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園芸初心者の方は土に苗を長く根づかせることが難しいと思いがちですが、実際はそれほど手間のかかるものではありません。
ギボウシのようにマイナス20℃ほどの耐寒性を持ち繁殖力も高い品種ほど、ほぼほったらかしでも大丈夫なケースもあります。
エキナセアのように寒さ暑さに強い品種も育てやすく、ハツユキカズラのように家庭菜園などを彩る常緑のグランドカバーになる品種も大人気です。
ガーデニング歴10数年の私自身が育てている品種も数多く取り上げ、実体験を元にした解説もします。
花壇・地植え・鉢植え、どんな形でも宿根草は毎年花を咲かせてくれるので、どうぞ皆さまも一度トライしてみてください。
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宿根草の選び方
宿根草の選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- 初心者は基本的に寒さ暑さに強い品種を選ぼう
- 植えたい場所に合う日照条件の品種を選ぼう
- 開花期間の長さや葉っぱの美しさで選ぼう
初心者は基本的に寒さ暑さに強い品種を選ぼう
ガーデニング初心者の方は、ほぼほったらかしでもよく育つ寒さ暑さに強い品種を選ぶと失敗を避けられます。
寒さ暑さに強い宿根草は数多くあり、セージ(サルビア)・エキナセア・ガウラ・ギボウシ・宿根アスター・宿根フロックスなどが人気品種です。
これらは温暖な地域では宿根草でも葉を落とさないで常緑になるケースも多くあり、花壇や庭に四季を通じて彩りを与えてくれます。
植えたい場所に合う日照条件の品種を選ぼう
宿根草は、自宅の庭やベランダや花壇など植えたい場所に合う日照条件の品種を選ぶことも大切です。
多くは密集型の日本の住環境では日当たりを充分に確保できないのが現実ですが、耐陰性の高い品種を選べばこの点を解消できます。
代表的なのはシダ類であり、他にはエキナセア・ギボウシ・ヒヤシンス・オダマキなど花が美しい品種も多く、日陰でも華やかに彩ってくれるでしょう。
開花期間の長さや葉っぱの美しさで選ぼう
宿根草は、花や葉っぱの見た目の美しさも大切なポイントであり、開花期間が長ければそれだけ長く楽しませてくれます。
クレマチス・エキナセア・ガウラ・ルドベキア・ゼラニウム・ペチュニアなどが代表的です。
また花がない季節に映える葉っぱもガーデニングの美観を保つポイントであり、カラーリーフになる品種がおすすめ。
カラーリーフ、またグランドカバーにもなるものはヒューケラ・ギボウシ・ハツユキカズラなどがあります。
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【9位】ガウラ 宿根草 リンドハイメリー(白蝶草) 2株セット
科名 | アカバナ科 |
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原産国/生産国 | 北アメリカ/日本 |
予想開花時期 | 5月~11月 |
草丈 | 30~150cm |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 強い |
セット内容 | ポット苗(サイズ:非公開)・2株セット |
- 「清楚」という花言葉通り純白の可憐な花が特徴で開花時期が春から冬までなので長く楽しめる
- 寒さ暑さに強い宿根草で一般的にマイナス10℃まで耐えられるので北海道でもマルチングなどで屋外越冬が可能
- 花期以外でも長い草丈がしだれる姿が美しくイングリッシュガーデンで人気の宿根草としても有名
- 繁殖力が高いためほったらかしでも広がりすぎることがあるため剪定などの手間がかかる
【8位】初雪カズラ(ハツユキカズラ)の苗 3号ポット 2個セット
科名 | キョウチクトウ科 |
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原産国/生産国 | 日本・朝鮮半島/日本 |
予想開花時期 | 5月~6月 |
草丈 | 50cm前後(つる) |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 強い |
セット内容 | 9cm(3号)ポット苗・2株 |
- 生垣などでよく見られる日本古来のツル性植物で耐寒性マイナス12°で寒冷地でも屋外越冬が可能
- 班入りの葉っぱは花のように緑・白・ピンクで彩られる時期があり紅葉もするなど季節ごとに美しく変化する
- ツル性植物のため繁殖力も旺盛で庭の地面を彩るグランドカバー・プランツとしても活用できる
- 鉢植えでは5月・10月など生育旺盛な季節にはツルが伸びすぎるため剪定や切り戻しが大変
【7位】オダマキ アクイレギア ノラバロー 宿根草 2株セット
科名 | キンポウゲ科 |
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原産国/生産国 | 北アメリカ/日本 |
予想開花時期 | 5月~6月 |
草丈 | 30~50cm前後 |
耐暑性 | 普通 |
耐寒性 | 強い |
セット内容 | 9~10.5cm(3~3.5号)ポット苗・2株 |
- ダリアのように華やかな花を咲かせる西洋オダマキの人気品種「ノラバロー」で花壇が映える
- イングリッシュガーデンの宿根草としても人気で耐寒性はマイナス10℃で寒冷地での屋外越冬も可能
- 繁殖力が高いため株分けや種まきをしなくても自然に広がることがあり広いお庭には最適
- 生育が旺盛で茎が細長いため花期には支柱立てや剪定などの作業がやや大変
【6位】ギボウシ 10.5cmポット 5本セット
科名 | キジカクシ科 |
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原産国/生産国 | 日本・東アジア/日本 |
予想開花時期 | 6月~7月 |
草丈 | 15~200cm前後 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 強い |
セット内容 | 10.5cm(3.5号)ポット・5本 |
- 日本の原種ながら逆輸入されて人気が出た品種で班の入った美しい葉っぱはカラーリーフとしても有名
- 耐陰性があり繁殖力が非常に高く株分けや刺し芽もできるのでグランドカバー・プランツに最適
- 一般的にマイナス20℃と言われる耐寒性の高さがあるため北海道でもそのままで屋外越冬が可能
- 夏に咲く花はハイビスカスなどと同じく一日花なので長く楽しめないのが残念
【5位】エキナセア(バレンギク)パープレアアルバ3.5号ポット 3株セット
科名 | キク科 |
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原産国/生産国 | 北アメリカ/日本 |
予想開花時期 | 6月~10月 |
草丈 | 30~100cm前後 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 強い |
セット内容 | 10.5cm(3.5号)ポット・3株 |
- 大きな丸い花の芯が真上を向くユニークな花が印象的な品種で枯れた後はドライフラワーにできる
- 夏に咲く花であるにも関わらず耐寒性は一般的にマイナス20℃ほどなので北海道での屋外越冬も可能
- ハーブの一種なので主に免疫力を高める効能を発揮するハーブティーの原料にもなる
- 茎が細くて長いため一般的に風で倒れないよう成長期には支柱を当てる作業が必要になる
【4位】クレマチス《 白万重 》八重咲き 宿根草 大きい苗 2年生苗
科名 | キンポウゲ科 |
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原産国/生産国 | 中国/日本 |
予想開花時期 | 5月~11月 |
草丈 | 1.5m~4m前後 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 強い |
セット内容 | ポット(サイズ:非公開)・1株 |
- クレマチスの中でも花びらが多く純白の八重咲き「白万重(しろまんえ)」でガーデン映えが抜群
- マイナス10℃の耐寒性があり開花時期が半年と長い上に四季咲きで何度でも咲くため長く楽しむことができる
- つる性で繁殖力が旺盛なので地植え以外にもハンギングやフェンスなどさまざまな飾り方ができる
- マーガレットのように連作被害がある品種なので同じ場所で長期的にほったらかしにはしにくい
【3位】スノードロップ 3号ポット 6個セット
科名 | ヒガンバナ科 |
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原産国/生産国 | ギリシャ・トルコ/日本 |
予想開花時期 | 2月~3月 |
草丈 | 10~20cm前後 |
耐暑性 | 弱い |
耐寒性 | 強い |
セット内容 | 9cm(3号)ポット苗・6株 |
- 雪の中でも芽を出すことで有名な球根型の宿根草でマイナス25°まで耐えられるので北海道でも屋外越冬可能
- 開花期は2月から3月のため真冬に寂しくなりがちな花壇を彩り春を告げる花として縁起も良い
- 球根をうまく大きくしてゆけば分球で数を増やすことができて年々大きな花も咲くようになる
- スズランのように花茎が下を向く控えめな花なので花壇などではやや地味になりがち
- 暑さで葉っぱがなくなる球根型の宿根草のため夏のガーデンは寂しくなる
【2位】クリスマスローズ 花苗 オーロラプリマドレス 1株
科名 | キンポウゲ科 |
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原産国/生産国 | ヨーロッパ/日本 |
予想開花時期 | 2月~4月 |
草丈 | 10~50cm前後 |
耐暑性 | 普通 |
耐寒性 | 強い |
セット内容 | 9cm(3号)ポット苗・1株 |
- 耐寒性はマイナス15℃から25℃までと宿根草の中でも最強クラスのため北海道でも屋外越冬できる
- ラナンキュラスなどと同じキンポウゲ科ながら冬に咲くバラと称されるほど花の美しさが際立っている
- 耐陰性が高いため地植え・花壇・鉢植えなど場所を選ばずさまざまな形で育成できる
- 球根ではない種子のため繁殖させるのが比較的難しく暑さに弱いので夏の管理がやや大変
【1位】ピンクアメジスト・セージ 3.5号ポット苗 2個セット
科名 | シソ科 |
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原産国/生産国 | メキシコ/日本 |
予想開花時期 | 10月~12月 |
草丈 | 100~150cm前後 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 強い |
セット内容 | 10.5cm(3.5号)ポット苗・2株 |
- 「サルビア・レウカンサ」の学名を持つベルベットのようなピンクの花が咲く宿根草で寒さにも暑さにも強い
- 秋から冬にかけて開花期間が3か月ほどと長く葉っぱは温暖な地域では常緑かつ多めで見栄えもいい
- ハーブの一種なので室内香のポプリやさまざまな料理の添え物・うがい薬などとしても活用できる
- 耐寒性はマイナス2~3°ほどなので北海道などの寒冷地の冬越しではマルチングなどが必要
- 暑い時期には下の方の葉っぱが黄色くなりがちなのでこまめな剪定が必要
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宿根草とは?一年草・多年草との違いについても解説
宿根草とは、長年に渡って花を咲かせる点で一年限りの一年草と異なり、常緑ではない点で多年草とは異なる品種です。
宿根草は冬になると寒さから地上部の葉っぱや茎を枯らしますが、根っこは生きているので春になると芽を出します。
冬眠するクマのように活動しても実りの少ない真冬に完全オフを取る非常に効率的な生存術だと言えるでしょう。
ただ宿根草は多年草の中にふくまれるもので、宿根草に分類されていても温暖な地域では常緑になることもあり厳密には区別できません。
宿根草の植え付けに最適な時期は?冬でも大丈夫!?
宿根草の最適な植え付け時期は品種によって異なりますが基本は早春か晩秋、また耐寒性の強い品種なら冬でも大丈夫です。
夏咲きの宿根草は気温がだんだん暖かくなる早春に植えると根づきや花付きが良く、クリスマスローズのような冬咲きは晩秋がベストです。
ただ夏咲きでも晩秋に植えた方が一冬越して春を迎えたぶん根っこが強くなってより丈夫な苗になったり、花が大きくなったりします。
また北海道のような冬にマイナス10℃以下になる寒冷地では秋でも雪が降る場合があるため、早春に植えることをおすすめします。
宿根草にはどんな土を選べば良い?
宿根草の土は多年草や一年草の多くの品種と同じく、一般的には水はけのいいものがベストです。
鉢植えでも地植えでも水はけに優れた赤玉土とミネラル豊富な鹿沼土のコンビが基本で、無機質なので害虫被害も防げます。
鉢植えの場合は底に小石を置いて水はけをよくしたうえで、赤玉土と鹿沼土は7割ほど、あとは栄養豊富な腐葉土を混ぜるのが基本。
地植えでも掘った土の底に小石や鹿沼土をまき、赤玉土と腐葉土を元々ある土に混ぜ込むのが一般的です。
土壌改良の際には水はけ・保水性・栄養分のいずれにも優れたピートモスを使うと宿根草にも良い土になるでしょう。
ほったらかしでも強いけど、ひと手間かけてみよう!宿根草の育て方のコツ
宿根草の育て方のコツは、以下の3つです。
- 品種によって最適な植え付け場所を選ぼう
- タイミングよく水やりをしよう
- 剪定・摘心・切り戻しをしよう
品種によって最適な植え付け場所を選ぼう
宿根草も一年草や多年草と同じく、品種によって最適な生育場所があり、それを知った上で植え付けましょう。
ほとんどの品種は夏の直射日光が苦手なため、夏の庭でどこに日が当たるかチェックしておくと良いでしょう。
またほとんどが風通しの良い場所を好み、それは風によって根腐れが防げたり、虫つきを抑えたり、暑い時期に涼めたりするためです。
耐陰性があるものは日陰の方がよく育つ場合もあるため、この点も気をつけましょう。
タイミングよく水やりをしよう
宿根草は非常に丈夫な品種が多いため、地植えにすれば基本ほとんど水やりの必要がありません。
定期的に水をやって甘やかすとひ弱な苗になったり、根腐れして一気に枯れたりするのでご注意ください。
ただ7月から10月にかけて猛暑日が続いたときには水やりが必要になり、あげるときには多めにあげるのが基本です。
またいつ水やりしたのか記録しておけば、水のやりすぎを防ぐことができます。
剪定・摘心・切り戻しをしよう
宿根草の多くは春から夏にかけて生育旺盛になるため、剪定で全体を整えることが必要になります。
花が咲く前や開花期間には適切に茎を切って摘心(ピンチ)をすることで花数や枝葉を増やすことが可能。
花が終わった後は剪定によって古い葉っぱや枝を取り除けば見栄えが良くなります。
株全体に元気がないときは5月か10月頃に弱った枝をすべて取り除く切り戻しをすれば、また新たに復活させることも可能です。
宿根草は冬季どうなる?おすすめの冬越しの準備とは
宿根草はその株の耐寒性の度合いやその地域の気温などによって、冬越しの準備方法が違ってきます。
5℃までしか耐えられない耐寒性の弱いものは、宿根草でも冬になる前に鉢やプランターに植え替えて屋内やビニール温室に入れるのが基本。
耐寒性がマイナス5℃から10℃の場合、関東以西の地域ではそのまま屋外越冬できますが、それ以外の地域の地植えには準備が必要です。
切り戻しをして無駄な枝葉を切ってあげたり、株元に落ち葉や腐葉土や木くず・バークチップなどのマルチング材を敷いてあげたりします。
宿根草の地上部が枯れて寂しい冬季に、花壇をカバーする方法は?
花壇などに地植えにした宿根草が、北海道など厳しい寒冷地の冬を越すためには、マルチングシートなどで土や植物をカバーするのが効果的です。
地面にかぶせて霜や冷気から守るマルチングシートには黒いビニール製のものとバークチップなどの有機的なものがあり品種に応じて選びましょう。
植物の苗や株を丸ごとすっぽりと覆う保護カバーもあり、多くは通気性と保温性に優れた不織布のカバーになります。
保護カバーには霜が降りたり雪が積もったりするのを防ぐ効果もあり、北海道や北陸など雪の多い地域には欠かせない冬越し道具だと言えます。
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植えて良かった宿根草の重要ポイントまとめ
植えて良かった宿根草の重要なポイントは以下の3つです。
- 宿根草には寒さ暑さに強い品種があり簡単な剪定だけでほぼほったらかしでも育成できる
- 北海道などのマイナス10℃を下回る厳しい寒冷地でもそのまま屋外越冬できる冬に最強の宿根草もある
- 宿根草には花が終わってからもグランドカバーやカラーリーフとして楽しめる葉っぱの綺麗な品種も数多くある
この記事を書いたライターからのコメント
最近では日本でも「宿根草ガーデン」という言葉が広まり、多くの方が自宅でさまざまな宿根草を植えるようになりました。
私自身もガーデニングでは基本的に宿根草や多年草を主役にして季節ごとに変化を楽しみ、その合間に一年草を植えています。
宿根草は費用が浮いたり手間がなかったりするばかりか、そのお庭の生態系の一部になることで生物多様性に貢献しています。
皆さまもどうぞお気に入りの宿根草を見つけて、こどものように長く成長を見守る楽しさを味わってください。
ライター:ツバキ
香川県在住。映画や小説が大好きで、文学賞を受賞し1度だけ出版歴あり。現在は「ぐーちょ」で執筆業務を担うなど、Webライターを副業としています。
カメラなどのデジタル機器・デバイスやガジェットに興味があり、「ぐーちょ」で新商品を紹介するときは「すごい、こんなのがあるんだ」と胸を躍らせています。
また50種類以上の植物を育てる自称・園芸家でもあり、植物の記事を書くときもテンションは高めです。