イヤホンは、有線イヤホン、ワイヤレスイヤホンに関わらず、日常的に使用する生活の道具なので、大切に使っていても壊れてしまうことがよくある製品です。
この記事では、すぐ壊れる人向けの使い方の解説、断線しにくい有線イヤホンはあるのか、丈夫なイヤホンはどれ、などの疑問についてもわかりやすく答えています。
また、おすすめの機種の紹介や選び方のポイントなども解説していますので、長く使えるイヤホン選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。

目次
【有線】壊れにくいイヤホンのおすすめ8選
LINSOUL 7HZ Salnotes Zero HIFI 10mmダイナミックハイエンドインナーイヤーイヤホン
サイズ | – |
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重量 | – |
タイプ | インナーイヤー型 |
コード長さ | – |
入力プラグ | 3.5mmステレオミニ |
その他機能 | リケーブル可 |
付属品 | 複数のイヤーピースが付属 |
- コスパに優れた製品ながらリケーブルが可能
- 金属複合ダイヤフラムを使った高音質ドライバーの採用
- 人間工学に基づいた筐体の設計を実現
- メガネと干渉することがあるという声があります
JVC XXシリーズ HA-FX99X-B
サイズ | – |
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重量 | 約8.2g(ケーブル含まず) |
タイプ | カナル型 |
コード長さ | 1.2m |
入力プラグ | 3.5mmステレオミニ |
その他機能 | 防水性能 |
付属品 | スパイラルドットイヤーピースS、M、L各2個、キャリングポーチ |
- 重低音の再生とタフさのXXシリーズ
- アルミスピン&ダイヤカットデザインで衝撃に強い
- 切れのある重低音サウンドの再生が可能
- 耳から外れやすいという声があります。
SHURE シュア SE215SPE-A
サイズ | – |
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重量 | – |
タイプ | カナル型 |
コード長さ | 116cm |
入力プラグ | 3.5mmステレオミニ |
その他機能 | リケーブル可 |
付属品 | 3.5 mm ストレートケーブル(116cm)、ソフト・フレックス・イヤパッド (S/ M/ L)、 フォーム・イヤパッド (S/ M/ L)、ソフトジップケース、クリーニングツール |
- スタジオでの使用も考慮した高音質設計
- 最大で37dB外部の音を遮断出来る
- 人間工学に基づいた薄型設計の筐体
- イヤホンケースに入れづらという声があります。
JBL ENDURANCE RUN イヤホン
サイズ | – |
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重量 | 20g |
タイプ | カナル型 |
コード長さ | 1.2m |
入力プラグ | 3.5mmステレオミニ |
その他機能 | IPX5防水 |
付属品 | イヤチップ3サイズ(S、M、L)※Mサイズ装着済み、エンハンサー |
- 8.2mmのダイナミックドライバーを搭載しクラスを超えた高音質再生が可能
- ツイストロックテクノロジーのイヤーチップの採用により、激しく動いてもずれない
- イヤホン部にマグネットを内蔵し、使わないときは首の後ろで止めておくことが出来る
- 装着するのにくせがあるため思うようにつけられないという声があります。
オーディオテクニカ SOLID BASS ATH-CKS770X BK
サイズ | – |
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重量 | 約8g(コード除く) |
タイプ | カナル型 |
コード長さ | 1.2m |
入力プラグ | 3.5mmステレオミニ |
その他機能 | ハイレゾ対応 |
付属品 | ポーチ、イヤピース(XS、S、M、L) |
- SOLID BASS HDドライバー搭載で、迫力の重低音再生が可能
- 切削無垢アルミニウムエンクロージャーの採用により、壊れにくい強度を実現
- ハイレゾ音源に対応
- イヤーパッドの交換が難しいという声があります。
final(ファイナル)A3000
サイズ | – |
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重量 | 18g |
タイプ | カナル型 |
コード長さ | 1.2m |
入力プラグ | 3.5mmステレオミニ |
その他機能 | リケーブル可 |
付属品 | ケーブル, イヤホン, 保護ケース, イヤーピース |
- f-CORE DUドライバーの搭載により、クラスを超えた高音質再生が可能
- 左右で軸色の違うシリコン製イヤーピースを採用
- 2Pinコネクターの採用でリケーブルが可能
- イヤーフックを装備し、タッチノイズの現象が可能
- コードに癖が付きやすいという声があります。
パナソニック ステレオインサイドホン RP-HDE3-S
サイズ | – |
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重量 | 約16.5g(コード含む) 約6g(コード除く) |
タイプ | カナル型 |
コード長さ | 1.2m |
入力プラグ | 3.5mmステレオミニ |
その他機能 | ハイレゾ対応 |
付属品 | イヤーピース(XS/S/M/L/XLサイズ),ポーチ,コードアジャストホルダー |
- ハイレゾ音源に対応
- 耳に収まりのいい小型のボディを採用し強度にも優れる
- 持ち運びやすいキャリングケースが付属
- 低音が弱いという声があります。
ソニー イヤホン MDR-EX650AP
サイズ | – |
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重量 | 約9g |
タイプ | カナル型 |
コード長さ | 1.2m |
入力プラグ | 3.5mmステレオミニ |
その他機能 | ケーブル長アジャスター |
付属品 | イヤーピース、キャリングポーチ、保証書、コード長アジャスター |
- ハウジングに真鍮を採用し、高音質と強度の高さを実現
- 絡みにくいセレーションコードの採用
- アングルドイヤーピースにより耳の奥に装着できる
- ケーブルの摩擦が気になるという声があります。
- 重量がやや重く、長時間の使用では疲れるという声があります
【ワイヤレス】壊れにくいイヤホンのおすすめ7選
Edifier TWS NB2 Pro
サイズ | – |
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重量 | – |
タイプ | カナル型 |
連続再生時間 | 9時間 |
ケース併用時の連続再生時間 | 32時間 |
充電時間 | – |
充電端子 | – |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
その他機能 | 防水性能 IP54防水 |
- ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング搭載を採用
- IP54級防塵防水規格により汗やホコリなどに強く、壊れにくい
- 商音の遅延を減らすゲーミングモードの搭載
- 商接続が不安定という声があります。
ソニー 完全ワイヤレスイヤホン WF-C500
サイズ | – |
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重量 | 約5.4 g x 2 |
タイプ | カナル型 |
連続再生時間 | 10時間 |
ケース併用時の連続再生時間 | 20時間 |
充電時間 | – |
充電端子 | -USB充電(ケース使用) |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
その他機能 | DSEE搭載 |
- DSEE搭載で、圧縮音源も高音質再生が可能
- 超小型軽量設計で自然な装着感と高い強度を実現
- 左右同時接続 左右同時伝送方式で安定した接続が可能
- イヤーピースが耳に合わなかったという声があります。
Anker Soundcore Life P2 Mini
サイズ | 6.17 x 4.38 x 3.13 cm(ケース) |
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重量 | 4.4g |
タイプ | カナル型 |
連続再生時間 | 8時間 |
ケース併用時の連続再生時間 | 32時間 |
充電時間 | – |
充電端子 | – |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
その他機能 | IPX5防水 |
- 軽量コンパクトで長時間装着していても快適
- 3つのイコライザーモードを搭載し、高音質再生が可能
- AIノイズリダクションを搭載し、クリアな会話が可能
- ロックなどの激しい曲では音割れがするという声があります。
JVC HA-XC50T 完全ワイヤレスイヤホン XXシリーズ
サイズ | – |
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重量 | イヤホン:約5.6g×2個、充電ケース:約50g |
タイプ | カナル型 |
連続再生時間 | 4時間 |
ケース併用時の連続再生時間 | 14時間 |
充電時間 | 約 2時間、充電ケース:約3時間 |
充電端子 | – |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
その他機能 | イヤーピースS、M、L各2個、充電用USBケーブル、充電ケース |
- ラバープロテクターを搭載し、衝撃に強いXXシリーズ
- XXシリーズ共通の、ブラックとレッドの精悍なデザインを採用
- アンテナ位置を最適化したことにより安定した通信が可能
- たまに音が途切れるという声があります。
ノキア(Nokia) Essential E3100 Plus
サイズ | 4 x 2 x 3 cm |
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重量 | 約42.8g |
タイプ | カナル型 |
連続再生時間 | 5時間 |
ケース併用時の連続再生時間 | 24時間 |
充電時間 | – |
充電端子 | USB Type-C |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
その他機能 | ENCノイズリダクション機能搭載 |
- 6mmのドライバーユニットを採用し、高音質再生が可能
- 両耳と片耳を切替可能
- 軽量コンパクトで剛性も高い筐体を実現
- 本体がツルツルしているため、ケースから取り出しにくいという声があります。
Anker Soundcore Liberty Neo 2
サイズ | – |
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重量 | 約6g (イヤホン片方)、約59g (充電ケース込み) |
タイプ | カナル型 |
連続再生時間 | 10時間 |
ケース併用時の連続再生時間 | 40時間 |
充電時間 | 約2時間 |
充電端子 | USB Type-C |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
その他機能 | IPX7 |
- ワイヤレス充電にも対応
- 様々な人の耳にフィットする複数のイヤーピースを用意
- IPX7防水で、故障やトラブルが少ない丈夫さを実現
- 音質は良いが、たまに接続が切れるという声があります。
ヤマハ 完全ワイヤレスイヤホン TW-E3B(B)
サイズ | – |
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重量 | 5.0g(LまたはR片方) |
タイプ | カナル型 |
連続再生時間 | 6時間 |
ケース併用時の連続再生時間 | 24時間 |
充電時間 | 約2時間(フル充電) |
充電端子 | – |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
その他機能 | IPX5防水 |
- 音量に合わせて音のバランスを整えるリスニングケアを採用
- 楽器メーカーならではの没入感の高い高音質再生が可能
- コンパクトなサイズながらフィット感がよく、丈夫な筐体を採用
- 6色の豊富なカラーバリエーションから選べる
- 日本語の説明書が入っていなかったという声があります。
壊れにくいイヤホンとは
壊れにくいイヤホンとは、簡単に言えば耐久性にすぐれているイヤホンを意味しますが、どの部分の耐久性を重視すればよいかわからなくなりがちです。
イヤホンの故障個所でも最も多いのはケーブルなので、壊れにくいイヤホンを購入する際は、ケーブルが断線しにくいモデルを選択するのがおすすめです。
また、屋外での使用が多い方や運動時に使用する方は、雨や汗による故障を防止するために、防水性能を備えたモデルを選ぶとよいでしょう。
イヤホンの耐久性は?何年もつ?
イヤホンの耐久性は、有線イヤホンとワイヤレスイヤホンで分けて考える必要があります。
有線イヤホンの場合は、壊れる原因の多くはケーブルの断線です。
短ければ1年、多くの場合は2年~3年程度で断線してしまう場合が多いといわれます。
一方で断線しないように大事に使ったり、リケーブルしたりすることで長く使うこともできます。
ワイヤレスイヤホンの場合、バッテリーの寿命が問題になります。
機種や使い方にもよりますが、多くは2年~3年程度でバッテリーの持ちが悪くなります。
バッテリーが交換できる機種なら、交換して継続使用もできますが、交換できない機種の場合、その時点で寿命となります。
イヤホンが壊れやすい人の原因
先程も書いたように、有線イヤホンの場合、壊れる原因の大半はケーブルの断線です。
コネクター部分を持たずにケーブルを引っ張ったり、絡んだケーブルをほどこうとして無理な力をかけたりすると断線の原因になります。
有線イヤホン、ワイヤレスイヤホンに共通する壊れる原因には、水濡れがあります。
不意の雨やスポーツ時の汗、うっかりしてイヤホンを付けたままシャワーを浴びてしまうというようなことが故障の原因となります。
防水性能が高いイヤホンなら、雨や汗に濡れることによる故障を防げます。
すぐ壊れる人必見!壊れにくいイヤホンの巻き方
壊れにくいイヤホンのおすすめメーカー一覧
壊れにくいイヤホンのおすすめメーカー3つと特徴や評価を解説します。
- ジェイブイシーケンウッド(JVC KENWOOD)
- アンカー(Anker)
- ソニー(SONY)
ジェイブイシーケンウッド(JVC KENWOOD)
ビクター(Victor)とケンウッド(KENWOOD)が経営統合して設立された「ジェイブイシーケンウッド」。
日本国内の音響機器メーカーであり、多種多様なイヤホン・ヘッドホンを製造しています。
ジェイブイシーケンウッドのイヤホンには、防水性能を備えたモデルだけでなく、防塵性能を備えているモデルも多数存在します。
また、耐衝撃性能を有している製品も製造されているので、運動時やアウトドアでハードに使いたい方におすすめです。
アンカー(Anker)
モバイルバッテリーやUSBケーブル、ワイヤレススピーカーで有名な「アンカー」は、イヤホンも数多く製造しています。
比較的リーズナブルな価格ながら、高い性能を備えたモデルが多く、コスパに優れている点が人気です。
アンカーは、高い防水性能を備えたワイヤレスイヤホンを多数製造しているので、屋外で雨の心配をせずにイヤホンを使いたい方におすすめです。
ソニー(SONY)
日本が誇る音響機器メーカー「ソニー」。
他メーカーと比較しても、より多種多様なイヤホンラインアップを誇るのが強み。
防水性能を備えた製品ももちろん製造されています。
ケーブルが平らで断線しにくいタイプや、リケーブル対応モデルも多数揃えており、好みのモデルを選択しやすいのがメリットでもあります。耐久性だけでなく、音質にもこだわりたい方におすすめです。
壊れにくいイヤホンの選び方
壊れにくいイヤホンの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- ケーブルをチェックしよう
- 接続方式をチェックしよう
- 防水性能を備えたモデルがおすすめ
ケーブルをチェックしよう
壊れにくいイヤホンを選択する際に最も重要なのがケーブルの形状です。
なるべく断線しにくいケーブルを選ぶには、ケーブル自体の太さが重要。
太いケーブルほど曲げ伸ばしに強く、断線しにくくなります。
また、平たい形状のフラットケーブルもおすすめ。
ケーブルが絡みにくく、根元が曲がりやすいので断線しにくくなります。
接続方式をチェックしよう
イヤホンの接続方式には、大きく分けて2つの種類が存在します。
ワイヤレス接続の場合は、ケーブルの断線を気にする必要がありませんが、内蔵しているバッテリーが使用すればするほど劣化していくデメリットがあります。
また、有線接続タイプを選択する場合には、イヤホンジャックの形状もチェックが必要。
L字型プラグであれば、根元部分にかかる負担が少なくなり、断線しにくくなります。
防水性能を備えたモデルがおすすめ
屋外でイヤホン使用時に急な雨に降られた場合でも、防水性能を備えた製品であれば安心。
国際電気標準会議で定められた「IP」コードを確認すれば、防水性能を簡単に確認できます。
防水性能は、スペック表の「IPX+数字」表記を確認することでチェック可能。
数値が大きければ大きいほど防水性能は高くなります。IPX4で生活防水レベル。
IPX6以上のモデルであれば、雨が降った際やスポーツで汗をかいた際でも安心して使用できます。
壊れにくいイヤホンの重要ポイントまとめ
壊れにくいイヤホンの重要なポイントは以下の3つです。
- 有線イヤホンの場合は、リケーブル出来る機種を選んだり、断線しづらいケーブルの機種を選ぼう!
- 防水防塵機能を持ったイヤホンを選ぶことにより、水やホコリで起こるトラブルを減らせる
- ボディにラバーコートを採用したモデルや、金属製の丈夫な筐体を使用したモデルなどを選ぼう!
この記事を書いたライターからのコメント
イヤホンは毎日のように生活で使う道具なので、すぐに壊れてしまう気がします。
でも、できるだけ壊さないように気をつけて使用したり、防水性能が高い機種や丈夫な筐体の製品を選ぶなど、もともと丈夫なイヤホンを使うことで長く使用することができます。
ぜひ、この記事も参考にしていただき、丈夫で使いやすいお気に入りのイヤホンを探してみてください。

ライター:アトキ
設計事務所やサイン看板製作会社などに勤務後、フリーランスとして、幼少の頃から続けている趣味のことについて書いている趣味人ライターです。好きなことは、音楽(ロック、シティポップ、クラシック)、オーディオ(ピュアオーディオを中心に全般)、自動車(小さな車が特に好き)、自転車(ミニベロ、クロモリロードなど)、釣り(フライフィッシング、ナマズ、淡水小物釣り)など。埼玉県在住。
※商品紹介、まとめの部分を執筆しました。




