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カメラメーカーランキングの上位を占める開発企業は、スマホカメラの全盛期でも撤退せずにミラーレス販売で大奮闘中。
各メーカーの特徴を踏まえた上で代表機を紹介すると共に、なぜ日本メーカーが強いのかなどの解説もご参考にしてください。
初心者に!VlogやYoutubeの動画撮影におすすめのビデオカメラ4選
シェアランキングから見るカメラの4大メーカーとは?
シェアランキングは入れ替わりが激しいものの、上位4大メーカーはキャノン・ソニー・ニコン・富士フィルムでほぼ固定。
キヤノンはデジタル一眼レフのEOSシリーズに加え近年ではミラーレスのRシリーズでも人気で、幅広い製品をそろえています。
ソニーはαシリーズで軽量なフルサイズ・ミラーレス一眼の新時代を切り開き、優れたAF機能でスポーツカメラとしても大人気。
ニコンは業績を落としていましたが近年はミラーレスのZシリーズで大復活し、耐久性や操作性の高さでプロからも愛されています。
富士フィルムは個性あふれる色味の表現力やレトロモダンなデザインが人気で、APS-C機や中判がプロユースとして好評です。
世界最高峰のカメラは?
世界最高峰のカメラはこれだ!と言えればかっこいいのですが、カメラの評価は主観的なものでもあり人それぞれ異なります。
ただ価格で言えば、高級な部品や素材だけを厳選し熟練の職人の手作業で造られるLeica(ライカ)のモデルが世界最高峰です。
業界を牽引するキヤノン・ソニー・ニコンの顔となるフラッグシップ機は、客観的な性能面では世界最高峰と言えるものでしょう。
なぜ日本のカメラのシェア率が高いの?
日本製カメラのシェア率が高い理由は、一般的に日本の技術力の高さ・生産性の高かった時代背景・新規参入の難しさなどがあります。
20世紀初頭、世界中の技術者がドイツ製カメラの模造品を造る中で日本の多くのメーカーが新規開発に成功しました。
そこにはさまざまな要因がありますが、日本人には小さな精密機器の開発に必要な器用さや生真面目さがあったこと。
またカメラの開発競争の時代が日本にとっては平時より生産性の高い戦時中や戦後復興期などと重なった点なども考えられます。
現在も日本のカメラメーカーが世界のシェアを独占しているのは、レンズの開発には年月がかかり新規参入が困難なこと。
また、全盛期から一貫して日本のメーカーが価格を抑え、コスパを高めることに成功していることなどが考えられます。
デジタルカメラ市場はこれからどうなる?
2024年以降のデジタルカメラ市場は、ミラーレス一眼・スマホ・アクションカメラが引っ張ってゆくことが予想されます。
iPhoneは近年7つのレンズがあると宣伝し、レンズ交換ができるライバルのミラーレス市場をけん制しているのが象徴的です。
Canonがフラッグシップ機としてミラーレスのR1を発表したことで、ミラーレスもまた競争激化による品質向上が期待できます。
動画メインのアクションカメラのGoProやドローンカメラのDjiも近年カメラ性能を大きく上げているので、要注目です。
ぐーちょ編集部
日本のカメラのおすすめメーカー一覧
日本のおすすめメーカー7つと特徴や評価を解説します。
キャノン(Canon)
キャノンは言わずと知れた世界最大のシェアを誇るまさに世界一のカメラメーカーです。
キャノンのデジタルカメラと言えば、AF性能の高さにあり被写体の検出と高速トラッキングの両性能は他に類を見ないでしょう。
瞳・胴体など体の一部への検出性能や動物や乗り物などへの高い追尾性能もあります。
軽量でコスパが高い「Kiss」シリーズは初心者に、プロモデルは「Mark Ⅲ」、フルサイズのミラーレスでは「R3」「R5」が代表的です。
- オートフォーカスが速い
- 人物撮影にもおすすめ
- 初心者でも操作しやすい
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS-1D X Mark III ボディー EOS-1DXMK3
サイズ・重さ | 158×167.6×82.6 mm・約1440g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
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センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 2010万画素 |
標準ISO感度 | 100~102400 |
シャッタースピード | 電子:1/8000秒~0.5秒・電子先幕・メカニカル:1/8000秒~30秒 |
手ぶれ補正 | × |
- DIGIC Xプロセッサー搭載でAIによる高速画像処理・高感度撮影時のノイズ低減などが最強クラス
- 最大191点の測距点で被写体を追えるHigh-res AFセンサーと高度な追尾機能のあるEOS iTRを搭載
- 1秒で最大16コマの高速連射に対応し液晶画面でのライブビュー撮影でも1秒間に最大20コマの連射が可能
参考
EOS-1D X Mark III:レンズ交換式カメラ・レンズ|個人キヤノン
- 有効画素数が2010万画素とフラッグシップ機としては物足りなくボディ内手ぶれ補正がないのも残念
「Canon デジタル一眼レフカメラ EOS-1D X Mark III ボディー EOS-1DXMK3」の特徴
パリ五輪に登場したCanonのミラーレス一眼・R1によりデジタル一眼として最後のフラッグシップになりそうなのが本機です。
ミラーレスには機動力で大きく劣るものの、約1.4㎏の重さも備えた耐久性・対候性の高さはプロのニーズに十分応えられます。
ニコン(Nikon)
ニコンはキャノンに次ぐ世界のカメラメーカーのトップブランドで、キャノンとの2強時代がカメラの歴史を築いています。
ニコンは一般的にまず質実剛健と評されるよう、NASAの公式カメラにも長年採用されるほどボディの頑丈さで知られています。
タフさや機動力が試される野外での自然撮影やスポーツ競技場でのアスリート撮影などで最も力を発揮するでしょう。
ニコンは本格的なデジタル一眼レフに最大の強みがあり、最上位「D」シリーズでは「800」番台がプロから愛用されています。
- アウトドア撮影に最適なタフボディ
- 肉眼で見た光景の忠実な再現能力
- カスタマイズが豊富でプロ向き
Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z9 ボディ
サイズ・重さ | 149×149.5×90.5 mm・約1340g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
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センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 4571万画素 |
標準ISO感度 | 4~25600 |
シャッタースピード | 1/32000~30秒 |
手ぶれ補正 | ◯ |
- ニコン・ミラーレスのフラッグシップ機で「EXPEED 7」を備えたAFには「鳥」「飛行機」モードが追加
- シャッター前撮影のプリキャプチャーとハイスピードフレームキャプチャー+[C15]の併用で1秒15コマを実現
- 2022年以来6回のファームアップデートを行い購入後にもAF機能を中心としたカメラ性能が大幅に進化
参考
Z 9 – 概要 | ミラーレスカメラニコンイメージング
- AF性能は極めて優れていながら非常に複雑な構造を持つため長時間撮影時には熱暴走がやや心配
「Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z9 ボディ」の特徴
パリ五輪のサーフィンで「奇跡の一枚」と呼ばれたショットを撮ったことで一気に知名度を増したのが本機「ニコンZ9」。
8K UHD/30pの最高クラスの動画を2時間に渡ってそのままボディ内のメモリーカードに記録できるなど、動画性能も秀逸です。
ソニー(SONY)
ソニーは言わずと知れた日本を代表する総合ブランドで、第一にプレステや音響機器を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし今ソニーはフルサイズ・ミラーレスの新規開発によってデジカメ業界では救世主的な存在感を放っています。
POSレジ販売台数ベースの「BCNアワード」2022年ではミラーレス部門で2年連続キャノンを押さえてトップに輝きました。
ソニーのフルサイズ・ミラーレスはα7・α9・α1シリーズで、今回ご紹介した「α7C」は590gで世界最小最軽量ボディ。
ISO感度の良さなどレンズ性能の高さでも知られるソニーは、手軽にフルサイズの本格カメラを使いたい方におすすめです。
- ミラーレスでもフルサイズ一眼レフ級の高性能
- 高性能でも超コンパクトボディ
- 使用できるレンズが多い
SONY(ソニー) α1 フルサイズミラーレスカメラ ILCE-1
サイズ・重さ | 128.9×96.9×80.8 mm・約737g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
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センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 5010万画素 |
標準ISO感度 | 100~32000 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~30秒・メカニカル:1/8000~30秒 |
手ぶれ補正 | ◯ |
- 「BIONZ XR」エンジン採用で5010万画素の高解像度ながら最高約30コマ/秒のAFとAE追随高速連写が可能
- 手ぶれ補正アルゴリズムにより5.5段のボディ内補正効果を発揮し動画撮影時の「アクティブ」モードもあり
- 軽量ながらフルマグネシウムボディにより耐久性が抜群で2本のアンテナが高速のデータ通信を実現
- バッテリー込みで737gの軽さは大きな利点でありながらタフな撮影環境での耐久性はやや心配
「SONY(ソニー) α1 フルサイズミラーレスカメラ ILCE-1」の特徴
デジタル一眼からミラーレス新時代への移行を決定づけたミラーレスの名機で、今後「Canon R1」との覇権争いにも要注目です。
8K 30p/4K 120pのHDR動画撮影に対応し、新開発の放熱構造により長時間撮影時の発熱も最大限に抑止してくれます。
富士フイルム(FUJIFILM)
富士フィルムは創業80年以上になる老舗フィルムメーカーで、現在もシェア数で4大カメラメーカーの1つになるなど勢いは衰えません。
一大ブームになった使い捨てカメラ「写ルンです」と同じく、ミラーレス一眼でもフィルムカメラのレトロな色味が人気。
ミラーレス一眼の「X」シリーズは全18種類の色彩表現が可能な「フィルムシュミレーション」で写真を芸術的に仕上げられます。
操作性が高いコンデジも大人気の富士フィルムは初心者からアーティストまで幅広い層に愛されています。
- 独自の設定で芸術性を高められる
- フィルムカメラのレトロな色味が人気
- 女性にも好まれるデザイン性と操作性
富士フイルム(FUJIFILM) X ミラーレス一眼デジタルカメラ X-H2S ボディ
サイズ・重さ | 136.3×92.9×84.6 mm・約660g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
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センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 2626万画素 |
標準ISO感度 | 160~12800 |
シャッタースピード | 電子:1/32000秒~15分・電子先幕・メカニカル:1/8000秒~15分 |
手ぶれ補正 | ◯ |
- 画像センサー「X-Trans CMOS 5 HS」によりAF精度を保ちながら最大40コマ/秒の高速連写撮影が可能
- AIのディープラーニング技術により動物・鳥・車・バイク・飛行機などを検出してピントを瞬時にキャッチ
- ApplePro resコーデック対応の6.2K/30Pの動画が新規放熱構造により240分に渡って連続撮影できる
参考
FUJIFILM X-H2S | カメラFUJIFILM X Series & GFX – Japan
- 2626万画素のため拡大コピーには解像度がやや足らず高性能AFによる消耗でバッテリー持ちもやや心配
「富士フイルム(FUJIFILM) X ミラーレス一眼デジタルカメラ X-H2S ボディ」の特徴
高画質を極めたX-H2と並ぶ富士フィルムのミラーレスのフラッグシップ機で、AFと高速連射が得意な軽量モデルです。
動画撮影中のAF・MF機能も向上、6.2K/30P動画でもカメラ内カード記録ができるのも便利なところ。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックも言わずと知れた家電総合ブランドで、デジカメ市場では「LUMIX」として広く知れ渡っています。
「LUMIX」はオリンパスと共同開発したイメージセンサー「マイクロフォーサーズ」により、ミラーレス一眼でも500gを切る小型化に成功。
おしゃれなデザインで女性受けもよく、ニコンのように肉眼で見たままの色味を出せること点でも好評。
パナソニックは世界の「BCNアワード」のビデオカメラ部門では毎年1位になっていますが、デジカメでも動画撮影性能が抜群です。
- 独自のイメージセンサーで軽量化
- 肉眼に近いナチュラルな色味
- 4K画質での動画撮影に最適
パナソニック フルサイズ ミラーレス一眼カメラ ルミックスDC-S1R-K ボディ
サイズ・重さ | 148.9x110x96.7 mm・約1016g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
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センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 4730万画素 |
標準ISO感度 | 100~25600 |
シャッタースピード | 1/16000~60秒(シャッター方式自動切換) |
手ぶれ補正 | ◯ |
- 5軸のボディ内と2軸のレンズ内の2つの手ブレ補正を連動させる「Dual I.S.2」技術で安定性が抜群
- 4730万画素のフルサイズCMOSセンサーと独自のヴィーナスエンジンにより絵画的な表現力を実現
- 空間認識の「DFDテクノロジー」やコントラストAFに加え被写体への認識アルゴリズムによりAF性能が充実
参考
概要 フルサイズ一眼カメラ DC-S1R | デジタルカメラ(ルミックス)Panasonic
- ルミックスでもフルサイズボディのためマイクロフォーサーズのような小型軽量の利点はなし
「パナソニック フルサイズ ミラーレス一眼カメラ ルミックスDC-S1R-K ボディ」の特徴
動画性能に優れたLUMIX S1と並ぶパナソニック・ミラーレスのフラッグシップ機で、高解像度撮影と手ぶれ補正技術に優れたモデル。
AF性能に若干の弱みがあるルミックスでも225点のマルチAFや焦点エリアを決めるジョイスティックがあり、とても頼もしいです。
オリンパス(OLYMPUS)
オリンパスは前身の会社を含めると創業100年以上になる電子・光学機器メーカーです。
4大カメラメーカーの一角でしたが、軽量ミラーレス一眼に重点を置きすぎたことでスマホカメラに飲み込まれて事業から撤退。
OMデジタルソリューションズとして再起しましたが、パナソニックとの同一規格「マイクロフォーサーズ」の将来性は見込めません。
それでもミラーレス機として「PEN」シリーズのデザイン性の高さは他に類がなく、オリンパスブルーと言われる空の表現力も圧巻。
スマホやコンデジの1つ上をゆく高画質でおしゃれなカメラが欲しい方にオリンパスはおすすめのメーカーです。
- カメラ女子人気NO1のおしゃれなデザイン
- マイクロフォーサーズにより高画質・最軽量を両立
- ミラーレス機の操作が簡単
OM-1 Mark II ボディー
サイズ・重さ | 約134.8mm(W)x 91.6mm(H)x 72.7mm(D) ・599g(CIPA準拠、付属充電池およびメモリーカード含む、アイカップなし) |
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センサーサイズ | マイクロフォーサーズ:17.4 mm x 13.0 mm |
有効画素数 | 2037万画素 |
標準ISO感度 | 80~25600 |
シャッタースピード | 電子:1/32000~60秒・電子先幕:1/320~60秒・メカニカル:1/8000~60秒 |
手ぶれ補正 | ◯ |
- 2037万画素ながらOMシステム独自のハイレゾショットでは8000万画素/約5000万画素を実現
- AF/AE追従で50コマ/秒・AF/AE固定で120コマ/秒の高速連射に加え「AI被写体認識AF」機能あり
- フルサイズより2倍の焦点距離が出るマイクロフォーサーズマウントにより軽量レンズでも超望遠撮影が可能
参考
基本情報|OM-1 Mark II|OM|OM-D|デジタル一眼カメラ|製品・オンラインストアOM SYSTEM公式サイト|OMデジタルソリューションズ
- ハイレゾショットは複数枚の画像を合成するため一般的に撮影に時間がかかるのが難点
「OM-1 Mark II ボディー」の特徴
高い耐久性を備えたOM-1と並ぶオリンパス・ミラーレスのフラッグシップ機で、AF機能に強みがある2024年発売の最新モデル。
「5軸シンクロ手ぶれ補正」で8.5 段の補正効果があり、高速連射やAF性能を強力にサポートします。
ペンタックス(PENTAX)
ペンタックスは国産初の一眼レフカメラの製造でも知られる老舗で、現在はリコーイメージング株式会社の傘下ブランドになりました。
ペンタックスはデジカメ市場でミラーレスが主流になった今も一眼レフ一筋で、フルサイズより大きな中判の「645Z」が代表機種の1つ。
今回ご紹介した2021年最新の「K-3 Mark III」などコスパの高さでも人気を集めています。
他にも自然の緑の美しさや優れた手ブレ補正で知られるペンタックスは、フルサイズ一眼レフを身近に楽しみたい方におすすめです。
- 一眼レフには全機種に手ブレ補正機能あり
- 自然撮影に生きる緑の色味
- フルサイズでは最高のコスパの高さ
ペンタックス PENTAX K-3 Mark III ボディ
サイズ・重さ | 134.5×103.5×73.5 mm・約820g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
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センサーサイズ | APS-C |
有効画素数 | 2573万画素 |
標準ISO感度 | 100~1,600,000 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
手ぶれ補正 | ◯ |
- ISO感度は標準で驚きの160万を記録し月のない夜の撮影や暗所での高速連射などで強みを発揮
- APS-C機でありながら100%の視野率によりスポーツや野鳥観察など動体撮影で被写体を追いやすい
- AFは101点の測距数で最高12コマ/秒の高速連射に加え5軸5.5段ボディ内手ぶれ補正機構があり
参考
PENTAX K-3 Mark III / 製品RICOH IMAGING
- 標準値でも160万のISO感度は逆に暗所撮影時にノイズを多く発生させるリスクもあり
「ペンタックス PENTAX K-3 Mark III ボディ」の特徴
世界初の一眼レフを生んだペンタックスによる、お買い得なAPS-Cのフラッグシップ機で全面マグネシウムボディの堅牢性も秀逸。
撮影に集中させる鼻の当たらない構造を備えたファインダーやオールドレンズ対応のマウントである点でも評価を集めています。
▼関連記事:ペンタックスの一眼レフのおすすめを紹介しています
ペンタックスの一眼レフカメラおすすめ7選!魅力や「やめとけ」と言われる理由は?
世界のカメラのおすすめメーカー一覧
世界のおすすめメーカー5つと特徴や評価を解説します。
ライカ(LEICA)
ライカは創業100年以上のドイツの老舗メーカーで、プロの写真家や年季の入った愛好家に長く親しまれています。
一般的に高価な機器として知られますが、現在では他社のフルサイズカメラと平均相場はほぼ同じです。
本格機としても知られますがコンデジの「D Lux」「V Lux」、APS-Cサイズのミラーレス「CL」「TL」なども大人気。
最近の機種にはBluetoothやWi-Fi機能があってスマホとの連携も可能で、本格機ではフルサイズの「Q」がおすすめ
ライカは初心者からプロ・愛好家まで幅広い層におすすめできるメーカーです。
- カスタム設定が多くオリジナリティを追求できる
- 軽量コンパクトで持ちやすい
- 本格機以外にも初心者用モデルが豊富
Leica (ライカ) M11 デジタル レンジファインダー カメラ
サイズ・重さ | 139x80x38.5 mm・約530 g(バッテリー含む) |
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センサーサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 6030万画素(総画素数) |
標準ISO感度 | 64~50,000 |
シャッタースピード | 電子:1/16000秒~60秒・メカニカル:1/4000秒~60分 |
手ぶれ補正 | × |
- 「トリプルレゾリューションテクノロジー」により6000万・3600万・1800万画素の3種の解像度を選択できる
- レンジファインダーカメラを元にした小型軽量設計でアルミニウム製のトッププレートのデザインも秀逸
- 「Made for iPhone/iPad」設定でiPhoneやiPadと有線とBluetoothの両方で接続できて写真の送信が可能
- ライカ製らしく価格はハイエンドの中でも最上位にあり一般的にレンジファインダーカメラはAFが遅い傾向にあり
「Leica (ライカ) M11 デジタル レンジファインダー カメラ」の特徴
2024年に70周年を迎えたライカM型の2022年・最新モデルで、世界で最も小型のフルサイズを自称する人気モデルです。
独立したベンチマークサイト「DXOMARK」で当機は世界最上位のフルフレームカメラと評価されているのも頼もしいところ。
ハッセルブラッド(Hasselblad)
ハッセルブラッドも創業100年以上に渡るスウェーデンのカメラメーカーで、近年は中国のDJI社の傘下ブランドになりました。
世界初のレンズ交換型一眼レフカメラの開発企業としても有名で、現在でも価格帯と品質が共に世界最高クラスです。
中判ミラーレス「X2D 100C」は現在日本市場で100万円を超え、画素数は富士フィルムの「GFX100F」に並んで一億画素を超えています。
またフルサイズを超える中判サイズなのでA2用紙サイズほどの引き延ばし写真でも劣化が少ないというメリットもあります。
ハッセルブラッドは最高級品を作るラグジュアリーな国際ブランド好きな方におすすめのメーカーです。
- 画素数が1億を超えるなど超ハイスペック
- フルサイズよりも大きな中判サイズ
- 真四角のボディなどデザイン性が高い
Hasselblad X2D 100C 100MP 中判ミラーレスカメラ
サイズ・重さ | 148.5x106x74.5 mm・ 約790g(本体のみ) |
---|---|
センサーサイズ | 中判 |
有効画素数 | 1億2000万画素 |
標準ISO感度 | 64~25600 |
シャッタースピード | 最高速1/4000秒 |
手ぶれ補正 | ◯ |
- フルサイズを超える32.9mm×43.8mmの中判で1億を超える画素数を備えた圧倒的な表現力を実現
- 2つのレンズ光を利用する位相差AF (PDAF)により高速で精確かつ動体追尾性の高い高性能なAF撮影が可能
- 5軸で最大7段補正のボディ内手ブレ補正とチルト式タッチディスプレイで多様な撮影スタイルに対応
- ライカ同様にCanonなどトップブランドのフラッグシップ機よりも遥かに高額な価格が残念
「Hasselblad X2D 100C 100MP 中判ミラーレスカメラ」の特徴
階調豊かな表現力で知られる中判カメラメーカーの代表格・ハッセルブラッドによる1億画素を誇るフラッグシップ機です。
中判カメラの弱点である大容量の写真サイズも、1TBの内蔵SSDとCFexpress Type Bカード対応で充分にカバーしています。
アップル(Apple)
アップルは正規のカメラメーカーではありませんが、同社が豪語するよう世界で今最も使用されているカメラはiPhoneに違いありません。
毎年進化するiPhoneのカメラ性能は世界のカメラ市場に最も大きな影響力を与えているとも言われています。
iPhoneの写真画質がいい要因にはスペックを低く抑えていること、レンズの良さ、画像処理技術の高さなどがあげられています。
iPhone14では45MPの解像度で3倍の光学ズームや光学式の手ブレ補正があるなど敢えてスペックを上げているのが特徴。
iPhoneで撮る写真が一番きれいだと思う方は、毎年アップデートを重ねるアップルが最高のカメラメーカーだと言えるでしょう。
- 圧倒的な携帯性と操作性の高さ
- スペックには表れない技術で高画質を実現
- 最近の機種には望遠などレンズが3つある
Apple iPhone 15 Pro Max (256 GB)
サイズ・重さ | 高さ:159.9 幅:76.7 厚さ:8.25 mm・221g |
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センサーサイズ | 1/1.3インチ |
有効画素数 | 【アウトカメラ】広角カメラ:4,800万画素・超広角カメラ:1,200万画素・望遠カメラ:1,200万画素【インカメラ】1,200万画素 |
標準ISO感度 | 32 |
シャッタースピード | 非公開 |
手ぶれ補正 | ◯ |
- iPhoneで最大級の1/1.3インチ(約9.8×7.3㎜)のセンサーサイズと4つのカメラで多様な高画質撮影が可能
- 1200万画素の望遠カメラは120㎜の望遠性能に加えて5倍の光学ズームに対応し多様な望遠撮影が可能
- 「フォトニックエンジン」搭載によりiPhoneの弱点である暗所撮影におけるノイズを最大限に抑制
参考
iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro MaxApple(日本)
- ISO感度は基本的に32になるため優れた画像処理エンジンを搭載していても暗所撮影はやや苦手
「Apple iPhone 15 Pro Max (256 GB)」の特徴
「7種類のプロ用レンズ」を誇るiPhoneのフラッグシップ機で、A17 Proチップによりノイズ除去とHDR処理を極めたモデル。
第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正機構や、IP68等級の防塵防水性能とチタニウムボディの頑丈さも見逃せません。
GoPro(ゴープロ)
GoPro(ゴープロ)は2002年アメリカ創業のアクションカメラの代表的ブランドですが、近年はカメラ技術も向上しています。
2023年発売の最新機種・GoProHero12は5.3K60fpsの動画撮影と共に静止画でも2713万画素のミラーレス級の高解像度撮影も可能。
GoProシリーズは耐久性にも優れ、本体だけで水深10mの撮影にも対応しているため水中カメラとしても大いに活用できます。
5K動画から2000万画素の静止画を抜き出す技術「フレームグラブ」も秀逸で、動画と写真の両方の魅力を味わいたい方におすすめ。
- 2023年の最新機種は2000万画素でミラーレスなみの高画質
- 動画から静止画もキャプチャーできて水中撮影も得意
- 動画のような優れた手ぶれ補正機能が静止画にはないため安定感には欠ける
GoPro HERO12
サイズ・重さ | 幅71.8 x 高さ50.8 x 奥行き33.6 (mm)・154g (カメラ本体とマウントフィンガー + バッテリー) |
---|---|
センサーサイズ | CMOS 1/1.9型 |
有効画素数 | 2713万画素 |
標準ISO感度 | 非公開 |
シャッタースピード | 非公開 |
手ぶれ補正 | 非公開 |
- 動画撮影がメインの機種ながら2713万画素の解像度でSuperPhoto・HDR・標準・RAWの選択も可能
- 5.3K 8:7の撮影動画から2469万画素の静止画をフレームグラブできるため多様な静止画記録ができる
- 保護ハウジングなしでも10mの潜水撮影に耐えらえる防水性能があり着脱可能な撥水カバーガラスもあり
参考
GoPro HERO12 Blackアクションカメラ (防水 + ブレ補正)GoPro
- CMOS 1/1.9型(7.6mm × 5.7mm)のセンサーサイズはコンデジ級なので色味や階調表現はやや乏しい
「GoPro HERO12」の特徴
アクションカメラの代表格「GoPro」の最新モデルで、5.3K解像度の動画と共に20MPを超える静止画解像度を備えています。
動画撮影時には究極の滑らかさを実現する「HyperSmooth 6.0」の手ぶれ補正もまた本機の最も大きな強みです。
Zeiss(ツァイス)
Zeiss(ツァイス)は1846年にカール・ツァイスによってドイツで創業された老舗レンズメーカーで、カメラも人気を集めています。
ソニーやライカとの提携でも知られるツァイスのレンズは高解像度・ボケ・色味・階調表現に優れ、高い耐久性能でも大好評です。
2020年に発売されたレンズ一体型のフルサイズ機「Zeiss ZX1」は高級カメラとして1台ですべて完結するすばらしいモデル。
スマホとの連携に加えて編集ソフトも内蔵されていて、最新テクノロジーを備えたレトロ名機をお求めの方におすすめです。
- ドイツの老舗光学機器メーカーならではの高品質なレンズながら超高価
- ISOのダイヤル調節のアナログ感にWi-Fi搭載のデジタル技術が融合
- フルサイズでも軽量かつスタイリッシュなデザインで人気
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カメラのおすすめメーカーの重要ポイントまとめ
カメラの重要なポイントは以下の3つです。
- キャノンなどの日本製品が今も世界シェアの大半を占めるほど人気を得ている
- ソニーがけん引するミラーレス一眼が今デジカメ市場で最も勢いがある
- iPhoneなどのスマホカメラの性能がカメラメーカーの今後を左右する
この記事を書いたライターからのコメント
今はちょうどパリ五輪の最中ですが、大手メーカーにとって五輪は絶交の機会であり、報道機関には新作モデルが無償提供されます。
Canonが初めてフラッグシップ機をミラーレスに移行したことで話題の「R1」は好評のようで11月の一般発売が待たれます。
思えば前回の東京五輪でソニーの「α1」が世界中のカメラマンから認められたことで、ミラーレスの新時代が始まりました。
パリ五輪ではサーフィンで奇跡の一枚を撮ったニコンのミラーレス「Z9」が主役になり、今後もビッグ3の混戦が予想されます。
マイクロフォーサーズを愛用する私にとっても、一眼レフがどんどん小型軽量になってゆくのはずっと待ち望んでいた展開です。
ライター:ツバキ
香川県在住。映画や小説が大好きで、文学賞を受賞し1度だけ出版歴あり。現在は「ぐーちょ」で執筆業務を担うなど、Webライターを副業としています。
カメラなどのデジタル機器・デバイスやガジェットに興味があり、「ぐーちょ」で新商品を紹介するときは「すごい、こんなのがあるんだ」と胸を躍らせています。
また50種類以上の植物を育てる自称・園芸家でもあり、植物の記事を書くときもテンションは高めです。