今回はコスパに優れた安いタブレットをご紹介します。
タブレットの代名詞的存在であるアップルのiPadシリーズに加えて、AndroidやWindowsなどのOSを採用している製品も多数ピックアップ。リーズナブルな価格で購入できるにも関わらず、基本的な機能をしっかりと揃えたモデルを多数紹介しています。
Wi-Fi通信だけでなくLTE通信に対応しているモデルや臨場感あふれるサウンドが再生できるモデル、精細な映像が表示できるモデルなど、さまざまな製品が存在するので、好みのタブレットと探してみてください。



目次
コスパの良い安いタブレットの価格帯とは
各メーカーから多種多様な製品が発売されているタブレット。搭載されている性能は各モデルごとに異なり、リーズナブルな価格で購入できるモノからノートパソコンに近い価格のモノまでさまざまな製品が存在します。
コスパに優れた安いタブレットをお探しの場合は、1万円前後で購入できる基本性能を備えたモデルを探すのがおすすめ。より高い性能を求めるのであれば、2~3万円ほどの製品も視野に入れてみましょう。
タブレットの種類
タブレットの主な4つの種類を解説します。
- Windows
- Android
- iOS
- iPad OS
Windows
Windowsは、Microsoft社のOS「Windows」を搭載したタブレットです。同社の「Office」を始めとするパソコンで使えるソフトが使え、プリンタなどの周辺機器もパソコン同様に使えるので、パソコン操作の延長線上の感覚で使えます。
Windowsタブレットも価格帯は幅広いですが、搭載製品は2-in-1が多く、Androidよりは高額になります。アプリの種類は他の2種と比較して多くはなく、OSの傾向からもビジネス向けと言えます。
Android
Android(アンドロイド)は、Googleがスマートフォン用に開発したOS(オペレーティングシステム)「Android OS」を搭載したタブレットです。Android OSは無償で利用できるので、スペックの低いエントリーモデルから高価なハイエンドモデルまで、幅広く揃っています。
SDカード対応などハードの拡張性もあり、アプリも多彩な種類が公開されていますが、Androidタブレットはスマートフォンと違いメーカーの撤退が相次ぎ、廉価モデルは多いものの、ハイエンドの新機種は激減しています。
iOS
「iOS(アイオーエス)」はApple社のiPhoneにも搭載されているOSで、タブレットでは「iPad」シリーズに搭載されています。初めての人でも直感的に使え、画質の美しさもお墨付きです。高性能なハードウェアに加え、豊富なアプリは厳正な審査を通過したものばかりなので、他のタブレットより安全性が高いです。
パソコンレベルに使えるハイエンド「iPad Pro」、パソコンとタブレットどちらにも使える「iPad Air」、性能と価格のバランスが取れた「iPad」、小ぶりで使い勝手の良い「iPad mini」の4種があります。特に「Pro」は画像や音楽を扱う人に向いています。
iPad OS
iPad OSは、アップルが独自で開発しているOS。
タブレットの代名詞的存在であるiPadに採用されているOSでもあります。
iPad OSはプリインストールされているアプリが豊富で、動画編集や音楽作成などを高性能にこなせるまで標準で搭載されています。
インターフェースがiOSと似ている点や使用されているアプリが同じ点などから、iPhoneユーザーに使いやすいOSです。
ただし、iPadは価格が下がりにくいので、性能を重視してタブレットを選択する場合に候補に入れるのがおすすめです。
SIMフリーモデルとWi-Fiモデルの違い
タブレットには「SIMフリーモデル」と「Wi-Fiモデル」があります。
SIMフリーモデルは「LTEモデル」の一種で、キャリアと契約せず格安SIMを使って通信します。本体価格はWi-Fiよりやや高くなります。格安SIMは選択するコースにもよりますが、月に1000円ほど通信費がかかります。場所を選ばず、出先でインターネットに接続できます。
Wi-Fiモデルは、Wi-Fi通信を使用します。Wi-Fiルーターが無い場所で通信を行うには、スマートフォンのテザリング機能かフリーWi-Fiスポットを利用するので、タブレット本体の通信費を抑えられます。フリーWi-Fiはセキュリティ面で問題があるので、VPNなどのセキュリティ対策が必要です。
格安タブレットの注意点
格安タブレットの注意点は、以下の2つです。
- 性能が低い機種もある
- トラブル時に手間がかかる
性能が低い機種もある
安価なタブレットは、価格の分機能が抑えられています。処理速度が遅く動作がもっさりしていたり、画質や音質が悪い、バッテリーの持ちが悪いなど、不満が募りやすいです。特にスマホと比較して性能が低いとデメリットが際立ちます。ゲームも3Dなど動きの激しいものは快適な操作ができず、防水機能も搭載されていません。
またストレージ容量が小さいタブレットは、本体に保存できるデータ量が少ないので、SDカードやクラウドサービスに移す必要があります。アプリも多くはインストールできないので、拡張性を確認してから購入しましょう。
トラブル時に手間がかかる
格安タブレットのほとんどは外国メーカーです。高性能の人気タブレットを製造しているメーカーは多いですが、製品の当たり外れが大きい一面があります。同じ機種でも動作の安定した製品もあれば、初期不良や早々に不具合、故障を起こす製品もあり、購入前には口コミなどの情報から見極める必要があります。
外国メーカーですと、購入や使用中のトラブルの際、説明書や企業のウェブサイト、サポート窓口の日本語対応が不十分など、対処や返品に多大な労力を要する場合もあります。国内メーカーも、必ずしもアフターケアが十分とは言えないので、格安タブレットを購入する時には、アフターケアも確認しましょう。
安いけどコスパが高いおすすめのタブレットメーカー
コスパ最強の安いタブレットのおすすめメーカー一覧
コスパ最強の安いタブレットのおすすめメーカー3つと特徴や評価を解説します。
- アップル(Apple)
- レノボ(Lenovo)
- アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
アップル(Apple)
タブレットの代名詞的存在ともいえる「iPad」シリーズを製造している「アップル」。iPad・iPad Pro・iPad mini・iPad Airなど多数のラインナップを揃えていますが、iPadやiPad Airは比較的リーズナブルな価格で購入できます。
また、ストレージの容量が数種類から選べるモデルも多く、予算や使用用途に適した製品を選択できる点もおすすめです。
レノボ(Lenovo)
デスクトップパソコンやノートパソコンの製造でも知られる「レノボ」。ヒューレットパッカードやデルとも並ぶ大手パソコンメーカーであり、コスパに優れたタブレットを多数取り扱っている点で人気を集めています。
レノボのタブレットはラインナップも豊富。コンパクトで持ちやすいモデルから、大型ディスプレイを備えた視認性の高いモデルまでさまざまな製品が存在します。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
家電や家具、雑貨などを販売している「アイリスオーヤマ」。リーズナブルな価格で購入できる製品を多数取り扱っており、タブレットもコスパの高いモノを製造しています。
アイリスオーヤマのタブレットは、搭載する性能を基本的なモノに抑えて低価格を実現しているので魅力。価格重視でタブレットを探している方にもおすすめです。
格安タブレットの選び方
格安タブレットの選び方を以下の4つのポイントから解説します。
- OS
- 画面サイズ
- ストレージ容量
- 通信方法
OS
タブレット購入は、最初に3種類のOSどれを選ぶかで分かれます。スマホを持っている人は同じOSにしておくと、同期が楽にできます。
Androidタブレットは、主に中国メーカーから様々な廉価モデルが出ています。仕事メインで使うなら、Windowsパソコンと互換性があるWindowsタブレットもおすすめです。
iOSは高性能ですが、他のOS端末と比較すると価格は高めです。購入にはAppleのオフィシャルサイトで、無金利分割払いのサービスを利用するのも一つの手です。
画面サイズ
タブレットに多いサイズは、8インチから10.1インチです。文庫本とほぼ同サイズの7インチや8インチは、300g台の軽量なので持っていて疲れにくく、携帯しやすいサイズです。ただスペックは低いものが多いので、Webや動画の閲覧、電子書籍を読むといった、ライトな使い方に向いています。
10インチ以上のタブレットはやや重量がありますので、普段は自宅などで使い、時々持ち出す人に向いています。画面が大きい分見やすく、作業もしやすいサイズです。趣味とビジネス両方で活用できます。
ストレージ容量
タブレットのストレージ容量は、低価格製品では16GB~32GBが多いです。アプリを多く入れたり、電子書籍や音楽、動画ファイルを保存したい時は、少なくとも32GB、余裕を持たせて64GB以上の容量のモデルを購入することをおすすめします。
一方、ストレージ容量が多いと価格も高くなります。購入コストを下げたい時は、Android、Windowsのタブレットなら、microSDカードを併用して拡張することもできます。iPadなどiOSタブレットは拡張できないので、最初からある程度ストレージ容量が大きな機種を購入する必要があります。あるいは、クラウドサービスを利用する方法もあります。
通信方法
タブレットの通信方法は、前述した「Wi-Fiモデル」と「LTEモデル」があります。本体価格が安く、毎月の通信費もかからないのはWi-Fiモデルですが、Wi-Fiが受信できない場所では使えないデメリットがあります。
「LTEモデル」は、通信キャリアと契約するか、SIMフリー端末で格安SIMを使います。どこでも通信できる反面、毎月一定の通信費がかかります。またWi-Fiモデルより本体価格がやや高価です。全体のコストを抑えたい人や、Wi-Fiルーターを持っている人ならWi-Fiモデルを、自宅にWi-Fiが無い人、戸外で使う機会が多い人ならLTEモデルが向いています。
【Windows】コスパ最強の安いタブレットのおすすめ3選
おすすめのコスパ最強の安いタブレット【Windows編】を紹介します。
マウスコンピューター(mouse) MousePro-P101A0
最初に紹介するおすすめのコスパ最強の安いタブレットは、「マウスコンピューター(mouse) MousePro-P101A0」です。
ディスプレイサイズ | 10.1インチ |
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本体サイズ | 約279.5×206.6×31.2mm |
重量 | 約1.28kg |
CPU/メモリ/ストレージ | Intel Celeron N4000/4GB/64GB |
接続方式 | 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth5.0 |
バッテリー駆動時間 | 約12時間 |
OS | Windows 11 Pro |
- 脱着式のキーボードが付属しているのでタブレットとしてだけでなくノートパソコンとしても利用できます。
- 本体背面に持ち手がついており携帯する際に便利です。
- 防塵防水性能を備えており安心して使用できます。
「マウスコンピューター(mouse) MousePro-P101A0」の特徴
タブレットとしてだけでなくノートパソコンとしても使用できる2in1タイプの製品で、防塵防水性能や耐衝撃性に優れており安心して使用できます。
レノボ(Lenovo) IdeaPad D330
次に紹介するおすすめのコスパ最強の安いタブレットは、「レノボ(Lenovo) IdeaPad D330」です。
ディスプレイサイズ | 10.1インチ |
---|---|
本体サイズ | 約249×188×18.5mm |
重量 | 約1.135g |
CPU/メモリ/ストレージ | Intel Celeron N4000/4GB/64GB |
接続方式 | 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth4.2 |
バッテリー駆動時間 | 約14.3時間 |
OS | Windows 10 Pro |
- 約14.3時間のバッテリー駆動時間を備えており屋外での使用頻度が高い場合に便利です。
- 脱着式のキーボードが付属しており快適な入力作業が可能です。
- 2in1タイプながらスリムかつ軽量なデザインを実現しています。
「レノボ(Lenovo) IdeaPad D330」の特徴
脱着式のキーボードを備えた2in1タイプのタブレットながら、比較的スリムかつ軽量なデザインを実現しており、気軽に持ち運べるのが魅力です。
KANO Kano PC
次に紹介するおすすめのコスパ最強の安いタブレットは、「KANO Kano PC」です。
ディスプレイサイズ | 11.6インチ |
---|---|
本体サイズ | 287.5×194×35.6mm |
重量 | 1.23kg |
CPU/メモリ/ストレージ | Intel Celeron N4000/4GB/64GB |
接続方式 | 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooh |
バッテリー駆動時間 | 非掲載 |
OS | Windows 10 Pro |
- 手順に従って自分で組み立てる2in1タイプの製品です。
- タブレットとしてだけでなく入門用のノートパソコンとしても魅力的な製品です。
- Wi-FiだけでなくBluetoothに対応しており周辺機器とも手軽に接続できます。
「KANO Kano PC」の特徴
内部の構造を学びたい場合にも適している自分で組み立てるタイプ2inタブレットパソコンで、入門用のパソコンとしても理想的です。
【Android】コスパ最強の安いタブレットのおすすめ3選
おすすめのコスパ最強の安いタブレット【Android編】を紹介します。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) タブレット10インチ TE101N1-B
最初に紹介するおすすめのコスパ最強の安いタブレットは、「アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) TE101N1-B」です。
ディスプレイサイズ | 10インチ |
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本体サイズ | 約243.2×162.2×9.5mm |
重量 | 約450g |
CPU/メモリ/ストレージ | MediaTek MT8167B/2GB/32GB |
接続方式 | 802.11b/g/n、Bluetooh4.2 |
バッテリー駆動時間 | 非掲載 |
OS | Android 10 |
- 内蔵ストレージは32GBですがmicroSDカードを利用して128GBまでの容量を追加できます。
- ブルーライトが少ない読書モードが利用できます。
- ステレオスピーカーによって臨場感あふれるサウンドが楽しめます。
「アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) TE101N1-B」の特徴
32GBの内蔵ストレージに加えてmicroSDカードによって128GBまでの容量が追加できるタブレットで、ステレオスピーカーによる臨場感あふれるサウンドも魅力です。
TECLAST P80X
次に紹介するおすすめのコスパ最強の安いタブレットは、「TECLAST P80X」です。
ディスプレイサイズ | 8インチ |
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本体サイズ | 208×124×9.3mm |
重量 | 非掲載 |
CPU/メモリ/ストレージ | UNISOC SC9863A/2GB/32GB |
接続方式 | 802.11b/g/n、Bluetooh4.1 |
バッテリー駆動時間 | 非掲載 |
OS | Android 9 Pie |
- Wi-FiだけでなくLTE通信にも対応しており場所を選ばずインターネットが利用できます。
- 178°の視野角を備えており角度を変えても写しい画面が鑑賞できます。
- コンパクトで携帯する際の負担を軽減できるのも魅力です。
「TECLAST P80X」の特徴
リーズナブルな価格で購入できるにも関わらず、Wi-FiとLTEの両方に対応しており、場所を選ばずインターネット通信が利用できます。
FFF FFF-TAB7
次に紹介するおすすめのコスパ最強の安いタブレットは、「FFF FFF-TAB7」です。
ディスプレイサイズ | 7インチ |
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本体サイズ | 188.75×109×11.6mm |
重量 | 非掲載 |
CPU/メモリ/ストレージ | MediaTek MT8163/2GB/32GB |
接続方式 | 802.11a/b/g/n、Bluetooh |
バッテリー駆動時間 | 非掲載 |
OS | Android 9 Pie |
- 7インチのディスプレイを採用しているコンパクトなデザインのタブレットです。
- FMラジオのチューナーを搭載しておりラジオ鑑賞も楽しめます。
- Google Playストアから好みのアプリを簡単にダウンロードできます。
「FFF FFF-TAB7」の特徴
FMラジオチューナーを内蔵しており、ラジオ鑑賞が楽しめるだけでなく、災害時にラジオから情報を得られるコンパクトなサイズのタブレットです。
【iPad】コスパ最強の安いタブレットのおすすめ2選
おすすめのコスパ最強の安いタブレット【iPad編】を紹介します。
アップル(Apple) iPad mini
最初に紹介するおすすめのコスパ最強の安いタブレットは、「アップル(Apple) iPad mini」です。
ディスプレイサイズ | 8.3インチ |
---|---|
本体サイズ | 195.4×134.8×6.3mm |
重量 | 293g |
CPU/メモリ/ストレージ | A15 Bionicチップ/非掲載/256GB |
接続方式 | 802.11ax Wi-Fi 6、Bluetooh5.0 |
バッテリー駆動時間 | 最大10時間 |
OS | iPadOS 15 |
- 2266×1488の高解像度ディスプレイを搭載しており高精細映像が楽しめます。
- Bluetooth5.0に対応しており外部機器と安定した接続が期待できます。
- 256GBのストレージを内蔵しており多数のアプリを保存しておけます。
「アップル(Apple) iPad mini」の特徴
スリムかつコンパクトなサイズのボディに256GBのストレージを内蔵しており、写真や動画、アプリのほか、音楽も多数保存しておけます。
アップル(Apple) iPad(第5世代)
次に紹介するおすすめのコスパ最強の安いタブレットは、「アップル(Apple) iPad(第5世代)」です。
ディスプレイサイズ | 9.7インチ |
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本体サイズ | 240×169.5×7.5mm |
重量 | 469g |
CPU/メモリ/ストレージ | A9チップ/非掲載/32GB |
接続方式 | 802.11ab/g/n/ac、Bluetooh4.2 |
バッテリー駆動時間 | 非掲載 |
OS | 非掲載 |
- アップルのiPadシリーズに属する製品ながらリーズナブルな価格で購入できます。
- スタイリッシュでスリムなデザインを採用しています。
- 9.7インチの使い勝手に優れたサイズを採用しています。
「アップル(Apple) iPad(第5世代)」の特徴
9.7インチのディスプレイを搭載しており、画面の視認性に優れているにも関わらず、気軽持ち運べるコンパクトなサイズも実現しています。
格安タブレットのまとめ
価格の低いタブレットは、高価格帯の機種と比較すると性能で劣る面もありますが、スマホより画面が見やすく、パソコンより持ち運びやすく、使い方によっては自由度がとても高いです。
初めてタブレットを購入する人や、ライトな使い方しかしない場合は、安価なタブレットでコストを抑え、気軽に使ってみるのも良いのではないでしょうか。
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