | 77㎜ |
- 16層ナノコーティングにより0.6%の反射率があるなど性能も確かな上に価格が安く非常にコスパが高い
- 5.3㎜の非常に薄いフレーム構造により14㎜の広角レンズの使用時にも4隅が黒塗りされるケラレがない
- 両面の多層コーティングで汚れにくい他にもCNC加工による滑り止め効果でフィルターの着脱がしやすい
- AmazonレビューではCPLリングが回しづらい点や黄色っぽく映る点などが指摘されている
ハクバ C-PLフィルター 72mm SMC-PRO サーキュラーPL AMZCFSMCPCPL72
材質 | ガラス |
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写真フィルタースレッドサイズ | 72㎜ |
写真フィルター効果タイプ | 偏光 |
フィルター径 | 72㎜ |
- 保護フィルターに加え側面部にも独自のスーパーマルチコーティングを施したことでフレア除去性能が高い
- ドイツの国際ブランド「SCHOTT(ショット)」製ガラス材を元にした日本国内製造により0.8%の反射率を実現
- ウレタンパッド入りの専用ハードケースが同梱されているので安全に持ち運ぶことが可能
- 光の透過率に関する明記がなくAmazonレビューには他機種に比べてフィルターが外れやすいとの指摘あり
ハクバ HAKUBA 52mm PLフィルター SワイドサーキュラーPL CF-SWCP52
材質 | ガラス |
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写真フィルタースレッドサイズ | 52㎜ |
写真フィルター効果タイプ | 偏光・エンハンシング |
フィルター径 | 52㎜ |
- 日本メーカー「ハクバ」によるワイド仕様で広角から望遠まで幅広く使えるCPLのエントリーモデル
- 広角レンズにも最適な薄型フィルターで前部リングを回転させることで画質を調整できる
- 日本国内一貫生産を掲げる「ハクバ」社の信頼あるモデルで同梱の専用ポーチも持ち運びに便利
- ガラスの反射率が4パーセントと標準よりも高めなので大幅な画質アップ効果が望めない可能性もあり
参考
S(スクリュー)ワイドサーキュラーPLフィルター 52mm ブラックハクバ写真産業
マルミ MARUMI カメラ用 フィルム専用 フィルター PL77mm 偏光フィルター 201131
材質 | 光学ガラス |
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写真フィルタースレッドサイズ | 77㎜ |
写真フィルター効果タイプ | 偏光 |
フィルター径 | 約80㎜ |
- デジカメ以前のフィルムカメラに最適なPLフィルターで構造が複雑なCPLよりもコスパが非常に高い
- 直線偏光膜を使ったPLは一般的に円偏光膜のCPLよりも偏光効果が高いため画質も上がる
- CPLと同じくガラスや水面の反射を除去したり風景のコントラストを上げるなど多用途に使える
- PLフィルターは一般的にCPLフィルターよりも光の透過率が低いため広角撮影や連写撮影にはやや不向き
ケンコー(Kenko) PLフィルター PRO1D NEO 49mm
フィルター径 | 49mm |
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PLフィルターの効果 | 円偏光(c-pl) |
- 広角レンズにも対応する薄枠設計
- レンズキャップ・フード取付可能
- 光の表面反射を除去し、色彩を鮮やかに表現
「ケンコー(Kenko) PLフィルター PRO1D NEO 49mm」の特徴
広角レンズにも対応する薄枠設計でレンズキャップやフードをそのまま取り付けることが可能なため、つけっぱなしでの使用にも便利です。フィルターには撥水・防汚機能を備えているため、水飛沫などのアクシデントにも中断することなく撮影可能です。
Amazonベーシック CF02-NMC16-67 67mm
フィルター径 | 67mm |
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PLフィルターの効果 | 円偏光(c-pl) |
- 屋外撮影に高い効果を発揮
- 円偏光レンズでグレア(ぎらつき)を軽減
- オートフォーカスカメラでも手動フォーカスカメラでも使用可能
「Amazonベーシック CF02-NMC16-67 67mm」の特徴
円偏光レンズでぎらつきを軽減でき、オートフォーカスカメラでも手動フォーカスカメラでも使用可能です。屋外撮影に高い効果を発揮し、風景のコントラストをはっきりと再現することができます。
ハクバ(HAKUBA)AMZCF-WRUTLG62 62mm
フィルター径 | 62mm |
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PLフィルターの効果 | 高透過タイプ |
- 限りなく100%に近い透過率
- 高い撥水/防汚機能
- 最高品質のコーニング社製光学ガラスを採用
「ハクバ(HAKUBA)AMZCF-WRUTLG62 62mm」の特徴
カメラのレンズなどにも使われるグレードのコーニング社製「光学ガラス」を採用し、限りなく100%に近い透過率を実現。特別に高性能な撥水防汚加工を施した。水滴や汚れが付着しにくく取り扱いがしやすいフィルターです。
ケンコー(Kenko) サーキュラーPL 72mm
フィルター径 | 72mm |
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PLフィルターの効果 | 円偏光(c-pl) |
- お求めやすい価格の通常枠厚の円偏光フィルター
- 光の表面反射を除去し、色彩を鮮やかに表現
- 被写体のコントラストを強調
「ケンコー(Kenko) サーキュラーPL 72mm」の特徴
お求めやすい価格ながら、色彩を鮮やかに表現する風景撮影には必需のPLフィルター。光の表面反射を除去し、色彩を鮮やかに表現して被写体のコントラストを強調します。
K&F Concept 67mm
フィルター径 | 67mm |
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PLフィルターの効果 | 可変式 |
- デジタルカメラグランプリ 2020 SUMMER 周辺機器部門に金賞を受賞
- x状ムラなし。光量ロック機能を搭載
- 5段光量調節可能。Nd2からnd32まで調整可能。
「K&F Concept 67mm」の特徴
デジタルカメラグランプリ 2020金賞受賞の人気フィルター。Nd2からnd32までの5段光量調節可能。
PLフィルターとは
PLフィルターとは、Polarized Light(偏光)フィルターの略で、不要な光の反射を除去する効果を持つフィルターです。
紅葉や青空などの色味が重要な被写体をより色鮮やかに捉えられるほか、ガラス面や水面への反射を抑えることもでき、より多彩な表現を可能にします。
なぜプロのカメラマンは「PLフィルター」を使うのか?
なぜプロのカメラマンは「PLフィルター」を使うのかに関しては、シンプルに画質の鮮やかな写真を画像処理の手間なく撮れるからだと言えるでしょう。
PLフィルターを使えばまずガラスなどの反射が抑えられるため、角度を変える手間なく車などの光る被写体を撮影できます。
風景撮影においては木々や鳥や雲などの色合いを強めて、撮影した瞬間に自然とコントラストの効いた写真を残すことが可能。
またリアルに目の前にあるような臨場感やクリアに透き通った清涼感などの効果も多くの人が実感しています。
ただ、光の反射などは写真に味のある効果を与えることもあるため、プロのカメラマンでも使わない人が一定数いるのも事実です。
PLフィルターの寿命
PLフィルターは紫外線と熱に弱く、使用頻度の多い場合で2~3年、長くても7~8年で寿命を迎えるとされています。
目安としては、白い紙の上にPLフィルターを置いた際、黄色がかって見えたら交換時期です。経年劣化を起こしたPLフィルターを使用して撮影すると、写真の色が濁ってしまうため、注意しましょう。
PLフィルターの効果やメリット
PLフィルターの効果やメリットを2つ解説します。
- 反射除去効果
- 色彩コントラスト効果
反射除去効果
PLフィルターは、被写体表面の反射を抑え、本来の色をより鮮やかに写し出すため、紅葉や、屋外でのポートレート撮影などの際に効果を発揮します。
また、水面やガラス面への反射・写り込みも抑えられるため、水辺での撮影や、展望台からのガラス越しでの夜景撮影などにもおすすめです。
色彩コントラスト効果
PLフィルターは、空気中のチリやホコリによる乱反射を抑える効果も持つため、青空の色味をより深く鮮やかに写し出します。
この効果により、白い雲とのコントラストを高められ、より引き締まった印象の写真を撮影可能です。
PLフィルターの気になるデメリット
PLフィルターのデメリットは、以下の2つです。
- 光量が少なくなる
- フレアやゴーストが多くなる
光量が少なくなる
PLフィルターを通すことで光量が少なくなる点には、注意が必要です。
光量の減少量は、一般的なPLフィルターの場合、シャッタースピード2段分程度にあたります。
このため、PLフィルターを使う際は、手ぶれに注意するか、状況に応じて三脚を使うなどの対策を取りましょう。
フレアやゴーストが多くなる
一般的に、フィルターを装着するとフレアやゴーストが起きやすくなりますが、中でもPLフィルターは2枚のガラス板で構成されており、フレア等が生じる可能性は比較的高いと言えます。
そのため、PLフィルターのつけっぱなしは基本的におすすめできません。
PLフィルターの効果が必要な時にのみ、装着するようにしましょう。
PLフィルターのおすすめメーカー3つ
PLフィルターのおすすめメーカー3つと特徴や評価を解説します。
- ケンコー(Kenko)
- マルミ(MARUMI)
- ハクバ(HAKUBA)
ケンコー(Kenko)
ケンコーは、レンズからカメラバッグ、天体望遠鏡までを手がける国内メーカー。
お手軽モデルから高性能モデルまでを揃えた、幅広いラインナップを誇ります。
PLフィルターだけでも全5シリーズと、最も多くの種類を取り揃えているメーカーのため、自分にあったフィルターを選ぶことができます。
マルミ(MARUMI)
1952年の設立以来、60年以上に渡り、一貫してフィルターを専門に手がけている国内メーカー。
自社内での「開発・製造・生産」までの一貫した体制を実現しており、こだわりの自社製造により世界のオーダーに応える技術力と、質の高さが魅力です。
ハクバ(HAKUBA)
写真撮影に関連する製品を幅広く手がける国内メーカー。
特に小口径レンズに限れば、信頼ある国内メーカー各社において最もお手頃価格で購入可能なPLフィルターがあるなど、ユーザー目線で開発された製品群が魅力です。
PLフィルターの選び方
PLフィルターの選び方を以下の5つのポイントから解説します。
- 種類で選ぶ
- フィルター径で選ぶ
- 反射率で選ぶ
- コーティングで選ぶ
- 広角レンズで使えるかどうかで選ぶ
種類で選ぶ
PLフィルターには、PL(偏光)とC-PL(円偏光)の2種類があり、C-PLはサーキュラーPLとも呼ばれます。
PLフィルターの方が安い価格で購入可能ですが、AF機構の種類によってはC-PLフィルターでないとフォーカス誤差が発生する可能性があるため、注意が必要です。
お使いのカメラがAFを搭載している場合は、必ずC-PLフィルターを選びましょう。
フィルター径で選ぶ
レンズごとに径が異なり、フィルター径もそれに合わせてさまざまなサイズがラインナップされています。
フィルター購入時は、フィルターを使用したいレンズの径をしっかりと確認し、それに合った径のPLフィルターを選びましょう。
反射率で選ぶ
一般的に、フィルターを装着すると、ゴーストやフレアが出やすくなります。そこで確認しておきたいのが、フィルターの反射率。
低反射率のフィルターほど、値段が高くなるものの、ゴーストやフレアが出にくくなるという特徴を持ちます。
PLフィルターを購入する際は、予算に応じて、値段と反射率のバランスを考慮して選びましょう。
コーティングで選ぶ
PLフィルターはさまざまなコーティングで選ぶこともできます。
撥水や撥油コーティングがなされたフィルターであれば山中や海辺などのアウトドアシーンの撮影でも保護されるので安心して使えます。
またNiSiの人気モデルのように30層前後のナノコーティングされたフィルターであれば反射率が高まりクリアな画質を撮ることが可能。
PLフィルターにアウトドアでの耐久性やより高い反射率を求める方は、コーティングに注目して選ぶと良いでしょう。
広角レンズで使えるかどうかで選ぶ
PLフィルターは接写などの撮影に便利な焦点距離が10mm台の広角レンズで使えるかどうかで選ぶこともできます。
標準的な厚さのPLフィルターでは広角レンズを使った際、フィルターが隅に映りこんで黒くつぶれてしまうことが多いです。
大体の標準値の6~8mm以下の薄さであればケラレが最大限に抑えられますが、1mmなど薄すぎると耐久性がなくなるので注意が必要。
レンズフードなどと共に広角レンズの撮影を好む人は、PLフィルターの薄型タイプを選ぶと良いでしょう。
PLフィルターの使い方
フィルターの向きを間違わない様確認してレンズにセットしましょう。
フィルターを可変ささせ写真を撮影すると撮影した被写体の雰囲気を大きく変化させることができます。
「PLフィルター」を使って美しい写真を撮るためのテクニック
「PLフィルター」を使って美しい写真を撮るためのテクニックを2つ紹介します。
- 川面や空を撮るときにはアングルが大切
- フィルター前枠を回して反射を調節する
川面や空を撮るときにはアングルが大切
PLフィルターを使って美しい写真を撮るためのテクニックとして、まずシンプルに被写体とのアングルにこだわることがあります。
空の場合、太陽を背に受けた姿勢で陽光が自分に当たる線と90度・直角になるアングルだと美しい青空が撮れることが多いです。
川や海では水面の水平線と30~40度のアングルがベストと言われ、多くの場合、魚など水中の風景が奇麗に映りこむ写真になります。
ただどちらの場合も、真夏など太陽の反射があまりにきつい場合はフィルター効果も落ちてしまう点をご注意ください。
フィルター前枠を回して反射を調節する
PLフィルターを使って美しい写真を撮るテクニックとして、そのときどきに応じて反射を調節することがあります。
PLフィルターの多くは前枠を軽めにグリップして回すと、反射率を調節できる仕組みになっていて非常に便利です。
気象条件などで肉眼で見ても風景にコントラストが効いてるときがあり、そういう場合は高い反射率では色彩が濃すぎる写真になります。
またガラス面などが反射していることで写真に美しさが加わるケースなどもあり、PLフィルターの反射率をケースごとに調節することが大切です。
参考
PLフィルターでプロ並み写真が撮れる – 使いこなしガイドケンコー・トキナー
PLフィルターのQ&A
NDフィルターとの違いは?
PLフィルターが光の反射を抑えるのに対し、NDフィルターは光の量そのものを抑えるものです。
PLフィルターとC-PLフィルターの違いは?
PLフィルターは主にクラシックなフィルムカメラ専用で、CーPLフィルターは主にAF機能のあるデジカメに使います。
PLフィルターはどうやってつけるの?
一般的な方法は単純にフィルターをカメラレンズにねじ込むように回すだけで簡単に装着できます。
PLフィルターが外れる時はあるの?
装着不良時やアウトドア撮影時に外れることがありますがロック用のつまみがあれば離脱を防げます。
PLフィルターがいらないケースはどんなときなの?
PLフィルターの多くは光量を下げるためシャッタースピードが求められる連写撮影時などにいらなくなります。
PLフィルターの重要ポイントまとめ
PLフィルターの重要なポイントは以下の3つです。
- PLフィルターにはカメラ初心者にとっても画像編集なしでコントラストのいい写真が撮れるなどのメリットがある
- PLフィルターには光量を落としやすいというデメリットがありながらも明るくなるような改善も成されている
- PLフィルターには多くの撮影テクニックがあり被写体とのアングルや反射率の手動調節などが大切になる
この記事を書いたライターからのコメント
私はカメラを趣味にしていて最近も近所の公園のフォトコンテストへの出品作が屋外展示されたことで幸せをいただきました。(#^.^#)
そのメインの写真はスイレンの2つの花が水面にリフレクトして4つに見えるものであり、まさに反射効果を狙ったものです。
このように写真撮影では光の反射が大いに役立つこともありますが、私の経験上でもやはり邪魔することの方が多いと感じます。
何よりPLフィルターがあれば後々の画像編集の手間が省けることもあり、初心者や趣味人にもおすすめしたい便利キットです。
ライター:ツバキ
香川県在住。映画や小説が大好きで、文学賞を受賞し1度だけ出版歴あり。現在は「ぐーちょ」で執筆業務を担うなど、Webライターを副業としています。
カメラなどのデジタル機器・デバイスやガジェットに興味があり、「ぐーちょ」で新商品を紹介するときは「すごい、こんなのがあるんだ」と胸を躍らせています。
また50種類以上の植物を育てる自称・園芸家でもあり、植物の記事を書くときもテンションは高めです。
※製品紹介、なぜプロは「plフィルター」を使うのか?、テクニック、選び方(一部)、Q&A、まとめの部分を執筆しました。
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