ポータブルヘッドホンアンプのおすすめ最強10選と評価

今回は、ポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)について、厳選した10機種を紹介します。また、ポタアンとDACの違いや、ポタアンの選び方について説明。iPhoneやAndroidとの相性や、アナログ、Bluetooth、バランス接続などのポイントを紹介しています。他にも、代表的なメーカーとしてソニー、JVC、Fiioについて取り上げ、それぞれのおすすめ機種(ソニー PHA-1AやJVC SU-AX7など)も紹介していきます。

ポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)とは

ポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)とは、小型で持ち運びが簡単なイヤホン・ヘッドホン専用のアンプのことです。スマートホンやDAP(デジタルオーディオプレイヤー)に接続して使用します。持ち運んで使うために、電源は充電池を内蔵しているタイプ、乾電池で駆動するタイプ、スマートホンなどから電源の供給を受けるタイプの3つに分けられます。外出先でも高音質で音楽を楽しみたいという方に、ぜひ活用してほしいアイテムです。

ポタアンとDACの違い

ポタアンと共によく話題に上るDACですが、具体的な違いは何なのでしょうか?DACは「Digital Analog Converter(デジタル・アナログ・コンバーター)」の略称で、デジタル信号をアナログ信号に変換するコンポーネント、または回路そのものを意味します。つまり、DACとポタアンは全く異なる機能を持っているのですが、近年は「DACを搭載したポタアン」「ヘッドホンアンプ部を充実させたDAC」が数多く登場しているので、その境界が徐々に曖昧になってきているのです。

ポータブルヘッドホンアンプの効果

ポータブルヘッドホンアンプを使うと、どんな効果があるのでしょうか?多くのスマートホンやDAP(デジタルオーディオプレーヤー)のヘッドホン端子や出力回路は、小型化や低コスト化のために、設計上かなりの制約があるため、高性能のヘッドホンやイヤホンの性能をフルに使い切ることはできません。そこでポタアンを使うことにより、余裕を持ってヘッドホンやイヤホンを駆動できるようになるため、レンジの広がりやダイナミクスの向上といった、音質の改善を行うことが可能になります。

ポータブルヘッドホンアンプはこんな人におすすめ

ポータブルヘッドホンアンプは、ポータブル環境での音質をより良いものにしたい人に特におすすめです。音楽プレーヤー(スマートホンやDAP)を買い換えることなく、より良い音質で楽しむことが可能です。また、自宅で使用している100Ω以上の高級ハイインピーダンスヘッドホンを屋外で楽しみたい、という方にもおすすめ。スマートホンでは十分に鳴らし切れないヘッドホンも、ポータブルヘッドホンアンプを使用すれば生き生きと駆動できるようになります。

ポータブルヘッドホンアンプのおすすめメーカー

Fiio

Fiioは2007年に中国で設立された、世界最大級のポータブルオーディオ機器メーカーです。品質と価格を高次元でバランスさせた製品群で、ポータブルヘッドホンアンプでは早くから成功をおさめ、有名メーカーへの仲間入りを果たしました。現在はUSB DAC内蔵タイプと、DAC非搭載タイプ、両方を製造しています。

ソニー

日本の代表的オーディオメーカーであるソニー。ソニーのポータブルヘッドホンアンプはラインナップされている数こそ少ないものの、非常にクオリティの高い製品が揃っています。また、全てのモデルがハイレゾ再生に対応している、ということも特筆すべき点でしょう。エントリーモデルながら高音質を実現したPHA-1Aから、20万円以上のハイエンドDAC内蔵タイプ・TA-ZH1ESまでラインナップされています。

JVC

JVCは、日本ビクターやケンウッドといった老舗ブランドの流れを汲むメーカーです。2018年7月現在、ラインナップされているポータブルヘッドホンアンプは2機種のみ(SU-AX7とSU-AX01)ですが、その安定感と深みのあるサウンドは他メーカーと一線を画します。特にSU-AX7については、2014年の発売以降、数々の権威ある賞を受賞してきました。

ポータブルヘッドホンアンプの選び方

ポータブルヘッドホンアンプの選び方を以下の3つのポイントから解説します。

  • 電源で選ぶ
  • 音楽プレーヤーとの接続方法で選ぶ
  • ヘッドホン・イヤホン端子で選ぶ

電源で選ぶ

先述したように、ポータブルヘッドホンアンプは内蔵充電池タイプ、乾電池タイプ、外部から供給を受けるタイプの3つがあります。充電池タイプは最も一般的で、乾電池を買わなくても充電するだけで使用できます。乾電池タイプは、乾電池さえあれば充電時間なしで使用できる点がメリットです。スマートホンなどから供給を受けるタイプは、充電の手間や乾電池は必要ないものの、スマートホンなどの電池の消耗が早いのが難点です。

音楽プレーヤーとの接続方法で選ぶ

ポータブルヘッドホンアンプと音楽プレーヤーとの接続方法は、大きく分けて二つあります。一つは、音楽プレーヤーのヘッドホンアウト等に接続するアナログ接続。もう一つはUSBやBluetoothで接続するデジタル接続です。どちらの方法を選ぶにせよ、ポータブルヘッドホンアンプと音楽プレーヤーの接続端子が対応しているかどうか、よく確認しておきましょう。

ヘッドホン・イヤホン端子で選ぶ

ポータブルヘッドホンアンプと接続する、イヤホン・ヘッドホン端子もよく確認しておきましょう。従来からのアンバランス接続に加え、左右の信号をセパレートし、音質向上に有利なバランス接続もかなり普及してきました。ただし、バランス接続には共通規格はないため、手持ちのヘッドホンやイヤホンが使えるかどうか、端子の規格についてはよくチェックしておきましょう。

ポータブルヘッドホンアンプのおすすめ最強10選

ソニー PHA-1A

ソニー PHA-1Aの仕様・製品情報

サイズ 62x18.5x109mm
質量 145g
入力端子 Digital(USB マイクロ B、USB Type A)、DC in(USBマイクロ B)
出力端子 ステレオミニ音声端子

ソニー PHA-1Aのおすすめポイント3つ

  • 対応サンプリング周波数/ビット数は最大192kHz/24bitでハイレゾ音源に対応
  • 高音質DACを強固なアルミ製筐体に内蔵
  • 内蔵充電池は6時間駆動可能

ソニー PHA-1Aのレビューと評価

ソニー PHA-1Aは、ソニーのポータブルヘッドホンアンプのエントリーモデルです。アナログ入力にはあえて対応せず、ウォークマン、Xperia、iPhone/iPad/iPod、PCとのデジタル接続による高音質を追求したモデルとなっています。

JVC SU-AX7

JVC SU-AX7の仕様・製品情報

サイズ 75.2×25×140.2mm
質量 280g
入力端子 iPod/iPhone/iPad用[USB(A)]、DC IN(USB Audio入力/充電用)[USB(マイクロB)]、OPTICAL IN[角型光]、LINE IN [φ3.5㎜ステレオミニ]
出力端子 PHONES[φ3.5㎜ステレオミニ]

JVC SU-AX7のおすすめポイント3つ

  • 非ハイレゾ音源もK2テクノロジー」で最大192kHz/24bitのハイレゾサウンドに変換
  • フローティング構造によって不要な振動を抑え、高音質化を実現
  • DAC搭載タイプながら、アナログ出力回路も充実

JVC SU-AX7のレビューと評価

JVC SU-AX7は、豊富な入力端子を備えたJVCが誇るポータブルヘッドホンアンプの中核モデルです。細部にこだわり抜いた設計で、2014年の登場以来長きに渡って高い評価を受け続ける、ポタアン定番モデルの一つです。

Chord Electronics Mojo

Chord Electronics Mojoの仕様・製品情報

サイズ 82×60x22mm
質量
入力端子 オプティカルTOSlink x 1 (最大192kHz / 24bit)、コアキシャル(3.5㎜)x 1 (最大768kHz /32bit)、MicroUSB x 1 (最大768kHz/32bit)
出力端子 ヘッドホンジャック(3.5㎜)x 2

Chord Electronics Mojoのおすすめポイント3つ

  • 高性能DAC搭載でPCM最大768kHz/32bit、及びDSD256(11.2MHz/1bit)のネイティブ再生に対応
  • 最大800Ωのヘッドホンも駆動可能
  • 最大約8時間の長時間再生

Chord Electronics Mojoのレビューと評価

Chord Electronics Mojoは、独特のポップなデザインが特徴のポータブルヘッドホンアンプです。外観に似合わず、搭載された機能は圧巻の一言。PCM最大768kHz/32bit、及びDSD256(11.2MHz/1bit)のネイティブ再生に対応、高い音質を実現しています。

Fiio Q1 Mark2

Fiio Q1 Mark2の仕様・製品情報

サイズ 99x59x12.5mm
質量 101g
入力端子 Micro USB、3.5 mm Jack
出力端子 3.5mm stereo jack、バランスヘッドホン出力(2.5mm balanced headphone jack)

Fiio Q1 Mark2のおすすめポイント3つ

  • 最大384 kHz/32bitのPCMデータおよび11.2MHz(DSD256)のDSDデータの再生に対応
  • シングルエンド出力端子とバランス出力端子の両方を装備
  • 最大10時間の連続再生時間

Fiio Q1 Mark2のレビューと評価

Fiio Q1 Mark2は、1万円台の低価格を実現しながら、DSD256のネイティブ再生にも対応した高いコストパフォーマンスを誇るモデルです。出力端子も通常の3.5mmステレオジャックに加えて、バランス出力に対応した2.5mmジャックを装備しています。

ONKYO DAC-HA200

ONKYO DAC-HA200の仕様・製品情報

サイズ 64×112×21.7mm
質量 210g
入力端子 ステレオミニ音声端子×1、USB端子(タイプA)×1、Micro USB端子(タイプB)×1、光ミニ×1
出力端子 ステレオミニ音声端子×1

ONKYO DAC-HA200のおすすめポイント3つ

  • 豊富な入力端子で様々なソースに対応
  • DAC内蔵で最大96kHz/24bitのハイレゾ再生に対応
  • 定評あるオペアンプ「MUSES8920」を採用 し立体的なサウンドを実現

ONKYO DAC-HA200のレビューと評価

ONKYO DAC-HA200は、オンキョーのポータブルヘッドホンアンプのエントリーモデルです。とはいえ、最大96kHz/24bitのハイレゾ再生に対応し、新日本無線製オペアンプ「MUSES8920」をはじめとする数々の高品位なパーツを配するなど、こだわり抜いた設計となっています。

オーディオテクニカ AT-PHA55BT

オーディオテクニカ AT-PHA55BTの仕様・製品情報

サイズ 79×32×11mm
質量 28g
出力端子 3.5mmステレオミニジャック

オーディオテクニカ AT-PHA55BTのおすすめポイント3つ

  • 手持ちのイヤホン・ヘッドホンをワイヤレス化する、Bluetoothポタアン
  • 最大約8時間の連続再生時間
  • コーデックはLDAC/aptX/AACに対応

オーディオテクニカ AT-PHA55BTのレビューと評価

オーディオテクニカ AT-PHA55BTは、軽快な使用感が魅力のBluetoothポータブルヘッドホンアンプです。手持ちのイヤホンやヘッドホンをワイヤレスで使用することが可能。コーデックもLDAC/aptX/AACに対応し、高音質を実現しています。

TEAC HA-P5

TEAC HA-P5の仕様・製品情報

サイズ 65.4×121.4×21.6mm
質量 182g
入力端子 3.5mmステレオミニ端子 (同軸/光デジタル入力と兼用)、USB Micro B端子(USB2.0準拠)、USB A端子(USB2.0準拠)、同軸ミニ端子 (光デジタル/ライン入力と兼用)、光ミニ端子 (同軸デジタル/ライン入力と兼用)
出力端子 3.5mmステレオミニ端子

TEAC HA-P5のおすすめポイント3つ

  • iPhoneやiPadなどのiOSデバイスとUSB–Lightningケーブルで直接接続可能
  • 据え置き機にも匹敵するハイスペックなDAC(DSD5.6MHz、PCM192kHz/24bit対応)を搭載
  • 600Ωのハイインピーダンス・ヘッドホンも余裕で駆動する160mW+160mW(32Ω負荷時)の高出力ヘッドアンプ部

TEAC HA-P5のレビューと評価

TEAC HA-P5は、据え置き機並みのDAC(DSD5.6MHz、PCM192kHz/24bit対応)を搭載しながらコンパクトな筐体に収めた、ティアックの最上位ポタアンです。日本での生産にこだわり、東京の自社工場にて基盤への部品のはんだ付けから出荷検査まで行なっています。

iFi Audio nano iDSD LE

iFi Audio nano iDSD LEの仕様・製品情報

サイズ 106x67x28mm
質量 162g
入力端子 USB 2.0
出力端子 Audio RC 3.5mm Headphone

iFi Audio nano iDSD LEのおすすめポイント3つ

  • 384kHzとDSD128までのハイレゾフォーマットをサポート
  • USBバスパワーでの駆動も可能、内蔵バッテリーは最大約8時間駆動可能
  • 高品位なアナログコントロールノブ

iFi Audio nano iDSD LEのレビューと評価

iFi Audio nano iDSD LEは、優れた音質で話題をさらった同社の「iFi Audio nano iDSD」から機能を省いて価格を下げたエントリーモデルです。とはいえ、随所に音質へのこだわりのを見せる独特の設計は健在。イギリス生まれの、おしゃれで高音質なポタアンです。

Chord Electronics Hugo 2

Chord Electronics Hugo 2の仕様・製品情報

サイズ 130x100x22mm
質量 450g
入力端子 オプティカルTOSlink(44.1~192kHz/24bit)x1、コアキシャル(3.5㎜)(44.1~768kHz/32bit)x1、microUSB、Bluetooth(44.1~48KHz/16bit、aptX)
出力端子 ヘッドホンジャック(6.3㎜)x1、イヤホンジャック(3.5㎜)x1、RCAアンバランス・ステレオ出力x1

Chord Electronics Hugo 2のおすすめポイント3つ

  • 実売価格20万円以上の超ハイエンドモデル
  • 豊富な入出力を備えた据え置き機並みの対応力・高音質を誇る
  • PCM768kHz/32bit、DSD512のネイティブ再生まで対応

Chord Electronics Hugo 2のレビューと評価

Chord Electronics Hugo 2は、その音質で世界の度肝を抜いた「Chord Electronics Hugo」の後継機種です。ポップで未来的なデザインからは想像もつかない高音質を誇る、ハイエンドポータブルヘッドホンアンプとなっています。バランス出力にも対応しているので、とにかく高音質にこだわりたい方におすすめです。

GGMM A1

GGMM A1の仕様・製品情報

質量 11.6g
入力端子 micro USB

GGMM A1のおすすめポイント3つ

  • 電池不要、超小型のポータブルヘッドホンアンプ
  • 頑丈なアルミ製筐体
  • 最大24bit/192kHzまでのハイレゾオーディオに対応

GGMM A1のレビューと評価

GGMM A1は、世界最小クラスのハイレゾ対応ポータブルヘッドホンアンプです。頑丈なアルミ製の筐体はわずか11.6gで、持ち運びにはとても便利です。iPhoneには対応していませんが、Androidとの親和性は抜群!

まとめ

ここまで、おすすめのポータブルヘッドホンアンプを10個、ご紹介してきました。ハイレゾオーディオの普及により、DAC搭載型のポータブルヘッドホンアンプは日々進化しています。ぜひ一度試聴して、お気に入りのモデルを見つけてくださいね!