
AppleWatchに搭載されているのは、AppleのwatchOSです。
AppleWatch以外のスマートウォッチでは、各社のオリジナルのOSが搭載されていることも多いのですが、複数のメーカーが採用する汎用OSとしてWear OS by Googleがあります。
Googleが開発したOSなのでGoogleのスマートウォッチアプリと相性がよく、Androidスマホとも相性が良いため、Wear OS by Google搭載のスマートウォッチは、Androidユーザーにおすすめです。
この記事では、選び方やおすすめ製品の解説をしていますので、Wear OS by Google搭載スマートウォッチの購入を検討されている方は参考にしてください。

目次
Wear OS by Googleとは
Wear OS by Googleとは、Googleが開発したスマートウォッチ用のOSです。
汎用OSとして開発されていて、Google以外のメーカーのスマートウォッチでもOSとして採用されています。
基本となるデザインが同じで選択の幅が狭いAppleWatchと違って、Wear OS by Google搭載のスマートウォッチは複数のメーカーから販売されているので、自分に合った製品が選べます。
Wear OS by Google対応スマートウォッチの注目したい機能・性能
Wear OS by Google対応スマートウォッチの注目したい機能・性能は、以下の3つです。
- Google fitなどのヘルスケアアプリ
- バッテリーの持続時間の長さ、急速充電の可否
- タッチ決済
Google fitなどのヘルスケアアプリ
健康維持に役立つことがスマートウォッチ購入の動機という人も多いと思います。
Wear OS by Google搭載スマートウォッチなら、多くの製品でGoogle fitが最初からインストールされています。
Google fitはスマホでも使えて、スマホと連携すると更に多くの情報が利用できます。
メーカー独自のヘルスケアアプリがインストールされている場合もありますから、それらを利用することもできます。
それらのアプリの中にもGoogle fitと同期できるアプリもあるので、自分に合った使い方ができます。
バッテリーの持続時間の長さ、急速充電の可否
スマートウォッチの使い勝手はバッテリーの持続時間で大きく左右されます。バッテリーの持続時間が長い製品を選びましょう。
またスマホは就寝時に充電することができますが、スマートウォッチは睡眠状態の記録にも使えますから、この機能を使う場合は寝ている間もスマートウォッチを着け続けることになります。
入浴中などのスマートウォッチを外している間に充電が終わる急速充電ができる製品を選んでおくと便利です。
タッチ決済
スマートウォッチを使ってタッチ決済が行えると会計時にスマホを取り出す必要もなく、非常にスマートに支払いができます。
タッチ決済に対応しているか否かはチェックしておきたいポイントです。
注意点として、スマートウォッチの機能としてはタッチ決済に対応していても、カード会社が対応していない場合もあります。購入前に確認しておくことをおすすめします。
またSuicaのようにFeliCaに対応していなければ使えない決済方法もありますから、注意してください。
参考 スマートウォッチの Suica で支払う(日本のみ)Googleウォレット ヘルプ 参考 Watch(Google Pay)端末でSuicaを利用できますか。 | モバイルSuica よくあるご質問JR東日本Wear OS by Google対応スマートウォッチの選び方
Wear OS by Google対応スマートウォッチの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- 自分の用途に合った製品を選ぶ
- 好きなデザインで選ぶ
- メーカー・製品の特徴的な機能をチェックする
自分の用途に合った製品を選ぶ
Wear OS by Google搭載スマートウォッチはGoogleアプリとの相性が良いので、Google Playからアプリをダウンロードして利用できます。
様々な用途に活用しやすいスマートウォッチと言えます。
ただスマートウォッチの機種によって搭載されているセンサー等の機能が異なるため、アプリを十分に活用できない場合もあります。
用途に合った機能を備えた製品を選びましょう。
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好きなデザインで選ぶ
AppleWatchと比較すると、デザイン選択の幅が広いことはWear OS by Google搭載スマートウォッチを選ぶメリットとなります。
一見すると普通の時計と区別がつかないデザインのものから、近未来的なデザインのものまで、様々なデザインのスマートウォッチがあります。
自分の好みに合ったデザインの製品を探してみましょう。
メーカー・製品の特徴的な機能をチェックする
Wear OS by Google搭載スマートウォッチといっても、OSが共通しているだけで、それぞれのスマートウォッチには特徴的な機能が搭載されている場合もあります。
この記事でも紹介しているように、気圧や標高を測れる製品やゴルフの際に使うと便利な機能を備えている製品があります。
それぞれの製品の特徴を踏まえて、自分に合ったスマートウォッチを選んでください。
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Wear OS by Google対応スマートウォッチのおすすめ9選
グーグル(Google)Google Pixel Watch
対応OS | Android8.0以降 |
---|---|
ケース直径幅 | 41mm |
本体重量 | 36g(バンド除く) |
防水機能 | 5ATM |
Suica・タッチ決済対応 | 〇 |
Google Fit対応 | 〇 |
- コスパ良く購入できるGoogle Pixel Watchの初代モデル
- 丸みを帯びたドーム状のデザインが特徴的でデザイン性が高い
- スマホやイヤホンなどのGoogle Pixel製品との連携が可能
- バッテリーの持続時間が短いと指摘する声があります。
スカーゲン(SKAGEN)FALSTER ジェネレーション6 スマートウォッチ
対応OS | Android、iOS |
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ケース直径幅 | 41mm |
本体重量 | 100g |
防水機能 | 3気圧 |
Suica・タッチ決済対応 | 〇 |
Google Fit対応 | 〇 |
- 常時オンのディスプレイで時計としての使い勝手が良い
- デンマークの時計メーカーによるミニマルデザイン
- 2倍速充電が可能で、30分で80%の充電率
- 本体に厚みがある点や重量がある点を指摘する声があります。
フォッシル(Fossil)Stella ジェネレーション6 ハイブリッドスマートウォッチ
対応OS | Android、iOS |
---|---|
ケース直径幅 | 41mm |
本体重量 | ― |
防水機能 | 3気圧 |
Suica・タッチ決済対応 | ― |
Google Fit対応 | ― |
- 見やすい針で時刻を確認できるハイブリッドスマートウォッチ
- 周囲に150粒のチェコクリスタルを配置したエレガントなデザイン
- シリコンやステンレスのベルトがあり、色違いもあるので好みに合わせて選べる
- レディースウォッチとしては、やや大き目のサイズになります。
フォッシル(Fossil)Gen 6 Wellness Edition スマートウォッチ
対応OS | Android、iOS |
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ケース直径幅 | 44mm |
本体重量 | 140g |
防水機能 | 耐水圧30m |
Suica・タッチ決済対応 | 〇 |
Google Fit対応 | 〇 |
- ウェルネス関連の機能が充実したWear OS 3を搭載したスマートウォッチ
- 心拍ゾーン、睡眠の質、SpO2、VO2 MAXなどの指標の測定ができ健康維持に役立つ
- シリコンストラップ採用で、スイミング中や就寝時にも着用できる
- クイックガイドの説明が日本語ではなく分かりにくかったという声があります。
サムソン(SAMSUNG)Galaxy Watch6
対応OS | Android |
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ケース直径幅 | 40mm / 44mm |
本体重量 | 28.7g / 33.3g |
防水機能 | 5ATM / IP68 |
Suica・タッチ決済対応 | 〇 |
Google Fit対応 | 〇 |
- FeliCaを搭載し、SuicaやiD、QUICPayが利用できるスマートウォッチ
- ディスプレイが最大20%大きくなり、情報確認がしやすい
- ディスプレイにサファイアクリスタルガラスを採用していて傷が付きにくい
- 付属のバンドが大きくサイズが合わなかったという声があります。
ティックウォッチ(TicWatch)TicWatch Pro 5
対応OS | Android 8.0以降 |
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ケース直径幅 | 48mm |
本体重量 | 44.3g |
防水機能 | 5ATM |
Suica・タッチ決済対応 | 〇 |
Google Fit対応 | 〇 |
- Snapdragon W5+ Gen 1 Platformチップセットを搭載した高性能のスマートウォッチ
- 低消費電力のディスプレイを搭載し最大80時間バッテリーが持続
- 高性能のGPSやコンパスを搭載、気圧や高度の記録も可能でトレイルランにも便利
- アプリのリストを並び替えできないのが残念という声があります。
タグ・ホイヤー(TAG Heuer)TAG HEUER CONNECTED CALIBRE E4 GOLF EDITION

対応OS | Go editionを除くAndroid 8.0以降、またはiOS 15.0以降 |
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ケース直径幅 | 42mm |
本体重量 | ― |
防水機能 | 50m |
Suica・タッチ決済対応 | 〇 |
Google Fit対応 | 〇 |
- 高級腕時計・クロノグラフでも有名なタグホイヤーのスマートウォッチ
- 3Dマッピングやショット・スコアを記録する機能などを備えたゴルフアプリが使用可能
- 本体とバックルはブラックチタンで高級感のある仕上がり
- 高級感もあり機能的にも優れた製品ですが、その分高価です。
モンブラン(MONTBLANC)SUMMIT 3 スマートウォッチ
対応OS | Android、iOS |
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ケース直径幅 | 42mm |
本体重量 | ― |
防水機能 | 50m / 5ATM bar |
Suica・タッチ決済対応 | 〇 |
Google Fit対応 | 〇 |
- 簡単に交換できるディテールに凝った多彩なウォッチフェイス
- 手作業でブラシ加工と研磨を施した高級仕上げのチタニウムケース
- シーンによって使い分けられるカーフレザーとラバーの2つのストラップが付属
- iOSにも対応していますが、一部使用できないアプリがあるとの声があります。
グーグル(Google)Google Pixel Watch 2
対応OS | Android 9.0 以降 |
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ケース直径幅 | 41mm |
本体重量 | 31g(バンド除く) |
防水機能 | 水深 50mまでの耐水性能 |
Suica・タッチ決済対応 | 〇 |
Google Fit対応 | 〇 |
- 更に機能性が向上したGoogle Pixel Watchの最新モデル
- センサーが追加され高度な心拍数測定、皮膚温測定、ストレス マネジメントが可能に
- 1回の充電でディスプレイ常時表示が24時間可能
- ベルト交換時に傷が付きやすいという声があります。
スマートウォッチ 大画面 防水 多種類運動モード スポーツウォッチ メッセージ通知 iPhone/Android対応 (M4)
Wear OS by Google対応スマートウォッチの重要ポイントまとめ
Wear OS by Google対応スマートウォッチの重要なポイントは以下の3つです。
- 汎用OSであるWear OS by Googleを搭載したスマートウォッチはバリエーションが豊富
- GoogleのアプリやAndroidスマホとの相性が良く、Androidスマホユーザーに特におすすめ
- OSは同じでも具体的に使える機能は製品によって異なるので、よく調べてから購入する
この記事を書いたライターからのコメント
Wear OS by Googleを搭載したスマートウォッチについて解説しました。
スマートウォッチもかなり普及してきていますが、AppleWatchは基本的にiPhoneユーザーを対象にしているため、AndroidスマホのユーザーはAppleWatch以外のスマートウォッチを探す必要があります。
Wear OS by Googleを搭載したスマートウォッチは、Google製のOSという安心感もあり、これからスマートウォッチを初めて試すという人にもおすすめです。
デザイン面でも機能面でも様々な特徴を備えた製品が販売されているので、自分に合った製品を探してください。

ライター:基村 輝
熊本県出身、東京都在住のライターです。ぐーちょで執筆をさせていただく以前から、家電や電動工具などの記事を中心に書いてきました。
商品の特徴を分かりやすくお伝えするのはもちろん「読んでよかった。ためになった」と思っていただける記事を書きたいと思っています。
ドラえもん、ガンダム、仮面ライダーを愛する男です。



